天智覚命の新規カードで『レザエルデッキ』と『ヴァルガデッキ』を最終強化しよう!
はじめに
皆さまこんにちは、宮浦⑨と申します。
私のコラムでは主にこれからヴァンガードをはじめてみたい、あるいは始めたばかりでまだわからないことが多い。
そんな方がもっと楽しく、もっと強くなれるような内容をお伝えしていきたいと思っています。
今回のテーマは「新カードでデッキを強化しよう 第二弾」です。
以前、「無幻双刻のカードでレザエル、ヴァルガのデッキを強化しよう」という内容のコラムを掲載させていただいたわけですが、去る10月11日に発売された「天智覚命」ではこの2つのユニットによる最終決戦が主題の一つとなり、どちらのデッキも大幅な強化を手に入れました。
出典:YouTube「ブシロード公式チャンネル」より
「ブシロードTCG戦略発表会2024 秋」から引用
というわけで、今回はDZシリーズの始まりから続いていた「DZシリーズだけで作れる《レザエル》《ヴァルガ》デッキ紹介」の最終章をお送りしたいと思います。
同じく「天智覚命」で登場した《無双の魔刃竜 ヴァルガ・ドラグレス '羅刹'》もまた、基本的な能力は《無双の運命者 ヴァルガ・ドラグレス》から大きく変わらず、退却とVスタンドを兼ね備えた攻撃的かつシンプルなものですが、《羅刹》は遂にお互いの後列までも退却させるようになり、その性能は大きく底上げされていると言ってよいでしょう。
再スタンドのディヴァインスキルも健在どころか、「相手のダメージ枚数」という発動条件も撤廃されて、使いやすさが各段に向上。
より自分本位に立ち回ることが可能となりました。
体感的に《ヴァルガ》は《レザエル》よりも強化の幅が大きく感じるかもしれませんが、その代わりにこのカードには『邪竜解放』という固有の制限があり。それを満たさなければ全ての能力が使用不可となってしまう形で調整されているようです。
『邪竜解放』の条件は「別名の《ヴァルガ》もしくは『邪竜解放』状態のユニットからライドする」というもの。
新デッキ紹介 レザエル編
ライドデッキ
メインデッキ
デッキ解説
《レザエル・ヴィータ》と共に「天智覚命」で登場したG3のユニット。
登場時、SB1することで山札の上1枚を確認し山札の上か下に選んで置く。下に置くことを選んだ場合、自身のパワーを+5000する能力を持つ。単純にトリガーの確率操作を行えるだけでも《レザエル》デッキでは有用。
更にこのカードには「ソウルに置かれた《ニルベリス》を登場時能力のSB1のコストとしてドロップに送る」というもう一つの役割もあり、この2枚で次々と山札の上を調整していくプレイングが可能となりました。
他にもこのカードのアタック時、自身のダメージゾーンが4枚以上であるならば、パワー+5000し、このターンに「運命者」を含むヴァンガードの能力によって登場していて、リアガードのアタックでドライブチェックしていないなら、CB1でリアガードにいながらパワー+5000ではなく、+10000とシングルドライブを獲得するという能力も持っています。
『ドライブチェックの獲得』は『手札の増強』と『疑似的なパワー上昇』を兼ね備えた強力なスキルで、このカードの場合は手札コストなどもないため、純粋なアドバンテージとなります。
特に《レザエル》のディヴァインスキルでクリティカルトリガーを山札に戻していれば、その圧力はさらに強まります。
《ニルべリウス》の登場からトリガー率を高める方向に発展していた《レザエル》デッキでしたが《ガブエリウス》はより攻撃的な形でその方針を伸ばす一枚と言えるでしょう。
デッキの新しい戦い方
先述したように《レザエル・ヴィータ》自体はほとんど《運命者 レザエル》と同じように使えるカードデザインとなっていますが、その本領を発揮するにはソウルに入れるための《レザエル》を引き込むことを意識する必要があります。
そして、終盤は新カードの《ガブエリウス》のドライブチェックを主軸に「手札の補強」と「パワーの増強」を同時に行って攻めていく。
そんなデッキに仕上がっています。
ただ《ガブエリウス》は強力な反面、CBとSB両方を使用するのでコスト管理の難易度は上がってしまっています。
コスト回復カードをうまく使って戦っていきましょう。
新デッキ紹介 ヴァルガ編
ライドデッキ
メインデッキ
デッキ解説
『邪竜解放』を条件とした能力を持ち、《羅刹》のサポートに特化したG1のユニット。
《ヴァルガ》の能力で退却した時にノーコストで後列に復帰できる、という非常に場持ちの良い能力を持っています。
この復帰能力は『邪竜解放』に関係なく使えるため、《運命者 ヴァルガ》で戦う3ターン目にもロスの無い前列アタッカーとして運用可能となっています。
こちらはGデッキを持たないデッキでのみ能力が使用できる汎用のG1ユニット。
二つの能力を持っており、このデッキで特に重要となるのが『山札の上7枚を見て、ヴァンガードと別名のG3以上のカードを1枚手札に加える』という能力。
コストとしてこのカード自身を捨てる必要があるため、直接アドバンテージを得ることはできませんが、山札から《羅刹》を自力で引き込まないと真価を発揮できないこのデッキにおいて、その確率を高められるのは特に強力です。
また、《羅刹》以外にも《オブドラスグレイブ・ドラゴン》や《ツインパルシヴ・ドラゴン》といったリアガード用のG3を引き込むという意味でも、プレイングの安定感を高めてくれます。
もう一つの能力はシンプルに『ガーディアンとしてコールされた時、相手のドロップが4枚以上なら10000シールドに。さらに相手のGゾーンにカードがあるならコストを払えば20000シールドになる』という防御能力。
この能力のおかげで《羅刹》へのライド後も持て余すことなく利用できる点も好評価です。
デッキの新しい戦い方
新たな《ヴァルガ》デッキも基本的にはまずは《羅刹》を引き込み、『邪竜解放』を目標とするデッキとなりました。
また、『相手後列の退却』と『場に残るリアガード』の両方を獲得したことで今までの『勢いよく攻める』戦略だけでなく『相手の手札がなくなるまでジワジワ攻める』という戦略も可能となりました。
さいごに
「天智覚命」のカードを使った《レザエル》と《ヴァルガ》の強化デッキレシピの紹介は以上となります。
ヴァンガードではアニメのクライマックス頃になると、今回のようにヴァンガード自体が進化したカードが出てくるのもある種の定番だったりします。
そして、既にDivinezシリーズの第3シーズン「デラックス編」の情報も解禁されました。
運命者や宿命者がどんな強化を手に入れるのか、あるいは新たなデッキが現れるのか、今から楽しみですね。
それでは最後までご清覧ありがとうございました。