無幻双刻の新規カードで『レザエルデッキ』と『ヴァルガデッキ』を強化しよう!
はじめに
皆さまこんにちは、宮浦⑨と申します。
私のコラムでは主にこれからヴァンガードをはじめてみたい、あるいは始めたばかりでまだわからないことが多い。
そんな方がもっと楽しく、もっと強くなれるような内容をお伝えしていきたいと思っています。
今回のテーマは「新カードでデッキを強化しよう」です。
数あるアナログゲームの中でTCGが持つ最大の特徴は「デッキが変化、強化されていく」ことにあります。
新カードの情報が発表されるたびに「このカードは自分のデッキで使えるかな?」と考えて発売をワクワクするのもカードゲームの醍醐味の一つとも言えるでしょう。
というわけで、今回は4月5日に発売された「無幻双刻」のカードを使って、以前私が紹介した「《レザエル》」と「《ヴァルガ》」の2デッキを強化したレシピを紹介しようと思います。
新デッキ紹介 レザエル編
ライドデッキ
メインデッキ
デッキ解説
G3のヴァンガードの能力で登場した時、パワー+10000する能力とアタック終了時、EB3と自身をソウルに入れることで「1枚ドローし、その後山札の1番上を見て、上か下に置く」という二つの能力を持っています。
全ての能力が《レザエル》と噛みあっている非常に強力な新カードです。
特にアタック終了時の能力は
「《レザエル》の攻撃前に使用すれば、ドライブチェックのトリガーを」
「《レザエル》の攻撃後、ターンの最後に使用すれば、ダメージチェックのトリガーを」
操作し、確率を高めることができます。
《レザエル》はディヴァインスキルの「奇跡」を軸に、攻守でトリガーを引き当てる確率を上げる方向に強化されていくようですね。
このターンに【ディヴァインスキル】を持つあなたのヴァンガードの能力で登場しているなら、「パワー+5000」と「ブーストしたバトル終了時、自身を退却させることでCC1」という二つの能力が解放されるG1のユニット。
《エーリアルセージ》のように手札を捨てなくてもCCができるようになり、《ノーヴィア》や《フォルセプス》の能力などを積極的に使えるようになります。
さらに《がるがおん》と同じく「G1でありながら前列でパワー13000になれる」というのもこのカードの強みで、ダメージが3点や4点の時も《レザエル》の能力で前列に2体のユニットをコールする5回攻撃を狙いやすくできます。
デッキの新しい戦い方
《ニルベリス》の登場で今までは運頼みだったディヴァインスキルの『奇跡』を事前に把握したり、意図的に狙ったりできるようになり、デッキ全体の防御力が大幅に向上しました。
EBはできるだけ《ニルベリス》の能力に使うように意識し、トリガー率を高めるプレイングが重要になってきます。
とはいっても、基本的な扱い方は《レザエル》の復活能力を主軸にした連続攻撃、という点に変わりはないので、EBコストとデッキトップの操作だけ新たに意識するだけで今までと同じように扱えるはずです。
相性の良いPRカード
5月度ショップ大会景品のスペシャルファイトパックD2024 vol.3に収録されるノーマルオーダーカード。
CB1で山札から2枚引き、その後手札から2枚のユニットのコールを強制される能力なのですが、盤面に余裕がある序盤ではデメリットにならず、実質1枚の消費で2枚のアドバンテージを得られるカードとなります。
全国家を見ても、単体でカードの消費と供給が黒字になるオーダーカードはデッキに一枚しか入れられない『レガリスピース』と呼ばれる特別なオーダーくらいしかありません。
その一点だけでもこのカードの強力さが伝わるのではないでしょうか。
新デッキ紹介 ヴァルガ編
ライドデッキ
メインデッキ
デッキ解説
登場時、ヴァンガードが《ヴァルガ》ならそのターン中相手のインターセプトを封じる能力を持ち、このカードの登場で《ヴァルガ》デッキはその攻撃性能が大きく飛躍しました。
インターセプトを封じるので、ノーコストで1万のシールド値を失わせることが可能となったのです。
《ヴァルガ》の能力と組み合わせた時はさらに凶悪度が増すことでしょう。
もう一つの能力として、同じ縦列のリアガードが退却した時、自身を退却させて1ドローという手札の補充能力もあり、攻守に隙がありません。
《シュウラ》を組み合わせると、1枚の《ロクセイ》を毎ターン使いまわしてインターセプトを完全に封じることも可能でしょう。
ヴァンガードに「スタンドした時、前列全てのユニットにパワー+10000」という破格のパワー上昇能力を与えるノーマルオーダーカード。
《ヴァルガ》はスタンド能力を使用するにあたって、お互いの前列を全て退却させてしまいますが、《オブドラスグレイブ》や《シュウラ》の能力で前列のリアガードを残していくこと自体は可能です。
ノーマルオーダーは盤面に残らず、シールド値もないためデッキ全体の防御力は下がってしまいますが、それを補って余りある攻撃性能を手に入れましたので《ロクセイ》と合わせてより、ガンガン攻めていくデッキに進化したと言えるでしょう。
デッキの新しい戦い方
やはり最大の変更点は《竜魂共鳴》によって前列のパワーラインが2段階変わるようになったことです。
とくに《オブドラスグレイブ》との相性は凄まじく、スタンド後のヴァルガと共に先攻3ターン目からパワー33000に到達するこの攻撃は序盤の点数を抑えたい相手を悩ませられる事でしょう。
ただ、《オブドラスグレイブ》も《竜魂共鳴》も共にシールド値のないG3なので、長期戦を戦うのは苦手という元からあった欠点もさらに明確になってしまっています。
ですので、このデッキを使う時は試合開始第1ターンから「4ターン目にディヴァインスキルを確実に使うためにはどうすればいいか」を考えながらファイトしていく計画性を求められるデッキとなりました。
相性の良いPRカード
《拓かれし世界の始まりの叡智》と同じく5月度のファイトパックに収録される新規のユニットカードです。
こちらはまだ配布されていないカードですので、リンクのない画像のみになってしまいますがご了承ください。
その能力は二つあり、一つ目は「あなたのターンにこのユニットが能力で退却した時、EB3することで1枚引く」というもの。
《ヴァルガ》の能力で退却した際にドローすることが出来るので、味方退却のデメリットを打ち消すことが出来ます。
そしてもう一つは、「相手のヴァンガードがG3以上ならSB1することでパワー+10000し、そのターン終了時にこのユニットを退却させる。」というもの。
この能力単体ではコストパフォーマンスのよくないパワー上昇能力なのですが、先ほど紹介したドロー能力と実質セットとなっており
『高いパワーで攻撃しつつ、手札を補充して相手のターンを迎える』という動きが可能なカードです。
このデッキでの役割はほぼほぼ《ボルダーアクス》と同じなのですが、こちらはコストがある代わりにパワーが高い、という差別点があるので使い分けしていきたいところですね。
さいごに
無幻双刻のカードを使った《レザエル》と《ヴァルガ》の強化デッキレシピの紹介は以上となります。
一、二種類の新規カードでデッキの動きがガラリと変わるのがカードゲームの不思議、面白さでもあります。
5月には『フェスティバルブースター』、6月には『次元超躍』と更なる新カードが待ち構えておりますので、公式サイトの「今日のカード」やYouTubeの「週刊ヴァンガ情報局」で発表される新カードも是非チェックして最新、最強のデッキを目指してみてくださいね。
それでは最後までご清覧ありがとうございました。