はじめに
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は2023/4/19(水)第327回VDuelCS【オリジナル】の環境解説記事です。
本大会は【オリジナル構築戦】という以下のルールで戦うレギュレーションでのイベントとなります。
*40枚デッキだけで遊びます。
*外部ゾーン(超次元ゾーン、超GRゾーン)は使いません。
*ゲーム開始時から存在するカード(ドキンダム、ドルマゲドン、零龍)は使いません。
※殿堂カード(殿堂、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂超次元コンビ)の制約は受けます。
今週の注目デッキ
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
『その力は本物!? 新たなボルシャックの力をしかと見よ!』
【火単暴竜爵】
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★★☆☆
構築自由度:★★★☆☆
【50コスト踏み倒しも夢じゃない!? 新たな力「メクレイド」!!】
先日発売されたアビス・レボリューション 第1弾 「双竜戦記」を経て、様々なデッキの研究が進む中
新デッキよりも「既存のデッキに何が入るか」が注目されていました。
がしかし、前情報を上回る強さを魅せたのが「メクレイド」
中でも「アーマードメクレイド」がその頭角を現しました。
まずはメクレイドの能力から解説していきます。
〇〇・メクレイドX:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コストX以下の〇〇を1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
支払わず「使っても」よいということで、デュエマのルール上「使う」はクリーチャーを召喚するに該当します。
(デュエルマスターズ総合ゲームルール Ver.1.36 701.5. 使う より)
つまり《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》や《異端流し オニカマス》など「召喚以外の方法」でと記載されているクリーチャーの効果をすり抜けます。
特に《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》は、最近では【火単我我我】【ラッカライオネル鬼羅.Star】などに採用されていることから
それらのデッキと対面したときにその強さを存分に味わうことができるでしょう。
まずはサンプルリストをご覧ください。
↓サンプルリストはこちら↓
火単暴竜爵
《覇炎竜 ボルシャック・ライダー》
【実はセイバー付与持ち! ブロックされなければ最低2体は仲間を呼ぶことができる新たな切札!】
種類:クリーチャー
文明:火
コスト:7
種族:アーマード・ドラゴン
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■自分のファイアー・バードすべてに「セイバー:ドラゴン」を与える。(自分のドラゴンが破壊される時、「セイバー:ドラゴン」を持つクリーチャーを1体、かわりに破壊してもよい)
このクリーチャーの各ブレイクの前に、アーマード・メクレイド5する。(アーマード・メクレイド5:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト5以下のアーマードを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
《ボルシャック・アークゼオス》
【名前・イラスト・能力すべてがカッコいい新たなボルシャック!!】
種類:クリーチャー
文明:火
コスト:5
種族:アーマード・ドラゴン
■パワード・ブレイカー
■自分のファイアー・バード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+3000する。
■このクリーチャーが出た時、アーマード・メクレイド5する。(アーマード・メクレイド5:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト5以下のアーマードを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)
■各ターンに一度、自分のファイアー・バードが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
《ボルシャック・バラフィオル》
【ボルシャックを冠するACEがとうとう本領発揮! まさにACE!】
種類:タマシード/クリーチャー
文明:火
コスト:4
種族:アーマード・ドラゴン/ACE
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■自分の火のクリーチャーまたは火のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。
■自分の、名前に《ボルシャック》とあるクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードがコスト6以下の火のクリーチャーまたはコスト6以下の火のタマシードなら出す。それ以外なら墓地に置く。
《クック・轟・ブルッチ》
【アーマード専用スクランブルチェンジ! 自軍のドラゴンすべてにSA付与!】
種類:クリーチャー
文明:火
コスト:4
種族:アーマード・ファイアー・バード
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■このクリーチャーが出た時、このターン次に使うアーマードのコストを6少なくする。ただしコストは0以下にはならない。
■自分のドラゴンすべてに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
本デッキの更なる強みは【水闇サガ】対策として重宝されている《コッコ・武・ルピア》のスムーズな採用。
種族が【アーマード・ファイアー・バード】のため【アーマード・メクレイド】の対象となり
今まで対策カードを引けばなんとかなったのに・・・! といったことをその「メクレイド」により解決。
さらにそのまま圧倒的火力で制圧することができるというのが本デッキの環境に対する「答え」となっています。
3ターン目に気づけば20打点なんてものもあるのでこと爆発力では【火単我我我】にも勝るとも劣りません。
さらにはG・ストライクやトリガーエレメント除去まで採用されており
【水魔導具】だけでなく【火単我我我】にも戦えるようになっています。
そんな新たな力を得たボルシャック。いや暴竜爵。
その力は本物。是非皆様も味わってみてください!
それでは大会結果・母数・勝率詳細を見ていきます。
早速見ていきましょう!
大会結果・母数詳細・勝率詳細
【大会結果】
~第327回VDuelCS オリジナル構築戦~
『エンジェルナンバー「10」』
57名で開催されたVDuelCS。
タイトルの『エンジェルナンバー「10」』とは?
終末を表すカードが大活躍!? 果たしてそのカードとは!
↓大会の様子はこちらから↓

最大母数は【アナカラーオービーメイカー】【火単我我我】となりました。
【アナカラージウォッチ】が増加傾向にあるためその2つに有効なデッキタイプである本デッキが再び最大母数に。
続いての母数が【水闇サガ】となりました。
母数が多いことはもちろんですが、《蒼神龍ヴェール・バビロニア》の採用率が上昇。
墓地メタに耐性を持ちつつあり、その柔軟性から母数を増やしています。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:アナカラーオービーメイカー/しごろ賽

準優勝:水闇サガ/シリンダ

3位:水魔導具/シロ箱

4位:アナカラージウォッチ/レモンシュガー

それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】

~特筆点~
【アナカラーオービーメイカー】が再び母数を増加させています。
【アナカラーオービーメイカー】が増加した要因として
→【水魔導具】の増加により《ゲンムエンペラー》の通りがよくなり
【アナカラージウォッチ】【水闇サガ】に対して一定の勝率が見込まれる上に
直近では《絶望と反魂と滅殺の決断》の採用で、安定感を増していることが考えられます。
続いては今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。
【勝率一覧】


~特筆点~
・【4c邪王門】の勝率が「減少傾向に」
~理由~
【アナカラーオービーメイカー】の母数が増加傾向にあり
さらには【水単タマシード】の増加により、ケアできない対面が増加していることで勝率を下げています。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いてはGPが終了した今後、新弾後の【オリジナル】環境について考察していきます。
今後のVDuelCS~オリジナル~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のオリジナル環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということで競技イベントによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
今後増加傾向になりそうなデッキタイプをご紹介したいと思います。
5cザーディクリカ 編
~環境増加の理由~
【水闇サガ】に対して有効な《とこしえの超人》+《お清めシャラップ》のセット。
さらには【アナカラージウォッチ】【水単タマシード】の増加により
全ハンデスの通りが良い環境となり、それを押し付けることができるのが【5cザーディクリカ】。
なんといってもその受けの量。Gストライク+Sトリガーは合計21枚!
【火単我我我】に対してもその受け札の量から考慮されていることがよくわかります。
コントロールデッキが多くなるにつれて、その強さとともに母数が増加傾向にありそうです。
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
現在【火単我我我】【水魔導具】【アナカラー】とまさに3つ巴の環境下ですが
オリジナル構築戦には様々な可能性が秘められています。
現時点では新弾環境として大きく環境が変化するとまではいきませんが
貴方のデッキがその環境を変えるかも・・・?
もしよければ感想を #VDCS のハッシュタグでツイートしていただければ幸いです。
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!