はじめに
前回のコラムを読んでくれた方はこんにちは! はじめましての人はようこそ!
九龍拓実です!
最近僕の周りでも、アニメやコロコロのメディア展開や、『ぶいすぽっ!』コラボ等で、ヴァンガードに興味を持ってくれる方が増えて来ました!
現役プレイヤーのみなさんの周りでも、そんな方がいるのではないでしょうか?
しかし、「初心者の人にどうやって勧めたらいいんだろ?」とか「ルール説明上手く出来るかな?」とか「始めてくれたとしても、長く続けてくれるかな?」そんな悩みを持つ人もいるのではないでしょうか?
今回はそんな皆様に送る
『初心者さんの先導者になるためには
』
どうすればいいか、自分の体験をもとに段階ごとの解説をまとめてみました。
ぜひ最後まで読んでみてください!
ヴァンガードってどう教える?
STEP1 『ヴァンガード』について説明しよう
「コロコロでヴァンガードの連載読んだんだけど……」
「ぶいすぽとコラボするってサイトで見た」
などなど、周りの人がさまざまなきっかけで『ヴァンガード』というコンテンツに触れて、現役プレイヤーであるあなたに「ヴァンガードってどんなカードゲームなの?」と質問されるでしょう。
ここで、みなさんは『興味を持ってもらうために』
どう答えるでしょうか?
ついついやってしまいがちなのが、魅力を全て語りつくしてしまい、相手の興味を満たしてしまう
ことがあります。
人とは不思議なもので、その興味が満たされてしまうと、そこから先の段階まで進んでくれません。
つまり遊んでくれるレベルまで行かず、そのまま話しただけになります。
Mission failed…
(巻き戻して)
なので、
必要最低限
の言葉で
「ちょっとやってみようかな」
と思ってもらい、実際のカードを触ってみる、そこからデッキを持つところまで、というのが理想です。
そのために、まずは
簡潔にヴァンガードの魅力を纏めてみましょう。
①かわいい女の子やカッコいいドラゴンやロボがいっぱい
(デザイン性)
②バンドリや刀剣乱舞など様々な作品とのコラボ
(始めやすい間口の広さ)
③初心者でも楽しめる逆転要素ありのトリガーチェック
(親しみやすいゲーム性)
④プレイヤー本人が主役(ヴァンガード)となって戦う
(ゲームの世界観)
自分が思いついた魅力はこの4点になります。
これらを相手に合わせて組み合わせるだけで、かなり魅力的な誘い文句になりそうですね!
興味を持ってもらった所で「今度カード持って来るよ!」
とか「実際にカード触ってみる?」
と最後に付け加えると効果的です。
僕もこの方法で、何人か勧誘に成功しました!
また、ヴァンガードはメディアミックスをたくさんしているので、その人の好みがわかっていれば、そちらを先に勧めるのも良いかもしれません。
STEP2 実際に遊んでもらおう
興味を持ってくれた人には、出来るだけ間を取らずに実際にカードに触れて、ファイトまで体験してもらいましょう。
「でも右も左もわからない人に、デッキ作ってもらうってハードル高くない?」
「広めたいけど、デッキ組むのにそれなりにお金がかかるしなぁ」
「デッキのギミックとか分からないだろうし、教える事が多そう」
これらはよく聞かれる『教える側』の悩みです。
ヴァンガードだけではなく、TCGはどうしても基本ルールもさることながら、カードの効果も合わせて把握していることが求められます。
とはいえ、一気に全ての内容を教えてしまったら、教わる側としても情報量が多すぎてパニックになるかもしれません……
どこかに『ギミックとかメチャクチャ簡単で』『大体同じくらいのデッキパワーで』『ティーチングに向いている』デッキなんて、そんな都合のいいもの……
あ り ま す
現在好評発売中の『クイックスタートデッキ
』が、教える人達の悩みも全て解決してくれます!
値段もメーカー希望小売価格 700円(税込)
と、すごく手軽に購入ができるので、教わる側が買っても良し!
教える側があらかじめ自分と相手用に2つ買っておくのも良し!
ちなみに僕は各国家1つずつ買っておいて、相手が好きなデッキを使えるように用意しています!
では、「なぜこの商品がティーチングに向いているか」
をまとめてみましょう。
① デッキ内のほとんどがバニラ(効果なし)カードで構成されている
デッキ内のカードたちが守護者
とメインのグレード3
以外は効果を持たないバニラカード
になっています。
なので複雑なギミックなどがなく、シンプルに回せるようになっています。
つまりカードの効果を気にせず、基本ルールを覚える事に集中できるんですね。
更に各ヴァンガード達にはカウンターブラスト
とエネルギーブラスト
の、2種類のコストを要する効果を持っているので、コストの使い方も学べる入門用としてはかなり良いものとなっています。
② ファイトの流れがある程度明確化されている
本来カードゲームというのは、シャッフルを行う事でランダム性を生み出し、同じデッキ同士でも、対戦するたびに展開や内容が変わることが面白いとされています。
しかし、ティーチングをする時に限り、マイナスに働いてしまう事もあります。
「ドライブ・ダメージチェックでトリガーカードが出ずに、トリガーチェックの楽しさがイマイチ伝えれなかった」
「完全ガードについて説明したいのに、引き込めずにそのまま対戦が終わってしまった」
等、ランダムが故に上手くティーチングができなかったと言った問題が度々起こりえます。
しかし、この『クイックスタートデッキ』に入っているメインデッキの内、18枚には1~18の番号が振られています
。
上から順番になるようにデッキを調整すると、ファイト序盤の流れをある程度、固定する事が出来ます
。
なので、トリガーや完全ガードも非常に高い確率で使用する事ができ、学ぶことができるでしょう。
残りのカードも18枚を積んだ下にシャッフルして置いておけば、チュートリアルが終わったあとも、そのまま最後までファイトを楽しんでもらうことも可能です。
一度ティーチングを終えた後は、今度は全てシャッフルをして、最初からやってみるのも良いでしょう。
☆POINT☆
ティーチングやその後のファイト中、もし相手が間違ってしまった場合(ヴァンガードがグレード2の時にグレード3のリアガード出しちゃう等)
その都度、手を止めて、説明することをオススメします。
一つの流れが終わった後、一気に複数の説明をしてしまうと、教わる側は情報が処理しきれなくなります。
また同じミスをしてしまったとしても、怒ってしまわず、もう一度丁寧に説明しましょう
。
どんな事にも通じますが、教えている時に怒ってしまった時点で、その人が続けてくれる可能性は無くなると思いましょう。
STEP3 カードを入れ替えて更に遊んでみよう
ここまでたどり着いたら、もう後少しです。
カードゲームの楽しみである『構築』の部分にも触れていきましょう。
と言っても、いきなりガチガチの構築にしてしまうと
「ヴァンガードのことをよく知ってる人が組んでくれたデッキだし、これ以上弄るのは良くないよね」
とデッキの構築について考えることをやめてしまい、結果として楽しみを一つ奪ってしまうことにもなりかねません。
ではどこから変えるのがいいでしょうか?
「クイックスタートデッキ」は上述した通り、多くのカードがバニラとなっておりますが
2/9発売予定の「運命大戦」には、入れ替えに向いているカードが収録されています。
それぞれが効果付きなので、まずはそちらの部分から手を入れてあげるのもいいでしょう。
しかし、それよりも手軽に交換出来て、更にヴァンガードを体験出来るカードがあります。
《決意の精霊王 オルバリア》
Dスタン初期のスタートデッキやトライアルデッキに収録されていた初代オーバートリガー。
同じ効果で別名称のカードも存在する。
《決意の精霊王 オルバリア》
最初のオーバートリガーです。
もちろん、各国家に用意されている専用オーバートリガーでも良いですが
《決意の精霊王 オルバリア》は入手方法が豊富で、手軽に手に入りやすいことに加えて、効果がシンプルで扱いやすいという2つの理由から、最初に入れ替えるカードの候補にするのが良いでしょう。
『クイックスタートデッキ』にはオーバートリガーが収録されていませんが、2024年2月現在開催中のあそびかた教室の参加賞にもなっていることから、こちらへの参加を勧めてあげてもいいですね!
☆POINT☆
ティーチングが終わったあと、なにかを質問された時、しばらくは「その人に合わせた」
回答を意識しましょう。
ティーチングが終わっても、あなたがその人にとって頼れる『先導者』であることは変わりありません
。
質問をしてくれるということは、ヴァンガードを続けてくれる気が少なからずあるはずです。
だからこそ、
わからない事を聞きにきてくれることに対して、その人にあった内容でしっかり回答してあげて、1人立ち出来るまで導いてあげましょう。
まとめ
以上が『初心者ティーチングの心得』をまとめとなります!
この記事を読んで『先導者』が1人でも増えてくれると嬉しいです。
また、遊び方の説明で困ったりしたときは、公式YouTubeチャンネルの『カードファイト!! ヴァンガード あそびかた動画 ?クイックスタートデッキ編?』を利用すると良いかも知れません!
せっかく縁があって始めたヴァンガード。
いろんな人に広めることで更に遊べる機会や新たな気づき等、教えている側にもメリットがあるかもしれません!
頑張って教えていたら、トリオメンバーや大会の練習相手になってくれるかもしれないですしね!
では今回はここまで!
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また次回の更新をお楽しみください!