大切なものを失った2人の男の話
■はじめに
こんにちは、もしくは初めまして。カニ丸です。
猛暑が続いたと思いきや、夜には秋風が吹く今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
7月28日のアップデートにより、「遊戯王 マスターデュエル」にも《オルフェゴール》のソロ(シナリオ)モードが追加されましたね!(シナリオ名「星に眠る力の秘密」)
皆さんはもうプレイされましたでしょうか?
約一か月あまり期間があきまして、そろそろネタバレということもないでしょうということで、
今回は先延ばしにしていた《星遺物》シナリオの続きを簡単に分かりやすく解説していきたいと思います。
■これまでの物語
ざっくりと今回のメインテーマである《ニンギルス》と、今まで語られていた《アウラム》の視点に繋がる内容をピックアップしました。
「だんだんわからなくなってきた~」という方はぜひご覧ください。
世界各地に存在している謎の建造物。
その中にはかつて世界を破滅へ導いた「大いなる闇」の権能の一部が秘められている。
世界を統治し、多くの生き物の脅威とされていた存在。
本当は世界の破滅を防ぐために世界のあらゆる生き物を管理していた。
《ニンギルス》たちが戦っていた存在だが、《夢幻崩界イヴリース》によって破壊される。
正体はかつて栄えた文明で「鍵」の研究をしていた研究者の魂。
かつての世界を壊滅寸前まで追い詰めたが、当時の《パラディオン》によって阻止された。
そのため、肉体を捨て、魂となって新たな機会をずっとうかがっていた。
《イヴ》の犠牲は2人と一匹の仲間に大きな心の傷を与えたが、激しい戦いの終わりでもあった。
こうして、《星遺物》から始まった旅路は終わりを迎えたかに見えたが、この結末を経て、ある男の大きな願いが動き出す。
かつて栄えた高度な文明の世界で、「星の勇者」伝説に登場した「鍵」の存在が発見された。
その解析・研究をしたチームが《パラディオン》。
《リース》が起こした大きな事件をうけて、いつか未来で起こりうる世界の滅亡を阻止するために《機界騎士》を遺していた。
また、「遊☆戯☆王 VRAINS」の放送に先駆けて発売されたので、アニメに先行してその登場カードが収録される形となりました。
「サイバース族」という新しい種族にも多くの注目が集まりましたね。
《星遺物》シナリオでも主人公的存在である《星杯剣士アウラム》もまたこの「サイバース族」となっています。
先述の通り、その正体こそがかつての世界を壊滅においやった研究者《リース》であり、特殊な力を持つ《イヴ》と、彼女が持っていた祭器の杖を狙っていました。
力を得て強化された《機界騎士アヴラム》でさえ苦戦する相手を引き受け、なんとか《イヴ》を救って欲しいと送り出します。
残念ながら、この後悲劇の結末が待っていますが、その結末を迎えても尚生き残っているのがこの《ニンギルス》のすごいところです。
「遊戯王 マスターデュエル」に登場した新情報
遊戯王OCGではこの《アウラム》と《イムドゥーク》がどうして旅をしているのか、どういった順番で様々なものと出会ったのかについて明確な記述や参考にできる資料はなかったのですが
「遊戯王マスターデュエル」によって知ることができなかった彼らの旅路と《アウラム》の苦悩についての詳細を確認することができます。
今まで明かされていた情報から、《ニンギルス》が何か良くないことを引き起こそうということを察知し《パラディオン》が早々に結成されたような認識が多かったかと思います。
しかしながら、下記のような事実が明言されました。
休眠状態にあった【機怪蟲】を発見した《アウラム》は、継承された《機界騎士》の力を使い、その【機怪蟲】に残されていた情報を探りました。
「どうやらこの世界にはまだ他にも生き残った部族が存在している」
という事実を知り、《ニンギルス》の情報を求めて彼らの元を訪れることとなります。
多くの部族と交流し、彼らの持つ文献や伝承を照らし合わせ、《アウラム》はひとつの仮説に行きつきます。
世界の秘密・・・それはおそらくかつて《リース》が追い求めていたもの。
「星の勇者」の伝説に登場する「大いなる闇」が本当に存在するということであり、その強大な力は、以前《リース》から貸し与えられた《星杯》の力をはるかに凌駕しているという事実でした。
星に眠る大きな力の存在を知った《アウラム》は、この力を野放しにはできないということを悟ります。
それは彼に継承された「鍵」の資格者としての予知だったのでしょう。
そして、自分達が探していた《ニンギルス》へのひとつの予感だったのかもしれません・・・
■おわりに
《ニンギルス》の数奇な運命と《オルフェゴール》について語るには、まずその前提の話と《パラディオン》の話を抜きには語れません。
ということもあって、今回はそこに至る道筋をご紹介しました。
筆者・カニ丸個人としても《オルフェゴール》は思い入れの強いテーマですので、じっくりと記事にしたいなと考えてこのような掲載となっています。
ご了承ください。
次回、もしくは次々回あたりに後編の掲載を考えておりますので、どうぞデッキでも組みながらお待ち頂けますと幸いです。
《御巫》はまだまだ新規が出そうな予感もありますし、非常に楽しいパックでした。
もしそうなったら、また記事にしていきたいと思っていますので、その時はもしよかったらご覧ください。
以上、カニ丸でした。