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2022/06/06(月) 21:00
鍋野カニ丸
遊戯王大好きデュエリスト。キャラクターを意識したデッキ構築が好き。 アニメや漫画をこよなく愛するので、「デッキ構築の参考になるような記事は書けませんけど大丈夫ですか?」とちゃんと確認取ってここにいます。 口癖は「まだウチに《ホルアクティ》届かないんですよ」。 もう10年くらい待ってる気がしますが、きっと気のせい。
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こんにちは、もしくは初めまして。カニ丸です。
6月11日発売予定の「ANIMATION CHRONICLE 2022」の新情報も続々公開され《A宝玉獣》や《らくがき》《Gゴーレム》などの新規テーマでも話題ですね。
カニ丸は《らくがきじゅう》を駆使して戦える日が来るとは思っていなかったので楽しみにしています。
さて、前回と前々回のコラムにて「デュエリストパック-輝石のデュエリスト編-」(5月21日発売)に関する内容を書かせて頂きました。
パッケージが「遊☆戯☆王5D’s」の《龍亞》であったこともあり、二回に渡って様々な注目ポイントについてご紹介させて頂きました。
現在、「遊戯王OCG」並びに「遊戯王 デュエルリンクス」、そして「遊戯王 マスターデュエル」をプレイされている方の中でも「遊☆戯☆王5D’s」という作品は非常に思い出深いという方が多いように思います。
「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」「遊☆戯☆王GX」に続き、シリーズ第三作として登場した「遊☆戯☆王5D’s」の“バイク型デュエルディスク”を用いた「ライディングデュエル」という作中ギミックに多くの視聴者は驚き、魅了されたのではないでしょうか。
このインパクトが現在も続く、遊☆戯☆王TVアニメシリーズの礎(いしずえ)を築いたと言っても過言ではないでしょう。
さらに本作ではもう1つ新しい要素として、今では「召喚口上」と呼ばれる決め台詞も登場しました。
それまでも、モンスターの召喚にかっこいい文言を付けるという場面はシリーズ問わずあったものの、「遊☆戯☆王5D’s」の毎回のように登場する【シンクロ召喚】で常時使用されるにあたり、その文化が定着しました。
ユーザーにも広く浸透したことで、多くの人が憧れ、真似していたように記憶しています。
「集いし星が新たな力を呼び起こす! 光さす道となれ! シンクロ召喚! 出でよ! 《ジャンク・ウォーリアー》!!」
集英社を中心に毎年行っているイベント「ジャンプフェスタ」のKONAMIブースでは「召喚口上コーナー」などが設けられ、舞台上でマイクに向かってカードを掲げ、デュエリストになりきって読み上げるというコーナーも過去にはありました。
(現在は感染症の影響もあり、ビデオレター式などで募集している年もあります)
そういえば「遊☆戯☆王5D’s」作中で、主人公の《遊星》が使用する《スターダスト・ドラゴン》ですが、物語序盤では《ジャック》が使役し、シンクロ召喚したことがあります。
2人それぞれ召喚口上は違いますので、もし《ジャック》のキャラクターイメージデッキで《スターダスト・ドラゴン》を召喚する時は、是非こちらを使ってみてください。
《ジャック》ver. 「大いなる風に導かれた翼を見よ!シンクロ召喚!響け!《スターダスト・ドラゴン》!」
本来の持ち主である《遊星》ver. 「集いし願いが新たに輝く星となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ!《スターダスト・ドラゴン》!」
どちらもお互いのキャラクター性が出ていますね。
ちなみに、作中では《十六夜アキ》も《スターダスト・ドラゴン》をシンクロ召喚していますが、この時は《遊星》の口上でした。
ネタバレは読みたくない方、これから視聴予定の方はご注意ください。
主人公・《遊星》や《ジャック》を“選ばれし存在”として「シグナー」と呼称されていたことを覚えていますでしょうか?
この「シグナー」とは、伝説の存在「赤き竜」によって選ばれた5人の戦士のことで、5000年ごとに「冥界の王」が率いる《地縛神》とそれに従う「ダークシグナー」と戦う運命を背負っています。
《スターダスト・ドラゴン》《レッド・デーモンズ・ドラゴン》《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》《ブラック・ローズ・ドラゴン》が当初「シグナーのドラゴン」として登場し、物語序盤の【フォーチュンカップ編】(1~26話まで)はこの「シグナー」をひとところに集めることが目的でした。
覚醒すると右腕に証である特殊な痣(あざ)が浮かび上がるようになっていることに加え、「シグナー」同士で戦うことでより強く反応するようで、「シグナーのドラゴン」同士がぶつかると共鳴反応のような状態を引き起こしていました。
主人公・《遊星》には当初「シグナー」の痣がなかったのですが、戦いを経て覚醒することになります。
《ジャック》《十六夜アキ》《龍可》の3人は幼少期からこの痣が出ていました。
《十六夜アキ》は痣がもたらす痛みと、生まれつき持っていたとされる特殊な超能力に悩まされ、自分自身を「魔女」と称して敵対していたこともありました。
「シグナー」は5人であるはずなのに、「ダークシグナー」との戦いが始まった際には4人しかおらず、《龍可》の兄《龍亞》がその覚醒できていない5人目なのではないか? と視聴者の多くが予想していたようです。
世界を破滅させる存在として「冥界の王」が《地縛神》という存在を率いて現れます。
その「冥界の王」による破滅を回避するため、伝説の存在「赤き竜」によって選ばれた「シグナー」が立ち上がるのですが、対抗する存在として「ダークシグナー」が登場します。
「ダークシグナー」は「シグナー」討伐を目的としていることから、必ず「シグナー」の誰かに縁のある死者を復活させ、戦うための駒とします。
また、「ダークシグナー」にも「シグナー」同様特殊な痣があり、それぞれの《地縛神》に対応していますが、元々はナスカにある実際の地上絵が元になっています。
作中、《地縛神》を「邪神」と呼ぶ場面はあるのですが、「冥界の王」についてはその登場シーンが少ないので、《地縛神》と混同しがちです。
こちらは「赤き竜」と「シグナーのドラゴン」の関係性に近いです。
《地縛神》はその召喚にも多くの人間の魂を必要とするため、一度この戦いが始まってしまうと周囲の人間が《地縛神》に吸い込まれて生贄となってしまいます。
「ダークシグナー」の中で有名なのはやはり、《鬼柳京介》でしょうか。
《遊星》や《ジャック》の元々の仲間で《インフェルニティ》を使っていた彼は、その邪悪なテンションも話題となり、視聴者からも人気を獲得していました。
《鬼柳京介》の《地縛神》は「巨人」(もしくは宇宙飛行士)を意味する《地縛神 Ccapac Apu》(コカパクアプ)で、その名前の独特さから視聴者の中で早口言葉も流行りました。
私も連続10回言えるかチャレンジをしたことがあります。
《遊星》の声優さんである宮下雄也さんはこの名前が収録でなかなか噛まずに言えなくて、かなり苦労されたそうです。
【宮下さんの該当ツイートはこちら】
【鬼柳役、小野友樹さんの関連ツイートはこちら】
「ダークシグナー」の大半は《地縛神》にそそのかされ、怨恨や怒りに捕らわれて「ダークシグナー」になっているケースも多く、《カーリー渚》に至っては《ジャック》への愛情を利用されてしまいました。
この《地縛神 Aslla piscu》(アスラピスク)の元である「ハチドリ」はナスカの地上絵でも有名ですね。
こういった話題の時、《龍亞》と《龍可》の2人と戦った「ディマク」について、「お前誰やねん」と言ったツッコミが入っているのですが、彼は《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》を捕えていただけではなく、元々「邪神」の教徒であったということが後に明かされています。
(参照:ゲーム版「タッグフォース」シリーズ並びに、小野監督のTwitterより)
《地縛神》であり、「ダークシグナー」の痣にもなっているナスカの地上絵ですが、未だに謎が多いことで有名です。
描かれたのは今から2000年~3000年前ではないかと推測されていますが、確かなことは分かっていません。
周辺の遺跡などを調査した結果から紀元前200年頃から西暦800年頃に描かれたということはほぼ間違いないと言われていますので、今後の研究に期待したいところ。
「遊戯王5D’s」作中では、5000年前に「シグナー」によって大地に封印された、という設定になっていました。
現在は世界遺産に認定されていて、1939年のちょうど今の季節、6月22日にアメリカ人の考古学者ポール・コソック博士が発見したとされています。
なんと2011年には日本人の研究グループが新しい地上絵を発見しています。
そしてさらにそこから設立されたナスカ研究所によると2019年には143点もの地上絵が見つかったとのことで、そう聞くと、まだまだ見つかっていない地上絵もありそうですね。
謎だとされる理由のひとつに、これだけ大きな地上絵が、一筆描きで描かれているということ、それに関する文献などが現在見つかっていないことなどが挙げられます。
ヘリも飛行機もない時代に、どうやってこのような正確さでこの地上絵が描かれたのか、なぜ描かれたのか、様々な推測は出ていますが未だに明確には分かっていません。
「ダークシグナー編」(27~64話)を最後までご覧になった方にはすでに周知の事実ですが、「シグナー」を集めていたはずの「レクス・ゴドウィン」(以下、レクス)が最終的に《コンドル》の「ダークシグナー」であり、5人目の痣の所有者となります。
「所有者」という表現には理由があります。
「ダークシグナー」として途中登場する「ルドガー・ゴドウィン」は元々5人目のシグナーでした。
彼はレクスの兄であり、レクスと共に優秀な研究者として勤めていたのですが、ある時、邪神たる《地縛神》の影響を受けてしまいます。
これにより、生きながらにして「シグナー」と「ダークシグナー」両方の選ばれし者になっていました。
彼は自身の暴走していく欲望に耐え切れず、自らの「シグナー」としての証である右腕を切り落とし、「ダークシグナー」の道を選択してしまいます。
この右腕は弟・レクスに託されたのですが、兄の姿を見たレクスにはひとつの野望が生まれます。
そう、2つの神に選ばれた兄を目の当たりにしたことで、レクスは後にそれを自身の身体で体現することとなるのです。
「冥界の王」の破滅の力と「赤き竜」の再生の力、その両方を得て、自分自身を神として世界を作りかえるため、「シグナー」に戦いを挑んできます。
「シグナー」として覚醒した「レクス」は《遊星》らの他の「シグナー」の痣を全て奪い、自分こそが神に選ばれた存在だと主張しました。
後に明かされることですが、「赤き竜」は《遊星》たちを裏切ったのではなく、より強固な意志に吸い寄せられてしまっていたのです。
というのも、「赤き竜」も「冥界の王」もその本当の姿は人々の感情が乗った大きなエネルギー体であるため、人間の感情に非常に流されやすい特性を持っていました。
「遊☆戯☆王5D’s」の次回作にあたる「遊☆戯☆王ZEXAL」には“アストラル”という存在が登場しますが、このデザイン元でもある「アストラル体」という考え方がそのまま「赤き竜」にも適用できると言えるでしょう。
今回の場合、簡単に言えば、宇宙に存在するエネルギーであり、精神(感情)活動によってその力を発揮する存在ということになります。
「遊☆戯☆王5D’s」ではこれを高度なエネルギー装置「モーメント」と絡めて呼称するので、「アストラル体」の方に見識が深ければ、作中の文言をすべて置き換えると理解が早いかもしれません。
諦めず立ち向かってきた《遊星》らの強い絆が、最終的に「赤き竜」を取り戻すことによってこの戦いは幕を閉じます。
世界に平和が訪れ、《地縛神》に憑りつかれていた「ダークシグナー」と、生贄になった人々を無事に取り戻すことに成功します。
「ダークシグナー」もまた犠牲者であり被害者であったためか、その忌まわしい記憶は消されて解放されたのですが、何かのキッカケで思い出してしまうケースもあるようで、先述した《鬼柳京介》のように自分の犯した過ちに苦しむというアフターストーリーが存在します。
では5000年ごとのこの戦いは次の5000年後に引き継がれたのか? というと、それは違います。
《遊星》らとの戦いを経ても、地上に帰ってこなかった2人の人物がいます。
2つの神に選ばれた兄「ルドガー・ゴドウィン」と弟「レクス・ゴドウィン」です。
彼らはこの5000年ごとの戦いが多くのものを傷つけるものであること、そしてその過ちを繰り返さないために、終止符を打つべく飛び立ってしまいました。
作中で大きく語られることはありませんが、この兄弟によって5000年周期の戦いに決着がついたのです。
その代償として、彼ら2人が地上に戻ってくることはありませんでした・・・
アニメを見ているだけでは分からない内容や、ゲーム版にのみ公開されている情報、それから、制作側スタッフ関係者がぽろっと語って下さった内容を元に、今回は「シグナー」の戦いについてまとめと解説を加えさせて頂きました。
いかがだったでしょうか。
この壮絶な戦いを経て、物語は“イリアステル”などが登場する「WRGP編」へと進んでいきます。
もう一度見直したい、この記事を読んで本編が見てみたくなったという方は現在「U-NEXT」「dアニメストア」などの各配信サイトでご覧頂けるかと思いますので、ご興味があれば是非どうぞ。
6月11日発売予定の「ANIMATION CHRONICLE 2022」には《地縛神》に関するものは現在収録予定ではありませんが(2022年6月5日現在)、この《地縛神》をオマージュした「地縛囚人」などもいつか遊戯王OCGになって欲しいなぁと思う次第です。
以上、カニ丸でした。
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