【統率者】マナクリーチャー特集(2021年8月版)
はじめに
みなさんこんにちは!
ドラゴンスターの中の人、「いとを」です。
統率者戦におけるマナ加速の重要性はマナアーティファクトの記事で説明しましたが、クリーチャーでも同様にマナ加速することができます。
ただし、マジックの色の役割的にその数は緑に偏重しています。
この記事ではゲーム序盤から中盤のマナ加速に役立つ1~3マナ帯のマナクリーチャー及び土地を伸ばすことのできるクリーチャーを中心に紹介していきます。
また、固有色を持つアーティファクトクリーチャーは各色の説明に含めます。
今回も筆者の趣味でマイナーカードも取り上げていきます。
これから統率者を始める方、友人とは一味違うカードを探している方などお役に立てると幸いです。
それでは早速見ていきましょう。
最新のカード
『フォーゴトン・レルム探訪』で登場した新しいマナエルフ。
トリプルシンボルかつタフネス1と運用が難しそうですが、このテキストどこかで見たことありませんか…?
そう!このカードと同じなのです!
《ガイアの揺籃の地》
自分のコントロールしているクリーチャーの数と同じ緑マナが出ます。
めちゃつよ!
白
白はクリーチャーによるマナ加速を最も苦手とする色と言えます。
歴代のカードを見ても数枚しかマナを出せるクリーチャーは存在しませんし、使い勝手も特段良いとは言えません。
マナアーティファクトを採用できない、クリーチャーによるシナジーを優先したいといった理由がある場合に候補になるでしょう。
マナクリーチャー
はい、いきなりマイナーカードですね。
《太陽の種の育種士》はこの記事執筆時点で唯一の白単色で直接マナを出すことのできるマナクリーチャーです。
パワー5以上のクリーチャーをコントロールしていればライフゲインもできるので意外と相性のいいカードがあるかも…?
土地サーチ
無条件で土地を伸ばせるのは《コーの地図作り》のみ、その他のカードはいずれも対戦相手より土地の総数が少ない場合のみ土地を伸ばせます。
近年、ウィザーズ社はこのテーマにこだわっているのか急速に新しいカードが増えてきました。
青
青はアーティファクトやインスタント、ソーサリーを扱うのが得意な色のため、それらを唱えたり起動したりするために用途限定されているものがあります。
用途限定無し
マナアーティファクトと比較するとカードパワーが控えめですので、部族シナジーが取れる場合などに採用を検討しましょう。
《海の占術師/Sea Scryer》は過去にサブタイプ変更があり、現在のクリーチャータイプは「マーフォーク・ウィザード」となっています。
用途限定:アーティファクト
黒
黒は黒らしく何かと引き換えにマナを出すことを得意とします。
継続的な加速には向きませんが瞬間的にマナを出すことは比較的上手にできます。
普通に出す
手札を捨てる
《スカージの使い魔》は単に手札を捨てるだけで黒マナを生み出すことができるため、大量ドロー系のコンボでよく見かけます。
生贄に捧げる
追加マナ
赤
赤はインスタントやソーサリーで瞬間的に加速することができますが、クリーチャーからマナを出すことは白の次に苦手です。
そんな中でも一風変わった動きをするものを紹介します。
『統率者2019』で登場した驚異のクリーチャー。
戦場に出たときに対戦相手がコントロールしているアーティファクトとエンチャントの総数に等しい数の宝物トークンを生成します。
対戦相手がコントロールしている…? 統率者戦って何人で遊ぶかご存じですか??
手札にあるときに手札から追放することによって赤マナを生み出すことができるクリーチャー。
統率者の高速召喚以外にも、タップアウトした状態から《紅蓮破》や《赤霊破》を構えてピッチスペル的な動きをするのにも使えます。
用途限定:エレメンタル呪文
エレメンタル呪文かエレメンタルの能力にしか使うことができませんが、好きな色を2マナも出すことができます。
普通に出す
土地サーチ
強制攻撃且つ戦場から離れたときに山を1つ生贄に捧げる必要はありますが、山を戦場に出すことが可能です。
緑
緑はマナ加速を最も得意とする色です。
むしろ今回の記事は緑のための記事ですよね。
1マナ
最早説明不要ですが1マナのマナクリーチャーと言えばマナエルフ!
《ラノワールのエルフ》については2度の同型再録をされているので実質デッキに3枚入れることができますし、ほぼ同様の役割を担うカードがさらに2枚存在します。
全てエルフですので部族シナジーにも貢献します。
《東屋のドルイド》は普通に使うと《ラノワールのエルフ》とほとんど差はありませんが、《繁茂》系のオーラが付いている森を対象にすると加速度が段違いになります。
《極楽鳥》
好きな色のマナを出すことができる最強のマナクリーチャーと言っても過言ではありません。
さりげなく飛行が付いているので剣を付けて殴ろう。
《ジョラーガの樹語り》
レベルアップ時に除去されるリスクはありますが、生き残れば3ターン目以降のアクションが非常に楽になります。
2マナ
2マナ以上出せる(こともある)
条件が整えば2マナ以上出せる可能性のあるマナクリーチャー達です。さすが緑のクリーチャー達。
《旅するサテュロス》は《繁茂》系のオーラが付いている土地や《古えの墳墓》などの2マナ以上出る土地を対象とすると効果的です。
好きな色のマナを出せる
氷雪土地をアンタップ
氷雪土地限定ですがこちらも《繁茂》シナジーを利用できます。
土地サーチ
クリーチャー版《不屈の自然》、たった2マナで土地を伸ばせるのが単純に強い。
3マナ
ラノワール三人衆
「小枝を踏み折れば、骨を折ってあがないとする」を信条とする《ラノワールのエルフ》が3人、マナも3倍、骨を折る数も3倍。
用途限定:クリーチャー呪文
《失われた業の巫師》 好きな色のマナを2つ出せる上に、圧倒を達成し11マナを払うと「各プレイヤーのライフの総量は、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーの総数に等しくなる。」というクリーチャーをコントロールしていないプレイヤーを即死させる強烈な能力を持っています。
《ソンバーワルドの賢者》 シンプルに好きな色のマナ3点を出せる加速力。
とてもたくさん出る
出すマナの量をエルフの数やパワーなどを参照するマナクリーチャー達です。
一度動き出すとマナの伸び方が尋常ではありません!
土地サーチ
EtB能力ですのでリアニメイトしたり明滅させたりとやりたい放題できます。
追加マナ
統治者である限り自分の土地から追加のマナが出るようになります。
筆者の経験上、統治者を1ターンの間守り切るのは非常に難しいです。
統治者を奪い返せるようにしっかり攻撃ができる構築にしておきましょう。
多色
多色の固有色を持つカードでマナの出るものを全て取り上げるときりがありませんので、ここでは2マナ以上出せるものを中心にご紹介していきます。
赤緑
《森》を生贄に捧げることで、赤と緑の好きな組み合わせのマナ3点を生み出すことのできるスーパーオーク。
1ターン目 《山》セット、《オークの木こり》を唱え戦場に出す。
2ターン目 《森》セット、森タップから緑マナを出し《オークの木こり》で生贄に捧げ3マナ、1ターン目にセットした《山》から赤マナを出すとなんと2ターン目にして5マナも出すことができます。
当然次のターンには土地が足りなくて困るんですけどね。
Xを含むコストへの限定用途ですが、なんと一気に4マナも出せる巨人女子。
緑にはハイドラや《緑の太陽の頂点》《召喚の調べ》、赤にはX火力が豊富にあります。
デッキ内に入れるよりは統率者として採用することになるかと思いますが、面白い動きをしますのでいつかドラスタコラムでご紹介したいですね。
緑白
コントロールしているパーマネントの色がそのまま出ますので、自分だけでも白緑の2マナ、5色全てコントロールしていれば全色の5マナを出すことができます。
青赤
用途限定ですが無色2マナが出ます。
装備しているクリーチャーに飛行と速攻を与えることができるのも役立つ局面がありそうです。
黒緑
通称「1マナのプレインズウォーカー」。
様々なフォーマットで活躍した《死儀礼のシャーマン》ですが、もちろん統率者でも弱いわけがありません。
緑青
唱えるときはクリーチャー呪文だけど戦場に出たときには土地になってしまっている不思議クリーチャー。
最終的にクリーチャー化するかどうかは調節できるので、破壊されにくいマナ加速としても巨大アタッカーとしても使えます。
また、アンタップ状態で戦場に出て、かつクリーチャーではないので召喚酔いに影響されず、すぐに青緑の二色が出せるのもポイント。
このターンに引いたカードの枚数分の無色マナが出ます。
《渦巻く知識》や《大あわての捜索》など低コストでカードを引いたことになる呪文と相性がいいですね。
様々な無限コンボの組み合わせも存在する強力なカードです。
緑白青
1マナで緑白青の3色が出て、賛美までついている強力なマナクリーチャーです。
固有色さえ合えば積極的にデッキに採用していきたいカードですね!
黒赤緑
無色
統率者戦黎明期は禁止カードに指定されていましたが、2014年後半より禁止解除されました。
その爆発力は様々な統率者向けセットが発売された2021年現在でも健在で、アーティファクト主体のデッキであれば十分に活躍できることでしょう。
シンプルに無色2マナを出せます。
マイアかわいいですよね。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
「こんなマナクリーチャーいたんだ」となってもらえたのであれば、また新しいマジックの世界が広がったのではないかと思います。
是非新しいデッキを組んだり、お持ちのデッキをアップデートしてみてくださいね。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!