はじめに
はじめましての方もそうでない方もこのコラムを読んでくれてありがとうございます。
TCG大好きバーチャルYouTuberの三七瀬なくりです。
なんと今回はいつものポケカではなくホロカのコラムです!
対戦よろしくおねがいします。
ホロライブOCGとは
というわけで早速本題!
今回ご紹介するのは2024年9月に発売されたばかりの新作TCG「hololive OFFICIAL CARD GAME」、略して「ホロカ」です。
こちらは文字通りホロライブのカードゲームなわけですが、皆さんはホロライブをご存知でしょうか。
はい、今回はその段階から解説を始めます。
ミナナセは本気なので。
ホロライブとは
ホロライブとは、カバー株式会社が運営するVTuber事務所「ホロライブプロダクション」の女性VTuberグループのこと。
2024年現在、日本のJP、インドネシア語圏のID、英語圏のENで総勢60人以上のタレントが所属している、世界最大級のVTuberグループです。
最近ではライブ配信はもちろん、音楽活動や各種メディアミックスでも大活躍していますので、あまりVTuberに興味がないという方でも何かしらの形で見かけたことがあるのではないでしょうか。
ホロライブOCGとは
さて、そんなホロライブから発売された新作TCGが「hololive OFFICIAL CARD GAME」 略して「ホロライブOCG」あるいは「ホロカ」です!
デッキを組んで二人で対戦するごくごく一般的なTCGではありますが、ホロライブと言えば何と言ってもアイドル路線が特徴的なVTuberグループ。
プレイヤーはファンとして、推しのホロメン(※ホロライブメンバーの略)を応援しながらステージをプロデュースする、というテーマで対戦が行われます。
ホロカってどんなゲーム?
それでは、ホロカの基本的なルールについて簡単に解説していきましょう。
まず、ホロカのルールを最大限わかりやすく書くと「ポ◯カをベースにより戦略性を重視したゲーム」という身も蓋もない表現が最も簡単なのですが、軽々しく他タイトルの名前を挙げるのもよくないので、今回は基本的な説明と特徴について簡単にご紹介したいと思います。
基本的なカード
ホロカには、推しホロメン、ホロメン、サポート、エールと、大きく4種類のカードがあります。
推しホロメン
推しホロメンはデッキに含まない特別なカードで、必ず1枚だけを使用します。
ゲーム中常に自分のステージに置いて使用するリーダー的なカードで、特別なコストを払うことで使用可能になる「推しスキル」と、ゲーム中1度だけ使用できる特別な「SP推しスキル」を持ちます。
ホロメン
対戦の主役となるキャラクターのカードです。
ホロメンにはそれぞれ色、HP、アーツなどが設定されています。
サポート
文字通り対戦をサポートするカードです。
一口にサポートと言っても複数のカテゴリに分かれており、1回使い切りのアイテムからホロメンにつけるマスコットまで種類は様々です。
エール
ホロメンがアーツを使う際に必要となるコストを表すカードです。
ホロカではメインデッキとは別にエールだけで構成されたエールデッキを用意する必要があり、毎ターン、エールデッキの上から1枚をステージにいるホロメンに送ることができます。
ブースターパック第1弾「ブルーミングレディアンス」の時点では、白、緑、赤、青の4種類がありますが、ブースターパック第2弾「クインテットスペクトラム」では黄色、紫の追加も予定されているようです。
ゲームの目的
相手のライフを0にしたら勝利!
ホロカの対戦で勝利するには以下の3つの方法があり、基本的には相手のライフを0にすることを目的として対戦していくことになります。
・相手のライフを0にすること
・相手のステージから推しホロメン以外のホロメンがいなくなること
・相手のデッキが0枚の状態で、手札ステップにドローができないこと
ライフは推しホロメンごとに独自に設定されていますが、2024年10月現在は5か6のどちらかになっています。
相手のホロメンをダウンさせよう
相手のライフを減らすには、相手のホロメンをダウンさせる必要があります。
ダウンとは、ホロメンそれぞれに設定されているHPが0になること。
ホロメンが持っているアーツを使い、相手のホロメンにダメージを与えていきましょう。
ただし、アーツを使うためには必要な色と数のエールがついている必要があります。
エールは自分のターンのエールステップ時にエールデッキからホロメンに送ることができるので、アタッカー役のホロメンにエールを送って育てていく動きが重要です。
ゲームの流れ
プレイヤーのターンは、リセットステップ→手札ステップ→エールステップ→メインステップ→パフォーマンスステップ→エンドステップの6つのステップで構成されています。
リセットステップ、手札ステップはターン開始時の基本的な処理(ホロメンのお休み状態の処理とターン開始時の1ドロー)を行います。
次のエールステップではエールデッキの上から1枚を引き、ステージ上のホロメンに送ることができます。
ここでのポイントは、カードを能動的にプレイするメインステップの前にエールステップがあること。
ゲーム開始時や前のターンからステージに出ているホロメンにしかエールを送ることができない点を覚えておきましょう。
その後、ホロメンをステージに出したりサポートを使用するメインステップを挟んで、アーツで相手にダメージを与えるパフォーマンスステップを行い、ターンを終了します。
意外とやることが多いので、初めのうちは一つ一つのステップでできることを確認しながら遊んでみるのがいいと思います!
その他、詳細なルールが気になる方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
ホロカの魅力
事細かにルールの解説をするよりもホロカの面白いところを書きたい! ということで、ホロカの面白いところをガッツリ書かせてください。
多彩な推しホロメン
まずは推しホロメンについて。
現在、PRカードも含めると推しホロメンは全部で15種類が存在しています。
初期スターターと1つ目のブースターパックが出たばかりのカードゲームとしてはかなり多彩な方ではないでしょうか。
基本的にはスタートデッキ「ときのそら&AZKi」に収録されている《ときのそら》と《AZKi》の他、ブースターパック「ブルーミングレディアンス」に収録されている8種類が中心ではありますが、どの推しホロメンを採用するかで戦略性が大きく変わってくるのが面白いポイントです。
例えば、「ブルーミングレディアンス」環境で多数の入賞実績を誇る「promise」という強力なテーマは、推しホロメンに《七詩ムメイ》を採用する型と《天音かなた》を採用する型が存在しています。
前者は耐久型、後者は速攻型と、同じテーマでありながら全く異なる試合展開を得意とするデッキになるんですよね。
今後もユニークな推しホロメンがどんどん増えていってほしいですね!
コラボによる戦略性
ホロカには「コラボ」というシステムがあります。
コラボしたホロメンはコラボポジションというエリアに移動し、センターホロメンと共に攻撃に参加することができます。
今のところ、ほとんどのデッキではゲームの勝敗が関わる終盤戦を除き毎ターンコラボするのが定石になっています。
要するに、ホロカは基本アタッカー2人体制で戦うゲームなんですね。
ホロメンの中にはコラボポジションにいる時に真価を発揮するようなサポーター寄りの性能を持ったカードもあり、ここでも組み合わせによって様々なギミックを使うことができます。
アタッカーを2面作ることで高い火力を出せるようになる反面、次の相手のターンに2人とも倒されてしまうリスクもある点に注意が必要です。
Bloomによる成長
ホロメンにはBloomレベルが設定されています。
Bloomレベルは「Debut」「1st」「2nd」「Spot」があり、手札や山札からステージに出すホロメンは必ず「Debut」でなければなりません。
Bloomレベルを「Debut」→「1st」→「2nd」となるように手札の同名のカードを重ねていくことを「Bloom」と言います。
基本的にBloomレベルが高いほどHPが高く強力なアーツを持っているため、積極的にBloomさせてステージのホロメンを強化していく必要があります。
ちなみに、「1st」→「1st」や「2nd」→「2nd」のように、同じBloomレベルにもBloomすることができます。
おわりに
というわけで、今回はホロカについて簡単に紹介させてもらいました。
まだまだカードの種類も少なく対戦環境もこれから本格始動というところですが、10月と11月に開催される初の大型公式イベント「ブルームカップDX」は約500人の定員に対して3000人以上が応募するなど、競技シーンを含めたイベントも既にかなり盛り上がりを見せています。
ミナナセもこれからより深いゲーム知識やデッキの紹介をお届けしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします!
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。
対戦ありがとうございました。