知るだけで勝率が変わる!?【カビゴンLO】に対しての戦い方、小技。
はじめに
こんにちは! 今津です!
シティリーグも始まり、どのデッキを使おうか悩んでいる方も多いと思います。
そんな中、みなさんは【カビゴンLO】を意識していますか?
【カビゴンLO】は、使用者こそ多くないものの様々なデッキに対して有利に試合を進めることができるデッキであり、大会等で上位を目指すなら対策しておくべきデッキだと考えています。
とはいえ、対策って何をすればいいの? だったり、どう戦えばいいの? という疑問もあると思います。
そこで今回は、今、環境で使用者が多い【リザードン】と【タケルライコ+オーガポン】(以下【ライコポン】)で【カビゴンLO】に対してどう動けば勝ちやすくなるのかを考えていこうと思います。
【カビゴンLO】について
《カビゴン》
特性
とおせんぼ
このポケモンがバトル場にいるかぎり、相手のバトルポケモンは、にげられない。
ワザ
無無無無 たおれこむ150
このポケモンをねむりにする。
【カビゴンLO】は相手の攻撃出来ないポケモンをバトル場からにげられなくすることで、相手の山札が無くなるまで耐えるデッキです。
《オーガポン いしずえのめんex》
特性
いしずえのかまえ
このポケモンは、相手の特性を持つポケモンからワザのダメージを受けない。
ワザ
ぶちやぶる140
このワザのダメージは、弱点・抵抗力と、相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない。
《ミミッキュ》
特性
しんぴのまもり
このポケモンは、相手の「ポケモンex・V」からワザのダメージを受けない。
ワザ
ゴーストアイ
相手のバトルポケモンに、ダメカンを7個のせる。
他にも上の2種のポケモンを壁にして耐久することで相手の山札が無くなるまで耐えるプランもあります。
《ロトムV》
特性
そくせきじゅうでん
自分の番に1回使えて、使ったなら、自分の番は終わる。自分の山札を3枚引く。
ワザ
スクラップショート40+
自分のトラッシュにある「ポケモンのどうぐ」を好きなだけロストゾーンに置き、その枚数×40ダメージ追加。
これら全てのプランを可能にしているのが、この《ロトムV》の特性「そくせきじゅうでん」です。
相手のポケモンを縛るための《ボスの指令》、耐久するための《ボタン》など、【カビゴンLO】に入っているサポートカードはいずれも強力な効果を持っていますが、ドロー効果を持っているものは多くありません。
それらのサポートカードを使い続けていると当然手札が無くなってしまいますが、「そくせきじゅうでん」で手札を毎ターン補充することで手札切れを起こさないようになっています。
詳しくはこのあとに紹介しますが、《カビゴン》に縛られないことと、《オーガポン いしずえのめんex》や《ミミッキュ》を突破する方法があると比較的有利に戦うことができます。
環境デッキでの戦い方
【リザードン】
《オーガポン いしずえのめんex》
特性
いしずえのかまえ
このポケモンは、相手の特性を持つポケモンからワザのダメージを受けない。
ワザ
ぶちやぶる140
このワザのダメージは、弱点・抵抗力と、相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない。
【ライコポン】
【ライコポン】で【カビゴンLO】と戦うときは大きく分けて2つのプランがあります。
1つ目は序盤から相手のたね切れを狙って速攻を仕掛けるプランです。
試合が長引けば長引くほど、【ライコポン】側のリソース(入れ替え札やベンチを呼ぶカードなど)が少なくなっていくため、【カビゴンLO】が有利になってしまいます。
そのため、相手の展開があまり良くないなら速攻でポケモンを倒しきってしまうプランも悪くはないです。
2つ目は盤面に出すポケモンを最小限にしてサイドを取っていくプランです。
こちらは1つ目とは対照的にゆっくりとサイドを進めていきます。
【ライコポン】は《タケルライコex》で《オーガポン いしずえのめんex》を、《スナノケガワ》で《ミミッキュ》を突破できるため、縛られるかエネルギーが無くなる以外で詰んでしまうことがありません。
なのでリソースさえ確保出来ていれば、ゆっくりとゲームをしてもある程度戦えるデッキになっています。
【ライコポン】に入っているエネルギーは基本的に雷3、格闘3、草6が一般的です。
例えば《オーガポン みどりのめんex》が3体場に出てしまうと攻撃出来ない《オーガポン みどりのめんex》になってしまいます。
《おはやし笛》で出させられてしまうことも考えると手札に来た《オーガポン みどりのめんex》はトラッシュに送れるうちに送っておいた方が安全ですね。
色々なデッキで使える考え方
最後に様々なデッキで使えるカビゴン対策を紹介します。
1つ目が出されたくないポケモンはトラッシュに送るということです。
今の【カビゴンLO】は、少し前と異なり、ただ単に縛るデッキではなくなってきています。
その理由が本稿でも何度も出ていますが、《オーガポン いしずえのめんex》です。
このカードの登場で縛ってLOを狙うだけでなく、突破されないポケモンで盤面を固めてLOさせる選択肢が取れるようになりました。
その影響で《カビゴン》の数が減っているレシピも存在している程です。
その結果、《マンタイン》のような縛るプラン専用だったカードは抜けていき、現在はトラッシュからポケモンをベンチに出す手段がほとんど採用されなくなっています。
こうした構築の内容を知っていれば、縛られたくないポケモンはトラッシュに送っておくことで場に出されないようにすることができます。
2つ目は《ロトムV》を真っ先に狙うということです。
【カビゴンLO】はデッキの性質上、《ロトムV》がいないと満足な動きができにくくなっています。
そのため、早い段階で《ロトムV》をきぜつさせると再び《ロトムV》を出さないといけない状態になる可能性があります。
そうなると《ボスの指令》などで《ロトムV》を呼ぶことで、縛られているポケモンが逃げることが出来るだけでなく、さらにサイドを2枚進めることができます。
相手の手札も増えなくなり、縛られる回数も減るのでいいことずくめです。
3つ目は《ナンジャモ》を使うタイミングです。
【カビゴンLO】には手札のグッズをトラッシュしてくる《ビワ》というカードが採用されています。
例えば【カビゴンLO】に対して有効なグッズである《プライムキャッチャー》がありますが、手札に持っているときに《ビワ》を使われるとトラッシュされてしまい負けに直結してしまうことも珍しくありません。
そのため、使いたくないタイミングで引いてしまった大切なグッズを山札に戻せる《ナンジャモ》のようなカードは、そういったグッズを引いたときか、相手に《ロトムV》がいない状態で《ナンジャモ》を使えば縛られず勝てそうというときくらいしか使わないようにしましょう。
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は母数の多い【リザードン】と【ライコポン】を具体例として出しましたが、【リザードン】に採用されている《ヨノワール》と《サマヨール》の特性「カースドボム」と合わせたサイドの取り方のような、基本的な戦略以外にもそのデッキにしかできない対策なども存在します。
特に対【カビゴンLO】は事前知識がものを言うので常に当たることを想定してプランを考えてたり、実際に対戦経験を積んでおくことをおすすめします。