セット・ブースターとドラフト・ブースターが廃止された!?
(赤い文字だけ読んでいくと3分以内に読み終わります)
皆さんはご存じだろうか!?
2月9日発売の『カルロフ邸殺人事件』からは、ドラフト・ブースターもセット・ブースターも発売されない!!
その代わりに、プレイ・ブースターが発売されるという事実を!!
プレイ・ブースターとは!?
説明しよう、プレイ・ブースターとは!
パック開封を楽しむために作られたセット・ブースターを、ドラフトやシールド構築戦でも遊ぶことができるように改良した新製品だ!!
さっそく、今回の『カルロフ邸殺人事件』プレリリース・キットでも、このプレイ・ブースターを使って遊ぶようになっているぞ!
セット・ブースターと何が違うんだ!?
それではセット・ブースターからの変更点を見ていこう!
その1:色やクリーチャーを偏らせていたのを止めた
もともとセット・ブースターではそのセットで関連を持つカードや種族をまとめて封入していたが、ドラフトやシールドのようなリミテッド構築には向かない仕様だったのでプレイ・ブースターでは廃止になった。
その2:コモンを3枚から6枚に増量した
セットによって内容が異なるので一概には言えないが、今までのセットブースターはランダムなレアリティの枠が4枚、アンコモン確定3枚、コモン確定3枚、コモンかアンコモンが1枚、基本土地で合計12枚の、マジックのカードが封入されていた。
それではリミテッド構築が難しいため、コモンかアンコモン1枚だった枠の代わりにコモン確定枠を3枚増やして対応した。
その3:ランダムなレアリティ1枠をコモンか「ザ・リスト」枠にしてリミテッドで使用可能にした
今までトークンや広告カードの枠から出ていた「ザ・リスト」カードをメインのカード枠に組み込んで、ドラフトやシールドでも使用可能にした。「ザ・リスト」は今までは英語版のカードしか出現しなかったが、今回からは日本語製品では日本語版のカードが出現するように変更されている。
この枠から「スペシャルゲスト」カードも出現する場合がある。
その4:広告・トークンの枠にアートカード枠を統一した
1パックに必ず1枚入っていたアートカードだが、今回からは35%(およそ3パックに1枚)の割合で出現するようになった。
サイン入りアートカードも出現する。
ドラフト・ブースターと何が違うんだ!?
ひとことで言えば手に入るコモンが1枚減る代わりに、ランダムレアリティの枠が3つ増えた
※参考画像 『カルロフ邸殺人事件』をコレクションするより
こちらもセットによって仕様は異なるが、ドラフトブースターでは
レア・神話レア1枚
アンコモン3枚
コモン9枚(33%の確率で1枚がランダムレアリティのFoilカードに)
テーマカード1枚(『イクサラン:失われし洞窟』では両面カードのコモンかアンコモン)
基本土地かテーマ土地1枚(『イクサラン:失われし洞窟』では洞窟・カード)
で合計15枚のマジックのカードとなっていた。
これと比較するとプレイブースターでは
レア・神話レア1枚
アンコモン3枚と基本土地1枚はそのままで
コモンの枚数が6枚に減り
テーマカード1枚の枠が無くなる代わりに、Foilランダムレアリティ1枚
ランダムレアリティ1枚
コモンかザ・リスト(スペシャルゲスト)1枚
が加わり、合計14枚のマジックのカードが手に入ることになる。
何か気を付けることはあるか?
ドラフトやシールドでレア・神話レアカードをプレイされる(する)頻度が上がる
それを考慮した上で、セット全体のプレイテストを行っていると公式から声明が出ている(※1)が、強力なクリーチャーを出されたり全体除去を撃たれる可能性が上がった事は常に頭に留めておこう。
コモンの代わりにザ・リスト(スペシャルゲスト)が出る割合は8回に1回とのことなので、8人でドラフトを行えば1パック目、2パック目、3パック目それぞれで誰か一人がザ・リストを引いている可能性が高いという事になる。
以上、できるだけ簡潔にプレイ・ブースターの変更点を述べてみたつもりだ。
公式の詳しい記事が読みたい人はぜひこちらから読んでみてほしい。
(※1)記事1:「プレイ・ブースター」とは?
記事2:『カルロフ邸殺人事件』をコレクションする
おまけ:2人ウィンストンドラフトで遊んでみよう!
さて、ここからが本題だ。
ドラフトは楽しいけど4~8人集めるのが大変だ、アリーナならできるけど友人と一緒に遊びたい・・・!!
そんな切実な思いを持ったマジックプレイヤーのために生み出されたウィンストン・ドラフトをご存じだろうか!?
手軽にできてめちゃくちゃ遊べるので、ぜひ一度やってみて欲しい・・・!!
■用意するもの
遊んでくれる人1人とプレイ・ブースター6パックと基本土地各種20枚ずつ
手順1:中身は見ないでパックをすべて開封し、トークン・広告枠のカードは抜いて全て混ぜ合わせ、一つの山札にする。
手順2:上から3枚のカードを裏向きのまま山札の横にならべる。
手順3:じゃんけんなどで先行後攻を決めたら、初めの人は相手に見られないようAを見て、ピックするか戻すか決める。
ピックする場合はそのまま裏向きで自分の手元に置き、空いたAに山札の上から裏向きのカードを置いて、相手のピックする番になる。
ピックせず戻した場合はAの上へ山札から追加のカードを1枚置き、Bを見る。この手順を繰り返す。
BもCもピックせずに戻した場合は、追加のカードをその上に置いたあと、山札の上からカードを1枚引いて手元に置き、相手のピックする番になる。
ピックする際に追加で上に置かれているカードは一度に全て見ることが出来、ピックする際には全てまとめてもらうことが出来る。
これを山札がなくなるまで繰り返したら、手持ちのカードで40枚のデッキを構築して、いざ勝負!!
・・・とまあ、最も手軽にできる疑似ドラフトとしてよく友人と遊んだのですが、「自分がとったレアの枚数で相手の取れたレアの枚数も分かってしまう」という微妙な欠点があったのですよね。
もちろん遊ぶのに致命的なものではないんですが、レア5枚取れた日には・・・さすがに全勝しました。
ところがプレイ・ブースターではレアリティ不明の枠が沢山あるため、レア5枚取っても相手の方がもっとレアをとれていた、という事も十分に起こります!
そんなわけで、以前よりエキサイティングなフォーマットになったウィンストン・ドラフト、ぜひ一度お試しあれ!!!