はじめに
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は2024/1/15(月)第425回VDuelCS【アドバンス】の環境解説記事です。
本大会は【アドバンス構築戦】という【発売されているすべてのカード】で戦うレギュレーションでのイベントとなります。
よろしければ少しの間お付き合いください!
今週の注目デッキ
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
時代は大魔法時代! アドバンス・オリジナル双方の王に!?
【火水マジック】
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★★★☆
構築自由度:★★★★★
『隙を生じぬ2段構え! アドバンスでは3段構え!』
『魔覇革命』発売後、大流行した【火水マジック】
オリジナルでの大活躍だけでなく、アドバンスでも猛威を奮い始めました。
今回の記事では
・サンプルリスト
・オリジナルとアドバンスでの構築の差
・活躍の理由
を解説していきたいと思います。
まずはサンプルリストのご紹介から!
↓サンプルリストはこちら↓
火水マジック【メイン】
【超次元】
おおよその新採用カードについては前回のコラムでも解説しておりますので
今回はアドバンスならでは採用カードをご紹介していきたいと思います。
↓アドバンスで採用されているカード↓
《禁断 ~封印されしX~》
『今や禁断なしのデッキはありえない!? アドバンスでのリソースの核!』
種類:禁断の鼓動
文明:火
■この鼓動は、ゲーム開始時、封印を6つ付けてバトルゾーンに置く。
■この鼓動はバトルゾーンを離れない。
■禁断解放:この鼓動の封印がすべてなくなった時、クリーチャー側に裏返す。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。コマンドが出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印を1つ、墓地に置く。封印されているクリーチャーは無視される)
~採用理由:デッキ圧縮~
禁断を採用することにより40枚のデッキを39枚に圧縮することができ
必要パーツを引く確率を上昇させる目的があります。
加えて、ゲーム開始時に封印を6枚つけて置くため、さらなる圧縮することが可能となるだけでなく
《芸魔隠狐 カラクリバーシ》と《芸魔王将 カクメイジン》は「コマンド」を持っているため
場に出ると封印が外れ、それらが《カクメイジン》で唱えられる範囲である墓地に送られることからも相性は抜群です。
また後述するカードとも相性がよいとされています。
↓そのカードはこちら↓
《冥界の不死帝 ブルース /「迷いはない。俺の成すことは決まった」》
『墓地から蘇生できる札と言えばこれ! 禁断との相性も抜群!』
種類:クリーチャー/呪文
文明:闇
コスト:2/3
~クリーチャー面~
■T・ブレイカー
■自分の墓地にあるカードが13枚より少なければ、このクリーチャーは攻撃できない。
■自分のターンの終わりに、自分の山札の上から1枚目を墓地に置いてもよい。
~呪文面~
■S・トリガー
■コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
~採用理由:墓地からの蘇生~
《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の3コスト以下のクリーチャーを出す効果の3枚目として使用できます。
また封印から墓地に落ちてしまった3コストクリーチャーを蘇生できる点も強みの一つと言えるでしょう。
アドバンスならではのギミックやテクニックなので、ぜひ覚えておいてください。
超次元ゾーンについては
《蒼き覚醒 ドギラゴンX》が採用でき、禁断が採用できるデッキの超次元に擬態しておきましょう。
例をあげると
【4cドラグナー】や【5cモルト】、【ガイアッシュ覇道】などが候補となります。
これらの超次元に合わせると対戦相手が先攻の場合、初手のマナチャージを惑わせることができると思います。
裁定も特殊! 新たな異端児登場!?
【火闇COMPLEX】
組みやすさ:★★★☆☆
プレイ難度:★★★★☆
構築自由度:★★★★☆
『超CS前に突如として現れた異端児!』
超CS直前で生まれた謎のデッキ【火闇COMPLEX】
オリジナル環境では大流行となりましたが、アドバンスでもなにやら活躍の兆しが・・・?
まずはサンプルリストのご紹介から!
↓サンプルリストはこちら↓
火闇COMPLEX
突如として環境に姿を表した【火闇COMPLEX】
注目すべきはそのギミック。
・バトルゾーンのカードを選ぶときは自分が選べる。
・場を離れない効果を持つクリーチャーに除去を割り振れる。
・除去できなくなったメタクリーチャー。
《同期の妖精》が活躍している理由がデッキに詰まっているのがこの構築となります。
ではどのようにして上記のギミックを生かすことができるのか。
採用カードと一緒に確認していきましょう。
↓注目カードはこちら↓
《「復活」の鬼 ヨミノ晴明R》
『選ぶ権利は俺にある! あ、裁定難しいのでよく確認を!』
種類:クリーチャー
種族:デモニオ/鬼レクスターズ
文明:闇 コスト:6
パワー:8000
■ ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札を見てもよい。そうしたら、その中から好きな数の《ライオス銃鬼の封》を相手に見せ、手札に加えた後、自分の山札をシャッフルする。
■相手がバトルゾーンのカードを選ぶ時、かわりに自分が選ぶ。
今までも種族である【レクスターズ】ということを生かしてモモキングダムを使ったデッキでは採用されていたのですが
破壊やバウンスに対して、他のクリーチャーを選択してもその後がどうしてももたついてしまう部分がありました。
そこで注目されたのがこちらのカード。
《DARK MATERIAL COMPLEX》
『今や環境最前線! 秘めたるパンドラの箱は全てを無にする!』
種類:クリーチャー
種族:パンドラボックス
文明:闇
コスト:1
パワー:25000
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーはタップして出る。
■他のクリーチャーが離れた時、または自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにして、このクリーチャーの下に置いてもよい。
■このクリーチャーの下のカードが7枚以下なら、このクリーチャーは離れず、アンタップしない。
■このクリーチャーの下に8枚目のカードが置かれた時、このクリーチャーをアンタップする。
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚、墓地に置いてもよい。そのカードがクリーチャーなら、自分の墓地から出す。
アドバンス・オリジナルと活躍を魅せる【火水マジック】。
果たして今回はどのような結果となったのか!
それでは大会結果・母数・勝率詳細を見ていきます。
早速見ていきましょう!
大会結果・母数詳細・勝率詳細
【大会結果】
~第425回VDuelCS オリジナル構築戦~
『異端児たちの逆襲』
新年1発目のアドバンス構築戦。
【マジック】が話題となる中、果たしてどのデッキが活躍したのか!
早速見ていきましょう!
↓大会の様子はこちらから↓
最大母数は【火水マジック】となりました。
出力の高さと安定性を手に入れたことで人気となり、最大母数を獲得。
続いて【モルトネクスト】【光自然天門】が続きました。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:光自然天門/モモジンガ
準優勝:水闇魔導具/貉
3位:モルトネクスト/ルッキー
4位:火水マジック/ZweiLance
それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】
~特筆点~
【魔導具】が大きく減少。水魔導具にいたっては完全に姿を消す結果に。
→理由
エレメント除去を兼ね備えた《ヒメカット》を採用している【火水マジック】の増加
DMC採用の【アナカラージャオウガ】に対して速度が間に合わない点から
4ターン目に《ヴォゲンム》を立てて確実にゼニスザークを召喚できる【水闇魔導具】へと姿を変えていきました。
続いては今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。
【勝率一覧】
~特筆点~
・【火水マジック】の勝率
【モルトネクスト】や【光自然天門】に対して勝ち切れていないのが少々気になります。
現在の【火水マジック】は《ファイナル・ストップ》が採用されていないこともあり
呪文除去に対する耐性が少し薄れているため、呪文の受けを中心としたデッキに不安が残ります。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いてはこれからの【アドバンス】環境について考察していきます。
今後のVDuelCS~アドバンス~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のアドバンス環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということで競技イベントによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
今後増加傾向になりそうなデッキタイプをご紹介したいと思います。
火光サムライ 編 メインデッキ
超次元
~今後活躍しそうな理由~
【アナカラージャオウガ】が苦手とするお手軽除去を多数搭載したワンショットデッキ。
DMCの登場で中盤の除去がしづらい環境であるものの
序盤に除去を仕掛けてくる【火光サムライ】
【火自然アポロ】が天敵でしたが、数を減らしつつある中
なんといっても優秀なトリガー。
・《最終龍覇 ロージア》
・《神影剣士ジュウベイ》
これら2枚は【火水マジック】にとってもかなり厄介なトリガーとなります。
さらには呪文メタもしっかり行うことができるだけでなく過剰打点+《ミラダンテ》による召喚ロック。
まさに攻めるデッキとはこのデッキと言わんばかりの構築となっています。
オリジナル構築では、スピードアタッカーを付与するカードの採用が必須となっていますが
アドバンス構築では、その分を超次元クロスギアで補うことができ、メインデッキに枠が空きました。
今、オリジナル・アドバンス双方で活躍が見込まれます。
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
アドバンス構築戦は中々開催数が少ないのが難点でしたが
異端児デッキであるCOMPLEXがアドバンス環境を荒らすのか!
今後のアドバンス環境も見逃せません!!
もしよければ感想を #VDCS のハッシュタグでツイートしていただければ幸いです。
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!