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2024.1.13

デュエマで今どんなデッキが強いのか解説! オリジナルフォーマットの環境分析&入賞デッキレシピ紹介 Vol.102 | らふぁにぃのデュエマ情報局!

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デュエマで今どんなデッキが強いのか解説! オリジナルフォーマットの環境分析&入賞デッキレシピ紹介 Vol.102 | らふぁにぃのデュエマ情報局!

はじめに


こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!

よろしければ少しの間お付き合いください!


この記事は2024/1/8(月)第423回VDuelCS【オリジナル】の環境解説記事です。

本大会は【オリジナル構築戦】という以下のルールで戦うレギュレーションでのイベントとなります。

40枚デッキだけで遊びます。
外部ゾーン(超次元ゾーン、超GRゾーン)は使いません。
*ゲーム開始時から存在するカード(ドキンダム、ドルマゲドン、零龍)は使いません。
殿堂カード(殿堂、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂超次元コンビ)の制約は受けます。


目次

今週の注目デッキ


※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。

※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!


時代は大魔法時代! 今CSに出るならオススメしたいこのデッキ!


【火水マジック】



組みやすさ:★★★★★

プレイ難度:★★★★☆

構築自由度:★★★★☆

『隙を生じぬ2段構え! 決断揺らがぬ猛攻!!』


魔覇革命発売後、大流行したマジック】


自然アビス】の登場と自然ジャオウガ】の強化により少しずつ数を減らしていましたが

アビス・レボリューション 第4弾「竜皇神爆輝」で収録された《氷柱と炎弧の決断》により状況が一変。


《歌舞音愛 ヒメカット / ♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》と掛け合わせることで

マジックフレンドバーストによる除去性能+相手のドロー枚数に合わせたドロー能力で

3ターンフィニッシュ性能が格段に上昇し、様々な環境デッキを圧倒していきました。


↓サンプルリストはこちら↓

火水マジック

4

4

4

4

4

4

4

3

2

1

1

1

2

2

CSに出れば2回は当たりそうなほど母数が多いとされている【火水マジック】。

「竜皇神爆輝」発売以降【火水マジック】に革命をもたらしたカード達をご紹介します。


↓火水マジックを変えたカードはこちら↓

《氷柱と炎弧の決断》

『マジックにもたらしたドローソースと受け性能。その決断は勝利への決断!?』

種類:呪文
文明:火/水
コスト:3

■自分の墓地に呪文が2枚以上あれば、自分のシールドゾーンにあるこの呪文に「S・トリガー」を与える。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
 ▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
 ▶自分の手札を1枚捨て、カードを2枚引く。   
 ▶コスト2以下のエレメントを1つ、自分の手札から出す。
《イシカワ・ハンドシーカー / ♪聞くだけで 才能バレる このチューン》

『新規2コストクリーチャーとドロー呪文が合わさった縁の下の力持ち!』

~クリーチャー面~
種類:クリーチャー
文明:水
種族:マジック・マーフォーク
コスト:2

■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)

~呪文面~
種類:呪文
文明:水
種族:マジック・ソング
コスト:3

■カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。

こちらの2枚の登場により、マジックの3ターンフィニッシュ性能が大幅に上昇。


理由としてはまず

今までの【火水マジック】では2コスト帯のクリーチャーが少ないことから

3ターン目の《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》からスタートすることが多く

安定性としては少し心もとないデッキでした。


がしかし、2コスト帯のマジックが増加したことで3ターン目にドローカードを使用することで

革命チェンジや各決断呪文などのパーツを集めやすく、3ターンでの安定性が格段に上昇しました。


また【アナカラージャオウガ】に採用されている《キャディ・ビートル》の増加により

今までの【火水マジック】に採用されていた《飛翔龍 5000V》もデッキから姿を消しました。

《強瀾怒闘 キューブリック》が代わりに採用され、相手にターンを返すことなく必ず攻め切る意思を感じます。


それではCS環境で【火水マジック】以外で使用されているデッキをリストと合わせておさらいしていきましょう。




アナカラーというデュエマ界屈指のカラーリングの頂点に立つデッキ!


【アナカラージャオウガ】



組みやすさ:★★★★★

プレイ難度:★★★★★

構築自由度:★★★☆☆

『全てのデッキに対して平等に戦うデッキ』


《DARK MATERIAL COMPLEX》の登場によりメタカードの除去や《CRYMAX ジャオウガ》の耐性としても使用でき

【アナカラージャオウガ】というデッキが更に進化を遂げました。

まずはそのデッキリストからどうぞ!


↓サンプルリストはこちら↓

アナカラージャオウガ

2

3

4

4

4

4

2

1

4

4

2

4

2

現在様々なデッキのメタとして活躍する《キャディ・ビートル》

それらを除去することを躊躇わせるのが《DARK MATERIAL COMPLEX》

その使い方が上手い方が勝利するとさえ言われるようになった【アナカラージャオウガ】


そんなアナカラージャオウガですがちょっとしたテクニックがあります。


《DARK MATERIAL COMPLEX》略してDMC。

バトルゾーンにジャオウガが1体とDMCが1体。


さらにDMCの下カードが8枚あり、その中にジャオウガがある時

ジャオウガのアタック後、DMCのアタック時効果でジャオウガを場に出すと

鬼S-MAX進化の効果により2体以上いる時は1体選んで残りを手札に戻す必要があるため

アタック済みのジャオウガを手札に戻すことで、DMCの下に1枚カードを入れてアンタップ。


ジャオウガも新しいジャオウガなのでアンタップ状態でバトルゾーンに出ることから

2体で過剰打点を形成することが可能となりました。


それだけでなく《アーテル・ゴルギーニ》を蘇生することでパワー低下によって、相手のクリーチャーを破壊することでもアンタップできますし

攻撃時に相手のクリーチャーを破壊することができればいつでもアンタップすることが可能となりました。

そういったテクニックやメタを出すタイミングの見極めが魅力の一つとなった【アナカラージャオウガ】。


トップクラスのフィニッシャーであるジャオウガだけでなく

ワールドブレイクをも取得した【アナカラージャオウガ】は初心者も使用しやすくなったデッキであると言えるでしょう!




続いては【水闇魔導具】です!

いつまでも現役! 神の試練というより神の支援!?


【水闇魔導具】



組みやすさ:★★★★☆

プレイ難度:★★★★★

構築自由度:★★★☆☆

『安定性の獣』


4ターン目の《堕∞魔 ヴォゲンム》から放たれるゼニスザーク宣言。

2.3ターン目に魔導具呪文が墓地にあるとあわよくば2体着地することができるのが理想の上振れ。


それだけでなく《秩序の意思》による封印という除去や《堕呪 ボックドゥ》によるフリーズ+除去。

さらには《ドゥポイズ》で自分のゼニスザークを破壊して終了時に出しなおす動きはまさに闇魔導具。


リソースの鬼である【水闇魔導具】とコントロールの神である【闇魔導具】が合わさった新たな魔導具が現在のCS環境を席巻しています。



↓サンプルリストはこちら↓

水闇魔導具

4

4

4

4

4

4

4

4

1

1

1

2

2

1

注目すべきは1~2枚入りのカードがとても多く

その理由が殿堂カードである《ハヤブサマル》《神の試練》《ガルラガンザーク》などが採用されているだけでなく

《アーテル・ゴルギーニ》《秩序の意思》といったカードパワーが高いカードも採用されており、コントロール力の高さが伺えます。


では、環境デッキが出揃ったということで早速今回のイベントをフィーチャーしていきましょう!

果たして今回はどんなデッキが活躍したのでしょうか! 





それでは大会結果・母数・勝率詳細を見ていきます。


早速見ていきましょう!

大会結果・母数詳細・勝率詳細

【大会結果】

~第423回VDuelCS オリジナル構築戦~

『闇と光の決断


新年1発目のVDuelCS。

世間では新型のマジックが話題となる中、果たしてどのデッキが活躍したのか!

早速見ていきましょう!


↓大会の様子はこちらから↓





最大母数は自然アビス】となりました。


最大出力と安定性を兼ね備えた【闇自然アビス】が人気となり、最大母数を獲得。

がしかし【火水マジック】や【アナカラージャオウガ】が上位3位を独占。

その速度とメタ性能が【闇自然アビス】にとって後ろ風か。




以下が上位者のリストになります。【敬称略】

     

優勝:アナカラージャオウガ/myau



準優勝: 火水マジック  /玖渚/LTS


3位:アナカラージャオウガ/てぶくろ


4位:クローシスバイク/Tifa7



それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。



【母数詳細】




~特筆点~

【魔導具】が大きく減少。水魔導具にいたっては完全に姿を消す結果に。

→理由

エレメント除去を兼ね備えた《ヒメカット》を採用している【火水マジック】の増加

DMC採用のアナカラージャオウガに対して速度が間に合わない点から

4ターン目に《ヴォゲンム》を立てて確実にゼニスザークを召喚できる【水闇魔導具】へと姿を変えていきました。

続いては今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。



【勝率一覧】




~特筆点~

【アナカラージャオウガ】の勝率


脅威の7割。まさに環境の王者ともいえるアナカラージャオウガ。

DMCの採用によりさらに攻略困難になり得た本デッキは苦手としているデッキタイプが少ないだけでなく

【火自然アポロ】の母数が減少傾向にあるため、よりその立ち位置をよくしています。


【火水マジック】の勝率


少し苦手としている【闇自然アビス】の最大母数による勝率の低下。

先に走ることができればマジックがおおよそ勝利を収めることが多いのですが

やはり同じ3ターン目でも《マーダンロウ》のようなピーピングハンデスによりキルターン数が遅くなったり

序盤のまだ手札が蓄えられていない時の《テレスコテレス》のハンデスが非常にクリティカルだった模様です。

今後《ヒメカット》を2ターン目に出すことなどで《テレスコテレス》のドローをけん制するプレイなどが求められます。

以上が【大会結果・母数詳細】になります。


続いてはこれからの【オリジナル】環境について考察していきます。

今後のVDuelCS~オリジナル~環境考察

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

最後に【まとめ】として今後のオリジナル環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。

※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが

考察ということで競技イベントによく参加されている方向けにお話しするため

多少専門用語が出てきます。ご了承ください。


今後増加傾向になりそうなデッキタイプをご紹介したいと思います。

火光サムライ 編

4

4

4

4

4

3

3

4

3

3

1

3

~今後活躍しそうな理由~


アナカラージャオウガが苦手とするお手軽除去が多数搭載のワンショットデッキ。


DMCの登場で中盤の除去がしづらい環境であるものの

序盤に除去を仕掛けてくるサムライ】は【アナカラージャオウガ】の天敵とも言えるであろう。

さらには《ボン・キゴマイム》も除去してから展開してくるのは非常に厄介。


《シロフェシー》の登場により、マジックとも同速で戦えるポテンシャルを獲得。

特に2コスト軽減エレメント→3コスト武者ドラゴンからザンゲキクロスでSA付与。


革命チェンジシロフェシーの流れで、相手の6000以下クリーチャーを2体処理できるだけでなく

2枚シールドをブレイクしていることからリソースも確保できています。


これらによって4ターン目以降の動きも非常に安定して展開できることも感じ取られます。


受け要素としてS・トリガーである《爆殺!! 覇悪怒楽苦》の採用やメタカードとしての《奇石 ミクセル》など

様々なカードが検討され、環境に柔軟に対応できているデッキであると感じています。

火光ボルシャック 編

4

4

2

4

4

2

4

4

2

4

2

1

3

~今後活躍しそうな理由~


驚異の受け性能によるカウンターと能動的に起動できる無慈悲のスーパー・S・トリガー。


前述の【火光サムライ】でも採用されている《爆殺!! 覇悪怒楽苦》ですが

環境的にどうして刺さりがよいのかというと【火水マジック】の増加がまず第一に挙げられます。

さらに【アナカラージャオウガ】の《同期の妖精》に対してもメタカードをまとめて破壊できる点が活躍の理由となります。


他にもマジック以外の受けるデッキタイプに対しては《ボルシャック・ヴォルジャアク》の終極宣言が牙をむきます。

《爆殺!! 覇悪怒楽苦》のスーパー・S・トリガーが発動したら最後、《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》が火を噴きます。


大量のアーマードが展開され、《XXDDZ》などで呪文ロックと大量のSAクリーチャーを捌き切るのは難しく

《クロック》などクリーチャートリガーによるカウンターは《バクテラス》のブロッカー付与で受けることもできます。


《ヴォルジャアク》のシールド追加によりシールドが増えているだけでなく

終極宣言によって、負けない能力も持っているため、非常に強力と言えるでしょう。


↓筆者が実際に使用した結果がこちら↓





このように受けるデッキだけでなく、【マジック】や【ジャオウガ】に対しても戦えるデッキとなっており

その理由としては前述した《爆殺!! 覇悪怒楽苦》に攻める側は手を焼いているようでした。


細かなテクニックとしては

バトルゾーンに自分のアーマードがいる時

《飛ぶ革命 ヴァル・ボルシャック》を召喚、相手の場にクリーチャーがいた場合それらをタップ。


その後タップした相手クリーチャーに《ヴァルボルシャック》でアタックするとき《ボルシャック・ヴォルジャアク》に革命チェンジ。


残りのアーマードでアタックするときに《ヴァルボルシャック》に革命チェンジすると

先ほどアタックした《ヴォルジャアク》をアンタップすることができるので

そのまま《ヴォルジャアク》《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》に革命チェンジと成長することができます。


同様に《ヴァルボルシャック》でタップして、《ヴォルジャアク》に革命チェンジしておいておくだけで

相手が処理できなければ、終極宣言の圧がかかることもあり、厄介な存在になるでしょう。

破壊されても追加の《ヴォルジャアク》があれば場に出すことが可能なため、破壊以外の方法で除去せざるを得ません。


以上のことから今後活躍するのは【全体除去】もしくは【全体タップ】が今後のキーカードになるかもしれません。

【最後に】

いかがでしたでしょうか?


いよいよ来週末は超CS福岡!

超CS前には謎のデッキが現れるのが定石。

果たして謎のデッキは現れるのでしょうか!!!

今後のオリジナル環境も見逃せません!!


もしよければ感想を #VDCS のハッシュタグでツイートしていただければ幸いです。


もしこのコラムがよかったと感じていただけたら、いいねやSNS等で拡散をよろしくお願いいたします!

今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。


以上、らふぁにぃでした!

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このコラムのライター

らふぁにぃ

らふぁにぃ