はじめに
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は2023/8/28(月)第382回VDuelCS【オリジナル】の環境解説記事です。
本大会は【オリジナル構築戦】という以下のルールで戦うレギュレーションでのイベントとなります。
*40枚デッキだけで遊びます。
*外部ゾーン(超次元ゾーン、超GRゾーン)は使いません。
*ゲーム開始時から存在するカード(ドキンダム、ドルマゲドン、零龍)は使いません。
※殿堂カード(殿堂、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂超次元コンビ)の制約は受けます。
今週の注目デッキ
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
1強環境到来か!? 誰もが認める圧倒的Tier1!?
【水闇魔導具】
組みやすさ:★★★★★
プレイ難度:★★★★★
構築自由度:★★★☆☆
『いよいよ誰にも止められない!』
今まで意識されなければ強いと噂されていた【水魔導具】
サガの殿堂後は意識されても強いデッキとなってしまいました。
闇文明を取り込んで更に強くなった【水闇魔導具】
まずはそのデッキリストを見ていきましょう。
↓サンプルリストはこちら↓
水闇魔導具
今まで《卍 新世壊 卍》がエレメント除去やカード指定除去によって
除去されることが弱点の一つとなっていた【水魔導具】
さらには【火単我我我】や【火自然アポロ】など早期決着デッキが不利とされていました。
また、《卍 新世壊 卍》を引くことができなかった場合
相手にテンポを取られてしまうなどの脆い一面もありました。
そこに2種のカードが【水魔導具】に採用されたことにより【水闇魔導具】として生まれ変わり
あの【火単我我我】や【火自然アポロ】に対して、勝率を上げることに成功しました。
↓そのカードとは!?↓
《堕∞魔 ヴォゲンム》
『エレメント除去でダメになるなら、素でゼニスザクを出せばいいじゃない!』
種類:クリーチャー
文明:闇
コスト:4
種族:マフィ・ギャング/デーモン・コマンド/魔導具
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
■自分のターンの終わりに、自分の山札の上から13枚を墓地に置く。
《堕呪 ボックドゥ》
『我我我・アポロに対しての超有効札、ここに爆誕!!』
種類:呪文
文明:水
コスト:2
種族:魔導具
■S・トリガー・プラス(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、この呪文にP能力を与える)
■P−相手のエレメントを1つ選び、持ち主の手札に戻す。
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
ここ3年ほど活躍し続ける【水魔導具】
《堕呪 ボックドゥ》により様々なビートダウンデッキに対して勝率を伸ばすことができ
《堕∞魔 ヴォゲンム》によってエレメント除去に耐性を持ちながら
《卍 新世界 卍》に頼らずとも《「無月」の頂 $スザーク$》の着地も可能となり
安定性・戦略性・速攻性を兼ね備えた現環境TOPのデッキへと進化を遂げました。
未だに新規カードを収録され、進化をし続ける【水魔導具】
今や誰もがtier1と認めるこのデッキは『攻・守・ループ・コントロール』
全てを兼ね備えた【水闇魔導具】に対してどのようなデッキが開発されていくのでしょうか!
果たして今回のVDuelCSでは【水闇魔導具】がどこまで結果を伸ばしたのでしょうか!
早速見ていきましょう!
それでは大会結果・母数・勝率詳細を見ていきます。
早速見ていきましょう!
大会結果・母数詳細・勝率詳細
【大会結果】
~第382回VDuelCS オリジナル構築戦~
『連結vs接続vs混成』
42名で開催されたVDuelCS。
タイトルの『連結vs接続vs混成』とは?
直近では様々なディスペクターが大活躍!
《グレイトフルベン》や《ザーディクリカ》、《ドルファディロム》など
その多様性と可能性は今後も期待大!!
果たして今回の優勝は!?
まさかの環境となりましたが、どのような結果になったのでしょうか!
早速見ていきましょう!
↓大会の様子はこちらから↓
最大母数は【水闇魔導具】となりました。
新規魔導具によりビートダウン耐性をもちながら
《堕∞魔 ヴォゲンム》の採用で安定性を爆発させた【水闇魔導具】が母数を伸ばす結果となりました。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:水闇魔導具/ぽせ
準優勝:
水闇魔導具
/夢餅ぼん吉
3位:水闇魔導具/アクエリアスゼロ
4位:水闇魔導具/ぷれでたーつやこ
それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】
~特筆点~
【水闇魔導具】が大きく増加。
【火光サムライ】の減少により、更に母数を増やす結果となりました。
それだけでなく今回のイベントでは上位4名が【水闇魔導具】という結果に。
その安定性や《$スザーク》による圧倒的パワーが環境を蹂躙しています。
続いては今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。
【勝率一覧】
~特筆点~
・【水闇魔導具】の勝率
ミラー対面以外は圧勝ということで勝率は驚異の70%。
苦手としている【火光サムライ】ですら勝ち越しており
その安定性とコントロール力は今後の環境にとって非常に脅威となります。
・【闇単アビス・火自然アポロ】の勝率
本来【魔導具】に対して有利だったはずの2デッキ。
勝率が伸び悩んでいる状況だけでなく
【水闇魔導具】に対して、負け越している点も非常に気になります。
【火自然アポロ】は少しでも初動が出遅れると《$スザーク》に圧倒され
【闇単アビス】は《凶鬼98号 ガシャゴン / 堕呪 ブラッドゥ》によって墓地を0にされてしまうなど
メタもばっちりの内容となっているため、勝率を落としています。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いてはこれからの【オリジナル】環境について考察していきます。
今後のVDuelCS~オリジナル~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のオリジナル環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということで競技イベントによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
今後増加傾向になりそうなデッキタイプをご紹介したいと思います。
ラッカライオネル 編
~今後活躍しそうな理由~
連鎖デッキに対して有効なキャンベロを採用したメタビートデッキ。
《イデア・パラドックス》の採用により、小型カード指定除去を使え
《蒼狼の大王 イザナギテラス》からも唱えることができるだけなく
受けも少し強くなっている部分についても評価が高い点となっています。
それだけでなく《単騎連射 マグナム》は今の環境では非常に通りがよく
添えながら積めるだけで大体のデッキを詰ませることが可能となっています。
【火自然アポロ】だけが構築によっては受けることができない構築となっていますが
そのメタゲームに合わせて今必要なメタカードを採用できるため、今後の活躍に期待です。
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
母数を伸ばしつつある【5cコントロール】
それらに対して有効な【水闇魔導具】の猛攻。
10月にはGP 2023-2ndが待ち受けています!
サガが殿堂入りした今【水闇魔導具】を止めるデッキは出てくるのでしょうか!
今後のオリジナル環境も見逃せません!!
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!