【ご挨拶】
こんにちは! イツキ先生です😊
このコラムを読んでいる方の中には、来月のCL宮城に向けて練習に励んでいる方もいらっしゃると思います😁
さらにはこちらも来月から開催されるシティリーグ シーズン4では、いよいよワールドチャンピオンシップスの出場権が決まり、そこからCL新潟、JCSと夏までに大型大会や公式大会が多種多様に控えております。
これらの大会に向けて、お互いに精一杯頑張りましょう!!😁
今回は、私が好んで使用している《ミュウツーV-UNION》デッキの《ザシアンV》+《サーナイトex》型についてご紹介したいと思います😉
3月12日の愛知県で行われたシティリーグでも同タイプのデッキが優勝しております。同日と前日に、私は非公式大会に参加し
9戦8勝1敗(優勝)
5戦4勝1敗(チーム戦:個人)
とトータル14戦12勝2敗と好成績を収めています😆
また、大会ではサイトウコウセイ選手とマッチングしており、観覧OK/相互カットでの試合で実施しております😊
大会の開催形式に則ったうえで、しっかりと対戦中や前後にコミュニケーションを取ること。
TCGは対面のコンテンツだからこそ大切にしたいことなのかもしれません😊
デッキリスト
では、今回のデッキについてご紹介したいと思います😊
リストを見ていただくと、ご理解いただけるかと思いますが、なかなかクセが強いと思います。
私が主に参加している東海エリアではロストを軸としたデッキのプレイヤーが多いため、対ロスト軸にウエイトを置いた構築となっております😆
当然ですが、環境や出場する大会の地域性、出場選手、デッキのシェア率などで採用カードを変化させていくと思います。
《サーナイトex》デッキにおいては《ミュウツーV-UNION》を採用するパターンと採用しないパターンでは、全くゲームプランも異なります。
加えて、構築が大きく変化することもあり、トラッシュのカードや山札のカードの枚数や種類などのリソース管理やサイド落ちのケア(どのタイミングで《シャクヤ》を使うか)など、考えることが多く、プレイングの難易度は比較的に高い方であると言えますが、様々な技術や考え方などを学ぶ上では非常に良いデッキだと思い、今回の記事のテーマとしました。
また、《サーナイトex》を使用したデッキはまだまだ手探りな状況が続いているとの相談もありましたので、参考にしていただければ嬉しいです😆
それでは、カードの採用理由を説明します!
【カードの採用理由】と【プレイング】について
(ポケモン:20枚)
サポートポケモンです。
このポケモンで相手に攻撃することはほとんどありません。
190のダメージというのは非常に難しいラインで、相手のVポケモンを倒すことが困難です。
また、バトル場に出した場合、《ギラティナVSTAR》の「ロストインパクト」で280ダメージを乗せられると、ダメカンを3個以上乗せることができません😅
つまり、特性「サイコエンブレイス」で自分にエネルギーを1回しかつけられない状態となってしまいます。
《ギラティナVSTAR》のデッキでは、《サーナイトex》に280ダメージを与えて、「サイコエンブレイス」を自分自身に使えないようにしてバトル場に縛り、《ヤミラミ》で他のポケモンと一気に倒すことは1つの戦術です。
この動きを防ぐためにも、余裕があればエネルギーを1枚貼っておくか、あるいは手札に持っておき、にげられる準備をしておくことがとても大事です。
また、《サーナイトex》は盤面には1体で留めておくことが多いです。
2体を立ててしまうと、相手の《頂への雪道》+《ツツジ》を使われてしまったときにスタジアムなどの解決札をドローすることができない危険性があるだけでなく
《バトルVIPパス》や《ミュウツーV-UNION》のパーツなど、山札の中に残っていてほしくないカードがある間は、《キルリア》のまま残しておき、特性「リファイン」を使って、これらのカードをしっかりとトラッシュしておくことで、相手の《ジャッジマン》や《ツツジ》に対するゲームプランに必要な山札になるように調整していきます。
《サーナイトex》が1体取られてしまいそうなタイミングでなければ、2体立てることは原則しない。
というように、ケースバイケースではありますが、ゲームプランの先行きの予測が大切なので、進化ラインをどう分岐させるのか?
この部分がとても勉強になると思います😁
枚数は2枚採用です。
2枚ともサイドにあってしまう確率は1%以下のため、考えないことにしています。
万が一に備えての《シャクヤ》もありますが、《サーナイトex》がサイドにあると想定して、積極的に《ザシアンV》の「けんのほうこう」で早急にサイド落ちのカードを確認し、《ザシアンV》でサイドをとり、《サーナイトex》の回収に努めましょう。
当初は2枚採用でしたが、最初の手札に2枚とも来てしまった場合、何もできないままゲームが終わってしまうことがあり、最初の7枚を安定させるために、1枚採用としました。
サイドプランとして、2-1(2)-2(1)-2(3)を予定していることから、1の部分に本カードである《サーナイト》をあてるため、結果的に1回しか使わないことも理由の1つです。
後半、場に残っていたとき《ツツジ》に対する、特性「アルカナシャイン」が強力で、序盤で使用した場合は《クララ》で回収する優先度の高いカードになります。
攻撃力に関しては、前述した《ザシアンV》と同性能であるので、そちらをご参照ください。
しかし、大きな違いは、《サーナイトex》の特性「サイコエンブレイス」でエネ加速した場合の限界数です。
HP140では6回の限界を示します。
よって、1ターンで準備を整える場合、手貼りをふくめてエネルギーは最大でも7枚の270ダメージであり、《アルセウスVSTAR》などのHP280ポケモンをきぜつさせることが困難になります。
さらに相手のバトル場に《Vガードエネルギー》や《かがやくサーナイト》がいるとしたら、330ダメージが要求されてしまいます。
とはいえ、ダメカンを中途半端に乗せると、《チェレンのきくばり》で回収されてしまうため、それは避けたいです🥵
その打開策として採用されたカードが後述する《チャンピオンズフェスティバル》となります!
10の回復によって、「サイコエンブレイス」の回数を1回増やすことができます。
これにより、280以上のVSTARポケモンを非Vで倒せるようにプレイします。
また、事前にエネルギーを貼っておくこともプランの1つですが、その場合、《ザシアンV》の攻撃力を低下させる原因となることには注意が必要です。
相手が《ボスの指令》で《ザシアンV》を呼び出す⇒きぜつせずにバトル場に残る⇒次の自分の番に《ザシアンV》で倒したい⇒《サーナイト》にエネルギーがついてるため微妙にダメージが足りない😂
このような状況は避けたいです。
そうしたこともあり、自身のエネルギーの枚数管理は非常に重要であると言えます。
特に、《ポケモンいれかえ》を採用していないことから、いれかえて《サーナイト》についたエネルギーをトラッシュすることは難しいです。
※不採用の理由としては、《博士の研究》で《ポケモンいれかえ》トラッシュする可能性が高いため。
もし、事前にエネルギーを貼っておくプランを取りたい人は《モミ》を採用すると良いでしょう。
《モミ》を採用するメリットは《サーナイト》や《サーナイトex》を回復させられるほか、《サーナイトex》の項目で記述したような場に縛られる動きから逃れることも可能となります。
しかし、事前にエネルギーを貼っておくプレイングしていると《モミ》を持っている可能性が疑われ、《ジャッジマン》などで手札に干渉される可能性が高いこともありますので、注意が必要です😅
絶対に2枚採用だと思っています。
TwitterなどのSNSで2枚採用のレシピを見るたびに感動していました😍
練習を重ねると2枚採用になると思います。
2枚採用の良い部分としては、ロスト軸のデッキから飛んでくる《かがやくゲッコウガ》の「げっこうしゅりけん」です。
もちろん2枚採用することで、サイド落ちのケアやドローする確率をあげることも目的となりますが
私個人の意見としては2枚採用されているからこその、迷わずバトル場に出すことができ、あえて最初に《マナフィ》からスタートすることで、《ラルトス》を見せずにデッキバレを防ぐこと。
他にも《あなぬけのヒモ》を使用された場合、《マナフィ》を相手の《ウッウ》に取らせるように誘導することで、「げっこうしゅりけん」のプランに誘引させます。
そして、その準備のために手札を整えさせたところで、2枚目の《マナフィ》を出すことで相手の予定していた戦術を妨害することができます。
2枚目の《マナフィ》は上述した通り、相手の意表を突く意味合いもありますが
本デッキはたねポケモンが少ないため、2枚目の《マナフィ》がいることで、たねポケモンが9枚とぎりぎりの期待値を取っています(私個人としては、たねポケモンは10~12枚を好んでいます)
それだけではありません。
2枚目の《マナフィ》のメリットは《クララ》を要求しない点にもあります。
ロスト軸のデッキでは、後半に《やまびこホーン》でHP70のポケモンがきぜつさせられてしまうため、そのタイミングに合わせて《クララ》は温存したいカードになります。
人によっては《レスキューキャリー》でも良いのではないか? と思うかもしれません。
本デッキにも相性がよく採用したいカードの1枚です。
しかし、《レスキューキャリー》のために《マナフィ》を減らすことはできません。
《ヒスイのヘビーボール》が採用されていないため、《マナフィ》を1枚採用とした場合
サイド落ちしたときのケアが1枚採用の《シャクヤ》のみにかかってしまうことがかえってマイナスに働いてしまいます。
それであれば、《ヒスイのヘビーボール》も採用すればよいのではないか?
これもよく質問にあります。
たしかに2枚落ちしてしまいやすい《ラルトス》の回収に貢献はします。
しかし、《ヒスイのヘビーボール》は《シャクヤ》との相性が非常に悪く、《シャクヤ》の後に《ヒスイのヘビーボール》を使用するとせっかくサイドの位置を覚えたものが全て無意味になってしまいます。
そうしたこともあり、《ヒスイのヘビーボール》は採用が非常に難しい⇒《マナフィ》のサイド落ちが厳しい⇒2枚採用が必須⇒意表になる。
さらにはたねポケモンがいないことにより、スタートできなくなることも減少する(時間の短縮)
と、このように現環境ではメリットの方が多いと考えた結果、2枚としました。
《かがやくサーナイト》や《かがやくフーディン》と悩んだ部分ですが、本デッキはとにかく最初の手札が重要であり、ドローによって盤面をしっかりと形成すること。
また、サポートも《博士の研究》は3枚ではなく4枚採用して、より安定感を増したいのですが、枠やリソース管理の面で難しいこともあり、《かがやくゲッコウガ》による安定感の確保を最優先としました。
特性「かくしふだ」で、トラッシュにエネルギーを貯めていきましょう。
手貼りよりも「かくしふだ」のコストとするためにエネルギーを1枚は持っておくようにプレイしています。
また、本デッキは《ボタン》が採用されているため、《ザシアンV》を回収することが多くあります。
《ザシアンV》についていたエネルギーを「かくしふだ」のコストにできるメリットも忘れないこと。
トラッシュにエネルギーを貯めたい場合、にげることでエネルギーをトラッシュ⇒《ボタン》とするなど、順番も間違えないようにしましょう。
警戒すべきカードとしては、《カビゴン》の特性「とおせんぼ」で《かがやくゲッコウガ》をバトル場に固定されてしまうとそのままLOプランを狙われてしまう可能性が非常に高いです。
《カビゴン》は稀に《ルギアVSTAR》やロスト軸のデッキで採用される他
特にコントロールデッキでは採用必須なカードでありながら、《レジエレキ》スタートでレジデッキ感を装ってくることが多いので、迂闊にベンチに出してしまうと負け筋となる可能性があります。
これについては、《ボタン》を採用することでそのミスを帳消しにすることができ、さらに自分のデッキの動きをより強く使うことができます。
意外と盲点なのですが、《ボタン》を使用することで《回収ネット》と同様に特性「かくしふだ」が二回使えます。
(トレーナーズ/グッズ・どうぐ:15枚)
欲を言えば、1ターン目に《ラルトス》を3体に並べたい。
本デッキと《バトルVIPパス》は相性がよく、《キルリア》の特性「リファイン」、《ヒガナの決意》などで《ミュウツーV-UNION》のパーツと共にコストにもできることから、絶対に4枚採用を推奨しています。
このカードを後半までにどれだけデッキから削れるかという自分に理想的な山札を作る練習はしていますか?
不利な状況から逆転する、いわゆる捲りの練習をする上で、ゲーム中にどう山札を作ったのか、良い練習になるカードでもあります。
1枚採用です。
《博士の研究》を採用していることや《ハイパーボール》の枚数も多いため、必要なサポートをトラッシュしてしまうことが多いです。
《ともだちてちょう》があることで、後からサポートを再利用できるため、サポートをトラッシュする際には、《ともだちてちょう》がサイド落ちしていないかどうか確認が必要です。
特に《ボスの指令》など勝利に直結するようなカードはしっかりと確認してからトラッシュしましょう。
状況に応じて、後半の山札を強くできるカードでもあることもあり、序盤では出来る限り使いたくないカードです。
しっかりとゲームプランを形成して、何のサポートを戻すべきか考えておく必要があります。
(トレーナーズ/サポート:11枚)
3枚採用です。
本当は4枚採用したいカードなのですが、枠が確保できなかったこと、4枚採用することで必要以上にリソースをトラッシュしてしまうことが多く、3枚に落ち着いています。
環境によって《ヒガナの決意》とのバランスが問われます。
本デッキでは、1ターン目に《バトルVIPパス》をドローしたいため、後攻1ターン目では《博士の研究》を使用した方が盤面を広げやすいことから、《博士の研究》を優先しています。
また、エネルギーをどんどんトラッシュする必要もあるため、なるべく多くのカードをドローしてきたいので、《ヒガナの決意》を4枚目の《博士の研究》に変更することも十分に考えられます。
1枚採用です。
以前の【いちげきルギア】でも記載しておりますが、現環境ではベンチにポケモンが並ぶことが多く、非常に強力なカードでもあります。
特に後半に残したいカードが多いほど、《ヒガナの決意》が強くなると考えられます。
しかし、本デッキのように《ミュウツーV-UNION》やエネルギーなどトラッシュにカードを送ることに重点を置くような場合では、《博士の研究》の方が推奨されます。
1枚採用です。
自身のゲーム展開を優先するため、妨害よりも《博士の研究》で盤面を広げることを優先しています。
本デッキではドローする手段が多いこともあり、手札が多くなった結果として、LOしてしまう可能性があります。
そのため、自身のLOを回避する方法が主目的になります。
しかし、ロスト軸のデッキが相手の場合では、序盤に使用することで相手の展開を遅らせられます。
それだけではなく、相手の手札が強いと言える根拠があれば、《ジャッジマン》でゲームプランを妨害しましょう。
1枚採用です。
ロスト軸のデッキが多く、非Vのポケモンは効果の対象にならないこともあり、複数枚の採用が難しいカードです。
しかしながら、限定的な《ボスの指令》効果と、トラッシュ+ドロー効果があるため、1枚採用しておくことで助けられる場面が多く、《ボスの指令》に戻すことは考えにくいです。
手札から3枚まで好きなカードをトラッシュすることが可能で、《ヒガナの決意》のように山札を強くできるカードでもあります。
しかし、後半になると手札に残ってしまいがちで、《ともだちてちょう》でも戻す可能性が低いことから、序盤に使用しておくと良いでしょう。
手札に《ボスの指令》と《セレナ》の両方がある場合は、先に《セレナ》を使用し、《ボスの指令》を取っておくことが多いです。
1枚採用です。
2枚採用は優先度は低いです。
本デッキはサイドを積極的に取りに行くため、1枚採用で十分と考えております。
私は左3枚から必ず選ぶようにしています。
①《バトルVIPパス》や《マナフィ》など使用する可能性が低いカードを奥から置いていく
②あいうえお順に並べる
③ポケモン⇒トレーナーズ⇒エネルギーの順に並べる
3枚戻す際には自分なりの方法で置くようにすると、忘れずに済むので考えておきましょう。
サイドの一部を把握することで、残りのサイドの中に何が落ちているのかを絞り込めるカードでもあり、それが非常に強力であると思っています。
確認したサイドはうっかりと取り間違いを起こさないようにしましょう。
本当に丁寧に使用するサポートだと思っています。
サポートの中でも非常に好きなカードの1枚です。
1枚採用。
意表の中の意表。
デッキの内容を知られていない状態であれば非常に強く、メインアタッカーである《ザシアンV》の回復手段ともなります。
多くの構築では《きんきゅうゼリー》が一般的であることから、ダメージ量が調整されることを逆手に取ります。
《ザシアンV》の回復以外にも、エネルギーを手札に戻して《かがやくゲッコウガ》の特性「かくしふだ」のコストにすることや、負け筋につながるポケモンを回収するなど、幅広い使い方をします。
わざと負け筋となるポケモンを出すことで、《ボスの指令》や攻撃をさせたあと、《ボタン》で回収し、1回分のワザを無効化するプレイングは強力です。
ミスをミスにしない。そんなカードです。
現環境ではお気に入りのサポートになります😊
(トレーナーズ/スタジアム:3枚)
1枚採用です。
1枚で十分と考えます。
非常に入手が困難なカードであり、この部分に関しては環境に応じて調整をしてよい部分になります。
《チャンピオンズフェスティバル》の有効な点は
・《サーナイト》の項目でも書いた通り、「サイコエンブレイス」の使用回数を1回増やせること
・《ザシアンV》が「おとぼけスピット」を2回耐えられること
《ヤミラミ》の「ロストマイン」でばらまかれたダメカンを回復することで相手のゲームプランを崩す重要な役割もあり、相手が次に何をしてくるか予想した上で、使います。
使用感としても、本カードで勝利した試合も多く《チャンピオンズフェスティバル》をケアしてゲームプランを進めるプレイヤーは初見ではほとんどいないことも含め、意表を突くカードとしても大活躍しました。
(エネルギー:11枚)
【最後に】
いかがでしょうか?😁
今回も夢中になっていたらいつの間にか朝から晩まで執筆しておりました(笑)
文章量を見てもわかる通り、今回の記事も気合は入っていると思います🥵
まだまだ書き足りない部分もありますが、参考になれば幸いです!
Twitterの返信などで質問などもらえたら幸いです😍
DMが多いですが、同じ質問を答える際には時間短縮になるので返信欄でもいただけたら嬉しいです😊
いよいよ、世界大会も8月に開催され、その日程も発表されました!!
CLにJCSと大型大会も盛り沢山です!!
みんなで楽しくポケモンカードを遊ぶためには、是非、皆様のお力が必要になります😊
今後ともよろしくお願いいたします!!