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2023.2.23

その20~旧枠モダン初心者のための頻出カード50選~ | ゆるふわマジックであそぼう

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その20~旧枠モダン初心者のための頻出カード50選~ | ゆるふわマジックであそぼう

その20~旧枠モダン初心者のための頻出カード50選~

目次

●今旧枠モダンに興味を持ったな? これでお前とも縁ができた!

みなさんこんにちは!

え!? この記事に来たってことは旧枠モダンに興味がおありですか!?

ようこそ旧枠モダンの世界へ!!!!


お茶飲みます!? まずは軽く眺めていってください! 軽くでいいんで! おいそこのドラスタスタッフ今すぐ出口に鍵かけろ。ブラウザバックボタンと✕ボタンも押せないようにしr――


まぁでも実際よく言われるんですよ。「旧枠モダンに興味はあるけど、どんな環境なのかよくわからない」って。


確かにネットの海をさまよってもリストらしいリストはあまり見かけません。

ネットの海にデッキリストが十分に存在しない。マイナーフォーマットの悩みどころの一つです。

メタらしいメタがありそうで無いので、大会参加者の使用アーキタイプを円グラフにしてケーキを切ったらきれいに平等に分けられてしまうということも日常茶飯事。


しかしアーキタイプとしてのメタは無い(そんなことある??)ですが、採用率の高いカードは存在します。


というわけでめちゃくちゃふわっと説明しているくせに検索ではやたらと上位にくる前回の記事からより実戦レベルにフォーカスを絞って、デッキリストではなく大会で遭遇率の高いカードを紹介します。そうすれば環境のイメージがなんとなーーーく把握できるのではないでしょうか。


題して

「旧枠モダン初心者のための頻出カード50選くらい


初心者といっても「旧枠モダン初心者」なので、マジックの知識自体は中級者という前提で書いています。

キックボクシングで4団体統一王者になったけど、ボクシングはプロテスト通ったばかりの新人みたいな。


ちなみに「50選」と書いていますが、選定カードに土地を含めると20枚以上増えて「ただマイナーフォーマットの土地紹介しただけじゃねえか!」となるので50選に土地は含まれておりません。


なんなら迸るパトスに身を任せて書き殴ったので本当に50選に収められたのかも怪しいです。

え?そんな適当で良いのかって?ドラスタコラムの無法地帯で何を言っているんですか???


とにかく、これを読めば「マジで何も分からない」から「何もわからない」にレベルアップできます。レベルアップってなんだっけ。


ちなみにこいつは旧枠モダン非公式マスコットキャラクター「キュモゾウ」です。
常識の範囲で自由に使っていいですよ。


●白

旧枠モダンとしての白は、プロテクション持ちで実用レベルのクリーチャーが多く、うまくハマれば特定の単色デッキを一方的に倒せることが特徴です。

《霊体の先達/Karmic Guide》

旧枠モダンを代表するコンボデッキ「カーミックボンバー」の片割れです。

カーミックボンバーコンボとは
(1)墓地に《霊体の先達》Aがいる状態で《霊体の先達》Bを唱える
(2)Aをリアニメイトする際に《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》でBを生贄に捧げる
(3)AのEtB能力でBをリアニメイトする
(4)以下繰り返しで無限に《霊体の先達》2体をリアニメイトさせ、《ゴブリンの砲撃》のダメージで勝つ
というコンボです。

このようにコンボが主な仕事ですが、おまけでついてるプロテクション(黒)により、除去を黒に頼ったデッキを空から一方的に攻撃することもあります。
《神の怒り/Wrath of God》

旧枠モダンの全体除去といえばこちらです。

何らかのミシュラランドがほぼ全てのデッキに入っている環境なので、1枚で盤面を更地にすることはできませんが
《リバー・ボア/River Boa》のような再生を持った強力なコントロールキラーカードを除去できる点で同じく代表的な全体除去の《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》を上回ります。
《聖なるメサ/Sacred Mesa》

白系コントロールのフィニッシャーとして採用されます。
《神の怒り》との相性が良い点が他の白いフィニッシャーとの最大の違いです。

大量に並んだペガサス・トークンに蹂躙される時「多分鳥葬ってこんな感じなんだろうなぁ」とか考えています。
《サルタリーの僧侶/Soltari Priest》

旧枠モダンにおける超優秀なウィニークリーチャーです。
旧枠モダン環境のメインの除去が《稲妻/Lightning Bolt》を筆頭とした赤のカードなのでマジでやられません。
おまけにシャドーを持っているのでほぼブロックもされません。

ウィニークリーチャーとしての運用も十分強いですが、赤の除去しか積んでいないデッキ相手に《崇拝/Worship》と一緒に出して実質的なロックコンボを決めたりすることにも使用されます。

このカードを除去するためだけに《鋸刃の矢/Serrated Arrows》をサイドボードに採用することもあります。
《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》

旧枠モダン界の《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》です。
二種類のプロテクションによりそのカラーリングのデッキ相手には無敵の強さを誇り、《栄光の頌歌/Glorious Anthem》でも貼ろうものなら《獣群の呼び声/Call of the Herd》の象・トークンまで一方的に葬るので手がつけられなくなります。

《サルタリーの僧侶》《崇拝》or《最下層民/Pariah》コンボにおける追加のクリーチャーとしても採用されます。

ちなみに《サルタリーの僧侶》と同様ですが、赤と緑のマナが出るのであれば旧枠モダン界の《コラガンの命令/Kolaghan's Command》こと《荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage》で除去することができるのは頭の片隅に入れておきましょう。
《翼の破片/Wing Shards》

モダンホライゾンで使用可能になった白の布告系レンジストライク除去です。

旧枠モダンでマジックにおける基本プレイングの一つである「クリーチャーの展開は第2メインフェイズ」を怠るとこの1枚で痛い目に遭います。
相手が3マナ構えていたら頭の片隅で今のストーム値を考えておきましょう。
《赤の防御円/Circle of Protection: Red》

旧枠モダンはバーンデッキが強い環境ではありませんが、《稲妻》《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
さらには《ゴブリンの砲撃》等赤の強力なカードが多数存在することもあり、それらを駆使するデッキに対処するためにサイドインされます。
《雲を追うエイヴン/Aven Cloudchaser》

EtB能力でエンチャントを破壊できる唯一のクリーチャーです。
マジでこのカードしかありません。

旧枠モダンには《ゴブリンの砲撃》を筆頭に対処しないと負けるエンチャントが多々あることからメインに採用されることもしばしばあります。
またパワー2のクリーチャーは《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》でサーチできることも覚えておきましょう。
《堅牢な防衛隊/Staunch Defenders》

《稲妻》に耐えつつ象・トークンを一方的に葬る3/4というスタッツに加えて戦場に出たときに4点ものライフを回復する優秀なクリーチャーで、コントロールデッキがビートダウン対策で採用します。

「めちゃくちゃ弱そうに見えたけど、実際に旧枠モダンやったら想像以上に頼もしかったカードランキング」とかやったらトップ5は手堅いです。

●青

旧枠モダンの青は強力なアドバンテージカードの《嘘か真か/Fact or Fiction》と最強の打ち消し呪文《対抗呪文/Counterspell》を筆頭に多くのカウンター呪文を擁しているのが特等です。


呪文のカードパワーが非常に高い一方でクリーチャーのカードパワーは控えめで「あぁ、そういえば青ってクリーチャーの色じゃなかった」とノスタルジーな気分に浸れます。

あとカウンターの選択肢がiPhoneのアクセサリばりに多いです。

《嘘か真か》

ハンドアドバンテージ獲得手段が弱い傾向にある旧枠モダンでぶっちぎりのドロースペルです。

4マナインスタントでほぼ確実にカードを3枚引ける呪文はこれだけです。
《対抗呪文》

マジック:ザ・ギャザリングで最も有名なカウンター呪文ですが、その強さは旧枠モダンでも遺憾なく発揮されています。

その他のカウンター呪文としては次点でフラッシュバックや《霊体の先達》によるリアニメイトを防げる《雲散霧消/Dissipate》、ライフ回復もこなす《吸収/Absorb》、色拘束が緩い《マナ漏出/Mana Leak》がよく採用されています。

旧枠モダンのカウンター呪文たち。

何となく使えそうな気がしますが《否認/Negate》の初出は『モーニングタイド』なので使用できません。

《衝動/Impulse》

比較的最近(『団結のドミナリア』)旧枠モダン入りしたドロー呪文です。

4枚見られるのは偉いのでこれまで《選択/Opt》が採用されていたスロットがこのカードに変わりました。
デッキによっては両方採用していたりします。
《冬眠/Hibernation》

青い《神の怒り》です。

英語が苦手な人のために翻訳すると、「全ての象・トークンを破壊する」と書かれています。

旧枠モダンはこれ以外にも《沸騰/Boil》《野火/Flashfires》など色対策カードの能力がえげつないことも特徴です。
ちなみにこれではなく《脱出/Evacuation》を青い《神の怒り》と呼ぶ説もあります。どちらにせよ象・トークンはやられます。かわいそう。

●黒

旧枠モダンの黒は除去の色というよりも大量リアニメイトやハンデスなどテクニカルなカードが多いことが特徴です。

《沼/Swamp》を参照する単色推奨のカードが多く、特に単色デッキにロマンを感じる色でもあります。


《恐怖/Terror》のような黒を対象に取れない除去は裏目のリスクが大きいためあまり採用されません。

《燻し/Smother》

相対的に黒の中で最も幅広く対象を取れる上に再生を許さない確定除去なので採用率は最も高いです。
最低限ミシュラランドを破壊できるため、手札で腐ることはまず無いでしょう。

他には対象を取らずに除去できる《悪魔の布告/Diabolic Edict》《発掘/Unearth》で使い回せる《骨砕き/Bone Shredder》、除去った上でパワー2の先制攻撃持ちが残る《ネクラタル/Nekrataal》等があります。
《もぎとり/Mutilate》

黒の全体除去です。
実質黒単色でしか使えませんが、使えれば《神の怒り》とほぼ同等の性能を発揮してくれます。
《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》

ノワール系のデッキで採用されます。

当時とレジェンドルールが違うため、戦場に2人の《陰謀団の先手ブレイズ》が登場し、一瞬で全てを無にすることがあるとかないとか。
《総帥の召集/Patriarch's Bidding》

部族系大量リアニメイトができるため、部族デッキが主目的ないしはリカバリー手段として採用しています。
黒の部族といえばゾンビですが、最近だと突然ファイレクシアンという部族が生えてきました。
《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》

黒の貴重なアドバンテージ源です。
『ファイレクシア:完全なる統一』でも再録されましたね。

ライフの損失は痛いですが、ライフ1点まではかすり傷ですので安心してください。
《冥界のスピリット/Nether Spirit》

「ネザー・ゴー」のフィニッシャーとしておなじみです。

旧枠モダンは墓地対策以外でクリーチャーを追放する手段が限られているため、対戦相手が倒れるまで何度も墓地から帰ってきます。
その帰還性能はめぐすけが総務部に提出した書類が記載不備で差し戻される確率に匹敵すると言われています。
《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats》

2マナで手札破壊ができるクリーチャーですが、大体の場合『ニューカペナの街角』で旧枠モダン入りした《堕落した廷臣/Corrupt Court Official》と合わせて8ハンデス体制で使われます。

これに《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》《拷問台/The Rack》を加えてメガハンデス戦略をとって気持ちよくなるもよし、墓地のクリーチャーを釣った上でプロテクション(黒)で立ちはだかる《霊体の先達》に絶望するもよし。
《よじれた嫌悪者/Twisted Abomination》

序盤は沼サイクリングで土地を伸ばし、後半は再生もちのフィニッシャーになる腐りにくい便利なクリーチャーです。

黒系コントロールのフィニッシャー候補ですが、沼サイクリングをメインに使用した上でマナフラッドの受けにも使用できることから黒系のビートダウンでも採用されます。

●赤

旧枠モダンの赤は環境を定義するカードの1つである《稲妻》を擁し、ミシュラランドの採用率の高さからランデスもよく使われるのが特徴です。


低マナ域の強力なカードがそれほど多くないので、他の環境ほど赤が濃いデッキの速度が早くないこともひとつのポイントです。

《稲妻》

環境を定義する除去です。
タフネスが4以上かどうかが評価の分かれ目になる原因の一つです。

次点で《火葬/Incinerate》《ウルザの激怒/Urza's Rage》がよく採用されます。
どれも3点なのがポイントです。
《ゴブリンの砲撃》

《霊体の先達》とタッグを組んでいる「カーミックボンバー」のコンボパーツの片側です。

《狂気の祭壇/Altar of Dementia》が代わりに採用されることもあります。
《包囲攻撃の司令官》

旧枠モダンにおける5マナ域最強のクリーチャーです。

カード1枚で盤面を制圧するカードパワーは旧枠モダンでも健在です。
《地震/Earthquake》

赤の代表的な全体除去です。

《サルタリーの僧侶》を除去することができませんが、逆にこちらが《サルタリーの僧侶》を使用して一方的に対戦相手のクリーチャーだけを一掃するといったこともできます。
《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》

クリーチャーカードをサーチできる強力なクリーチャーです。再録により入手難易度がグッと下がりました。
このクリーチャーの存在によってパワー2以下であることがメリットとなる場合があります。

サーチ先としてはカーミックボンバーの《霊体の先達》であったり、《陰謀団の先手ブレイズ》《包囲攻撃の司令官》などの盤面を制圧するクリーチャーであったり、《神秘の蛇/Mystic Snake》《スパイクの飼育係/Spike Feeder》などのシルバーバレット的なクリーチャーなどが挙げられます。
《密林の猿人/Kird Ape》

旧枠モダン界の《野生のナカティル/Wild Nacatl》です。

1マナ域最強のアタッカーで、赤緑ステロイドが2ターン目に《怨恨/Rancor》をエンチャントして4点で殴ったりします。
《なだれ乗り/Avalanche Riders》

ランデスに特化したデッキというよりは、ミシュラランドを割れて《帝国の徴募兵》でサーチできる便利なアタッカーという側面で採用されることが多いです。

●緑

旧枠モダンの緑は旧枠モダンの顔である最強カード《獣群の呼び声》が使用できるのが最大の特徴です。


基本的にビートダウンの色ですが、《起源/Genesis》によりアドバンテージ獲得も得意なので意外にもコントロールカラーとしての側面もあります。

《獣群の呼び声》

まず最初にこのカードの解説をしないことには始まりません。

旧枠モダンのメタはこのカードを中心に回っていると言っても過言ではない超頻出カードです。
緑色のデッキだったらほぼ確実に入っていると思ってください。

3/3の象クリーチャー・トークンを除去できることから赤の火力は3点以上であることが採用基準になり。
3/3の象クリーチャー・トークンと最悪相打ちが取れることからクリーチャーのパワーは3以上であることが重視され。
3/3の象クリーチャー・トークンの攻撃をブロックできることからクリーチャーのタフネスは4以上であることが求められます。
《極楽鳥/Birds of Paradise》

マナクリーチャー界の天海春香は旧枠モダンでも天海春香です。

同僚の《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》との旧枠モダン的な違いは
・《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》で強化できるか否か
・《地震》を回避できるか否か
・エルフデッキに採用されるか否か
の3点でしょうか。

基本的にエルフデッキでなければ両方採用され、8マナクリーチャーになります。
《起源》
緑は青に次ぐアドバンテージの色です。

Q.何で?
A.《起源》があるから。

毎ターン墓地のクリーチャーカードを回収することで多大なアドバンテージを稼ぐことができます。
《怨恨》

旧枠モダン最強の強化エンチャントです。

《獣群の呼び声》と共に緑系のビートダウンを支えるカードで、象クリーチャー・トークンを絶対に許さないタフネス4のクリーチャー達を突破するのに役立ちます。

これがないと本当に緑のビートダウンはタフネス4が立っているだけで千葉県のJR久留里線ばりに頻繁に止まります。
《クローサの大牙獣/Krosan Tusker》

《起源》で最も回収されるクリーチャーです。
サイクリングでカードを引きつつ土地をサーチし続け、最後は6/5の巨大サイズでフィニッシュさせるアドバンテージの塊です。
《花の壁/Wall of Blossoms》

緑系の遅いデッキが手札を減らさずに序盤を耐えるのに使用します。

象をフラワリングに抱きしめた上で立っているタフネス4は強いです。
《地の封印/Ground Seal》

ハンドアドバンテージを失わない墓地対策です。

黒にも《死体焼却/Cremate》がありますが、あちらは1枚だけ追放するのに対しこちらは対象に取れなくさせるので、《起源》《霊体の先達》、その他単体リアニメイトを継続的に防ぐことができます。

《獣群の呼び声》のフラッシュバックや《総帥の召集》《冥界のスピリット》は防げないので過信は禁物です。
《巨大化/Giant Growth》

《稲妻》と並んで古来より存在するコンバットトリックの代名詞カードです。

現代の構築シーンで目にすることは少なくなりましたが、メジャーな除去を3点火力に頼っている旧枠モダンでは1マナで攻防共にこなす非常に強力なカードで、《巨大化》を一番強く運用しているのは旧枠モダンだという説もまことしやかに囁かれています。

●無色

旧枠モダンの無色は茶色であることが特徴です。


は?? とても大事なことだが??

《ネビニラルの円盤》

《神の怒り》に並ぶ全体除去です。
こちらは無色なので色を問わずどんなコントロールデッキにも採用できます。

こちらを使うメリットとしては
・インスタントタイミングで起動できるのでミシュラランドも除去できる
・強力なエンチャント(とついでにアーティファクト)も破壊できる
の2点が挙げられます。

これらは同時にデメリットでもあるので、《聖なるメサ》《崇拝》を使用する白は《神の怒り》を、《ファイレクシアの闘技場》を使用する黒の場合は《もぎとり》を採用した方が良い場合もあります。
《流転の護符/Quicksilver Amulet》

マナコストを踏み倒して大型クリーチャーを戦場に出せる、旧枠モダン界の《実物提示教育/Show and Tell》ないしは《騙し討ち/Sneak Attack》です。過言!!!

出したい大型クリーチャーは
《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》
《新緑の魔力/Verdant Force》
《シヴのヘルカイト/Shivan Hellkite》
あたりが候補です。
《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》

0マナで使える墓地対策です。

黒の《死体焼却》や緑の《地の封印/Ground Seal》と違って対戦相手の墓地を一掃できるので墓地対策に悩んだらこれを採用すると良いでしょう。
《防御の光網 / Defense Grid》

妨害手段の少ない緑単ストンピィが確実に自身のクリーチャーを強化したり、コントロール対決で自分のターンに対戦相手に動かれたくないデッキが採用します。
《罠の橋/Ensnaring Bridge》

手札をため込まないコントロールデッキが対ビートダウンで採用しています。

旧枠モダンはドローが弱いため全てのクリーチャーを止めることは容易ですが、《解呪/Disenchant》《帰化/Naturalize》《荊景学院の戦闘魔道士》などアーティファクト除去がサイドボードに採用されている確率が高いため油断は禁物です。

●多色

《稲妻の天使/Lightning Angel》

・象クリーチャー・トークンを倒せるパワー3
・稲妻に耐えるタフネス4
・攻防一体な飛行速攻警戒

まさしく旧枠モダン界4マナ域最強のクリーチャーです。

欠点は3色であること。
楔三色なのでフェッチランドとペインランドをフル投入する必要があり、土地からのダメージが無視できないレベルで痛いです。
それでもこのクリーチャーを使うためにトリコロールカラーにする人がいるほど強力なクリーチャーです。

「旧枠モダン界の○○」という肩書をつけたかったのですが、いまいち良いのが浮かばなかったので募集してます。
《終止/Terminate》

黒いクリーチャーは除去れないという黒除去の悩みのタネを解消した最強クラスの除去呪文です。

一方でプロテクションに引っかかりやすくなったことはデメリットですが、赤黒デッキならば採用しない理由は無いでしょう。
《吸収》

呪文を打ち消しながらライフ回復で延命させてくれる強力な打ち消し呪文です。
旧枠モダンでこういったついでにライフを回復するカードは非常に珍しいです。
《名誉回復/Vindicate》

クリーチャーといわず何でも壊せる呪文が弱いわけありません。
対処できるカードが無いという状況はまずありえないので、色が合うのであればほぼ確実に採用されています。
《神秘の蛇》

EtB能力で打ち消しができる強力なクリーチャーです。

青と緑は除去こそ貧しいもののアドバンテージ獲得に長けたカラーで、バリエーションに富んだコントロールデッキが多く存在します。
《真の木立ち/Sterling Grove》

旧枠モダンに数多く存在する強力なエンチャントをサーチで水増しできます。
《オーラトグ/Auratog》や等を使ってエンチャントに特化したデッキから《機知の戦い/Battle of Wits》を使った「バベル」まで幅広いデッキで使用されています。
《火+氷/Fire+Ice》

小型クリーチャーを2体焼いてアドバンテージを得たり、手札を減らさずに対戦相手の強力なアタッカーからの攻撃を1ターン防いだりと器用な活躍をしてくれます。

自分は2ターン目にマナクリーチャーを2体《火/Fire》で焼かれて心を折られたことがあります。

●土地

旧枠モダンの基本でない土地は友好色が多く、対抗色が少ないところが特徴です。


また、そもそもの基本でない土地の種類が少ないので、ここに記載していないタップイン二色土地やサイクリングランド、ウルザランドもそこそこの採用率があり「大体の基本でない土地は使われている」と言って差し支えないでしょう。

ミシュラランド
フェッチランド

《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》

《汚染された三角州/Polluted Delta》

《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》

《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》

《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》


対抗色サイクルは『ゼンディカー』が初出なので旧枠モダンで使用できません。

ちなみに基本土地しかサーチできないので、手なりで対戦相手のエンド時に起動してもあまり意味無いです。

ペインランド

こちらは友好色・対抗色両方存在します。

特に対抗色は唯一の二色土地なので、対抗色が友好色よりも組みづらい理由となっています。ノスタルジー!!

その他土地
《反射池/Reflecting Pool》

貴重なライフ損失の無いアンタップイン多色土地です。
序盤に引くと欲しい色マナが出ないので採用枚数は控えめです。

ライフ損失を気にしないクレイジーな人は《真鍮の都/City of Brass》を採用しましょう。
《ペンデルヘイヴン》

1/1のクリーチャー、例えば《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》《帝国の徴募兵》、ゴブリン・トークンなどを2/3の戦力にできます。

森を参照するのが《密林の猿人》《猫族の戦士ミリー/Mirri, Cat Warrior》くらいなので、少数の採用であればほぼノーリスクで入ります。
特に単体のサイズが小さくなりがちなエルフデッキでは貴重な強化枠です。
《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》

黒単コントロールの加速装置です。
ここから大量に出した黒マナで《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》をパンプアップしたり《堕落/Corrupt》をぶっ放したりします。

●これが旧枠モダンの「上澄み」だ

以上、カード50選+αでした。αの部分がやたらでかい気がしますが旧枠モダンはおおらかな気持ちでやるのが一番大切なので気にしてはいけません。

本当に50枚に収めているのか数えたらだめです。マジでやめよう。


もちろんここに記載していない旧枠モダンのカードはたくさんありますが、旧枠モダンのおおよその概要は把握できると思います。


最悪「象が強くて稲妻が飛んできてカンスペで打ち消されて霊体の先達がコンボ決めてきて黒が沼並べるフォーマット」ってだけでも覚えてください。


始めよう最高のフォーマット旧枠モダン!!

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このコラムのライター

めぐすけ

めぐすけ