2022年も残り僅かとなりました!!😂
1年もあっという間に終わってしまいます。
人間は年を重ねるたびに、時間の経過を早く感じることは皆さまはご存知でしょうか?😄
それは私達、人間の脳の記憶に限界があるからと言われています。
幼い時は幼稚園で過ごす時間が非常に長く感じたり、小学校の50分授業や遊園地で30分の待ち時間を必要以上に長く感じた経験はないでしょうか?
そして、20歳を過ぎたころから、1日があっという間に感じ、1年がすぐに感じてしまう。
これら体感時間は私たちの脳と記憶が関係しています。
そうした理由もあってか、最近では1日が一瞬のように過ぎてしまっています😅
私もそろそろ人生のターニングポイントに差し掛かります😅
そのため、1日1日を大切に生きたいと2023年も誠心誠意、ポケモンカードも仕事も努めて参りたいと思います!!
では、今回は先日、私が参加した大型大会で使用したコントロールデッキ《ミュウツーV-UNION》デッキについてご紹介したいと思います😄
私が1年前の京都CLで使用した《ザマゼンタV》&《ザシアンV》を用いたコントロールデッキから1年ぶりに使用したコントロールデッキとなります。
配信での対戦相手もまた《ミュウVMAX》と非常に感慨深いです😆
コントロールデッキをずっと愛用していましたが、この1年間は様々なゲームプレイングを学ぶため、先日使用した《ルギアVSTAR》など、本当に多くのデッキを握ってきました。
この1年間の集大成を配信ではお見せできたと思っております。
今回は、コントロールデッキの紹介と注意点など説明します!
【長所】
1)学びが深い
これがコントロールデッキの最大の長所と私は考えています。学べる点を以下の様にまとめました。
①視野が広くなる
通常とは異なり、相手の手札の枚数、使用したカードの枚数、残りのサイド枚数、言動や表情など、相手の盤面だけではない部分までしっかりと観察する必要があります。
普段考える必要のないポイントや、見ないところにまで意識を配る必要があり、ゲームを通じて広い視野を看る能力を学ぶことができます。
②自分のゲームプランの明確な言語化
相手の行動を予想する必要があります。いわゆる、ゲームプランの先読みです。
次のターンは勿論、今後のゲーム展開を予想し、必要なカードは残して、不要なカードは捨てる。
その先読みは、複数考えられることもあり、そのパターンに合わせて自分自身のカードを管理します。
考える力、先を見据える力が養われます。
③決断力がつく
25分以内に決着をつける為には、自分の考える時間を最小限に留める必要があります。
自分のターンの行動は相手のターン中に考え、計画を立てていきます。
それと同時に相手の挙動やゲームプランを観察していきます。
自分のターンでプレイング速度を速めるには決断力が必要です。
何を残して、何を捨てるか、今は何をすべきか「決断力」を養うことができます。
④タイムマネジメント
上述した通り、25分以内に決着をつける必要があり、時間管理など自分のプレイングスピードも重要となります。
そのためにも、1ターン1ターンの時間管理を行うことは、普段の生活においても何時までに○○を行うといったマネジメント能力を養うことができます。
⑤コミュニケーション能力
チャンピオンズリーグ2023 京都 生放送のアーカイヴをご覧ください。
少し手間ではありますが、試合開始の前まで巻き戻すことをオススメします(動画の8時間18分頃)
ポケモンカードは相手と25分間を共有して試合を行います。時間切れは両者敗北となってしまいます。
お互いに正々堂々と戦うために、デッキシールドを確認してもらうことや、コインを使うのか? 投げ方に問題はないか? など予め必要なことはしっかりと話し合う必要があり、これはトラブル回避のためでもあります。
コントロールは相手にも考えることを要求し、時間もかかります。
それ故に、相手に対する配慮やリスペクトを怠ってはいけません。
私はやりすぎかもしれませんが、丁寧に相手を尊重する姿勢がコントロールデッキを使うには必要だと思っております😄
そのためにも、しっかりとコミュニケーション能力を養うことができるデッキでもあると思っています。
2)ポケモンカードでは対策がされにくい
⇒CLでもコントロール系統のデッキは予選で見れば数%であり、DAY2では1%程度の使用率であることもあり、練習として意識されないことが多くあります。
いざ本番で対面した場合、相手が何をどうしたらよいか分からない、という状態であれば、コントロールデッキの最大の強みを生かすことができます。
これらが挙げられます。
長所を見るとお気づきかもしれませんが、ポケモンカードで勝利するメリットよりも、自分の成長やゲームプレイヤーとして必要な能力を育てることがメリットと考えています。
こうしたデッキタイプであるにも関わらず、なぜ使用者が少ないのか?
これについてはデメリットが多いと思っています。
【短所】
①勝ち切れるデッキではない。
コントロールデッキは相手の意表を突くデッキでもあります。
さらに言えば、相手のミスも的確に突いていく必要があります。
つまり、相手がミスをしなければ、常勝することが難しく、勝てないデッキタイプにはとことん勝てないことが欠点でもあります😂
例えば、《ルギアVSTAR》のように幅広く高い勝率を得ることは難しいです。
また、めちゃくちゃ考えて時間を要した。勝つために努力を積み重ねても、勝てない時は勝てず、努力が報われないという試合も多いです。
②練習量が非常に多い
コントロールデッキを使う際に重要なことは、「時間切れ」をしてはいけないということです。
そのためにも、自分のプレイング速度を上げる必要があり、相手が使用するデッキをよく知っている必要があります。
まずは一通りの環境デッキを使用し、なぜそのデッキが強いのか?
強いポイントを明確にした上で、「では、そのデッキを対策するには?」と考えていくには非常に多くの練習時間を必要とします。
私が参加したシティリーグS2で使用した《ルギアVSTAR》もデッキの強みを理解するために使用しております😄
③脳への負担が大きい
正直、CL2日間が終わった後は、アドレナリンの影響でかなりハイで元気でした😂(笑)
しかし、帰り道ですが、頭痛と眠気は酷かったです。完全な脳疲労状態です😂
相手の手札枚数やデッキタイプごとに、何がトラッシュされて、何枚使用したかを常に1戦1戦記憶していないといけません。
また、サーチをしているときの相手の挙動や視線などの観察、さらに時間管理など記憶することがとにかく多い😅
今回使用したコントロールデッキは勝利するゲームプランを複数用意していたことから、どのプランに持っていくのかを常に考える必要があり、試合終了後も残り時間の都合上、トイレに行く時間も他のプレイヤーよりも短くなりやすく、休憩時間も少なくなりがちです。
CLのように何回戦も要求される場合、スタミナをつけることや短時間でもしっかりと休息を取ることが望まれます。
④対戦相手を不快にさせてしまうことがある
私のようにプロゲーマーとして、ゲームを仕事として取り組んでいるプレイヤーもいれば、趣味やエンターテインメントとしてポケモンカードを楽しまれているプレイヤーもいらっしゃいます。
趣味であれば、ストレス解消の手段としてポケモンカードを遊ばれている人もいるでしょう。
コントロールデッキは妨害や耐久など、相手の勝ち筋ややりたいことをさせないといったストレスを与えてしまいます。
そうした特性上、対戦後にプレイヤー同士でトラブルになるかもしれません。
そうならないためにも、対戦相手への配慮や気遣いには特に注意が必要です😅
⑤日本のルールでは難しい
日本では25分を双方のプレイヤーで共有するため、時間切れの可能性は常につきまといます。
また、コントロールデッキとの対戦に慣れていないプレイヤーであった場合、現状を打破するべく、考える時間が長くなってしまうことがあります。
もし時間内に決着をつけることが難しいのであれば、割り切った考えも必要となります。
常に勝ちに拘らず、広い心が必要なのかもしれません😄
私個人としては25分の共有ルールは肯定的です。
お互いに時間管理をどうするのか?
相談することは、対面で行う紙媒体のTCGだからこそのコミュニケーションが必要となり、それはアプリなどのデジタルゲームとは異なる面白さがあると思っています。
日本のルールでは時間切れという要素は厳しいかもしれません。
ならばこそ、時間切れしないように練習することや、相手への配慮や気遣いを大事できる現行のルールで私が気に入っている点でもあります。
繰り返しとなりますが、TCGだからこそ、コミュニケーションがしっかり取れて良いと思っています😉
⑥EASY-WINがない
いわゆる、楽に勝てる試合はありません。
基本的に攻めるデッキでもありません。
相手が手札や最初の展開で詰まったとしても、こちらがすぐに攻撃できないため、しっかりと相手はケアできてしまいます。
《ミュウVMAX》では「サイコジャンプ」を連続で使われると厳しいですし、《ルギアVSTAR》も《ネオラントV》を丁寧に使われると正直厳しいです😂
などが挙がります。多分デメリットはあげるとキリがないです(笑)
もし、勝利することを目標にするのであれば、簡単に言ってしまうと
「コントロールはコスパが悪い」
このひと言につきてしまいます。
単純に「試合に勝つ」という結果を得るためには、必要とする時間や労力がその対価に見合っていないことがデメリットと言えるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
コントロールデッキは自分の負担も大きいですが、練習する相手にも必要以上にストレスを与えてしまったり、思考を負担にさせてしまうことがあります。
もし、カジュアルにポケモンカードを楽しむのであれば、ゲームが楽しくないと思わせてしまうかもしれません😅
だからこそ、配信でもあったように事前に自分のデッキ性質を相手に伝えることや、不快にさせたらごめんなさいと、対面だからこそしっかりとコミュニケーションとして相手に伝えることを私はまず一番に大事にしております😊
勿論、自分の戦術を相手に伝えることは勝負の世界として考えるのであれば、時として良くないことなのかもしれません。
しかし、私はポケモンカードを通じて多くのプレイヤーに楽しんでもらう事や、このような一風変わったデッキを多くのプレイヤーに知ってもらいたいとも思っております。
コントロールデッキは日本において、その特徴やスタイルから主流ではない傾向にあります。
だからこそ、もっと多くのプレイヤーに理解されたいと思い、今回記事にさせていただきました。
来年も皆様と楽しくポケモンカードが出来たら幸いです。
また、ポケモンカードを通じて多くの方々と繋がれたらと思っております。
本年は皆さまのおかげで本当に良い一年を過ごすことができました。また次年度も宜しくお願い致します。