盛り沢山のトレカ・イベント情報ならドラゴンスター

総合トップ よくある質問 ご利用ガイド
  • メニュー

    MENU

  • TOP
  • コラム一覧
  • 復活! 輝け! 《プトレマイオス》!! | カニ丸の遊戯こばなし

2022.12.15

復活! 輝け! 《プトレマイオス》!! | カニ丸の遊戯こばなし

コラム 遊戯王
2648 1
復活! 輝け! 《プトレマイオス》!! | カニ丸の遊戯こばなし

復活!輝け!《プトレマイオス》!!

目次

■はじめに

こんにちは、もしくは初めまして。カニ丸です。  


2022年12月11日に2023年1月からのリミットレギュレーションが公開されましたが、いかがお過ごしでしょうか。

《ティラメンツ》《クシャトリラ》が新たに禁止や制限となり、2023年1月以降の大会での流行が気になるところですね。

《ラビュリンス》《鉄獣戦線》《エルドリッチ》などが虎視眈々と上位の座を狙っているかもしれませんね。


ストラクチャーデッキが出たばかりの《蟲惑魔》の動向や、禁止から制限となるこのタイミングでテキスト変更が行われる《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》の活躍も注目したいです。

■おかえり!《心変わり》

さて、新しく入れられるカードが減ってしまったデッキがあるように、逆にデッキに入れられる枚数が増えたものも多数ありましたよね。


禁止カードだったものから制限となり、今後使用できるカードとなったものの中でも、やっぱり一番注目度が高かったのは《心変わり》だったのではないでしょうか?

《心変わり》が初めて遊戯王OCGに登場したのは1999年9月23日に発売した「Vol.5」でした。

まだこの頃は現在のようにパック名というものが設定されていませんでしたので、このようなナンバリングされた商品が発売されていたようです。


デュエリストの皆様の中には、この当時まだ生まれていなかった方もいるでしょうから、もしどこかで《心変わり》の初版を見かけることがあれば年上ということになりますね。


「Vol.5」は《闇遊戯》とシャーディーがパッケージを飾っていたそうなんですが、筆者・カニ丸もさすがに実物は見たことがありません。

▼三魔神

「Vol.5」といえば、この3枚が今では一番有名なのではないでしょうか。

原作及びアニメで迷宮兄弟が使っていたカードの中でも有名ですが、三体合体という体で《ゲート・ガーディアン》になることが当時の子供達の心をわし掴みにしていたのでしょうね。

「三魔神」という総称も実にかっこいい。


今の遊戯王を知らない人でも、この三体《雷魔神-サンガ》《風魔神-ヒューガ》《水魔神-スーガ》のことだけは覚えている、という人もいますね。  


最初に《ゲート・ガーディアン》が遊戯王OCGとして登場したのが、遊戯王OCG初めての全国大会「決闘者伝説 in TOKYO DOME」での入場者特典でした。

特典での配布という入手経路を経て、その後「PREMIUM PACK3」(2000年8月10日発売)に再録されることとなったのですが、それまでは「三魔神」とまで呼ばれた《雷魔神-サンガ》《風魔神-ヒューガ》《水魔神-スーガ》を揃えても《ゲート・ガーディアン》を持っていない方もいたので、再録の大事さを噛みしめております。

「三魔神」で人気投票とかを公式がやってくれたら面白いと思うのですが、いかがでしょうか。

▼最初の禁止カードの《心変わり》

ここで《心変わり》の話に戻しますが、このカードは最初期のリミットレギュレーションにて、制限カードに認定されたカードで、その後「禁止カード」という制度の導入と同時に禁止カード認定されていました。


以前取り上げました《八汰烏》と同じく、初めて「禁止」という枠に入った10枚のうちの1つです。

《八汰烏》と違う点では、禁止カードとなったあと一度、制限カードにまで戻ったことがあります。

半年後にまた禁止になるわけですが…

純粋な「強さ」を持っとったんや…  


イラストの良さや強力な効果、カード名がストレートなどという理由もあって、禁止になりながらも一定の人気を誇っていたこのカードがついに制限緩和後の「RARITY COLLECTION -QUARTER CENTURY EDITION-」(2023年2月18日発売予定)で再録されるとのこと。

公式から「レアリティ コレクション-クォーターセンチュリーエディション」という読み方の発表がありましたので、店頭で購入する際はご参考までに。

■星統べる騎士!プトレマイオス!

「クロスオーバー・ソウルズ」(2015年2月14日発売)にて登場した《星守の騎士 プトレマイオス》(テラナイト プトレマイオス)もついに2023年1月に帰ってきますね!

2015年10月のリミットレギュレーションにて禁止となって以来ですので、「ようやく」と言う感じではありますが、まずは禁止から制限への緩和ということもあって、かつての栄光を取り戻すべくデッキへの導入を考えている方もいることでしょう。  


その名の通り、このカードは《星因士》《星輝士》に連なっているカードです。


「DT」(デュエルターミナル※)から続く壮大な物語の終結を導いた戦士のひとりであり、《セイクリッド・ソンブレス》によって《星輝士セイクリッド・ダイヤ》と生き残っていた《星因士》融合した存在でもあります。

※デュエルターミナル

「DT」と略式で表記される場合が多い。

綴りは「DUEL TERMINAL」。


2008年3月からゲームセンターや一部のカードショップなどで稼働した箱型アーケード。

1プレイ100円。 カードスキャン機能が存在していた。

俗に言う「DTワールド」や「DTシナリオ」というのはこのアーケードゲームで開始した世界観とシナリオである。  


分かりやすく言うと、「遊☆戯☆王5D’s」~「遊☆戯☆王ZEXAL」放送時期の間に稼働していたもの。

2012年1月に更新が止まっており、現在のところ、今後どうなるかは明らかになっていないが、現存する筐体はほとんどない模様。


カードの再録稼働として2012年6月から8月、11月、翌年の2013年2月までは「クロニクル」シリーズが稼働していた。

DTカードに「DT」と「DTC」の型番が存在するのはこのため。

▼天文学者「プトレマイオス」

《プトレマイオス》というのは、恐らく有名な古代ローマの天文学者「クラウディオス・プトレマイオス」が名前の元なのではないかと思われます。


英語で「プトレマイオス」は「トレミー(Ptolemy)」と呼ばれているので、《セイクリッド・トレミスM7》(メシエセブン)との関連性も匂わせているのではないでしょうか。

「プトレマイオス」は古代の天文学を含めた多くの学問を発展させたとされ、その中でも天文学書「アルマゲスト」が大きな影響を与えたとされています。


当時の天文学は幾何学や算術、光学、音楽、機械学など様々な分野を含めたものとして考えられ、ゆえに「プトレマイオス」の著書の中には占星術書「テトラビブロス」や、地理学書「ゲオグラフィア」などが存在し、それらもまた学問の革命になったとされています。  


その出生については未だに明確な資料はなく、古代ローマ第14代皇帝ハドリアヌスの時代(117年-138年)から第16代皇帝アウレリウスまでの時代(161年-180年)に存在していたとされる説があるようで、彼の著書「アルマゲスト」の天体観測記録によると127年~141年の内容があるため、その時代こそが彼の生きていた時代なのではないかとされています。

「プトレマイオス」というのはエジプト系で、「クラウディオス」というのは古代ローマ系に該当するようで、様々な情報から、彼がギリシア人であったのではないかという話もあるとか。


ちなみに、古代エジプトにはプトレマイオス王朝(紀元前300年-30年頃)というものがありますが、天文学者の彼とは現段階では無関係のようです。

▼「DT」から現在の遊戯王OCG世界に繋がる戦い

DTの世界はひとつの星で《リチュア》《ガスタ》《ラヴァル》など多くの種族や勢力が争う中で、《ジェムナイト》の猛攻、封印されていた《氷結界》の三龍の解放

現れた新たな敵・《ヴェルズ》《ヴェルズ》を止める為に《セイクリッド》が…というかなり混戦めいた物語となっています。

そんな中で、復活した《創星神sophia》(ソピア)が世界のリセットを決行しようとし、神と地上生命の戦いの幕が上がります。

今回は《星守の騎士 プトレマイオス》に関する内容だけ、簡単に解説しておきましょう。  


先のDTの戦争が終わった後の話として、遊戯王OCGに物語は引き継がれ、《創星神sophia》に倒され封印された破壊の神《創星神tierra》(ティエラ)との戦いを描いています。

世界の根幹《神星樹》の登場とそれに干渉するものの存在、《創星神sophia》復活の兆しを受け、動き出すかつての戦士たち。


《創星神sophia》との戦いで敗れ、死した者たちは《シャドール》となり、その侵攻を食い止めるべく戦士たちは戦うのですが、この事件の黒幕は破壊の神《創星神tierra》でした。

《星守の騎士 プトレマイオス》《セイクリッド・ソンブレス》によって《星輝士セイクリッド・ダイヤ》と生き残っていた《星因士》が融合した存在と先ほど書きましたが、《セイクリッド・ソンブレス》自身もこの融合に含まれています。

そもそも《セイクリッド・ソンブレス》はDT時代の神との戦いで《ジェムナイト・ラズリー》が12体の《セイクリッド》と融合し、神の力を継承した存在で

《星輝士セイクリッド・ダイヤ》《ジェムナイト・マスターダイヤ》《テラナイト》4名と《セイクリッド》2名の融合した存在だったので、融合に融合を重ねた存在が《星守の騎士 プトレマイオス》ということになります。

(筆者・カニ丸はここまで理解するのに数時間かかりました。)

文字通り力を合わせる彼らですが、これだけ融合してもまだまだ敵は留まるところを知らず、破壊の神《創星神tierra》の手管ともいうべき《インフェルノイド》《創星神tierra》復活のため、どんどん状況を追いこんできます。

《星守の騎士 プトレマイオス》は元をたどれば《セイクリッド・ソンブレス》で、さらに元をたどれば《ジェムナイト・ラズリー》になります。


この《ジェムナイト・ラズリー》には双子の兄弟(姉妹?)がいまして、それが《ジェムナイト・ラピス》です。

破壊の神《創星神tierra》こと《インフェルノイド・ティエラ》はここに目をつけ、《シャドール》化していた《ジェムナイト・ラピス》を使って《煉獄の騎士ヴァトライムス》を生み出してしまいました。

《星守の騎士 プトレマイオス》にとって《ジェムナイト・ラピス》を使って生まれた《煉獄の騎士ヴァトライムス》の存在はかなりの動揺を誘いました。

余談ですが、《ヴァトライムス》というのは、先述した天文学者「プトレマイオス」をアラビア語表記にした場合の読み方なのだそう。


外見が《エルシャドール・ネフィリム》と似ているのは、《ジェムナイト・ラピス》《シャドール》になった姿こそが《エルシャドール・ネフィリム》だったからです。

■おわりに

これまでコラムを書くにあたり、やっぱりDTで活躍したテーマについてはどこかで掲載したいと思っていましたが、《星守の騎士 プトレマイオス》だけでかなりの重厚感もあり、より理解が深まりました。

続きが気になる方もいるかもしれませんので、今後もどこか隙をみつけて、コラムにできたらと思っております。  


リミットレギュレーションを受け、個人的には風属性デッキの《WW》(ウィンド・ウィッチ)を使っていたので《烈風の結界像》が禁止になってしまうことが実は一番痛くて、泣いております。

《ふわんだりぃず》などよく活用されていたというように聞いておりますが

《LL》(リリカル・ルスキニア)や《ハーピィ》などにも入れていらっしゃる方も確認できておりますので、今後《烈風の結界像》のような頼れる1枚を一緒に見つけていきましょうね…!

以上、カニ丸でした。

面白かったらシェアしてね!

いいね数いいね!

このコラムのライター

鍋野カニ丸

鍋野カニ丸