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2022/09/15(木) 21:00

【コラム】異世界間物語!?-《ヴィサス》の戦い- | カニ丸の遊戯こばなし

異世界間物語!?-《ヴィサス》の戦い- | カニ丸の遊戯こばなし
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鍋野カニ丸

鍋野カニ丸

遊戯王大好きデュエリスト。キャラクターを意識したデッキ構築が好き。
アニメや漫画をこよなく愛するので、「デッキ構築の参考になるような記事は書けませんけど大丈夫ですか?」とちゃんと確認取ってここにいます。
口癖は「まだウチに《ホルアクティ》届かないんですよ」。
もう10年くらい待ってる気がしますが、きっと気のせい。

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異世界間物語!?-《ヴィサス》の戦い-

目次

■はじめに

こんにちは、もしくは初めまして。カニ丸です。  


2022年9月6日(火)より配信開始された「遊戯王クロスデュエル」。皆さんはもうダウンロードされましたでしょうか?


遊戯王 マスターデュエル」との大きな違いは遊戯王OCGよりもアニメ版のキャラクターや演出を中心に展開されているという点と、現在はPCなどでできるSteam版がないところです。(2022年9月現在)


デュエルのルール自体も独自のものを採用しており、4人対戦はもちろんレイドボス戦やトーナメント戦なども行えるようです。

今後PCでできるようになるかはわかりませんが、アプリ版で5周年を迎えた「遊戯王 デュエルリンクス」も今ではPC版が登場していますので、期待したいですね。  


さて、「遊戯王クロスデュエル」の話はここまでとしまして、今回は遊戯王OCGでも注目度が高いと思われる《ヴィサス=スタフロスト》に関するシナリオについてまとめと今後の考察をコラムにしました。


■リミットレギュレーション

コラム本編に入る前に、先日、2022年10月1日適用のリミットレギュレーションが公開されました。


その中にはかの有名な《八汰烏》が禁止から制限になるということで、話題にも上っていました。

現在では

「禁止(デッキ・サイドデッキ・エクストラデッキの構築に使用できない)」

「制限(デッキ・サイドデッキ・エクストラデッキを合わせて入れられる枚数は1枚まで)」

「準制限(デッキ・サイドデッキ・エクストラデッキを合わせて入れられる枚数は2枚まで)」

というルールが存在していますが、このルールも遊戯王OCGが誕生した瞬間からあったわけではありません。  


1999年に東京で行われた大きな大会での専用リストを経て、2000年4月1日に初めて「制限」「準制限」カードというものが遊戯王OCGにおける基本のルールとして登場しました。

「禁止」カードが登場するのは約4年後の2004年3月からの制限改訂です。  


《八汰烏》は今回の制限改訂によって「禁止」から「制限」になりますが、このカードは遊戯王OCG史上最初の「禁止」カード10枚のうちの1枚でした。

この10枚の中には《ハーピィの羽根帚》《サンダーボルト》《お注射天使リリー》と、今ではデッキに入れて使用することができるカードも存在しています。

(2022年9月現在)

《ハーピィの羽根帚》は2015年1月1日の制限改訂で制限カードとなり、デッキに入れることができるようになったことを今でもよく覚えています。

(ペンデュラム召喚が登場して、1年も経っていないタイミングだったことも印象的です)

《八汰烏》の禁止期間は全てのカードの中から「禁止」が生まれた瞬間から、今まで一度も制限緩和されなかったので、10000万種以上存在する遊戯王OCG歴代で「最も長い間禁止されたカード」という記録を持っていました。

10月からついに復帰ということで、大会などで活躍する場面が見られるのでしょうか。

海外の遊戯王こと、「Yu-Gi-Oh! TRADING CARD GAME」では2022年5月から禁止から制限に変更され、使用可能となっていたため、その影響も受けてのことだとされています。  


さて、なぜこの話題を出したかというと、今回取り上げたいカードの中に《壱世壊=ペルレイノ》があるからです。

《壱世壊=ペルレイノ》は2022年10月から「制限」カードとして扱われることが明らかになり、それがどのような影響を及ぼすのか注目したいですね。

《ヴィサス=スタフロスト》というと、「誰…?」となってしまう方もいるかもしれません。

思い出していただくためにご用意しました。


こちらの方です(2回目)

一見、和風の鎧を身にまとっていますが、名称からは日本っぽさはまったくありません。


右手は近未来の文明なのか、まるでSF漫画にでも出てきそうな特殊な造形。

宇宙のようなキラキラとしたデザインですが、透けているわけではない様子。

見たところ、雰囲気の異なる右手以外に武器と呼べそうなものは持っていないのですが・・・。  




2022年1月15日に発売された「DIMENSION FORCE(ディメンション・フォース)」にて登場した《ヴィサス=スタフロスト》は当初、別のテーマ《スケアクロー》の1枚だと考えられていました。

関連カードに《スケアクロー》と争っているらしきイラストのカードが複数枚あり、その中で《ヴィサス=スタフロスト》をサポートできる効果を持ったカードもあったためです。

その《スケアクロー》の長(おさ)と思わしき《スケアクロー・ライヒハート》のデザインが体格こそ違いますが、似た髪色に似たようなメッシュが入るなど、共通点も多く、兄弟や身内、はたまた分身に近い関係なのではないかという推測が成されていました。

特に「遊戯王」においては《武藤遊戯》《アテム》《遊星》と「Z-ONE」のように他人ではあるが良く似た面立ちの関係。

もしくは《遊馬》《アストラル》《遊矢》と「よく似た三人」のように、別の身体を持った同一存在などが多く登場するため、「いつもの遊戯王らしくなってきた!?」というプレイヤーの共通認識もあるようですね。

↑こちらは他人だけど、似てる人。

↑まったく似てないけど、実は1つの存在が2つに分かれたもの。




しかしながら、その次に発売された「POWER OF THE ELEMENTS」(パワー・オブ・ジ・エレメンツ/2022年4月23日発売)にて、《ティアラメンツ》が登場することになり、もっと複雑でより長いシナリオであったことが明らかになりました。  


遊戯王OCGではテーマを一括りにして呼称される場合が多いですが、《スケアクロー》でも《ティアラメンツ》でもない《ヴィサス=スタフロスト》はカテゴリーとして区分を設けることが難しい1枚となっております。

物語は《ヴィサス=スタフロスト》《肆世壊=ライフォビア》を訪れたところから始まります。

《スケアクロー・ライヒハート》が玉座に座し、荒んだ土地で他の《スケアクロー》たちが生活している様子が描かれていますね。

その背後に流れ星の様な光がありますが、《ヴィサス=スタフロスト》がまさに世界に降り立つ瞬間をとらえています。


《ヴィサス=スタフロスト》《肆世壊=ライフォビア》を統治していた《スケアクロー・ライヒハート》と刃を交えることとなり、《スケアクロー・ライヒハート》は部下の《スケアクロー》たちと共に応戦します。

戦いの末、《ヴィサス=スタフロスト》の異形の右腕が《スケアクロー・トライヒハート》の胸部へと深く刺さり、戦いは決着します。

こうして、《肆世壊=ライフォビア》を力と恐怖で統治していた王がいなくなり、《ヴィサス=スタフロスト》がその力と地位を継承することになります。

ここまで聞くと、《ヴィサス=スタフロスト》がまるで侵略者か、道場破りのようにも見えるのですが、彼にはもっと大きな崇高な目的があるようです。

■マスコットキャラ、爆誕

《スケアクロー・トライヒハート》を倒し、その力を奪った《ヴィサス=スタフロスト》はそのまま、今度はまったく別の世界へと次元移動します。


さぁ行・・・・・・


「よう! 俺も連れて行けよ!」


とでも言いそうな、小さな可愛らしい謎の生き物が彼の前に現れます。  


その名の通り、《スケアクロー・ライトハート》は今さっき倒したはずの《スケアクロー・ライヒハート》その人です。

力を奪われたからなのか、まだその理由は明確ではありませんが、今後はこの旅に付き合うぜ! ということのようです。


倒したはずのボスが急にマスコットキャラになるなんて・・・

これには普段仏頂面の《ヴィサス=スタフロスト》も驚きを隠せないようです。

こうして道案内をするかのように付きまとう《スケアクロー・ライトハート》との奇妙な二人旅がスタートしました。  


ところで、《スケアクロー》と言えば「カカシ」を意味する「スケアクロー(Scarecrow)」(カラス(Crow)を怖がらせる(Scare)もの)が語源だとは思うのですが、それがどうして《肆世壊》のルビになるのかは定かではありません。

「肆」というのも、数字の「四」を別の漢字で表現する場合に使用する漢字となっています。

《世壊》はそのまま「世界」を書き換えたものだと捉えて問題なさそうです。


《ヴィサス=スタフロスト》のイラストの背景に存在する宇宙のようなものは、それ以前に発売していた《新世壊》によく似ているので、なにか大きな繋がりを感じますね。 

ちなみにこちらは、前弾「BATTLE OF CHAOS」(バトル・オブ・カオス/2021年10月16日発売)に収録されていたものです。

ルビが「ニュー・クリア・ワールド」なので、まだ明かされていない《ヴィサス=スタフロスト》の目的が関係している可能性があります。

奇妙な2人組は次なる世界《壱世壊=ペルレイノ》へと到着。

大きな樹に水面を浮かせたような断層が連なっています。

どうやらこの世界の住民はここでは暮らしているようですね。


分かりづらいですが、中央よりの左側に次元を超えてきた《ヴィサス=スタフロスト》の光が小さく見えます。  


この世界には人魚に近い脚の先がヒレの形状になっている種族《ティアラメンツ》が暮らしていました。

見たところ、手の先もヒレのような形になっていそうですが、 《スケアクロー》に比べるとずいぶんと人間に近い形状で、登場するキャラクターの大半は女性のようです。


《ヴィサス=スタフロスト》が最初に会ったのは、この世界の王に怯える少女たちでした。

余談ですが、この三人のそれぞれの名前はすべて「人魚」に関する言葉が元になっているようです。

《シェイレーン》は「セイレーン」

(海に住む女性の姿をした怪物。歌声で人を海に引きずり込む。人魚にはそういった種もいるとされる)

《メイルゥ》はアイルランドの人魚伝説「メロウ」から

《ハゥフニス》はノルウェー語で人魚を指す「ハゥフル」からではないかと言われています。


《壱世壊に軋む爪音》の怯えた様子の3人からおそらく事情を聴いた《ヴィサス=スタフロスト》は憐れむような目線をおくっているのが印象的ですね。

彼女たちの恐怖の対象である王は《ティアラメンツ・レイノハート》

《スケアクロー・ライヒハート》と同じように、世界の住人とは違う形状をしていて、彼には《ティアラメンツ》が持つべきヒレなどがありません。 


侵入者に対し、容赦なく他の《ティアラメンツ》もろとも攻撃してくる《ティアラメンツ・レイノハート》


その時、身をていして攻撃をかばったのは、《ティアラメンツ・キトカロス》でした。

応戦すべく、《ヴィサス=スタフロスト》はその右腕から特殊な武器を取り出します。

どうやら、《スケアクロー・ライヒハート》から奪った力としてその武器を扱えるようになったようです。


《ティアラメンツ・レイノハート》は仲間を守った《ティアラメンツ・キトカロス》もろともその場にいた《ティアラメンツ》たちに特殊な仮面を使って服従させ、自身の姿形を変えます。

ステンドグラスのような美しいデザインに、タコに似た足を持った《ティアラメンツ・カレイドハート》は手強く、戦いは厳しいものとなりました。


窮地に追いやられるも、戦いの中で奇跡的に仮面が割れた《ティアラメンツ・キトカロス》が正気を取り戻し

背後から《ティアラメンツ・カレイドハート》を剣で刺し、戦いは決着がつくことになりました。  


先述の通り、《ティアラメンツ》には「人魚」の意匠が強く込められています。

有名な童話の「人魚姫」のお話では、最後、王子と結ばれなかった人魚姫には2つの選択肢がありました。

ひとつは、王子をあきらめて海の泡となって消えること。

もうひとつは、王子を魔女からもらった短剣で突き刺し、殺害することで再び人魚に戻ること。

お話の中では前者を選んで泡となって消えてしまいましたね。


《ティアラメンツ・カレイドハート》を突き刺す《ティアラメンツ・キトカロス》の目には涙があり、もしかしたら彼の事を愛していたのかもしれないと見てとれます。

もし《ティアラメンツ・キトカロス》が「人魚姫」イメージであるなら、王子を刺し魔法を解いたということになるのかもしれません。

■おわりに

まだまだ謎多き、《ヴィサス=スタフロスト》とその戦いのシナリオですが、《クシャトリラ》の襲来という急展開が起こり、今後の展開により一層期待できそうです。

《スケアクロー・ライヒハート》《ティアラメンツ・レイノハート》と打倒し、今後どれだけのボスが登場するのか分かりませんが、コミカライズできそうなくらいのボリュームを抱えていますね。

一説には、これは《ヴィサス=スタフロスト》が「ハート」と名のつくボスを倒すことで「心」を取り戻す物語なのではないか、という考察も目にしました。


少なくとも《肆世壊=ライフォビア》《壱世壊=ペルレイノ》と、「四」と「一」の世界に来たわけですから、あと「三(参)」「二(弐)」の《世壊》は登場するとみて間違いないでしょう。

個人的に気になっているのは、倒されたボスは《スケアクロー・ライトハート》のようにみんな小さくなってしまうのかどうなのか、です。

筋肉ムキムキのお兄さんが、3頭身くらいの妖精になってしまうのがめちゃくちゃ可愛いなと思ったので、《ティアラメンツ・レイノハート》にもまだ希望を抱いています。


このまま賑やかになれば「遊戯王デュエルモンスターズGX」の《遊城十代》のように《ユベル》《ハネクリボー》「ファラオ(猫)」「大徳寺先生」を連れた大所帯になるかもしれないですね。  

以上、カニ丸でした。

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