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2022/09/22(木) 19:00

【デッキ紹介】【第22章】防御こそ絶対の攻撃なり | プラズマの未開地探求録

【第22章】防御こそ絶対の攻撃なり | プラズマの未開地探求録
デュエル・マスターズ いいね数いいね!  0 閲覧数閲覧数  139
プラズマ

プラズマ

人生の半分以上をデュエル・マスターズと共に過ごしてきた、人の形をした何か。
過去にゴースト使いを名乗っていた経歴から、今は霊王とも呼ばれる。
自作のデッキを調整してきた経験を活かし、今は地雷デッキを作る日々を過ごしている。
好きな食べ物は《龍装艦チェンジザ》の活造り。

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ブロッカー軍団の壁

目次

誰もが乗り越えてきた壁

最近はどうか分からないが、私がデュエル・マスターズを始めた頃は、学校の友人と手持ちのカードだけで試行錯誤したデッキを使って遊んでいたものである。


もちろん少ないお小遣いで買い集めたカードしか無いため、競技レベルのデッキには程遠いレベルのデッキであった。


しかし、そんな少ないカードプールの中でいかに相手のカードを倒すかを考えていた日々は、今の自分の地力にもつながっている。


今でこそインターネットが普及していることから、強いデッキやカードが何か、すぐに分かってしまう時代である。


そんな情報源がなかった時代は、友人たちとの間で強いカードとそれに合う戦略を模索していくことで、少しずつレベルアップしていったのだ。




そうして進めていく中、おそらく誰もがぶつかる壁というものがある。


ブロッカー軍団だ。


ご存知の通り、デュエル・マスターズとは相手のシールドを全てブレイクし、ダイレクトアタックを決める事で勝利となる。


では、その攻撃を全てシャットアウトしてしまったら、どうだろうか?


答えは簡単。難攻不落の要塞が完成するのである。


ブロッカーを全滅させる手段なら、今でこそ沢山あるが、デュエル・マスターズ黎明期はそこまで多くはなく、この鉄壁を超える事は至難の業であった。


そして、この鉄壁はどの世代でも立ちはだかる壁となっているらしい。今でもショップに来ている小学生らしきプレイヤーのフリー対戦を見ていると、ブロッカー軍団の前に足踏みする光景を時々見かける事がある。


この鉄壁は、ほぼすべての世代にとって文字通りの壁として存在していると言っていいだろう。


ところがそんな鉄壁も競技レベルの環境となると、ほとんど姿を見る事は無くなる。


一部の例外として《ハイドロ・ハリケーン》をフィニッシャーにしたデッキこそ存在したが、記憶にあるのはそれくらいだろう。


このデッキが環境に姿を現せないのは

・コントロールやループデッキに対して不利であること

・昨今のビートダウンはブロッカーを並べた程度では軽々と突破してくること

これらが主な理由だ。


つまり、限られたカードプールの中では有効な戦略だが、大きく広がったカードプールの中では通用しがたい戦略なのである。




本当にそうだろうか?


もし、上記した弱点を克服したブロッカー軍団が存在したとしたら、それは無敵の軍団と言っても差し支えないのではなかろうか。


これだけ広大なカードプールなのだから、何か解決方法があるかもしれない。


さあ、存在するか分からない可能性を探しにいってみよう。

鉄壁の建設

デッキを作るうえで考えないといけない事は、「何をやりたいか」と「どうやって勝つか」である。


ブロッカーを並べる事は「何をやりたいか」であるため、考えるべきは「どうやって勝つか」という点になる。


勝つ手段はいくらかある。《ジ・エンド・オブ・ユニバース》は、真っ先に思いつく方法だろう。


しかし、《ジ・エンド・オブ・ユニバース》で勝つには、単純にクリーチャー10体を並べる必要がある。そこまでの手間をかけるのであれば、タマシードを並べる方がより確実だろう。


あるいは、強固な防御をもって《水上第九院シャコガイル》で勝利を待つという方法だが、これもコンボデッキに見劣りしてしまう。




そうなると考えられる勝ち筋は、至極単純である。そう、殴り切れば良いのだ。


ブロッカーを並べて殴り切るカードは、今までも何度か収録されている。その最たるものが《ダイヤモンド・ソード》だろう。


ブロッカーを6体以上並べていれば、それだけで殴り切る事が出来てしまう、《ダイヤモンド・カッター》の上位呪文である。


だが、ここで問題がある。そもそもブロッカー6体を並べる事が難しいのだ。


冷静に考えてもらいたい。ブロッカー6体を並べるという事は、それだけ手札を消耗する事でもある。


また、それだけのクリーチャーを維持する必要もある。《SSS級天災デッドダムド》をはじめとしたクリーチャー処理を得意な存在が跋扈する現代、この条件は極めて難しいと言えるだろう。


となると、より少数精鋭で殴り切る事を目的としなければならない。


そんな難題を解決できるカードこそが、最新弾に収録されているこのカードである。

《赤翼の精霊エルラ・ルージュ》だ。


光のクリーチャーまたはタマシードが合計3枚以上あれば、なんと、自身を含めたブロッカーたちのパワーを大幅に底上げする能力を持っている。


そして極めつけは、攻撃できない能力の無効化とパワード・ブレイカーの付与である。これにより、どんなブロッカーであっても、Wブレイカーが保証されるのだ。


自身はTブレイカー相当になるため、シビルカウントの条件さえ達成していれば、これを含めたブロッカー3体でゲームを決める事が出来るのだ。


これで勝ち筋は決まった。ようやくデッキになる・・・と思いきや、根本的な所を見落としている。


他に並べるブロッカーをどうするか、という点である。


単にパワーが高いブロッカーを並べるだけでは、現代デュエル・マスターズでは容易く突破される事は目に見えている。


そうなると、相手の動きを縛り上げられるようなブロッカーを採用すべきだろう。

もちろん、これら2枚だけでは足りない。いや、足りなさすぎる。


もっと強力なブロッカーは居ない物かと探したものの、相手の行動を制限できるブロッカーなどそう多くはなく、並べられる数はこちらの2枚ほどしか見当たらない。


先ほども述べたが、単なるブロッカーを並べても、今では容易に突破されてしまうのだ。ブロッカーである、という理由で採用するのは難がある。


どちらかといえば、相手の動きを縛れるカードであるという方が、採用理由としては優先度が高くなるほどだ。


もっともブロッカーでなければ、このデッキのコンセプトに全くそぐわない。完全なジレンマに陥ってしまうのだ。


こうなったら、もう最後の手段だ。


全員ブロッカーにするしかない。

正義の力で、みんなブロッカーになろう(提案


これで、ほぼ全クリーチャーが《エルラ・ルージュ》の恩恵を受けられるようになった。


ついでに《<鬼羅.Star>》の能力で盤面の展開も可能なので、噛み合いまで取れている。


ほぼ完成形は見えてきたが、最後の問題だ。《エルラ・ルージュ》をどうやって出すか、である。


これに関しても、最新弾のカードが抜群の相性を発揮してくれる。

話題のスーパーカー・ドラゴン、《ドラン・ゴルギーニ》だ。


なんとこのクリーチャー、《エルラ・ルージュ》を踏み倒せ、自身も《<鬼羅.Star>》で踏み倒せるうえにブロッカーになるのである。


つまり、《ドラン・ゴルギーニ》《<鬼羅.Star>》含めた3体が居る状態で《ドラン・ゴルギーニ》が攻撃、《エルラ・ルージュ》を踏み倒せば、突然のTブレイカーをお見舞いできるのである。


ついでに全員破壊されなくなるので、もはや鉄壁と言わずして何と言うのか、というレベルの攻防一体となる組み合わせである。


というわけで、鉄壁の要塞を作り上げてみよう。

建築された鉄壁

4

4

4

4

4

4

3

1

4

4

4

そんなわけで建築されたのが、この壁である。


ブロッカーの枚数は思ったほど多くはないが、コスト4以下のクリーチャーは全て《<鬼羅.Star>》でブロッカーになるので、コスト4以下のクリーチャーは実質ブロッカーである。


また、軽量クリーチャーを増やしたことから《共鳴の精霊龍サザン・ルネッサンス》も搭載。このクリーチャーもブロッカーなので《エルラ・ルージュ》でTブレイカーにもなる凄い1枚である。


《エルラ・ルージュ》を出すために採用した《ドラン・ゴルギーニ》だが、これを4ターン目に出して相手のクリーチャーを寝かせる事で、次のターンに出す《<鬼羅.Star>》の標的を作り出す事も可能である。


そうでなくとも、自身が殴り返す標的を作る事になるため、この次に《サザン・ルネッサンス》を出し、引き込んだ《エルラ・ルージュ》を繰り出すという動きも強烈だろう。


一見して役割が少しズレているように思える《奇石オリオン》は、対《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の1枚である。


防御面に優れたブロッカーを並べていても確実に突破してくる天敵のフェニックスは、もはや盾で受け止めるしか手がないのだ。


これもまた、ブロッカー軍団だけでは環境と戦うことが難しい理由といえるだろう。


周りのクリーチャーを強化するため忘れがちだが、シビルカウントを満たした《エルラ・ルージュ》自身もパワー12500のブロッカーという破格のスペックである。


《エルラ・ルージュ》とWブレイカー持ちだけで相手のシールドを吹き飛ばし、残りの1体でゲームを決めてしまおう。

終わりに

というわけで、新弾一発目は《エルラ・ルージュ》を使ったデッキであった。


コロコロコミックに付属されていたパックから先行で出たカードだったので、何か使い道がないか考えていた1枚である。


書いてある能力は一見地味に思えるが、攻撃に反応して相手をタップする、さらに手札を補充するという忘れがちな能力もあるため、意外と侮れないのである。


それに加えて、シビルカウントを達成すれば、あの《デッドダムド》を上回るパワーとTブレイカーという、コスト5とは思えないスペックへと変貌するのだ。


奇襲性の高さや少数精鋭でゲームを決められるスペックなので、何かのタイミングで大化けする可能性を秘めたカードである。


とはいえ、このカードもまた新たなデュエル・マスターズの歴史に加わったばかりの1枚でもある。


今回のセットでは、新しいデッキを担うであろう可能性を秘めたカードが大量に収録されており、底知れぬポテンシャルは探しても探しきれないほどである。


あと2週間足らずでグランプリだが、かつての【カリヤドネループ】のように、全く見知らぬデッキが出現する可能性も大いにあるだろう。


全国のビルダーの腕前に期待したいところである。

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