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2022.5.12

Vol.1 レジギガスデッキ【CL横浜2022反省会】 | てるるのオレンジメール

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Vol.1 レジギガスデッキ【CL横浜2022反省会】 | てるるのオレンジメール
目次

はじめに

この度、こちらの媒体で書く機会をいただくことになりました。
ハンドルネーム「てるる」と申します。


ポケモンカードは「XYBREAK」シリーズから始め、実績としてはWCS2019及び2022のDay1の出場権を獲得させていただいております。


早速ですが、先日開催されたCL横浜に出場することができましたので
そちらで使用した《レジギガス》デッキを紹介させていただきます。


なお、反省会の名の通り、結果は3-3と不甲斐ない成績となりました。

環境考察

誰もが同じことを語ってるので短くしますが、《パルキアVSTAR》《ミュウVMAX》が最も多く

その下にうらこうさく型の《アルセウスVSTAR》、雷型の《アルセウスVSTAR》《ハピナスV》+《ミルタンク》《ゼラオラ》+《ファイヤー》《アルセウスVSTAR》+《ジュラルドンVMAX》などが連なる形と予想しておりました。


よって、今大会においては《パルキアVSTAR》《ミュウVMAX》に勝てることを前提に、それ以外のデッキとも可能な限り戦えるデッキを選択することが重要と考えました。


今回の《レジギガス》デッキは上記のうち、《アルセウスVSTAR》+《ジュラルドンVMAX》以外とならそれなりに戦えると判断し、持ち込んだ形になります。




なお結果としてはミュウにあたらず、下記のようなマッチアップとなりました。


《ダークライVSTAR》 ×
《ヒスイダイケンキVSTAR》 ×
《パルキアVSTAR》+《はくばバドレックスVMAX》
《パルキアVSTAR》
《アルセウスVSTAR》+《ヒスイジュナイパーVSTAR》+《はくばバドレックスVMAX》
《アルセウスVSTAR》+《ジュラルドンVMAX》 ×

デッキ紹介

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3

3

3

2

各カード採用理由

《レジギガス》

《レジドラゴ》

《レジロック》

《レジアイス》

《レジスチル》


それぞれ各2枚


サイド落ち考慮した最低限の枚数です。




《レジエレキ》 3枚

最も数が多いと予想した《パルキア》に対して使うこと
後述する《スピード雷エネルギー》《ふうせん》の貼り先として使用する可能性が高いため、少し多めの3枚




《クイックボール》 4枚
《ハイパーボール》 2枚


手札のエネルギーを多めに切れて、《レジドラゴ》のりゅうのひほうが効率的に使える《ハイパーボール》の方が優先されるという考え方もありますが
手札のリソースが辛いことの方が目立ったため、《クイックボール》多めの形に。




《ふつうのつりざお》 4枚

ポケモンを最低限に絞っているため
1枚サイド落ちしている場合、必要となることから絶対に引けるように最大枚数。
《回収ネット》 2枚

主に《やまびこホーン》のケアとして採用。
その《やまびこホーン》は基本的に1枚採用なので、最低限の2枚。

単純な入れ替えパーツや《レジギガス》を1ターンに2回起動するためにも使います。
《ばつぐんグラス》 3枚

《大きなおまもり》+《パルキアVSTAR》《大きなおまもり》+《アルセウスVSTAR》を1回の攻撃で倒すために採用。

うらこうさくのようなサーチカードや《ゲノセクトV》のような強力なドローソースが採用されていないデッキなので、絞った数では引けないことが多いため3枚採用。

おまけとして《タフネスマント》+《ハピナスV》《はくばバドレックス》等を1回の攻撃で倒せ、後攻1ターン目から《ばつぐんグラス》+《レジエレキ》のバチバチで《メッソン》も倒せます。
《ふうせん》 2枚

入れ替えカードは《回収ネット》込みで4枚は最低欲しかったため、2枚採用。

主に《レジドラゴ》《レジエレキ》に貼ります。

《レジドラゴ》は1エネ込みで《ツツジ》のケア、《レジエレキ》は唯一の逃げゼロとして活躍します。
(対《パルキアVSTAR》においては、《ばつぐんグラス》を貼りたいので《ふうせん》《レジエレキ》に貼りません)




《博士の研究》 4枚

《ヒガナの決意》 4枚


メインとなるドローサポート。

手札のエネルギーを切れるように4枚ずつ採用。

《シバ》 2枚
《マリィ》 1枚


上記の8枚だけではサポートに触れずデッキが回らないため追加のサポート。
基本的には《シバ》の方が強いが、初動では使いにくいことも含め、お守り代わりの手札干渉として《マリィ》を1枚採用。




《嵐の山脈》 3枚

サーチカード兼対《シンオウ神殿》用のカードとして採用。

基本エネルギーを採用していないこの構築において、《シンオウ神殿》《ツツジ》はかなり強力なことからそれに対抗するための3枚。
《ローズタワー》 1枚

《シンオウ神殿》《ツツジ》対策としてスタジアム3枚では少し心許なかったため、追加のドローソースを兼ねて1枚のみ採用。




《オーロラエネルギー》 4枚

手札のエネルギーを切れて、様々なレジ達の攻撃に使用、文句なしの最大枚数。
《スピード雷エネルギー》 3枚

《レジエレキ》の早期の攻撃開始、そしてサポートに触るための一助として3枚採用。

《パワフル無色エネルギー》 3枚
《ツインエネルギー》 3枚


《こだわりベルト》を採用していないため、《オドリドリ》込みの《ミュウVMAX》を1回で倒すためには330ダメージ出す必要があります。
その条件を《レジギガス》で達成できるように3枚ずつ採用。


《ツインエネルギー》は逃げエネとしても優秀です。

《キャプチャーエネルギー》 2枚

優先的に手札からつけたいエネルギーとしては、《スピード雷エネルギー》と役割が被っているため
有色エネルギーである《スピード雷エネルギー》を優先してこの枚数。

不採用カード

《レジドラゴ》

240ダメージを出せるが、《ボスの指令》のないこのデッキにおいては《こだわりベルト》込み270ダメージ出して、バトル場のVSTARを倒せて初めて価値を持つポケモン。

《ボスの指令》《こだわりベルト》もなく、《スピード雷エネルギー》のように序盤から殴りやすくするための追加の有色エネルギーを入れていないこのデッキには不要と判断。
《ヒスイのヘビーボール》

サイドに特定のポケモンが全部落ちたとしても、《ヒスイのヘビーボール》をサーチするカードがなく、結局触れないことから割り切りの0枚。
《こだわりベルト》

《オドリドリ》込みの《ミュウVMAX》《レジギガス》で倒す場合、《パワフル無色エネルギー》2枚を要求されなくなる点が強力。

その他にもサイコジャンプの後に前に出される《ゲノセクトV》が倒しやすくなったりします。

対《パルキア》において、《大きなおまもり》+《パルキアVSTAR》が重く、都合よくピンポイントのカードに触れるデッキでもないため、《大きなおまもり》の上から倒せる《ばつぐんグラス》を優先。
《ボスの指令》

毎ターン必要なポケモンを呼ぶ必要ある都合上
《ボスの指令》を効果的なタイミングで打つのは難しいと判断して、ドローサポートやバトル場にいるポケモンを1回で倒せる《ばつぐんグラス》などを優先しました。
《クララ》

《ふつうのつりざお》との選択肢。

終盤は《ヒガナの決意》で手札を抱える場面が多く、《ふつうのつりざお》より有効的に使える場面もあるが
序盤から気軽に使える《ふつうのつりざお》を優先。
《頂への雪道》

主に対《ジュラルドン》を考えた場合の候補カード。

2枚程度の採用の場合は、序盤の《博士の研究》等で切ってしまい、役に立ちづらかったため不採用。
採用する場合はスタジアム枠を全て《頂への雪道》にするくらいではないと有効的には使えないと思いました。
基本エネルギー

《シンオウ神殿》対策を考える上で候補にあがる基本エネルギーですが
対《ジュラルドン》も考えた場合、《基本水エネルギー》が第一候補。

《ジュラルドン》を考慮するなら、4枚程度採用したいが
対《ジュラルドン》においては《ヒガナの決意》が有力なサポートとして活躍せず(2-3枚程度しか引けない)
基本エネルギーに触ることさえ難しかったため、対《ジュラルドン》は切る判断をしました。

各対面におけるポイント

基本

基本的には弱点をつく又はレジギガスの高火力で一撃倒せる場合はそれを狙います。


1回で倒せない場合はレジアイスで1回刻むのが無難です。

《シンオウ神殿》《ツツジ》を意識して、スタジアムは温存します。


《レジドラゴ》《ふうせん》と手張りでエネルギーを貼れていると良いです。


《マナフィ》がいない状態でテラスパークで後ろの《パルキアVSTAR》にダメカンがのると、《ばつぐんグラス》が温存できます。
《ばつぐんグラス》バチバチで《メッソン》を倒すと、《パルキアVSTAR》側に《インテレオン》でサイドをずらす選択肢がなくなるので少し楽になる時もあります。

ミュウVMAX

テラスパークで《ミュウV》にダメカンがのると、《レジギガス》で倒しやすくなります。


《オドリドリ》込みでも《ミュウVMAX》が倒せる《パワフル無色エネルギー》2枚の《レジギガス》は手張り込みで起動するので注意しましょう。

うらこうさく型《アルセウスVSTAR》

《ノコッチ》が採用されていると、《チェレンの気くばり》で回復させるので非常に厳しいです。


運良く《マナフィ》が出ていなければ、テラスパークで倒しましょう。
倒せない場合は《レジアイス》で相手のリソース切れを狙うしかないと思われます。

色々な雷タイプのポケモンと組んでいる可能性がありますが、一番厳しいであろう《そらをとぶピカチュウVMAX》のダイバルーンは技の効果は受けるので、《レジアイス》で頑張ります。


《そらをとぶピカチュウVMAX》は闘抵抗雷弱点なので注意。

無理です。


《レジアイス》でリソース切れLOを狙うのが唯一の勝ち筋なので

《雪道》引けないフリ(でも余分に山札は引かずに)して、ブリザードバインドを宣言しましょう。

当日の対戦結果

《ダークライ》 ×


りゅうのひほうと《ローズタワー》でデッキを掘るも、サポートに触れず。
ようやくサポートに触って攻撃しだす頃には4ターン目。
草弱点のVSTARを一撃で倒せず、エネ加速が豊富で《レジアイス》が有効的に刺さらないデッキにはなす術もなく敗北。




《ヒスイダイケンキ》 ×


レジアイス全落ち。


攻撃は毎ターンされるが、《インテレオン》が触れないようで2ターンに1回サイドを取られる展開になったため、手張りで育てた《レジギガス》《レジエレキ》《ダイケンキ》を倒してサイドを取るも《レジアイス》はおらず。


最終的に2体目の《ダイケンキ》を改めて育てた《レジエレキ》で倒して、返しに6枚目のサイドを取られて敗北。




《パルキア》+《はくばバドレックス》 ◯


サポート《シバ》のみスタートから、後攻2ターン目にテラスパークできる好ダッシュ
主に《レジエレキ》で殴りながらサイドを詰め、最後は《レジギガス》《はくばバドレックス》を倒して勝利。




《パルキア》 ◯


後攻2ターン目バチバチしかできない不穏スタートを切るも
《ばつぐんグラス》+《レジエレキ》《パルキア》2回飛ばして勝利。







《アルセウス》+《ジュラルドン》 ×


先攻《アルセウス》のみで番を渡される。


手札にサポートがなかったため、《嵐の山脈》を置きながら、りゅうのひほうで4枚引くがサポートは《シバ》

《シバ》の4枚では《レジロック》起動は不可能なため、事故を祈って番を返す。


《嵐の山脈》から一撃《一撃ジュラルドン》が登場し、《アルセウス》単騎を倒して勝ちという勝ち筋が消えたため、前述した《レジアイス》でのLOを祈りながら行ったが、上手くいくはずもなく敗北。

終わりに

そもそもどんなデッキも9戦もすれば、どこかで手札が事故るのはおかしくない話ではあり

ある程度の振れ幅はないとしょうがないとしても
その中でもこのデッキは安定感が必要な水準を満たしていなかったのかもしれません。


ただ、《レジアイス》が全落ちした試合では、相手の動きが芳しくなかったこともあり
サイドを取ることはできました(残念ながら、その2枚には《レジアイス》はいませんでしたが)。


もしも、《レジアイス》が救出できていれば、まだ勝ち目があった試合であり、サイド落ち確認後、即座に諦めるのではなく最善を尽くした意味はあったのかなと思います。


あらゆる候補デッキが《パルキアVSTAR》《ミュウVMAX》《アルセウスVSTAR》に屈する環境において、Tier1を選択しなかった者の思考が何かの参考になれば幸いです。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

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このコラムのライター

てるる

てるる