その11~統率者 真の後継者、ジャレッド・カルサリオンで過酷な大戦争を制覇したい~
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さぁ今週もやってまいりました「めぐすけの沁みる音楽と喫茶」
毎回みなさんの琴線に触れること間違いなしな小洒落た音楽CDと、音楽と相性抜群な隠れ家的ゆるふわカフェを紹介するコーナーです!
今回ご紹介するCDはこちら!
学生の頃、中古CD屋でジャケ買いしました。
「ジャレド(JARED)」の1stアルバム『後継者たちへ(True Heirs)』です。
「ジャレド」はアメリカのメタルバンド「ディハーダ」のメンバー、ジャレッド・カルサリオンのソロプロジェクトで、「モトリー・クルー」と並んで80年代における日本のLAメタルブームの火付け役としておなじみですね。
当時としては珍しかった3本ギター構成(曲によってはジャレッドがヴォーカルのみを行い2本になることもある)による重厚なサウンドは多くのメタルバンドに影響を与えました。
日本のメタルシーンでは「ガルネリバリウス」や「ランサム」等が影響を受けたと公言しています。
メンバーでありジャレッドの幼馴染でもあったマルコが交通事故で亡くなってバンドは解散。
その後ジャレッドのソロプロジェクトである「ジャレド」(輸入盤の表記が「ジャレッド」ではなく「ジャレド」になっているのは、当時のレーベルが間違えてスペイン語の翻訳家に和訳を依頼したため)を始動。
ディハーダ時代と比較すると力強さが抑えられた代わりにシンセサイザーを用いた壮大な世界kそろそろ怒られそうなのでやめますね。
というわけで今回の統率者は「メタルバンドっぽい外見しているマジック:ザ・ギャザリングのカード選手権」ファイナリストの《真の後継者、ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion, True Heir》です。優勝は《Joven》です。
完全に出落ちですね!! でもやるしかないのでロックンロールにやっていきましょう!
え? メタルバンドのおすすめ? フランスの「RISE OF THE NORTHSTAR」とかかっこいいですよ!
・真の後継者、ジャレッド・カルサリオンが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーが統治者になる。このターン、あなたは統治者になれない。
→対戦相手一人を統治者にします。仮想敵ですね。対戦相手から統治者を奪うことを決意した瞬間にこの物語は始まるので、ロックマンでステージを選ぶノリで対戦相手を選びましょう。
・あなたが統治者である間に真の後継者、ジャレッド・カルサリオンがダメージを受けるなら、そのダメージを軽減し、その点数に等しい数の+1/+1カウンターをこれの上に置く。
→自分が統治者の時にダメージでは死ななくなり、むしろ強化されます。ダメージ吸収系の能力を主人公格が持ってるのは珍しいですね。
統治者になった状態で全体火力を撃つとダメージ分サイズアップできます。
なのでありったけの統治者になるカードと全体火力を入れることでクリーチャーを展開して勝利するデッキには滅法強いデッキが完成します。
そういう方向性で完成させた場合の統率者レベルは7-8といったところでしょうか。
本当か? 本当にそれで完成か?
無人の荒野を駆け抜けて本当に満足なのか?
求めているのは血湧き肉躍るバトルなのでは?
エメラルドの剣を探し求める大冒険なのでは?
というわけで通常のジャレッド構築ではない真の闘争を求める構築をやっていきます。
目指すレベルは5-6。あえてのデチューン。正解とは必ずしも最善手の先にあるわけではないのです。ここってそういうところなので!!
というわけで
こっちじゃなくて
こっちの能力にフォーカスを当てていきます。
そう、ジャレッドは能動的に対戦相手1人を統治者(共通の仮想敵)に仕立て上げることが出来ます。
統治者になるということはどういうことでしょうか。はぐれメタルやタブンネのように命を狙われるということです。
他の対戦相手を使嗾やらなんやらでたぶらかして殴り合いを始めてもらいましょう! 誰だってカードを引きたいですからね!
目指すは統治者を奪い合いノーガードで殴り合う大戦争です!
戦争(クリーク)!
戦争(クリーク)!
戦争(クリーク)!
よろしい ならば戦争(クリーク)だ
なんならこちらで殴り合いに使う釘バットくらい提供してやりましょう!
好きな映画は『HiGH&LOW』です!
●デッキリスト
●役割解説
攻撃強制のカード
このデッキの最優先事項です。
ブロッカーを立てるなんて行為を絶対に許さない。
ノーガードの殴り合いこそ「!?」が紙面に書かれたセリフの半分を覆っていた頃の週刊少年マガジンです。
対戦相手がコントロールしているありとあらゆる草食系クリーチャーの尻を蹴っ飛ばすカードを片っ端からブチ込んでいます。
全てのインドア派がドアを蹴り破ってウォール・オブ・デスに突っ込んでいく状況を目指しましょう。これにはMAHもニッコリ。
攻撃サポートのカード
統治者になれるカード
暴力を推奨してノーガードの殴り合いをしても、時には上手くいかないこともあります。このままでは《真の後継者、ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion, True Heir》が真の後継者になれません。
でも大丈夫!
最近の国産RPGばりに救済措置は用意されています。ちゃんと普通に統治者になるカードも搭載しています!これで統治者になりたくてもなれず拳を握りしめた日々とおさらばです!
ですが、統治者になった瞬間に世界を敵に回してしまうので、後述の全体火力でドラゴン・フォースの『Operation Ground And Pound』のMVを再現するか、激しい戦いで対戦相手が何人か敗北したベストなタイミングで使用しましょう。
全体火力カード
ジャレッド以外の戦闘に加わるカード
その他のカード
●おわりに
以上が統率者《真の後継者、ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion, True Heir》の解説になります。
やはり対戦相手から奪った統治者でドローするカードは脂が乗っていて美味しいですね!
時に奪い合い、時に力を合わせる。そんなバイオレンスさから生まれる友情もあるかもしれません! 友情をなんだと思っているんだ。
しかし今回のデッキのような「勝利のための最適解よりもフレイバー性を優先した構築」というのもゲームを終わらせる意思を持っているのであればたまには良いんじゃないでしょうか!
またやります(書いている間ひたすらにヘドバンしながらメタル聴いていたので頭がおかしくなっています)
やはり暴力! 暴力は全てを解決する! そんなことばっか書いていたら無性に『ファイト・クラブ』が観たくなったので今日はこれでおしまい!