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2021.11.22

特別編~「最強オーバーキル王決定戦」結果発表~ | ゆるふわマジックであそぼう

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特別編~「最強オーバーキル王決定戦」結果発表~ | ゆるふわマジックであそぼう

特別編~「最強オーバーキル王決定戦」結果発表~ | ゆるふわマジックであそぼう

目次

●はじめに

特別編~「最強オーバーキル王決定戦」開催のお知らせ~

漢のロマン、オーバーキルを極めたバーサーカー達が最強を競う「最強オーバーキル王決定戦」。
我こそは最強と信じて疑わないつわものどもが集った大舞台は運営の予想を大きく上回った
それはそれはもう想像を遥かに超えたとんでもない猛者達が集まった・・・

ちびっこ相撲大会にプロの力士が参加してきて「おいおい」ってなってたら、後から花山薫やらフリーザやら超天元突破グレンラガンが出場してきたような気持ちになった。

正直舐めていた。マジック:ザ・ギャザリングというゲームのポテンシャルを、スタンダードというカードプールの可能性を、ここの読者の“王”としての素質を



前置きはここまでにして結果発表に移りましょう。
祝え!5ターンの制限をものともせず、20点という地平線を超え、最大ダメージを弾き出す打点の王者。その名も最強オーバーキル王。まさに誕生の瞬間である。


●大賞発表

・・・の前に1つだけお詫びと訂正があります。
今回のルールで募集するにあたり、先述の通り運営の想像を遥かに超えるダメージ量、ルールに一切違反することなく「詳細な計測が人間の手では困難なレベルの回答」が複数送られてきました。

そういったルートがあることが判明した時点でルールを追加することは既にルートを考案した回答者に対し失礼と判断し、ルール変更は実施しませんでした。
そのため共に詳細な計測が困難な合計ダメージ賞(大賞)と最大ダメージ賞は計測が不可能な値に届いたルート(およびそれに準ずる可能性があることをきちんと表記しているルート)を提出された方から抽選とし、抽選から漏れた方の名前も「王に届いた猛者達」として発表させていただきます。ご了承ください。

とはいえ、できる範囲である程度計算しないとだめだr・・・いやいやいやいや無理ですごめんなさい文系なんです寿司屋じゃないんです勘弁してください本当にごめんなさい。

・・・これ数式か模様かって言われたら模様だと思う。


大賞、および「王に届いた猛者達」はルートは多少違えどもだいたいこんな感じの回答ばかりです。

それでは今度こそ大賞の発表になります。あ、敬称略です。


合計ダメージ賞(大賞)

賞品:《狂暴化/BERSERK(CN2)》日本語版FOIL 1枚 & 初代最強オーバーキル王の称号


考案者:bluesogna



【ルートの概要】

1ターン目に召喚した《よろめく怪異/Shambling Ghast》を2ターン目に《村の儀式/Village Rites》で生贄にしつつ《ティボルトの計略/Tibalt's Trickery》を唱える。
2枚の切削により、《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》《ガラゼス・プリズマリ/Galazeth Prismari》を墓地へ落として《憑依の航海/Haunting Voyage》を唱え、墓地の2体のドラゴンを戦場に戻す。


《黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon》を対象に呪文を唱えながら宝物トークンを増やしつつ、先程と同様に《ティボルトの計略/Tibalt's Trickery》《憑依の航海/Haunting Voyage》を唱え、《野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wild》《古の緑守り/Ancient Greenwarden》を戦場に出す。


《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》《調和の儀式/Rite of Harmony》等でマナと手札を増やしながら《硬鎧の大群/Scute Swarm》を大量に増やし、それらを《残響方程式/Echoing Equation》《年老いた骨齧り/Old Gnawbone》《アクームの怒り、モラウグ/Moraug, Fury of Akoum》に変化させながら最終的にとんでもない量の邪魔者トークンを出す。それらを各ターンで攻撃させる。



【使用した主要なカード】

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1


【投稿されたルート詳細】

詳細なルートをこのページに記載するとブラウザがフリーズする可能性があるので別途pdfファイルに記載しました。

/contents/article/section/10169/bluesogna.pdf


【挑戦者のコメント】

総ダメージは
48×{(5.4×10^4736)×(2^10^10^9158)}
1ターンの最大ダメージは
16×{(5.4×10^4736)×(2^10^10^9158)}

大変だったことは、無限ループの回避と関数電卓が計算を拒否したことです!

無量大数やgoogolplex程度ではお話にならない、呼び名もわからない値がでてきてしまい、MTGの奥深さに感涙いたしました。

今後もこのような面白い企画があれば、是非参加させていただきたいです!


最大ダメージ賞

賞品:『イニストラード:真紅の契り』セット・ブースター 10パック


考案者:山下 圭亮


【ルートの概要】

3ターン目に《恐怖の神、ターグリッド/Tergrid, God of Fright》を召喚。
《知性喰らい/Devour Intellect》を唱え相手の手札から《ベレドロス・ウィザーブルーム/Beledros Witherbloom》を戦場に出す。


その後も相手の手札を《秘密のランデブー/Secret Rendezvous》等で増やしつつ最大限活用。《謎の賢者、カズミナ/Kasmina, Enigma Sage》《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider》、および各プレインズウォーカーを揃え、各プレインズウォーカーが《謎の賢者、カズミナ/Kasmina, Enigma Sage》の奥義を連打しリソースを増やす。


8000体の《夢の円環のドルイド/Circle of Dreams Druid》のコピーから莫大なマナを出し、1万3千体以上のクリーチャーのバックアップを受けた《輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Cathar》《指数関数的成長/Exponential Growth》をX=6000万で唱える。コピー等で最終的に10^180000000になった《輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Cathar》で攻撃。


《年老いた骨齧り/Old Gnawbone》の効果で溢れ出る宝物トークンにより4,5ターン目も《輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Cathar》《指数関数的成長/Exponential Growth》で強化して攻撃。


【使用した主要なカード】

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1


【投稿されたルート詳細】

詳細なルートをこのページに記載すると目がチカチカするので別途pdfファイルに記載しました。

/contents/article/section/10169/山下圭亮.pdf


【挑戦者のコメント】

オーバーキルには3ターンで十分でした。
秘密のランデブーは出来る子。


王に届いた猛者達

  • dout
  • Elm
  • GO_ManaCupsule
  • minoruru
  • RigelWeenie
  • s72ki
  • sin】
  • stern000
  • TT
  • 芝生
  • だーはま
  • たけぞう
  • ナルミヤリュウマ
  • ふぁせ
  • モンゴルマン
  • ルッツエルン
  • ※11/22 22:30追記
    以下の方が王に届いた猛者達から漏れておりました。申し訳ございません。
  • 藤月カゴメ


注:ここに記載された方にも審査員特別賞の権利は発生します。

●審査員特別賞

賞品:『イニストラード:真紅の契り』セット・ブースター 5パック

めぐすけ賞

考案者:暇の大魔術師

【ルートの概要】

3ターン目までに《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》を4体召喚。
4ターン目に《大魔導師の名誉教授/Archmage Emeritus》を4体召喚した後、各コピー呪文をフル動員してカードを360枚ドロー。《野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wild》《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》でマナを出しつつクリーチャーを大量展開。
5ターン目に《研究の集大成/Culmination of Studies》でスタンダードにある青いカード約1300枚のうち940枚を追放して940ドロー。《レンと七番/Wrenn and Seven》の0能力でドローした土地を大量のマナに変え、《創意の熟達/Ingenious Mastery》等で爆発的にリソースを増やす。
《ナヒリの石成術/Nahiri's Lithoforming》をX=62,233,928,288,420*4で唱え、《アクームの怒り、モラウグ/Moraug, Fury of Akoum》で気が遠くなるほど増えた戦闘フェイズを走り切る。


【使用した主要なカード】

1

1

1

1

1

1

1

1

【投稿されたルート詳細】

詳細なルートをこのページに記載すると宇宙の広大さと比べて自分がいかにちっぽけな存在か考えるようになって空を見上げてしまうのでので別途pdfファイルに記載しました。

/contents/article/section/10169/暇の大魔術師.pdf


【挑戦者のコメント】

ネズミ算って怖い

全部アシャヤとレン7とコブラが悪い

ーーーーーーーーーーーーー

詳細説明
マナや手札の推移はこちらを確認してください
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1St0ofG9KUwA1YY6YBnZ6yTHKalLhSj6G7ifEKHDK8pI
ーーーーーーーーーーーーーー
注釈
googleスプレッドシートによる計算の都合で一部丸め誤差が発生します
最終的な合計ダメージおよび最大ダメージは19992954530931200 * (256 ^12,757,955,299,126,600 -1)としてください


【審査員のコメント】

「これ以降各戦闘フェイズの開始時にパワーが256倍になる」

「12,757,955,299,126,600回戦闘フェイズを行う」

「土地は戦場に 62,233,928,288,420枚存在する」

など通常のマジックでは絶対に目にすることのないパワーワードのオンパレードでした。

送っていただいた概要を印刷して枕元に置いておけば文系の悪霊は絶対に近寄ってこないと思います。

なかちか賞

考案者:はまさん

【ルートの概要】

《ゾーン/Xorn》《嵐窯の芸術家/Storm-Kiln Artist》《大魔導師の名誉教授/Archmage Emeritus》等で呪文を唱えるかコピーすると手札を減らさずにリソースが増える状態を作る。
《カエル声の写し身/Croaking Counterpart》《トゥルー・ポリモーフ/True Polymorph》《神秘の反射/Mystic Reflection》等で《嵐窯の芸術家/Storm-Kiln Artist》のコピーを大量生産し、宝物トークンを爆発的に増やす。
呪文を唱えるごとに宝物が16,643,488個生成される状態になり、環境に存在する呪文を片っ端から唱えていく。
増えたマナを使って《星の大魔導師、ヴァドリック/Vadrik, Astral Archmage》《指数関数的成長/Exponential Growth》をX=31,955,496,958で唱え、軽減されたマナコストで再度《星の大魔導師、ヴァドリック/Vadrik, Astral Archmage》《指数関数的成長/Exponential Growth》をX=10^90億で唱える。

パワーが「1不可説不可説転点」以上になった《星の大魔導師、ヴァドリック/Vadrik, Astral Archmage》で攻撃。


【使用した主要なカード】

1

1

1

1

1

1

1

1


【挑戦者のコメント】

上記の動きをわかりやすくしたスライドを下記URLに用意しました。
ご参考ください。
https://docs.google.com/presentation/d/1TSUiicvHKIRbpt4E6V7zwqk4tsZgbB0jijStUZQDAUE
ダメージを記載する欄に数字を書ききれなかったため、1不可説不可説転点の意味を込め1としました。
実際には10^(10^90億)のダメージが入る予定です。ちなみに計算が面倒くさくて諦めましたがまだまだいける余地はあります。


【審査員のコメント】

コンバットドリル製作者からの参戦とあって企画に対しての熱量が凄すぎます!(スライド参照)
ここまでやっていただいて感謝しかありません😂

いとを賞

考案者:ルッツエルン

【ルートの概要】

4ターン目に3ターン目までに生成した宝物トークンを利用し《ギルドの重鎮、ザナサー》を唱える。

5ターン目は相手のライブラリートップを使い自身のライブラリーと合わせて全てのカードを8枚使えるようになるので、無限にならないようにスタンダード内の全てのカードを8回唱えることが可能。


【使用した主要なカード】

1

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1

1

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1

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1

【投稿されたルート詳細】

詳細なルートをこのページに記載すると数字に強くなって日本人の文系離れが深刻化するので別途pdfファイルに記載しました。

/contents/article/section/10169/ルッツエルン.pdf


【挑戦者のコメント】

ダメージの計算が各種ソフトにも断られ不可能でした、指数関数的成長、指数関数的トークン


【審査員のコメント】

相手のライブラリートップまで使うことは想定していませんでした…

対戦相手も含めれば使用出来るカードは1種につき8枚! 最大ダメージ賞を獲得された山下さんの《恐怖の神、ターグリッド/Tergrid, God of Fright》ルート以上に対戦相手を活用していて感心しました。

●閉会のあいさつ

というわけで今回の最強オーバーキル王決定戦のダメージは「測定不能」という結果に終わりました。

企画当初に想定していたものにはなりませんでしたが、企画当初に想定していたものの100倍ぶっ飛んだ企画になりました。これは喜ぶべきことでしょう。


制限されたルールの中で最大ダメージを求めた人、自らに縛りを設けてルートの美しさを求めた人、わかりやすくPowerPointでスライドを作ってくれた人。

完全に同一のルートは一切無く、本当に十人十色な個性あふれた大会になりました。

本当は投稿者全員のルートを記載したいのですが、ルートを書き出す作業で関係者が過労で倒れかねないので勘弁してください。


最強オーバーキル王決定戦。投稿を3日かけて精査した雑感。

・Excelファイルを開いているだけなのにゲーミングPCが悲鳴を上げる

・「^」が顔文字以外の本来の用途でコンビニ行くくらい気軽に出てくる

・効果で+1/+1カウンターが2の16,204乗個乗るらしい。机の耐久値が心配

・「6.76921E」みたいな値がセルに入ってて「E」が何なのかを調べることから始まる

・「1不可説不可説転点」のダメージ。突然『摩訶不思議アドベンチャー』のこと語りだしたのかと思った

・「パワー262,144の《巨大シボウタケ/Deathbonnet Hulk》」が小さくて可愛く見えてくる

・12,757,955,299,126,600回戦闘フェイズを行う


世界よ。これが「パワーワード」だ。


敵の戦闘力を測ろうとしてスカウターが爆発した時の気持ちってこんな感じだったんですね。

冒頭でも伝えた通り、スタンダードのカードプールで無限を使用しないルールでもたった5ターンでマジックフェストの参加者はおろか銀河系に存在するマジックプレイヤー全員をKOできるダメージが余裕で叩き出せることがわかりました。
スタンダードという限られたプールでこれですよ。このゲームの無限の可能性、その片鱗を体感できました。

間違いなく一番すごいのはこの短期間で様々な有限コンボルートを発見した参加者の方達です。

なんでそんな簡単に思いつくの!?本当になんなの!?生まれる時代が違ったら天下とか統べれたんじゃないの!?

競技シーンという勝ち負けが全てな世界の外側でこれほどの猛者達がくすぶっているという事実。これはもうとんでもないことですよ。


短い期間ながら『イニストラード:真紅の契り』のカードも早速使われたコンボもあってとても新鮮でした。
募集初日に基本土地の数だけ無限コンボがいきなり来たときは胃に穴が開きかけましたが。


めぐすけ「本当にすごい結果になった。でもまだこれはきっと始まりに過ぎない。もう少しルールを厳格化して、ローテーションによってカードプールが変わったらまた次の王を決めても良いかもしれない・・・」


担当「次は最後まで計算させるからな」


めぐすけ「・・・次回開催は未定です!!!!」


最強オーバーキル王選手権


これにて閉幕!!!!!

●おまけ(受賞者以外の印象的なムーブ抜粋)

せっかくなので送られてきたもので印象的だったものを抜粋します。

冒頭の模様にしか見えないダメージ式

考案者:GO_ManaCupsule

めぐすけコメント:やはり数式に見えない。寄り目したら3Dで何か浮かび上がってきそうです。


片っ端から出てきたクリーチャーを《エシカの戦車/Esikas Chariot》に搭乗させ宝物トークンを生成する

考案者:藤月カゴメ

めぐすけコメント:インドの電車でもここまで大量には乗り込まないでしょ。


《不朽の天使/Enduring Angel》《天使の処罰者/Angelic Enforcer》に変身し、コピーして6体になった天使でライフを一気に192まで増やす。

考案者:YenMark

めぐすけコメント:オーバーキルをする上で先に自らのライフを0にするという逆転の発想。あまりにも美しくて審査員特別賞を最後まで悩みました。


軽量呪文連打から《デミリッチ/Demilich》を高速展開し、《収穫祭の襲撃/Storm the Festival》をコピー

考案者:Shadow of YAZAWA (MCP

めぐすけコメント:このルールだと《考慮/Consider》がキャントリップ付きの《納墓/Entomb》になるので《デミリッチ/Demilich》と非常に相性が良いですね。


《災厄を携える者/Calamity Bearer》*10体でアタックすることでダメージ1024倍

考案者:野火

めぐすけコメント:ダメージ倍は《不自然な成長/Unnatural Growth》だけではありませんでしたね。ルートも某巨人漫画の地ならしをイメージしたテーマ性のあるもので完成度高かったです。

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このコラムのライター

めぐすけ

めぐすけ