はじめに
まいど!私、リモートデュエマの公認CS「VDuelCS」を開催している『らふぁにぃ』と申します!
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は第96回VDuelCSオリジナル大会の環境解説記事です。
本大会は【オリジナル構築戦】という以下のルールで戦うレギュレーションでのイベントとなります。
*40枚デッキだけで遊びます。
*外部ゾーン(超次元ゾーン、超GRゾーン)は使いません。
*ゲーム開始時から存在するカード(ドキンダム、ドルマゲドン、零龍)は使いません。
※殿堂カード(殿堂、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂超次元コンビ)の制約は受けます。
最近話題のデッキ
このデッキのメインカード。
2ターン目にプレイするだけで相手からすると
まさに絶望への一手。モモキングダムのように
闇落ちしたくなりますねこれは・・・。
また上記でご説明した通りこのカードに含まれるカードが
6枚以下の場合、相手はこのカードを選ぶことができないといった
効果も非常に強力です。シンプルに使っても強いんですよ・・・?
このデッキにおけるフィニッシャー。
【クローシス型】ではユニバースでのEXWIN。
【デアリ型】では《竜魔神王バルカディア・NEX》の
アタックから《禁断竜王 Vol-Val-8》を場に出しつつワールドブレイク!
《禁断竜王 Vol-Val-8》は【ジャストダイバー】能力により選ばれないため
そのままダイレクトアタックができるというギミックになります。
【デアリ型】は《竜魔神王バルカディア・NEX》の呪文ロックがありますが
あくまでも攻撃しているため【クローシス型】のように直接的に勝ちを
手に入れる訳ではなく、この状況を返すことができますか?という形で
勝ちを手に入れるデッキとなります。それぞれの【要求値・再現性・対策】
については弱点ももちろんあるのでそれはこのコラムの最後にご紹介させていただきます。
大会結果・母数結果
【大会結果】
~第96回VDuelCS オリジナル構築戦~
≪『銀河系軍団』ここに爆誕!!≫
それでは早速タイトルと共に71名で開催されたVDuelCS。
≪銀河系軍団≫とはどういうことなのか。
いやもうサムネイルでネタバレ!!!そんなことは気にせず
それでは早速大会結果を確認してみましょう。
↓大会の様子はこちらから!
【5cコントロール】が最大母数という結果に。
しかしこれは地域差がないからこそ【5cコントロール】が多いという結果です。
例えば大阪では【前衛的:赤単・シータノヴァ・鬼羅.star】が多い。
東北では【コントロール:5cコントロールやハンデス】が多いといったデータが
仮にあった場合、その傾向を考察し、その地域メタゲームを始めます。
しかし全国から参加できるリモートCSでは独自のメタゲームが必須となり
そうなると安定して勝率が取れそうである5cコントロールを使用する傾向にあります。
他地域でも5cコントロールが多くても実際に入賞するのは少ないことから
最初に想定する仮想敵が【5cコントロール】である可能性があります。
そのため入賞率が下がっているのではという見解になります。
実際にはどうなのか、それでは見てみましょう。
以下が上位者のリストになります。
優勝:ジョー星ゼロルピア
準優勝:モモキング退化【クローシス型】
3位:ボルシャックワンショット
4位:ゼーロワンショット
それではもう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】
~特筆点~
5cコントロールの入賞率が大幅に低下。
3/4が対戦相手のシールドをブレイクすることなく勝利するデッキで
あることから【5cコントロール】の受け性能がほぼ意味をなくしています。
多いことは変わりませんが【モモキング退化】や【ジョー星ゼロルピア】
が入賞しており、【赤単我我我】や【シータノヴァ】がベスト4から外れるといった
環境下になっています。最近では【ジョー星ゼロルピア】を割り切る
デッキも多くなっているのも気になります。
~その他注目点~
・ラッカ鬼羅.starの増加。
・赤単我我我の大幅増加。
・モモキング退化の大幅増加。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いては【注目デッキ・インタビュー】になります。
注目デッキ・インタビュー
今回はなんとお二人にインタビューさせていただきました!
優勝者の『Rikky』選手!
準優勝者の『MIYU1996』選手にインタビューさせていただきました!!
大会の感想や使用デッキ、考え方を伺います!
まずはRikky選手からのインタビューになります!
優勝者:Rikky選手
Q:今大会で使用したデッキ名とこだわった点をお聞かせください。
→デッキ名:『ジョー星ゼロルピア』
【戦績:優勝 ≪71人規模≫】
【予選:5勝0敗 予選2位通過】
1回戦:vs モモキングダム退化【クローシス】【勝利】
2回戦:vs 赤黒邪王門 【勝利】
3回戦:vs シータノヴァ 【勝利】
4回戦:vs モモキングダム退化【クローシス】【勝利】
5回戦:vs 5cコントロール 【勝利】
【決勝トーナメント】
1回戦:ゼーロワンショット 【勝利】
2回戦:モモキングダム退化【クローシス】 【勝利】
準決勝:ゼーロワンショット 【勝利】
決勝:モモキングダム退化【クローシス】 【勝利】
今まで苦手にしていた【赤単速攻】の
《我我我ガイアール・ブランド》や
【シータドギラゴン閃】の革命チェンジ戦術を大きく咎められます。
しかしあくまでメタカードであり、ループに干渉しない点や
1枚引ければ十分なので、3枚の採用に抑えています。
【ラッカ鬼羅.star】や【シータドギラゴン閃】,
【モモキングダム退化】に対してこれを建てるだけで
ゲームエンド級のカードです。
《ダンディ・ナスオ》でサーチすることで実質1枚多いと
捉えることができるので1枚の採用に留めています。
相手が《希望のジョー星》を除去するために手札消費を
したところでこれを使うことで、手札を枯渇させることができます。
メタ除去や《天災 デドダム》の蘇生等、状況に応じた動きを
可能にするカードなので、枠の都合もあり2枚採用されました。
長期戦になってきたときに真価を発揮します。
Q:大会に参加してみていかがでしたか?
環境に新しく出てきたモモキングダム退化を中心に
様々なデッキと対面できて良かったです!
Q:デッキ作成の上で気を付けた点などはありますか?
→:色バランスをとるのが難しかったです。
緑や黒が過剰になりがちな中で、最低限の青を用意し、
柔軟に動けるようにすることがポイントでした。
何回も調整し、体感良かったのがこの枚数でした。
Rikky選手!
インタビューにお答えいただきありがとうございました!
常日頃から強さを求めた彼が愛用している【ジョー星ゼロルピア】
準決勝ではそれに答えるかのような引きをしており
実力も備わっているプレイヤーだからこそ導ける構築だと思います!
優勝おめでとうございます!
続いてはMIYU1996選手のインタビューとなります!
準優勝者:MIYU1996選手
続いてのインタビューはMIYU1996選手!
Q:今大会で使用したデッキ名と使用した利用をお聞かせください。
→デッキ名:『モモキング退化』
【戦績:準優勝 ≪71人規模≫】
【予選:4勝1敗 予選8位通過】
1回戦:vs シータノヴァ 【勝利】
2回戦:vs マーシャルループ 【勝利】
3回戦:vs 赤黒レクスターズ 【勝利】
4回戦:vs ジョー星ゼロルピア 【敗北】
5回戦:vs 0cコントロール 【勝利】
【決勝トーナメント】
1回戦:ラッカ鬼羅.star 【勝利】
2回戦:5c天門 【勝利】
準決勝:ボルシャックワンショット 【勝利】
決勝:ジョー星ゼロルピア 【敗北】
【G・ストライク】による受け性能と退化先としても優秀で
ワールドブレイクが可能なため採用しました。
手札を捨てずにデッキのカードを数枚確認しながら
手札を補充できるため採用しました。ビートダウンに
対してもギャラクシールドのギミック上シールドが増えるので
1体多く打点を作らないといけない状態にもできるので
こちらを優先しました。
【G・ストライク】による受け性能とドローができるため
採用しました。多色の《「伝説のサイバーパワー!」》
でない理由として極力手札を捨てたくないと思ったからです。
Q:大会に参加してみていかがでしたか?
とても楽しかったです。フェニックスはまだまだロマンがありますね。
Q:デッキ作成の上で気を付けた点などはありますか?
→:自分は、動きを極力限定するようにデッキを考えてから
プラスのプランを考えることが多いです。
今回の場合は手札を捨てた上でのカード補充に利点がないなと自分は
感じた為、手札を切って補充するカードの採用を見送りました。
その訳として《時空工兵タイムチェンジャー》でデッキに
《究極銀河ユニバース》がなく他のフェニックスだけのとき、
そのフェニックス1枚を選択して《禁断英雄 モモキングダムX》に
送っておけば自壊カードと合わせて《禁断英雄 モモキングダムX》
の退化プランをしつつ、手札に過剰にきた《究極銀河ユニバース》
を素出ししてexwinすることもできるなと思ったからです。
MIYU1996選手!
インタビューにお答えいただきありがとうございました!
いつもは【ユニバースゲート】を使用しており、VDuelCSの
中でも異端の空気を発している彼でしたが流行りのデッキにも
しっかりと対応でき、自分の性格を理解した上で使用する。
まさに尊敬すべき姿であると思います!
次の項目ではインタビュー内容と大会結果を参考に【考察】
をしていきたいと思います。もう少しだけお付き合いください!!
今後のVDuelCS~オリジナル~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のオリジナル環境を考察していきますので
もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということでCSによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
ここまで
【よく使われているデッキ】
【大会結果・母数詳細】
【注目デッキ・インタビュー】
をご覧いただきましたが、それらの内容を踏まえると
【対コンボデッキ】を意識する。
このポイントが重要になりそうです。
理由としては【ジョー星ゼロルピア】【モモキングダム退化】
が多くなってきているため対コンボデッキを意識する必要があります。
また既存の【シータノヴァ】も革命チェンジ先とチェンジ元の両方が
あって初めて動き出すため、そのどちらかを処理することができれば
動きに大幅な遅れが生じます。その隙を狙うことができるデッキ。
つまり、
【ハンデスデッキ】が現在非常に通りがよいと思われます。
もちろん【赤単我我我】【シータノヴァ】に先行を取られてしまい
そのままシールドを割り切られて返せない状況もあるかと思われます。
しかし、逆にそれさえされなければ勝ちやすく、5cコントロールに対しても
比較的有利な状況を作ることができるため、今【アナカラーハンデス】
が熱いと思われます。中でもアナカラーだけでなく近頃では4c、つまり
赤入りの【アナカラーハンデス】も開発されている等、再び
【アナカラーハンデス】ブームが到来しそうです。
光入りの【アナカラーハンデス】も気になるところではありますが
一度【アナカラーハンデス】を基盤にした上でご自身の地域メタを考察し
好きな構築にしてみるのもいいんじゃないでしょうか。
リアルCSに参加してみて
私の住んでいる地域の緊急事態宣言も明け
それと同時にオリジナルのリアルCSにも
久しぶりに参加してきたのでそのレポートを
使用デッキの感想と共に簡単にですが記述させていただきます。
使用デッキ:【4c邪王門ノヴァ】
以前から愛用していたのがこの【4c邪王門ノヴァ】。
【シータノヴァ】に闇文明を入れ、カウンター能力を手に入れたデッキ。
王来第2弾環境では大阪のCSで入賞をし、リモート界隈でも少し話題になったデッキです。
《天災 デドダム》を採用できる上に《百鬼の邪王門》から
《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》や《王来英雄 モモキングRX》を
が展開できるので攻・守が揃ったデッキタイプでありました。
しかし不利対面としていた【ジョー星ゼロルピア】や【5cコントロール】が
増加傾向にあり、【シータノヴァ】のシャッフが採用枚数の増加により
不利対面が多くなったこと、またプレイ難度が非常に高い点からも
少しずつ姿を消していきました。
ですが王来編第3弾の登場により環境は一変。
少しずつ【5cコントロール】が【5cディスペクター】や
【5c天門】に変化しつつある環境と【モモキングダム退化】
の流行によりあるカードが注目しました。それがこのカード。
このカードは《究極銀河 ユニバース》のような機会的なEXWINを
無効化することができるので
【対モモキングダム退化】といってもいいカードになります。
ただし、【ジョー星ゼロルピア】の
《水上第九院 シャコガイル》や《光霊姫アレフティナ》のような
継続的にそのカードが存在することでEXWINの条件を達成するような
EXWINは回避できないので注意が必要です。
こうみると【モモキングダム退化】には確かにいいけど
他のデッキにはあまり効果はないんじゃない?と思いませんか?
いや私も思ってました。はい。
【赤単我我我】にも有効であり、《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》
で回収したときには実質2打点止めることができ、【ジャストダイバー】に
対しても非常に有効なカードとなりました。
また、現環境は【シータノヴァ】や【モモキングダム退化】など
踏み倒すことがあるデッキタイプが多いため、こちらのカードを採用しました。
以前【赤黒邪王門ノヴァ】に採用されており
相手のターン中にコストを支払わずバトルゾーンに
クリーチャーを出した場合、そのターンの終わりに
このクリーチャーをコストを支払わずに手札から
出してもよいという『お前がやるなら俺もー!』カードです。
相手ターン中に出てくるので【RX→アルモモ】の流れをした
ターンにまとめて出すこともできるので
【シータノヴァ】にも対応でき、【ジョー星ゼロルピア】の
0コストでクリーチャーを召喚した場合にも発生します。
デュエル・マスターズ公式サイトより引用
つまり【シータノヴァ】と【赤黒邪王門ノヴァ】を
融合させた【4c邪王門ノヴァ】となります。
まぁここまで言っておいて実はベスト16止まりだったので
大きいことは言えないんですが・・・(笑)
しかし《バサラ》と《一王二命三眼槍》の使用感は
とてもよく《蒼き守護神 ドギラゴン閃》から出る
スピードアタッカーであるため【シータノヴァ】より
多色クリーチャーが捲れる期待値も高い点からも
非常に使用感もよかったと考えております。
それでは実際に大会を振り返ってみます。
1回戦:【ジョー星ゼロルピア】 勝ち
2回戦:【アナカラーハンデス】 勝ち
3回戦:【ジョー星ギャラクシールド】勝ち
4回戦:【マーシャルアレフティナ】 負け
5回戦:【シータノヴァ】 負け←この人優勝してました。
予選結果:13位通過。
決勝トーナメント
1回戦:【マーシャルアレフティナ】 負け
【感想】
・・・退化どこですか!!一緒に出た人ほとんど
『退化当たったーまじできついわー』
『今日退化めっちゃ多くない?2回連続当たったんやけど』
いや退化どこ!でっでたー!恒例のメタ読みしたら
そのデッキ当たらない現象!!
誰かこの現象名前つけてくれませんか?
面白い名前つけてくれたらジュース奢ります。はい。
というわけでフリー対戦で調整していた感触では
悪くなかったのですが、今後【アナカラーハンデス】が増加するのであれば
かなり握りにくいデッキだなぁと感じていますが【シータノヴァ】より
柔軟に動くことができるデッキであるとは感じているので
今週末のCSとかで試してみたいと思います。
ていうか《百鬼の邪王門》全然使うタイミングないので
抜くの検討してます。赤単も少ないので割とまじめに。
以上【リアルCSに出た感想】でした!
今週の日曜日にも出てみる予定なのでまた次回にでも
感想を記載させていただきます!
VDuelCSであった質問集
今週のVDuelCSで実際に質問された内容を
回答と共にご紹介させていただきます。
※あくまで当CSでの暫定回答になります。
他のCSではその通りではない場合もございますので
予めご了承ください。
①《S・S・S》を使用。無視されているスター進化クリーチャーは
スター進化能力も無視されているか。
→されていない
②革命チェンジvs《セガーレ》
入れ替えられるか?
→入れ替えられずそのまま攻撃が続行。
→ATで先に除去した場合は入れ替えられるか?→入れ替えられる
③《地封龍ギャイア》がバトルゾーンにいる状態で
ジャストダイバーを持つクリーチャーはバトルゾーンに出るか
→出ない
以上が今回あった質問になります。くどいようですが
あくまでVDuelCSでの裁定となっております。
ご了承のほどお願いいたします。
【最後に】
いかがでしたでしょうか。
自身の大会参加レポートやインタビューがお二人。
よくある質問とかなりボリュームの多い
内容となりました。今週末と来週には2ブロックCSもあるため
前回のコラムに追記していきますので是非また見返していただけると
幸いです!
もしこのコラムがよかったと感じていただけたら
SNS等で拡散していただけると幸いです。
今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】を
何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!