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2021.10.16

Happy★Halloween!ついにきたぞ!ゴーストリック!! | カニ丸の遊戯こばなし

コラム 遊戯王
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Happy★Halloween!ついにきたぞ!ゴーストリック!! | カニ丸の遊戯こばなし
目次

Happy★Halloween!ついにきたぞ!ゴーストリック!!

10月16日!

遊戯王OCG最新弾「BATTLE OF CHAOS(バトル・オブ・カオス)」発売です!

前回も触れましたが、発売前から「ブラック・マジシャン ウルトラレアSPECIAL ILLUST Ver. GETキャンペーン」が話題ですよね!

皆さんはもう応募されましたか?


さて、10月と言えばもうひとつ大きなイベントがあります。

もうすっかり町に出ればその飾りで溢れていますね。

そう10月31日“ハロウィン”です!

そもそもハロウィンがどんなものであったか、皆さんはご存じでしょうか?

「クリスマスと同じような感じ?」

いいえ、違います。  


こちらは古代ケルト人のドルイド信仰が始まりと言われています。

ケルト人にとって秋は一年の終わりをさします。

この一年の終わりから新年にかけて、死者が現世に帰ってきて家族を訪ねるという、まるで“お盆”のようなイベントが本来のハロウィンでした。  

ただ、この時期になると同じルートで他にも悪い霊や魔女なども一緒に訪れるので、それらから身を守るために魔除けの火を焚くようになっていました。 

これが、有名なカボチャのランタン「ジャック・オー・ランタン」の始まりです。

日本以外の様々な国にも他に似たようなお祭りがありますよね。

例えば、映画『リメンバー・ミー(2017年/ピクサー/ディズニー)』の舞台にもなったメキシコの“死者の日”です。


こちらもハロウィンと同じく賑やかで華やかな行事です。

ポルトガルやポーランド、フランスなどでもこういったイベントがあるそうです。

北欧やヨーロッパなどに広がりを見せたハロウィンでしたが、様々な歴史から次第にキリスト教(カトリック)の“諸聖人の日”などに取りこまれ、アメリカ合衆国に広まったという説もあるそうです。

(諸説あります)  


さて、そういった魔除けの文化の中で、自らも魔物や魔女に扮することでそれらをおどかし、自衛することが本来の仮装の目的だったのですが、その文化が広まっていくにつれ、お盆のような行事から、お祭りやイベントとしての認識が強くなってゆきました。

日本でもハロウィンを盛大に盛り上がって過ごすようになったのはここ10年くらいではないでしょうか。

元々お祭り好きで、多宗教国家でもある現代日本の国民性には合っていたのかもしれませんね。


▼遊戯王のハロウィンといえば・・・

やっぱり《ゴーストリック》ですよね!

その語源は「ゴースト(幽霊)」と「トリック(仕掛け)」というところでしょうか。

こちらは「SHADOW SPECTERS(シャドウ・スペクターズ)」(2013年7月20日発売)にて初めて登場した闇属性のテーマです。  


町外れの廃墟の洋館や、深夜の博物館などに住まうイタズラ大好きの闇の住人、というのが主な設定で、メインのデッキに入れる効果モンスターたちは、自分メインフェイズに「1ターン1度だけ裏側守備表示にする事ができる」の効果を持っています。

現れては消える…新たな恐怖!」(引用:当時の宣伝CMより) というのが、発売当時の《ゴーストリック》の肩書でした。

フィールドに仲間である《ゴーストリック》がいれば特殊召喚で「現れ」、自ら裏側守備表示になることで「消える」ということを表現しているのでしょう。

まるで本当のオバケみたいに。

この「SHADOW SPECTERS(シャドウ・スペクターズ)」(2013年7月20日発売)は、発売時期自体はハロウィンというよりお盆ではあったのですが、これを機に毎年ハロウィンの時期になると何かと注目を集め、未だに根強いユーザーに愛されたテーマでもあります。

(2020年には無関係の《Live☆Twin リィラ・トリート》がハロウィンのカードとして登場しましたが、それはまた別のお話)

未だにたまに新らしい仲間が増えて行く《ゴーストリック》ですが、最新弾「BATTLEOF CHAOS(バトル・オブ・カオス)」でも新しい仲間が登場しました!

それがこちら!

どれもかわいいカードですね。

せ、せめて一枚ずつ欲しい…!(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )

▼愉快な《ゴーストリック》をもっと詳しく!

そもそも、彼らは何かの一族でもなければ、固い友情を結んだ同志というわけではございません。

闇の住人でありながら、イタズラするのが大好き!というただそれだけの集まりなのです。

住処もバラバラで、町外れの洋館に住む者もいれば、博物館に住みついて深夜になったら遊び始める子もいるのです。

町外れの洋館に住む《ゴーストリック》

《ゴーストリック・アルカード》

実は彼らのリーダー的な存在。(保護者) いつもは町外れの廃墟になった洋館に住んで静かに眠っています。

《ゴーストリック・スペクター》《ゴーストリック・ランタン》が侵入者を脅かしているのを見守っているのが日常。

エクシーズ・モンスターなので、やっぱりちょっぴり大人ということなのでしょうか?  


ちなみに、元ネタは「ドラキュラ」。

豆知識ですが、本来「ドラキュラ」は「吸血鬼」を指す言葉ではなかったのですが、時代の流れと共に同様の意味で用いられることが多くなりました。

正しい意味で「吸血鬼」を英語にするならが「ヴァンパイア」が正しいのです。

しかし、《アルカード》(Alucard)という名前は「ドラキュラ(Dracula)」を逆さまから呼んだ名前としても有名なので様々な創作物で「吸血鬼」の名前として登場します。  


そうだ!

《ヴァンパイア》といえば、彼らを忘れてはいけません。

今回一緒に新規カードも増えた彼らにも、ハロウィンは相応しいですね。

イタズラコンビ!

《ゴーストリック・スペクター》《ゴーストリック・ランタン》

2人(?)はコンビで動いているみたいです。

《ゴーストリック・スペクター》は闇から飛び出して脅かすのが大好き!

相棒の《ゴーストリック・ランタン》のランタンの光で先に姿が見えちゃうんじゃないかとも思われるんですが…


意外と…成功している…のか…?  


元ネタは、 《ゴーストリック・スペクター》は「幽霊」。

《ゴーストリック・ランタン》はカボチャのランタン「ジャック・オー・ランタン」ですね。

「ジャック・オー・ランタン」には、生前悪さをした男が冥界に拒否されてしまい、このランタンを持ったまま彷徨っている、というなんとも切ない伝説があります。

この2人(?)はどちらかというと、映画「キャスパー(1995年/アメリカ/製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ)」に登場するゴーストたちのような愉快さを感じます。  

そういえば、遊戯王OCGには多くの「幽霊」も存在しますよね。


中国版ゾンビ!

《ゴーストリック・キョンシー》

屋敷の中を跳ねながら、イタズラする対象を探しているそうです。

見つけたら仲間に知らせに行くそうですが、動く死体である彼より絶対その役は《ゴーストリック・スペクター》とかの方がいいですよね。

「キョンシー」ですから、跳ねることしかできないのでは…?  


元ネタはそのまま「キョンシー」。

中国版ゾンビみたいなものなのですが、死体であるので体が硬くて跳ねるしかできず、『道士』という者の操り人形になっているケースが多いです。

日本では1980年代に映画「霊幻道士(れいげんどうし/1985年/香港)」が公開され、認知が広まったとか。  


動く操り死体といえば、「ネクロマンサー」なども有名ではないでしょうか?

気が強めのお嬢さん

《ゴーストリックの魔女》

気が強くて、魔法が使えるのですが、怒り出すと誰の言うことも聞きません。

《ゴーストリック・アルカード》ですら手を焼いているそうですよ。

しっかり者ではあるので、みんなの面倒も見ているようですね。

しかし、彼女が気に入らないと、お家のリフォームだって進みません。  


元ネタは「魔女」。

ハロウィンの定番ですね。

本当の魔女がこの定番の帽子をかぶっていたかは定かではありません。

オシャレとして使われた三角帽だとか、悪魔とのつながりを示す角の代わりだとか、様々な説があります。

15世紀から始まった魔女狩りの際に、悪いイメージをつけるためにそういうイメージを一般の人に刷り込んだのではないか、ということです。


遊戯王OCGでは《魔女》と名のつくモンスターや《魔女》とおぼしきモンスターはかなりの数存在しますね。

よりどりみどり!

大人しいけど《ゴーストリック》

《ゴーストリックの雪女》

賑やかな《ゴーストリック》の中でも大人しい性格のようで、こっそり冷気を吹きかけてイタズラなどをしているようです。

ちなみに、《ゴーストリック・シュタイン》のことが好きみたい…!( *´艸`)


元ネタは日本でもお馴染みの妖怪・「雪女」です。

気に入った男性を氷漬けにするなど、ちょっと怖い伝説が多いですね。

過去に日本の妖怪をテーマにした《魔妖》について書いたこちらも、よかったらあとで読んでみてくださいませ。



体温が低めの女性がお好みでしたら、こちらはいかがでしょう?

愛されキャラ?

《ゴーストリック・シュタイン》

気は優しくて力持ち、そんなところでしょうか。

力仕事を担当してくれているのですが、たまに…いや、よく力加減を間違えてモノを壊してしまうとか。

《ゴーストリックの魔女》もこれにはカンカン!

まぁ、もう1人、よくモノを壊す人がいるんですけどね…  

元ネタは「フランケン・シュタインの怪物」です。

よく「フランケイン・シュタイン」こそがツギハギだらけの大男の怪物だと誤解されがちですが、原作であるイギリスの小説「フランケイン・シュタイン(1818年)」の主人公・スイスの科学者の名前が“フランケン”博士なんです。

彼が持ってしまった好奇心と野望によって身勝手に生み出された「怪物」はその容姿の醜さから捨てられてしまうという悲劇の物語です。

目的も使命もなく生み出された「怪物」は生みの親を追いかけ、孤独な自分にせめて妻を与えて欲しいと願い出ます。

しかしながらそれは聞き届けられず、最後にはフランケン博士も「怪物」も悲しい結末を迎えてしまうのです。  


《ゴーストリック》の彼はすでに可愛らしい《ゴーストリックの雪女》に好意を寄せられていますが、本人は気付いてないみたいですね。  

おっと、よく見たらひとり想いやぶれたかわいそうな子も写っていますね…  


さぁ、そんな不器用な「怪物」を愛しく思う方にはこんなカードはいかがでしょうか?

これらの《ゴーストリック》は最初の「SHADOW SPECTERS(シャドウ・スペクターズ)」(2013年7月20日発売)に収録されたものです。

他にもまだまだたくさんの《ゴーストリック》がいます。

こちらは博物館に住む《ゴーストリック》達です。

彼らは「SHADOW SPECTERS(シャドウ・スペクターズ)」(2013年7月20日発売)の次に出た「LEGACY OF THE VALIANT(レガシー・オブ・ザ・ヴァリアント)」(2013年11月16日発売)以降に増えていった《ゴーストリック》になります。

ひとつひとつ紹介していくと、こちらの記事が10000文字を超える長文記事になって皆さんが読みづらいでしょうし、今回は最初の《ゴーストリック・ハウス》に住むメンバーを中心に紹介して終わっておきます。

▼今回のメインはこの子!

《ゴーストリック・セイレーン》

忘れてはいけないのが、今回のメインとも言うべきこちらの新入りでしょう!

今まで天使族は《ゴーストリックの駄天使》だけでした。  


《セイレーン》と言うと、一般的には「人魚」を想像される方が多いんじゃないかと思います。

実際この可愛らしい新規カードも下半身は「人魚」のような魚の体ですね。

ではなぜ天使族なのでしょうか。

これは元々の《セイレーン》が「人魚」ではなく、空を飛翔する翼を持っていたからだと思います。

ビジュアルだけなら《ゴーストリックの駄天使》の方が本来の《セイレーン》だったと言えますね。

歌を歌うことによって、海へ誘い溺れさせたり、食べてしまったり。

なので、《ゴーストリック・セイレーン》は竪琴も持っているのでしょう。    


しかしながら、「羽根」を「鱗」に誤訳してしまったり、出没するのが海であったことから時代の流れと共に「天使」から「人魚」のイメージで広まっていってしまいます。  

そういう経緯もあってか、《ゴーストリック・セイレーン》は「羽根」も「鱗」も持った姿でデザインされたのではないでしょうか。  

ちなみに遊戯王OCGには《セイレーン》というカードも存在します。

こちらも、魚族や水属性ではなく、魔法使い族の光属性です。

▼ハロウィンを楽しむなら

今回はハロウィンスペシャルということで、《ゴーストリック》について簡単にまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

2013年からあるテーマということもあって、非常に多くの仲間を持ったテーマでもあり、今回その全てを詳しく紹介することはできなかったのですが、これを機会に《ゴーストリック》や、様々なオバケにも興味を持って頂けましたら幸いです。

そうそう!

大事なことがあります!

ハロウィンがこれからやってきますが、こんな時期ですから感染予防などしっかりした上でお楽しみくださいね。


ルールを守って、楽しくハロウィン!

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このコラムのライター

鍋野カニ丸

鍋野カニ丸