ゆるふわマジックであそぼう その3〜迫りくる世界の危機に統率者で立ち向かいたい〜
●はじめに
はい!!第3回です!!
第3回ってボボボーボ○ボーボボだと人気投票の結果発表してますからね。完全に佳境ですね。
今回はみんな大好き統率者について書きます。
さてみなさん。食糧危機、直面してますか?
「食料危機対策グローバルネットワーク」(Global Network Against Food Crises (GNAFC))によると、
2020年に急性食料不安に陥った人は世界中で1億5000万人以上いるそうです。スケールがデカすぎてコメントに困るやつ。
日本に限って言えば飽食の時代とは言われていますが、日本食料自給率の低さを考えると無関係な問題ではありません。
フードロスの削減や環境問題について意識するのはとても大切なことです。
SDGsへの取り組み方がえげつないことでおなじみ[要出典]ドラゴンスターのコラムとしてはこれらの問題に真摯に向き合い早急な対策を・・・これ何の記事だっけ?
とりあえず近い将来食料が足りなくなりそうでヤバみが深み。
我々もマジック:ザ・ギャザリングを通して出来ることをしないといけません。
そんな食糧危機を憂うのにピッタリのジェネラルがあるので紹介します。
これまで数多くのプレイヤーの舌を噛み切り、カード名を呼ばせることを諦めさせた名前を呼んではいけないあの人です。
誰一人正しく名前言える人いないんじゃないかな。
でもこの記事では絶対に間違えるわけにはいかないんですよ。
「アスモー」と略すわけにもいかない。検索に引っかからなくなるからな!
軽くネットの海を漂った感じだと、話題になったわりには各社のちゃんとデッキ解説してる統率者コラムで一切取り上げられていないカードですね。
コラムにしても名前のインパクトで出オチになるからだと分析しています。
記事を書く上で出オチほど怖いものはないですからね。
じゃあ我らがドラゴンスターのちゃんとデッキ解説してないことでおなじみな当コラムで取り上げるしかないな!!!
今日も今日とて
レベルは「5-6」!一番レベル感があやふやで言い訳が通じるところです!あまり重箱の隅突かれたくないので!
ちょっ、ちょっとストップ!!内容に入る前に一言だけ言わせて!!
いや、目次レイアウト崩れてんじゃん!?
これまで誰もこいつに手をつけなかったのってそういうこと!?!?
ってかこれ以降の文章もこいつのせいでだいぶエライコッチャになってるんだが!?!?
最近の黒のカードってそういう部分も破壊してくるの!?
このクリーチャーは地獄料理書の著者として有名な魔道士で、カードの効果もそれをよく表現しています。
詳細はみんな大好きMTGWikiを参照。
→ アスモラノマルディカダイスティナカルダカール/Asmoranomardicadaistinaculdacar
統率者目線で能力をざっくり説明すると、以下2つの役割を持っています。
食物トークンを2つ生贄に捧げることで大体のクリーチャーが死にます。何で???
正確には「自身に6点のダメージを与える」です。
食料による盤面支配。完全にディストピアの世界ですね。
しかしそんな車の先頭に磔にされて荒野を爆走したり、トルチョックなシニーを無理やりスルージーされる世界は目前に迫っているのです。
なんかオチっぽい言い方ですが全然序盤なので続きます。
アスモラノマルディカダイスティナカルダカールは戦場に出たときに
《地獄料理書》を持ってくるので、実質このカードとセットで運用することになります。
どんなカードでも食物に・・・食材の産地表記がいかに大事か教えてくれるカードですね。
必然的にカードを捨てることが多くなるので、そのディスアドバンテージをマッドネスで帳消しにする動きがこのデッキの肝になります。
●デッキリスト
これらの2つの運用を駆使して迫りくる食糧危機に立ち向かうデッキリストがこちらになります。
※実験的に役割別で表記しています。
統率者
食物生成 9
カードを捨てる 9
マッドネスおよび捨てたいカード 17
その他 11
サーチ 4
全体除去 2
マナ加速 14
14 好きなマナ加速を入れよう
土地 33
25 好きな土地を入れよう
●役割解説
食物生成
「1体でも多くのお腹を空かせたクリーチャーを救いたい」
そんな愛と勇気だけが友達な正義の心によって食物カウントになるカードはありったけ入れています。
好き嫌いはいけません。出されたものはなんでも食べる。
ところで政府から支給されたこの緑色の板なんだろう(もぐもぐ)。
最高効率で食物を生成してくれるので、これらを探しに行くのがゲーム序盤の動きになります。
後述するマッドネス持ちのクリーチャーを捨てて食物生成→出てきたクリーチャーを生け贄に捧げてさらに食物生成。
当然ながら”世界の敵”である対戦相手達はこれらのカードを率先して破壊しようとしてきますので、
バ○キンマンですらパン工場襲撃は滅多にしないというのに酷い人達ですね。
カードを捨てる
目指せフードロスゼロの精神でカードを捨ててもアドバンテージを失いにくいカードを採用しています。
マッドネスおよび捨てたいカード
食物の原材料です(無慈悲)。
迫りくる食糧危機、遺伝子組み換えだの食品添加物だの合成着色料だの言っている場合ではないのです。
吸血鬼だろうがワームだろうがルアゴイフだろうが食べないと生きていけません。
とは言っても流石に腹壊すだろ・・・あ、6点ダメージってそういうこと!?(気付き)
その他
ここまで読んで勘の鋭いプレイヤーは「あること」に気付いたと思います。
「このデッキどうやって勝つんだ?」
そうなのです。飢えに苦しむ腹ペコクリーチャー達に料理を振る舞って沢○靖子ばりにリッ○パーティーをしてるだけではゲームは終わらないのです。
目先の課題だけでなく根本的原因を解決しなければ世界は救えません。
というわけでこのデッキには2種類の勝ち手段を用意しています。
勝ち手段A 食物コンボ
対象のクリーチャーは「自分自身」に6点ダメージを与えます。
その効果を利用してダメージを受けるとプレイヤーにダメージを飛ばす2種類のクリーチャーで勝利を目指します。
ちなみに4人対戦だとしてライフ40点×3人で120点。食物2つで6点だから計算すると・・・
ここにきて本格的に食糧危機を解決することの難しさがわかってきたのではないでしょうか?(したり顔)
待って!!ブラウザバックしないで!!ちゃんとした勝ち手段あるから!!!
勝ち手段B おにぎりウーズコンボ
カード捨てるギミックに富むこのデッキは墓地を肥やすのが得意です。
それを利用して俗に言う「おにぎりウーズコンボ」で勝利します。
おにぎりウーズコンボ解説
(4)
《歩行バリスタ》の起動型能力でデッキのマナ・コスト分だけプレイヤーにダメージを与える。
(5) 悪は去り世界に平和が訪れる。
このコンボを達成するためにサーチカードを複数枚採用しています。
●デッキ改造案
今回のデッキリストでは採用していませんが、その他勝ち手段の例として2案ほど紹介します。お好みで採用してください。
勝ち手段C ワールドゴージャーコンボ
入れるカード
あれば尚良し
ワールドゴージャーコンボ解説
(6) (2)~(5)がループするので、その合間に土地からマナを出して無限マナ&無限EtB能力。
(7) 無限マナの状態で以下の行動をして勝利
サーチカードを含め代用カードが多いのが良い点ですが、同時にスロットを圧迫してしまう問題点があります。
勝ち手段D アスモラノマルディカダイスティナカルダカールコンボ
入れるカード
アスモラノマルディカダイスティナカルダカールコンボ解説
(前提条件1)対戦相手が合計4つ以上のアーティファクトかエンチャントをコントロールしている。
(前提条件2)カードを捨てている。
(6) この時点で宝物トークンが1つ余るので、(2)~(5)を繰り返して無限マナ。
(7) 無限マナの注ぎ先はワールドゴージャーコンボと同様。
●おわりに
多分一生分の「アスモラノマルディカダイスティナカルダカール」という文字列を眺めたと思います。
勝ち手段が乏しいのが難点ですが、食物トークンをやりくりしてうまく立ち回るためプレイしていて非常に面白いデッキです。
ぼく「ふう、デッキ以外の調整プランまで提案してとても疲れた・・・お腹へったな。冷蔵庫の食材使って適当に夕飯でも作るか・・・」
ぼく「食材こんなんしか無いな・・・」
ぼく「とりあえず適当に焼いたりするか・・・」
ぼく「適当に盛り付けるか・・・」
ぼく「いただきまーーーす!!」
おしまい
(編注:調理パートにつきましてコーナータイトルに反し思いのほかガチとなりましたことをお詫び申し上げます)
今回の記事で登場したカード達