盛り沢山のトレカ・イベント情報ならドラゴンスター

総合トップ よくある質問 ご利用ガイド
  • メニュー

    MENU

  • TOP
  • コラム一覧
  • 徹底研究! ライコポンVSレジドラゴ! | 今津の研究

2024.11.5

徹底研究! ライコポンVSレジドラゴ! | 今津の研究

804 12
徹底研究! ライコポンVSレジドラゴ! | 今津の研究

ライコポンVSレジドラゴ 徹底研究!

目次

はじめに

こんにちは! 今津です!


少し前、ポケモンカードを練習しているグループでこんな会話がありました。

A「リザードンとテラパゴスってどっちが有利?」

B「リザードンじゃない?」

C「テラパゴスの方が有利じゃない?」


こういうこと、ありませんか?
このように有利不利が真逆になることはレアケースですが、例えば【《タケルライコex》+《オーガポン みどりのめんex》(以下:ライコポン)】と【レジドラゴ】、実際にどのくらいの勝敗差なのか、などのパーセンテージは個人個人で変わってくると思います。


もちろん、それぞれのデッキを使うプレイヤーにも左右されるとは思いますが、この問題を解決するには時間をかけて実際に試してみることが必要になるでしょう


なので、その環境デッキ同士の対戦の過程や結果からの考察を記事にしていきたいと思います。

【ライコポン】VS【レジドラゴ】

第一弾は【ライコポン】VS【レジドラゴ】です!

おそらく世間一般的にも、僕の中でも【ライコポン】が有利ですが、有名な選手達は、よく【レジドラゴ】でシティリーグを勝ち上がっています。


つまり、【レジドラゴ】側の立ち回り次第では有利とまではいかなくとも、5分くらいになるのではないかと思い、実際に先攻後攻入れ替えて30戦回してみました。

使用レシピ

使用した【ライコポン】のレシピ

4

4

1

1

1

1

4

4

3

3

3

1

1

1

1

1

3

1

4

1

1

1

3

3

3

6

使用した【レジドラゴ】のレシピ

3

3

3

2

1

1

1

1

1

1

1

1

4

4

3

4

1

2

1

1

4

2

3

1

1

3

7

対戦結果

まずは大前提となる結果ですが


ライコポン先攻 ライコポン8勝 レジドラゴ7勝

レジドラゴ先攻 ライコポン9勝 レジドラゴ6勝


という戦績に帰結しました。

結果だけを見たときに、思っていたよりも勝率に差が出なかったなというのが正直な感想です。

当然試行回数がまだまだ少ないので偏りはあると思いますが、もっと【ライコポン】が勝つのかなと考えていたので意外でした。


では、次にどういう試合展開のときに【ライコポン】が勝ったか、あるいは【レジドラゴ】が勝ったかを細かく見ていきます。

【ライコポン】目線

【ライコポン】の勝ちパターン

・先にサイド2-2-2を取り切る


これはとても分かりやすく、相手のサイド2のポケモンをこちらが先に3回倒してしまうケースです。

説明するまでもありませんが、一番楽です。




・相手の特性「レガシースター」で《エネルギーつけかえ》《すごいつりざお》などが複数落ちて、エネルギーが付いた《かがやくリザードン》を倒すと後続のアタッカーが育たない、育ちにくい


これは少し相手のリソースを考える必要があるのですが

基本的に今の【レジドラゴ】では《レジドラゴVSTAR》の特性「レガシースター」を使ったあとだと《すごいつりざお》2枚くらいしかトラッシュからポケモンやエネルギーを回収する手段がないことが多いです。


そのため、相手のトラッシュに《すごいつりざお》《エネルギーつけかえ》が複数枚落ちていて、《かがやくリザードン》を倒せば次のターン攻撃されないような状況なら、ベンチのポケモンを呼ぶよりも《かがやくリザードン》をきぜつさせたほうが勝てる試合があります。


このあたりは相手のデッキへの理解や慣れも求められますが、選択肢として持っておくと戦い方に幅が出てきます。




《かがやくリザードン》を相手にしないプランのときにベンチのポケモンを呼べるようにする


逆に相手のリソースがかなり残っていて、《かがやくリザードン》を相手にしていると先にサイドを取られてしまうときは全力でベンチにいるサイドを2枚取れるポケモンを狙いましょう。




・手札干渉されても攻撃し続けられるような山札を作る


基本的に【レジドラゴ】は《ナンジャモ》を絡めながら攻撃してくるため、今持っている手札が次のターンにも使えるとは限りません。


例えば手札に《ボスの指令》《プライムキャッチャー》があった場合、《ナンジャモ》を使われてしまうと両方が山札の下に沈んでしまい、次のターン、引くことが難しくなります。


そうならないために山札に《ポケギア3.0》《ポケストップ》《トレッキングシューズ》などが残っている場合は無理に引きすぎず、《ナンジャモ》を使われても必要なカードを探しにいける状態を維持しておくことで、次のターンに必要なカードを引きやすくなります。




《ピィ》を避けられないときは無理して攻撃せず、倒されてもサイドを1枚しか取られないポケモンをバトル場に出す


こちらがベンチのポケモンを呼べずに《ピィ》を避けられないシーンも多々あると思いますが

相手もこちらのベンチポケモンを呼びながら《エネルギーつけかえ》を2枚引いて進化するハードルはかなり高いことから、《ピィ》を無理にきぜつさせようとせず、1ターン盤面を作るターンにしたほうが勝ちやすかったです。


もちろん相手が全部持っていて裏目になる可能性もありますが、その場合はそもそも《ピィ》をきぜつさせても先に2-2-2でサイドを取られているため勝っていません。


こうしたケースであれば、こちらもサイドを1枚しか取られないポケモンをバトル場に出してターンを返すことで相手がサイドを2枚取るハードルを上げることができます。

【ライコポン】の負けパターン

・先に攻撃されて2-2-2の進行を取られる


これは単純に《オーリム博士の気迫》を引けず、先に「ロストインパクト」から入られる試合です。

相手が止まらないと基本的に勝てません。




《ピィ》を避けられず、こちらがサイドを1枚取った返しに「ロストインパクト」→「ロストインパクト」→「かえんばく」でサイドを取られる


これも上記と似ていますが《ピィ》を避けられず、《レジドラゴVSTAR》から入られるとかなり厳しい試合になります。




《かがやくリザードン》が避けられず、2-2-2でサイドを取れない


途中で挟まれる《かがやくリザードン》を避けることができず、こちらが2-1-2-2あるいは2-2-1-2とサイドをとりきるのに4ターンかかってしまうケースです。

これも先に2-2-2でサイドを取られて負けてしまいます。




《ナンジャモ》を使われて、何も引けず攻撃できないターンが出来る


山札を作り切る前に《ナンジャモ》を使われて《オーリム博士の気迫》が引けず、攻撃できないままターンを返してしまうタイミングができることです。

単純に相手が2回連続でサイドを2枚ずつ進めるため、サイドレースで勝てなくなってしまいます。




・盤面の作り方を間違えて「トライフロスト」2回で6枚取られる


これはたまにジムバトルやシティリーグで見るのですが

《イキリンコex》《ミュウex》《キチキギスex》のいずれかを2枚出してしまい

《プライムキャッチャー》《オーガポン みどりのめんex》がバトル場に呼ばれた状態で「トライフロスト」を《オーガポン みどりのめんex》と上記2体に打たれて

・次のターンに同じことをされてサイドを6枚取り切られてしまう

という負け方です。


「トライフロスト」の的になりうるポケモンは最小限しか出さないようにしましょう。




・そもそも数ターン攻撃できない


カードゲームなのでそういうこともあります。

意識することやテクニックなど

では次に、考えていることやちょっとしたテクニックを紹介していこうと思います。

・両方手札にある場合は《プライムキャッチャー》よりも《ポケモンキャッチャー》を先に使う


これは山札の内容を強くするという意味が大きいです。

例えば《ポケモンキャッチャー》が山札に大量に残っていると終盤に《ナンジャモ》を使われたときに《ポケモンキャッチャー》ばかりが手札に来てしまい、《オーリム博士の気迫》が引けなくなってしまうかもしれません。


そのため《ポケモンキャッチャー》は出来るだけ序盤に使いたいカードになります。


中盤以降、《ボスの指令》《プライムキャッチャー》でベンチポケモンを呼ぶ回数が足りると判断した場合、例え必要のない場面でも《ポケモンキャッチャー》を使い、山札を強くする場合もあります。




・「きょくらいごう」のエネルギーの残し方を意識する


《タケルライコex》のワザ「きょくらいごう」は場のエネルギーをトラッシュした分だけダメージが上がります。

どうせ返しのターンにきぜつさせられてしまうからと、バトル場にいる《タケルライコex》のエネルギーを全部トラッシュしてしまおうとするシーンを見かけるのですが、これはあまり良くないプレイになります。


確かにバトル場の《タケルライコex》が一番きぜつさせられやすいですが、ベンチにいるエネルギーのついた《タケルライコex》がきぜつさせられた場合、《オーリム博士の気迫》を使わなければならなくなるため、《ボスの指令》が使えなくなってしまいます。


そうなると《プライムキャッチャー》《ポケモンキャッチャー》でコインを投げてオモテを出すしかなくなってしまうので、このマッチにおいてはダメージが足りているのであれば、場に出ている《タケルライコex》は1枚ずつエネルギーを残しておくことが重要です。




・草エネルギーは《オーガポン みどりのめんex》1体に固めておく


1体に固めておくというと語弊が生まれるかもしれませんが、2体に1-1で残すような場面なら、1体に2エネルギー残したほうが勝ちやすいです。


なぜなら最終盤の《ブライア》があるからです。


相手が《かがやくリザードン》で攻撃してきた場合、本来は《ボスの指令》などでベンチポケモンを呼ぶ必要があるのですが、《オーガポン みどりのめんex》に2エネルギー以上ついていると「みどりのまい」+手貼りで4エネルギーになり、《かがやくリザードン》についている1エネルギー込みできぜつさせられるようになり、《ブライア》も条件を満たすことができます。


例えその《オーガポン みどりのめんex》がきぜつさせられても《キチキギスex》などのシステムポケモンが残っていればベンチポケモンを呼びやすくなるため、このプランは有効に働くことが多いです。

【レジドラゴ】目線

【レジドラゴ】の勝ちパターン

《ピィ》を前に出してサイド2のポケモンを取られず返しにワザが打てる


このパターンは単純に2-2-2を先に取ることが出来ます。


このとき、アタッカーは《レジドラゴVSTAR》《レジドラゴVSTAR》《かがやくリザードン》で、必要な《エネルギーつけかえ》の枚数は4枚なのでサイド落ちと「レガシースター」でトラッシュされてしまうことを考慮しながら回収カードを考えます。




・サイド2を取られたあとに《かがやくリザードン》を押し付ける


このパターンはいかにベンチのポケモンを呼ばれないかというゲームになります。

そのため、相手の場のエネルギーのつき方などで相手のどのポケモンをきぜつさせるかが重要になります。


基本的には《キチキギスex》などのポケモンを倒して《ボスの指令》《プライムキャッチャー》を引かせないことが重要になりますが

《プライムキャッチャー》《ポケモンキャッチャー》が複数枚トラッシュに落ちている場合、《タケルライコex》を倒すと《オーリム博士の気迫》を使わないといけない、という盤面になるなら《タケルライコex》を狙いたいです。




・「トライフロスト」×2ルート


基本的には狙えないが、相手の盤面が「トライフロスト」×2でサイド6を取り切れる盤面なら狙えるルート。


構築的に《崩れたスタジアム》が入っていないことの方が多いため、決められるなら最速でサイドを取り切れる。

ただ、最近はあまり入っていないものの《勇気のおまもり》には注意が必要。

【レジドラゴ】の負けパターン

《レジドラゴV》スタートで2-2-2を取られる


《レジドラゴV》だけ、サイドを2取られるポケモンかつにげるエネルギーが2個のため、簡単ににげることができません。

スタートしてしまってにげられないと相手にリソースを残されたまま、サイドを2枚取られてしまいます。




《かがやくリザードン》を避けられる、もしくは攻撃できない


サイドを2枚取られた返しに《かがやくリザードン》で相手のポケモンをきぜつさせられないとサイドレースで追いつけませんが

《ボスの指令》《プライムキャッチャー》で避けられてしまうと2-2-2と取られて負けてしまいます。




・たね切れ負け


そういう日もあります。

意識することやテクニックなど

次に、対戦中考えていたことやちょっとしたプレイングについて解説します。


もしかしたらそういうプランがあったのかとなるケースがあるかもしれません。

《ピィ》は全力でバトル場に出す


エネルギーの手貼り権を使わなくてもバトル場に出します。


序盤にベンチポケモンを呼ぶことが一番厳しいため、このタイミングで相手にサイド1枚のポケモンを押し付けられるかどうかでかなり勝率が変わります。




《ピィ》や非ex、Vが前のときに手貼り権が余っているなら《レジドラゴV》《かがやくリザードン》でエネルギーを貼る


サイド2枚のポケモンを取られたらしんどいしなぁと《かがやくリザードン》に貼っていると、《ピィ》をきぜつさせられたときに《かがやくリザードン》《レジドラゴVSTAR》どちらで攻撃するにしても《エネルギーつけかえ》が2枚必要になります。


さらに、その《かがやくリザードン》がきぜつさせられるとまた《エネルギーつけかえ》が2枚必要になり、リソースの面でかなり厳しくなります。


逆に《ピィ》ではなく《レジドラゴV》がきぜつさせられた場合も、そのターンの《エネルギーつけかえ》は2枚必要ですが、その次のターンの《エネルギーつけかえ》は1枚で済むのでこちらのほうがプレイ難易度が下がります。

しかも《レジドラゴV》をベンチから呼ばれているため、相手のベンチを呼ぶカードが1枚減っている状態になります。


《ピィ》をきぜつさせられることと《レジドラゴV》をきぜつさせられること、後のことを考えると《レジドラゴV》にエネルギーはつけておいたほうが勝ちに繋がりやすいです。




・「レガシースター」のタイミングと回収カード


よく難しいと言われる「レガシースター」のタイミングと回収カード。


各対面ごとにかなり違うので、今回は対【ライコポン】に限った話になりますが、重要度で言うと上から

《エネルギーつけかえ》

《すごいつりざお》

《ナンジャモ》

《プライムキャッチャー》

この4枚がかなり大事だと考えています。


特に《エネルギーつけかえ》《すごいつりざお》は自分がサイドをとりきるために必要なリソース管理としての評価です。


《ナンジャモ》《プライムキャッチャー》は先にサイドを2枚取られたときに相手の《キチキギスex》《かがやくリザードン》できぜつさせるタイミングで使用するために拾うシーンがあります。

また、《ナンジャモ》を使いながら相手の攻撃できないポケモンに「ファントムダイブ」を使って、次のターンに4枚サイドを取るといったプランも考えられるので《ナンジャモ》《プライムキャッチャー》を拾うことも多いです。


次に使うタイミングです。


これは人それぞれあると思いが、このマッチでいうと、僕は攻撃できないターンは基本的に「レガシースター」を使って攻撃しにいくようにしています。


というのも、このマッチは1ターンの遅れがかなり重要になりますので、攻撃できないターンがあると巻き返しが難しくなってしまいます。

そのため攻撃できないターンを作らないために「レガシースター」を使っています。


その際、《エネルギーつけかえ》等が落ちすぎないように《ナンジャモ》で下に戻ったカードを覚えておいて、ボール系統を使う前に「レガシースター」を使ったり、仕方なく落ちてしまうときは多少無理をしても試合に必要な数が足りるように《エネルギーつけかえ》《すごいつりざお》を回収しています。




《ミュウex》はアタッカーとして使うこともしばしばある


例えば《ピィ》は置けるけど《レジドラゴV》まで置けないなぁというシーンがあると思います。


相手は基本的にバトル場に出すとしたら《タケルライコex》なので(《オーガポン みどりのめんex》でこちらのポケモンをきぜつさせると返しにこちらの《オーガポン みどりのめんex》できぜつさせられてしまう可能性があるため)

その返しに《エネルギーつけかえ》を3枚使って無理やり《かがやくリザードン》できぜつさせにいかなくても、《ミュウex》の「ゲノムハック」で4エネルギートラッシュすることで《タケルライコex》を倒すことができます。


なので《オーガポン みどりのめんex》は複数体必要ですが、手貼りと合わせて《エネルギーつけかえ》2枚で済ますことができます。

単純にこのシーンだけでなく、炎エネルギーがなくても《タケルライコex》を倒せるため、引き方次第で使うプランになります。

さいごに

いかがだったでしょうか?


一つの対戦について書くということが初めてだったのでうまく書けているか分かりませんが、これからも環境デッキについての精査をしていこうと考えています。


とても励みになりますので、ぜひ意見や反応いただけると嬉しいです!

読んでいただきありがとうございました!

面白かったらシェアしてね!

いいね数いいね!

このコラムのライター

今津

今津