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2024.8.17

大空洞○○デッキの強みと弱みを比べてみよう! | ミナナセポケカレポート

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大空洞○○デッキの強みと弱みを比べてみよう! | ミナナセポケカレポート
目次

はじめに

はじめましての方もそうでない方もこのコラムを読んでくれてありがとうございます。

大空洞と聞いて最初に思い浮かべるのはゼロじゃなくて北の方、TCG大好きバーチャルYouTuberの三七瀬なくりです。


さて、「ステラミラクル」が発売されてからしばらく経ちまして、様々な新しいデッキが生まれてきている今日このごろ、ミナナセはひたすら《ゼロの大空洞》と向き合っておりました。

いや、ひたすらは嘘。【大樹リザ】とも向き合ってた。


というわけで、今回のコラムは、ミナナセが実際に考えたり使ったりした《ゼロの大空洞》デッキ4種類を紹介しつつ、感じた強みと弱みを比較していこうと思います。

対戦よろしくおねがいします。

まずはゼロの大空洞について

《ゼロの大空洞》はステラミラクルに収録されているスタジアムで、テラスタル」のポケモンが場にいる限りベンチを8枠まで広げることができます。

あまりに条件が緩くてびっくりしますね。これがスカバイシリーズのムゲンゾーンだ!


さて、一見すると実にシンプルな効果のスタジアムですが、広いベンチを有効活用できるポケモンというのは意外と限られているのが現状です。

今回はそんな大空洞を有効活用できるポケモンを主軸にした大空洞デッキを見ていきましょう。

大空洞テラパゴス

まずは同じくステラミラクルで登場した《テラパゴスex》を主軸に据えた「大空洞テラパゴス」デッキ。

サンプルのデッキリストはこんな感じです。

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強みと弱み

強み

何と言っても《バッフロン》の特性「カーリーウォール」と《勇気のおまもり》を組み合わせることで実現する超耐久力!


《テラパゴスex》にバッフロンとおまもりの効果が乗れば、実質HP280かつ受けるダメージを60軽減するたねポケモンという破格の性能になります。


また、《ヨルノズク》以外に進化ポケモンを搭載していないこともあって展開力と安定性にも優れており、先攻2ターン目から《テラパゴスex》で240ダメージを出すことも比較的容易です。

弱み

泣き所としては、やや物足りない火力面といった印象でしょうか。


《テラパゴスex》《ガチグマアカツキex》はどちらも最大240ダメージを出すことができる優秀なアタッカーですが

今の環境に多い《リザードンex》《ドラパルトex》といった2進化exや、《ルギアVSTAR》《レジドラゴVSTAR》などのポケモンVSTARが相手になってしまうと、どうしても2回の攻撃が必要になります。


こればかりは耐久力とのトレードオフですね。

大空洞パルキア

続いて現在の大空洞デッキの中では最もメジャーな大空洞パルキアです。

サンプルのデッキリストはこちら!

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強みと弱み

強み

大空洞パルキアの強みは総合力と言えるでしょう。


特に攻撃手段が多彩で、今までは260までしかダメージが伸びなかった《パルキアVSTAR》のワザ「あくうのうねり」の最大打点が320まで伸びた他

《ヨルノズク》の特性「ほうせきさがし」によって好きなトレーナーズを2枚サーチすることができるため、《キャンセルコロン》《プライムキャッチャー》を手札に加えることで、相手の《マナフィ》をバトル場に呼び出して特性を消しながら《かがやくゲッコウガ》《オーガポン いどのめんex》によるベンチ狙撃を通すことも可能です。

弱み

実際に使ってみた感想としては、エネルギーの管理が非常に難しい点が挙げられます。


《かがやくゲッコウガ》《オーガポン いどのめんex》のワザは非常に強力ですが、ワザを撃つために場の水エネルギーをトラッシュしたり、山札に戻したりしなければならず、その後の攻撃が困難になる場面が何度かありました。


また、《パルキアVSTAR》の打点は多くの場合300~320までしか伸びないため、環境トップに君臨する《リザードンex》HP330に届かないのも微妙に惜しいポイントです。

大空洞ミライドン

3番目は大空洞ミライドン!

雷タイプのテラスタル枠として《ミュウツーex》を採用した構築が一般化しつつありますね。

サンプルデッキはこちら。

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強みと弱み

強み

大空洞ミライドンの強みは、やはり《ミライドンex》の特性「タンデムユニット」による安定した展開力と、《エレキジェネレーター》次第で《ライコウV》《テツノカイナex》後攻1ターン目からでもワザを撃てる速度にあります。

特に《テツノカイナex》のワザ「ごっつあんプリファイ」を後攻1ターン目から使うことができれば、多くの対面で圧倒的に有利な試合展開になるでしょう。


デッキ全体がたねポケモンのみで構成されているため、スピーディーな試合展開を押し付けることができますね。


《ゼロの大空洞》によってベンチが広がったことで《ライコウV》のワザの威力も上がり、基本的に280点くらいまでは打点が伸びるようになりました。

また、環境に多い《パルキアVSTAR》《ルギアVSTAR》の弱点を突くことができるのも嬉しいポイントです。

弱み

あえて挙げるなら耐久力でしょうか。


たねポケモンのみでデッキが構成されているためHPは基本的に220前後しかなく、サイドを2-2-2で取られると非常に苦しいデッキです。

また、長期戦にもつれ込むとエネルギーの供給が間に合わず息切れしてしまう点も悩ましいところ。


他には、テラスタル要員として採用される《ミュウツーex》はワザを撃てないため、ベンチにいるだけになってしまう点もやや気になります。

大空洞ゾロアーク

最後に大空洞ゾロアークというちょっと変わった型も紹介しておきます。

デッキリストはこんな感じ。

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強みと弱み

強み

大空洞デッキの中では圧倒的な火力を誇り、《ゾロアークVSTAR》ワザ「のろいをきざむ」の最大打点はなんと450まで伸びます。(実際にそこまでダメージを出すことは稀ですが)


また、《ダブルターボエネルギー》によるダメージ減少を加味すると30、80、130、180、230、280、330とダメージを伸ばすことができるのですが、この打点が環境に存在する様々なメインアタッカーに対応しているのも嬉しいところです。

330はもちろん《リザードンex》を筆頭にした2進化ex、280はポケモンVSTAR、230はたねのポケモンex……というように、相手に合わせてちょうどいい打点を出すことができるんですね。


《ゾロアークVSTAR》が無色のポケモンであるため、サブアタッカーの選択肢が幅広いことも面白いポイントです。

ミナナセの組んだデッキではテラスタル枠として基本闘エネルギーと《オーガポン いしずえのめんex》をサブアタッカーに置いて環境に多い強力な特性持ちアタッカー対策をしています。

この枠を水エネルギーと《オーガポン いどのめんex》に変えれば強力なベンチ狙撃も可能になりますね。

弱み

攻撃面では非常に優秀な《ゾロアークVSTAR》ですが、その反面、不安定な部分が気になります。


他の大空洞デッキと異なり《ヨルノズク》を大量投入することもなく、基本は山札を上から引いていくデッキなのですが、その過程で重要なカードをトラッシュしてしまうことも少なくありません。


リソース管理が非常に難しいデッキであり、手札や展開が詰まってしまうことも少ないとは言い難いため、今後も改良の余地はありそうです。

おすすめはどれ?

ミナナセの個人的な好みで言うと圧倒的に大空洞ゾロアークが好きなのですが、正直に言うと万人向けではないですね……。


人におすすめするデッキとしては、大空洞ミライドンあたりが強そうな気がしています。

たねポケモン主体で展開力と安定性が高い上に、後攻1ターン目からでも比較的自由に動ける速度が魅力的です。

おわりに

ということで、今回は《ゼロの大空洞》を主軸に据えたデッキをいくつか紹介してみました。

今後もテラスタル環境が続いていく中で新しい選択肢も増えてきますので、今後の環境の変化にも注目していきたいですね!


それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。

対戦ありがとうございました!

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このコラムのライター

三七瀬
なくり

三七瀬<br />なくり