盛り沢山のトレカ・イベント情報ならドラゴンスター

総合トップ よくある質問 ご利用ガイド
  • メニュー

    MENU

  • TOP
  • コラム一覧
  • 知らないと負ける!? 重力球というカード | 今津の研究

2024.8.6

知らないと負ける!? 重力球というカード | 今津の研究

3022 1
知らないと負ける!? 重力球というカード | 今津の研究

知らないと負ける!? 重力球というカード

目次

はじめに

こんにちは! 今津です!


突然ですが、みなさんがポケモンカードをしていて興奮する瞬間はどんなときですか?


トップで《ボスの指令》を引いたとき、最後の手札が《博士の研究》のとき、《ブライア》で試合に勝ったとき。色々あると思います。

人それぞれだと思いますが、僕は劣勢から逆転する瞬間がとても興奮します。


今回は、新弾「ステラミラクル」で登場した、逆転要素の高いカードをサンプルレシピも踏まえて紹介したいと思います。

《重力玉》

このカードをつけているポケモンがバトル場にいるかぎり、おたがいのバトルポケモンのにげるためのエネルギーは、それぞれ1個ぶん多くなる。

ということで今回紹介したいのは《重力玉》というカードです。


今、このコラムを読んでくださっている方の中にはもしかするとこのカードのことをあまり知らない人もいるかもしれません。


効果は至ってシンプルで、このカードをつけているポケモンがバトル場にいるとお互いのポケモンの逃げるエネルギーが1つ増える、というものです。

正直、ワザのダメージやHPが増えるわけではないので感覚として強さが分かりにくいと思います。


なので今回は《重力玉》を使ったデッキを2つ組んできました。

それらを見ながら実践で使える例を出して紹介していこうと思います。

ロストバレット

4

2

2

1

1

1

1

4

2

2

3

4

1

2

4

3

1

3

2

1

1

1

2

2

1

1

2

3

3

まずは【赤ロスト】と呼ばれる【ロストバレット】です!


このデッキは、序盤から《ウッウ》で攻撃してテンポを取り、中盤から終盤にかけて《ヤミラミ》のワザ「ロストマイン」でダメカンをバラ撒いてサイドを取りきるデッキです。


しかし、【ドラパルト】や【リザードン】、【レジドラゴ】などの強力なデッキに対して、ターン数が足りず勝てないことが増えてきていました。


そこでそのターン数を稼ぐために採用したカードがこの《重力玉》です。




《重力玉》《ヤミラミ》につけて、相手の攻撃できないポケモンを《カウンターキャッチャー》でバトル場に呼びだして《ツツジ》《アンフェアスタンプ》を打つことで


《重力玉》をトラッシュ(ロスト)して逃げるエネルギーを貼って逃げる

《ポケモンいれかえ》などの入れ替え手段を使ってポケモンを入れ替える

《ボスの指令》などで《重力玉》がついているポケモンをバトル場からベンチに移動させて逃げる


など高い要求が必要になります。

今の環境デッキの殆どは入れ替えカードがかなり絞られているため、1ターンどころか2ターン以上相手の動きが止まってしまうことも珍しくありません。


実際、【リザードン】や【ドラパルト】はACESPEC以外に入れ替えられるカードが入っていなかったり、【レジドラゴ】なども1,2枚ということが多く、この逃げるエネルギーを増やす、というシンプルな効果がどれだけ厄介かというのは使ってみるとわかると思います。


このデッキはサイドを獲りきるために1ターン作るという理由で採用したデッキでした。

イダイナキバLO

4

1

1

4

1

4

3

4

3

4

3

4

1

4

4

3

1

6

4

2

次に紹介するデッキは【イダイナキバLO】です!


このデッキは、古代のサポートカードを使うと《イダイナキバ》のワザ「じばんほうかい」で毎ターン相手の山札を4枚トラッシュする事ができます。

それを利用して相手の山札を0枚にすることを目指すデッキです。


ポケモンカードはデッキが60枚で最初の手札が7枚、サイドが6枚なのでスタート時点の山札は47枚。

ワザ「じばんほうかい」と毎ターンのドローで1ターンで5枚削れると考えると10回ワザを宣言すると相手の山札を0にすることができます。

と言っても、相手も山札からポケモンを持ってきたり、ドローしたりします。


相手のデッキにもよるので一概には言えませんが、だいたい8回くらい、ワザ「じばんほうかい」を打てれば勝てるかなぁといった印象を受けます。




【イダイナキバLO】は登場した当時、《ブーストエナジー古代》《勇気のおまもり》でHPを190、200にすることで相手にきぜつさせられないターンを作っていましたが、今では容易に200ダメージを与えてくるポケモンが増えたため、相手の山札をトラッシュしきるまでのターン数が足りなくなってしまいました。


そこで考え方を変え、相手の攻撃を耐えるのではなく、相手が攻撃できないターンを作るという方向に変えて作ってみました。


使い方は至ってシンプルで、《イダイナキバ》でワザ「じばんほうかい」を打つときに《カウンターキャッチャー》と合わせて相手の攻撃できないポケモンをバトル場に入れ替えるだけです。


先程も触れましたが、例えば【リザードン】だと入れ替えるカードが入っていないことも多いため、《ボスの指令》+エネルギーや《リザードンex》の特性「れんごくしはい」でエネルギーをつけて逃げる、というような行動をしないと攻撃することができません。


【イダイナキバLO】は手札干渉(《ナンジャモ》など)をしながら相手の動きを制限するわけではないので、最初は簡単に入れ替えられてしまうと思いますが、相手の山札をトラッシュしていたり、そもそも入れ替えられる回数が足りなかったりと複数回仕掛けていくことで相手が動けないターンを作ることを目的としています。


デッキレシピ自体はLOをあまり使ってこなかった方にも使いやすいようにコンセプトである相手を縛るということに特化させています。

慣れている方や慣れてきたなら《ミミッキュ》《クチート》などのカードを入れて、勝ち筋を増やしてみてもいいかもしれません。

今後採用されるかについて

さて、2つのデッキを紹介してきましたが、これからの環境的に《重力玉》は活躍出来るのか、と言うと汎用性こそ高くないものの相性がいいカードが使われてるデッキには入ってくる位置になると思います。


では、その《重力玉》と相性がいいカードとはどういうカードなのか、今《重力玉》が採用されていることのあるデッキを調べてきたので考えていこうと思います。

採用が見られたデッキ

【イダイナキバLO】、【サーナイト】、【ロストバレット】、【ロストギラティナ】、【ワナイダー】などのデッキによく採用されています。


ではなぜこの5つのデッキに採用されているのかの理由を考えていくことでどういうデッキと相性がいいかを考えていこうと思います。


・【イダイナキバ】

逃げられないターンを作り、攻撃されないターンを作ることでワザ「じばんほうかい」を使う回数を増やす。


・【サーナイト】

攻撃できないポケモンを逃げられなくし、ワザ「ほえさけぶ」でサイドを進める。


・【ロストバレット】、【ロストギラティナ】

攻撃できないポケモンを逃げられなくし、ワザ「ロストマイン」でサイドを進める。


・【ワナイダー】

相手の逃げるエネルギーを増やすことでワザ「ワイヤーハング」のダメージを上げる。

以上のことを踏まえると


・相手の攻撃できないポケモンを逃げられなくして、攻撃されない状況を作りつつ、ワザを使うことでリターンを得やすいデッキ。


・相手の逃げるエネルギーを参照して効果が高まるデッキ。


これらの要素が特に相性が良さそうです。


ベンチ狙撃が分かりやすく1つ目を満たしやすいので《かがやくゲッコウガ》でワザ「げっこうしゅりけん」を打つときに相手の攻撃できないポケモンを呼び出して《重力玉》をつけたりしても強そうです。

終わりに

いかがだったでしょうか?


どうしても相手のポケモンを縛ったり、LOを狙ったりとなるとマイナスのイメージを持っている方も少なくないとは思います。


ですが、様々な勝ち方や戦い方を考えることは、そのデッキへの理解を深めることに繋がり、相手にそういうデッキを使われたときにも、相手の考えていることが分かるようになり、役に立つと思います。

なので一度試してみてもらえると嬉しいです!


ここまで読んでいただきありがとうございました!

面白かったらシェアしてね!

いいね数いいね!

このコラムのライター

今津

今津