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2024.7.27

大空洞パルキア、人気の理由とは!? | 今津の研究

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大空洞パルキア、人気の理由とは!? | 今津の研究

復権したパルキア、なぜ人気なのか

目次

はじめに

こんにちは! 今津です!


新弾「ステラミラクル」が発売されてしばらく経ち、ある程度環境で使われているデッキが固まってきたと思います!


そんな中、新弾のカードによって《オリジンパルキアVSTAR》が復権したこともあり、なぜ返り咲くことができたのかを考えていきたいと思います。

大空洞パルキアについて

《オリジンパルキアVSTAR》

ワザ
水水 あくうのうねり60+
おたがいのベンチポケモンの数×20ダメージ追加。

VSTARパワー
特性 スターポータル
自分の番に使える。自分のトラッシュから水エネルギーを3枚まで選び、自分の水ポケモンに好きなようにつける。[対戦中、自分はVSTARパワーを1回しか使えない。]
《ゼロの大空洞》

自分の場に「テラスタル」のポケモンがいるプレイヤーが、ベンチに出せるポケモンの数は8匹になる。

(このカードがトラッシュされたときか、自分の場に「テラスタル」のポケモンがいなくなったとき、ベンチが5匹になるまでトラッシュする。おたがいにトラッシュするなら、このカードの持ち主から行う。)

※現在、復権したパルキアはスタジアムに《ゼロの大空洞》を採用しているもので、【大空洞パルキア】と呼ばれることが多く、本コラムでも【大空洞パルキア】と呼ぶことにします。




【大空洞パルキア】はスタジアム《ゼロの大空洞》の効果でベンチに出せるポケモンの数が8体になることを利用してベンチを大量に展開し、《オリジンパルキアVSTAR》のワザ「あくうのうねり」で大ダメージを出していくデッキになります。


ただ、VSTARで大ダメージを出すだけのデッキなら今までもあったのですが、【大空洞パルキア】が他のデッキと比べ、特筆すべき点は2つあります。


1つ目が圧倒的な安定感です。


攻撃に必要なエネルギーを特性でつけられる点はもちろん、《ヨルノズク》の特性「ほうせきさがし」で足りないパーツを持ってくることができます。


ポケモンカードはそのルールの性質上、手札が詰まってしまうとどれだけ有利な相手でも何もできずに負けてしまうこともあり、デッキの安定感が高いことはそれだけ勝率に直結します。


2つ目が《キャンセルコロン》+《プライムキャッチャー》+ワザ「げっこうしゅりけん」が安定して打てるということです。


このコンボは今更説明することもないくらい強力なコンボですが、特定のグッズ2枚とワザ「げっこうしゅりけん」を打つために必要なエネルギーという高いハードルを超える必要があります。


しかし、今の構築では《ヨルノズク》の特性「ほうせきさがし」でトレーナーズを2枚持ってくることができる上、《オリジンパルキアVSTAR》の特性「スターポータル」で攻撃するためのエネルギーをつけることができます。

このデッキは基本的にサイドを2枚取られるポケモンで攻撃するデッキのため、途中でサイドを1枚しか取られないポケモンを挟める点でも優秀です。


こうした強力な動きを安定して行える点が再び流行した理由だと言えるでしょう。

サンプルレシピ

3

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2

2

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8

シンプルに組んでみました。


回しやすく分かりやすい強さをしているので、回し慣れていない内からでもある程度強さを感じられると思います。

回し方

序盤 ポケモンを並べる

序盤はとにかく盤面を作ることを意識します。


具体的に言うと2ターン目に攻撃したいため進化が必要なポケモンの進化前を並べていくイメージです。

このデッキで言うと《パルキアV》《ホーホー》の優先度が高いです。


また、《マナフィ》は相手によっては出しますが、HPが90以下のポケモンが1体だけのときは、ワザ「げっこうしゅりけん」を打たれても取られるサイドが1枚なので《マナフィ》を出さなくても大丈夫なターンがあったりします。

中盤 並べたポケモンを進化させて攻撃する

中盤以降は毎ターンサイドを2枚取ることを意識します。


相手にV、exポケモンが居るならそちらを、居ないなら《キャンセルコロン》+ワザ「げっこうしゅりけん」を狙っていきたいです。


Vやexポケモンがいても《キャンセルコロン》+ワザ「げっこうしゅりけん」を打ったほうがいい場面もあるのですが、判断が難しいときは《オリジンパルキアVSTAR》で攻撃して《キャンセルコロン》《プライムキャッチャー》を残しておいた方が相手視点ではいつ飛んでくるか分からないため動きづらくなることが多いです。


※ワザ「げっこうしゅりけん」をサイドプランに絡めるたいときは特性「スターポータル」を残しておくか、《かがやくゲッコウガ》にエネルギーをつけておきましょう。

終盤 手札干渉で事故らない盤面をつくって押し切る

終盤は《ホーホー》《キチキギスex》をベンチに出しながらサイドを取り切れる盤面を作ることを意識します。


このデッキは安定感がある、とはいったものの、序盤、中盤の話であり、決して手札干渉に強いデッキであるとは言えません。

ですが、《ヨルノズク》の特性「ほうせきさがし」さえ使えれば勝ちにつながる試合も多いため《ホーホー》《キチキギスex》をベンチに展開して最後に必要なカードを引きに行きます。


また、終盤になってくるとベンチに出せるポケモンの数が足りなくなってくるケースがあるため《ゲンガー》《スグリ》を採用して与えられるダメージを増やしています。

今後どうなるかの予想

さて、そんな【大空洞パルキア】ですが、一旦使用率は下がると考えています。


というのも、サイドを2枚取られるアタッカーで大ダメージを出すデッキでは【タケルライコ×オーガポン】が頭一つ抜けていると認識しており、現環境だけの話をすると非V、exのデッキが少ないため、ワザ「げっこうしゅりけん」を使わなくてもサイドを2枚取りやすい環境にあります。

また、【タケルライコ×オーガポン】は最速後攻1ターン目から攻撃できるため、速さについてもあちらの方に分があります。


では、【大空洞パルキア】が消えるかと言われると、そうではないと考えます。


今のレシピでは、大きな差別化点はそれこそ、ワザ「げっこうしゅりけん」が打てるかどうかくらいしかありませんが、【大空洞パルキア】はまだ発展途中だと考えています。

例えば、《マシマシラ》+《悪エネルギー》が採用されているレシピがあったり、《オーガポン みどりのめんex》と合わせて【リザードン】に強くしているレシピも見られます。

また、《テラパゴスex》をしっかりと使うアタッカーとして考え、《ブライア》を採用しているレシピもあります。


このように、拡張性が高いことが他のサイドを2枚取られるアタッカーで攻撃するデッキとの大きな差別化点となるため、環境に応じて形を変えることで長く環境にいるデッキになるのではないかと考えています。

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございました!


まだ出てから日が経っていないデッキですが、構築面でもプレイ面でも非常に楽しいデッキだと思います。


ほとんどの人がオフシーズンの今、試すデッキに悩んでいる人はぜひ【大空洞パルキア】を考えてみてはいかがでしょうか?

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このコラムのライター

今津

今津