ACESPECについての考察
はじめに
こんにちは! 今津です!
6月ですが、例年よりも暑さを感じると同時に体力不足を痛感する日々を送っています。
さて、今回はデッキに1枚しか入れられないカード【ACESPEC】について考えていこうと思います。
みなさんはACESPECをデッキに入れる時、何を基準に入れていますか?
と、言ってもデッキとの相性もあり、簡単に決められることではないと思います。
ということで、どんなデッキにどんなACESPECを採用すればより効果的かを考えていきたいと思います。
ACESPECについて
《プライムキャッチャー》
グッズ
相手のベンチポケモンを1匹選び、バトルポケモンと入れ替える。その後、自分のバトルポケモンをベンチポケモンと入れ替える。
《アンフェアスタンプ》
グッズ
このカードは、前の相手の番に、自分のポケモンがきぜつしていなければ使えない。
おたがいのプレイヤーは、それぞれ手札をすべて山札にもどして切る。その後、自分は5枚、相手は2枚、山札を引く。
過去にもACESPECは存在していましたが、新しいシリーズのACESPECは紫色をしており、特別感があってすごく好みです。
各デッキごとの採用ACESPEC
早速ですが、ジムバトルや自主大会などで活躍しているデッキを調べ、それぞれのデッキに入っていることが多いACESPECをまとめました。
(左から多い順)
【ドラパルト】
構築に幅のある【ドラパルト】というデッキは【ネイティオ型】や【ロスト型】、【ピジョット型】など型が多いためACESPECが分散している印象がある。
基本的に【ネイティオ型】は特性「アカシックセンス」でエネルギーを加速できるため《アンフェアスタンプ》が人気。
【ロスト型】はロスト関連のパーツとも相性が良い《プライムキャッチャー》の採用率が高い。
【ピジョット型】は他2つと比べてエネルギーを加速する手段がないため、《ネオアッパーエネルギー》が採用されていることが多い。
全体的に数は減ってきているが《ポケモン回収サイクロン》を採用しているレシピも一定数存在する。
【サーナイト】
序盤に準備するターンがあり、相手からサイドを早い段階で取られやすいこと、エネルギーをトラッシュに送りたいため、手札を入れ替える効果が欲しい場面が多いことから《アンフェアスタンプ》が圧倒的な人気を誇っている。
《ハイパーアロマ》が入っているリストもあり、こちらは《キルリア》に進化するハードルを下げる構築になっている。
【ルギア】
良くも悪くもほぼ《レガシーエネルギー》一択である。
他のACESPECを警戒する必要性は薄いがそれを踏まえても【ルギア】の《レガシーエネルギー》は強力で、現状他の選択肢はほぼ無いと言っても過言ではない噛み合い方を見せている。
採用デッキの特徴
環境デッキに採用されている【ACESPEC】を見てきましたが
基本的には
攻めるデッキは《プライムキャッチャー》や《シークレットボックス》
序盤に準備するデッキは《アンフェアスタンプ》の採用が多く見られます。
感覚的に強いことは分かりますが、なぜこれらのACESPECが人気なのでしょうか?
今回は最初に紹介した2つのACESPECを例を上げて考えたいと思います。
採用の基準
【ACESPEC】はデッキに1枚しか採用出来ない関係上、他のカードで似た動きが出来るカードは採用されにくい傾向があります。
逆に言うと、他のカードで代用できないカードは採用されやすい、と言うことです。
個人的にはここが一番ACESPECを選ぶ上で大事になるポイントだと思っています。
例えば、序盤に準備するデッキなら《プライムキャッチャー》を採用しなくても《カウンターキャッチャー》でベンチのポケモンをバトル場に呼べます。
そうなるとACESPEC枠を《プライムキャッチャー》にするよりも他のカードにしたほうがデッキとして強くなる可能性が高くなります。
代用が効かない
サポートと同価値
基本的にはこのあたりから採用されているように感じます。
逆に《アンフェアスタンプ》の採用理由ですが、今の序盤に準備するデッキは、ほとんどが《ペパー》で準備する形です。
《ペパー》はグッズとポケモンのどうぐを持ってくることができる優秀なカードですが、打っているターンは自分の手札を大幅に入れ替えることはもちろん、相手の手札に干渉することもできません。
序盤に相手の出鼻を挫くと言う意味でも《アンフェアスタンプ》は優秀ですが、後半に《ペパー》しか手札にない状況でも相手の手札に干渉出来るようになるというのは1つの選択肢としては相当に強力であることから、序盤に準備するデッキ、もとい《ペパー》が採用されているデッキの《アンフェアスタンプ》の採用率が高いのではないかと思います。
さいごに
いかがだったでしょうか?
今挙げた代表的な2つの理由以外にも「このデッキはこういうことがしたいからこのACESPEC採用する」と言うような理由はたくさんあるため入賞リストなどを見て、なんでこのACESPECなのかを考えてみるのも面白いかもしれません。