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2024.6.14

PJCS参戦! マシマシラ増し×2サーナイト! | なかねのポケラボ

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PJCS参戦! マシマシラ増し×2サーナイト! | なかねのポケラボ
目次

はじめに

アローラ! なかねです。


6/1〜2に横浜で開催されたポケモンジャパンチャンピオンシップス(PJCS)に参加してきました!

肝心の結果は《サーナイトex》を使用して……5-3! day1敗退!!


目標は世界大会出場権利を得られるday2 ベスト32だっただけに悔しいです!!!

翌日くらいまで放心状態で過ごしていました……


けれども来シーズンに向けた戦いはもう始まっています! 腐らずに頑張る!


というわけで、今回のポケラボでは大会当日に使用したサーナイトexのデッキ紹介に加えて、せっかくなので大会の様子やほかの候補デッキについても紹介しようと思います。

ポケカの競技シーンについても少し触れているため、気になるところだけでも是非読んでいってください!

デッキ選択の経緯

まずはデッキの解説をする前に、なぜPJCSに《サーナイトex》を持ち込んだかを説明していきます。


今回のPJCSは直近の大型大会と異なり、各デッキタイプのシェア率を予想することが難しいなかでの開催でした。

というのも、5月頭にチャンピオンズリーグ札幌(CL札幌)が開催されシティリーグS4が終了してからの約一ヶ月間、大会実績のあるデッキリストが秘匿されているような状態となっていたのです。


とはいえ、youtubeやSNS上では様々なデッキリストが毎日紹介されていることもあり、ある程度デッキタイプごとの相性差というものが浮かび上がっていきます。

調整当初の理想は「いくつかの有力なデッキタイプに有利がつく新しいデッキタイプ」を持ち込むことだったのですが、限られた時間の中でそのようなデッキを仕上げることは出来ませんでした。


そうして既存のデッキタイプの微調整を重ねていく過程で、私が一番意識していたデッキタイプが《タケルライコex》《オーガポンex》です。

候補デッキの選定

このデッキはCL札幌後に頭角を現した新たなデッキタイプでした。

変幻の仮面」で登場した《ドラパルトex》に対し《タケルライコex》のダメージの高さから有利をつくことができ、序盤の要求の低さも目を引く強力なデッキです。


闇鍋状態のPJCS環境の中でもこのデッキタイプに対して不利となるようなデッキは優先度を下げるほかなく、《ネイティオ》軸の《ドラパルトex》などは選択肢から外れていきました。


ただ《タケルライコex》に勝てるだけではトータルの勝率が担保できず、頭を悩ますこととなります。


そこで、具体的に《タケルライコex》デッキに対して有利となる要素を取り入れたデッキ選択を始めました。

 《タケルライコex》は2進化exと比べポケモンたちのHPがそこまで高くないこともあり、サイド1枚のポケモンでそれらを倒すことができればサイドレースの優位性を保つことができます。


具体的には以下のポケモンがすんなりと入るデッキに注目していました。




《かがやくリザードン》

かがやく枠なのでデッキに1枚しか入れることができませんが、《ミラージュゲート》などのエネルギー加速が可能なデッキであれば、複数回使用することでゲームを優位に運ぶことができます。


《チラチーノ》

《ルギアVSTAR》デッキ専用のカードですが、ワザ「スペシャルコロコロ」はたねexだけでなく2進化の大型exポケモンすらも一撃できぜつさせることができます。


《フワンテ》《勇気のおまもり》

こちらも《サーナイトex》デッキ専用のポケモンです。

《ロストスイーパー》でサイドを進ませてしまうリスクがあるため過信は禁物ですが、《ペパー》1枚から展開が可能という要求の低さが評価ポイントです。


《ガチグマアカツキex》

サイド1枚でたねポケモンexを倒すという趣旨には反していますが、アタッカーとして運用する要求がとても低く注目していました。

また、《ルギアVSTAR》《アーケオス》のデッキであれば《レガシーエネルギー》をつけてあげることでHP260かつサイドを1枚しか取られないアタッカーが爆誕します。




以上のカードがすんなり入るデッキとして、

《ルギアVSTAR》

《ドラパルトex》《キュワワー》

《サーナイトex》

が候補となりました。

この中でも他デッキタイプへの見かけ上の勝率は《ルギアVSTAR》がいちばん高かったのですが、BO1形式で10回戦をこなすday1を想定した場合、再現性に少し不安感が残ります。

後ろ髪を引かれる思いでルギアに見切りをつけ、大会の1週間前までの私は《かがやくリザードン》を複数回動かせるロストギミック軸の《ドラパルトex》を持ち込もうとしていました。


ですが、もう一つの候補デッキである《サーナイトex》に何度やっても勝てず、ならばいっそのこと《サーナイトex》を使おうという決断に至りました。

デッキリスト

長くなってしまいましたが、そんなこんなでPJCSに持ち込んだ《サーナイトex》のデッキリストがこちらです。


デッキコード→VVF5FF-x9qezD-bFvVk5

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デッキ解説

デッキレシピ自体はこれまでの《サーナイトex》と大きく変わらないかと思います。

実際、私もデッキリストを作成する過程では特に変なことをしようとせず、予選10回戦に備えて《サーナイトex》の課題である序盤の再現性をとにかく意識していました。


この選択は振り返ってみても納得しており、大会本番で大きな事故に見舞われなかったことは構築方針の影響だと感じています。

ボールやその他のトレーナーズに関しても必ず使う物を多めに採用しているので、全体的にプレイしやすくなっているはずです。


ただ、2枚採用した《マシマシラ》を用いたサイドの取り進め方については少し癖があるため、以下で改めて解説します。

構築の目的と特徴

この《サーナイトex》2枚採用した《マシマシラ》を最大限活かすことを目的としています。


デッキ選択の経緯でも述べたように、元々《サーナイトex》はサイド2枚のポケモンを主軸に戦ってくるデッキに対しては《フワンテ》を用いて戦うことで有利に立ち回ることができていました。


今回の構築はその強みに加え、《マシマシラ》の特性「アドレナブレイン」を使い、器用な立ち回りが可能となっています。

「アドレナブレイン」を複数回宣言する+《ハバタクカミ》のワザ「たたりとばす」でダメカンをばら撒くことにより、2進化ex主体のデッキやロストギミックを採用したデッキに対しても、これまでと異なる方法で複数枚サイドを取り進められるようになりました。


例えば、《サケブシッポ》対策で出てくる《マナフィ》といったHPの小さいポケモンに対して

①「アドレナブレイン」を2回宣言しダメカンを6個乗せる

《カウンターキャッチャー》《ハバタクカミ》でサイドを複数取り

といったアクションが任意のタイミングで狙えます。


《サーナイトex》《ナンジャモ》《カウンターキャッチャー》といった逆転カードが多数搭載されており、この任意のタイミングでのサイド複数取りが大変強力です。


また、《キュワワー》《ビーダル》といったシステムポケモンに対しても上記のダメカンばら撒きを行うことでアタッカーと同一ターンにきぜつさせることが可能になり、《ナンジャモ》などの手札干渉と組み合わせることによって大きく相手の展開を崩すことができます。

豊富なサブアタッカー

周囲と意見を交わす中でサブアタッカーとして他の超タイプポケモンをさらに採用するというアイデアもあったのですが、大会まで実際の対戦機会があまりなく、ゲーム中の判断を難しくさせる要因となり得たことから、今回はシンプルな60枚にしています。


環境次第では《クレセリア》《クレッフィ》《ミュウex》などを採用し、合わせて《ヒスイのヘビーボール》を入れることでさらに多様な戦い方が実現可能です。


デッキスロットにあまり余裕はありませんが、カスタマイズ性自体は高いので、自身の希望にあったポケモンを採用してみてください。

対戦レポート

ここからは実際の対戦レポートをお届けします。


PJCSは予選10回戦のうち3敗することで強制ドロップになってしまうため、私は8回戦終了時点で会場を後にすることになりました。


試合の内容としては大味なゲーム展開のものが多く、あと2回戦い切りたかったなというのが本心です。

全試合じゃんけんで負けてしまい、後攻でスタートしたことも足を引っ張りました。

先攻であれば展開が変わっていたゲームもあっただけに口惜しい!


《サーナイトex》デッキのリアルはこんなものだと思いながら読んでいただければと思います。

緊張の初戦は想定していた《タケルライコex》デッキ。


しかし、序盤から対戦相手のデッキがほとんど動かず、後攻4ターン目の時点でこちらの《サケブシッポ》が「ほえさけぶ」で先にサイドを4枚取り、投了をもらい勝ち。

続く2戦目も同様のデッキタイプ。


先ほどとは異なり先攻1ターン目から《イキリンコex》の特性「イキリテイク」を使用され、ものすごい速さで盤面が準備されていく展開。


サイドを2枚先行された時点で《フワンテ》《勇気のおまもり》の「バルーンボム」で追いつくことができ、《ロストスイーパー》を使われるターンがあるもなんとか先にサイドを取り切り勝ち。

3戦目は苦手なマッチアップである《リザードンex》デッキ。


こちらの1ターン目は《ワザマシン エヴォリューション》から《キルリア》を2体用意することができる上々の出だし。


しかし、先攻2ターン目の時点で2枚の《ふしぎなアメ》から《リザードンex》《ピジョットex》に加え、《ボスの指令》でベンチの《キルリア》を取られてしまう苦しい展開に。


《アンフェアスタンプ》《カウンターキャッチャー》《ピジョットex》を呼び出し「バルーンボム」できぜつさせ、なんとかサイドレースに追いつこうとするも、返しのターンで《ビーダル》の特性「はたらくまえば」から新たな《ピジョットex》が着地してしまう。


こちらのベンチが手薄だったこともあり、そのまま押し切られ負け。

お昼休憩を挟んだ4回戦目の相手は《ルギアVSTAR》


勝率的な期待値は《サーナイトex》側にやや傾くかな、というマッチアップではあるのですが、正直なところ「アッセンブルスター」を何ターン目に宣言されるかがゲームの展開を握ります。


このゲームでは先攻2ターン目「かぜよみ」、続く3ターン目に「アッセンブルスター」を宣言されサイドが進み出しました。


対戦相手が序盤で《レガシーエネルギー》《ルギアVSTAR》に手張りしたこともあり、《チラチーノ》にこちらの《サーナイトex》が突破されないように立ち回るような展開に。

《サケブシッポ》の「ほえさけぶ」、《マシマシラ》の「アドレナブレイン」で《チラーミィ》をきぜつさせるといった細かい進行で、最後は《ネオラントV》《サーナイトex》できぜつさせ勝ち。

5回戦でようやく今大会のもう一つのTier1と目していた《ドラパルトex》と対面することに。

ロストギミックを採用した《ドラパルトex》は自身でも真剣に調整していたこともあり、サーナイト側に有利がつく印象です。


このゲームでは《ウッウ》の「おとぼけスピット」から対戦相手のサイドが進み、「ファントムダイブ」+《ボスの指令》で準備した《マシマシラ》がきぜつ、《ヤミラミ》の「ロストマイン」で《キルリア》を中心に狙われるような展開になりました。


こちらは《マシマシラ》の特性と《サーナイトex》の「ミラクルフォース」を中心に相手の《ドロンチ》とアタッカーを倒していき、最後は《ナンジャモ》を絡めて相手に攻撃されないターンを作ることができ、勝ち。

なかなか試合が始まらず、談笑しつつもこちらが引き直しを3回してしまい苦しいスタートとなりました。


蓋を開けて見ると対戦相手のデッキはロストバレットと呼ばれるもので、先攻2ターン目には潤沢な手札から《テツノカイナex》の「ごっつあんプリファイ」でいきなりサイドが2枚取られてしまいます。


こちらは《アンフェアスタンプ》に合わせて《サーナイトex》を壁にしつつ「ミラクルフォース」を宣言。

このままロスト側が止まり、次ターンにマシマシラの特性を絡めて《テツノカイナex》を倒すことができれば勝ちパターンだったのですが、返しに《アクロマの実験》から《いれかえカート》まで使われてしまい厳しい展開に。


《ナンジャモ》と合わせて《ハバタクカミ》を複数回動かしてサイドをなんとか進めるも、《プライムキャッチャー》+「かえんばく」で《サーナイトex》が倒されてしまいます。


最後は《ハバタクカミ》《かがやくリザードン》に釘を刺しつつ会心の《ナンジャモ》を決め、ターンが返ってくれば勝ちというところまで持っていくも、《ツツジ》から入れ替え札を引かれてしまい悔しい負け。

悔しい敗戦を経て、後がなくなった7戦目は再び《ルギアVSTAR》との対面。


こちらの後攻1ターン目「エヴォリューション」に対し、ルギア側は先攻2ターン目「かぜよみ」を宣言。

先ほどの下振れを回収するかのように後攻2ターン目には《マシマシラ》の「アドレナブレイン」+《サーナイトex》の「ミラクルフォース」でバトル場の《ルギアV》をきぜつさせることができ、そのままワンサイドゲームとなり勝ち。

7回戦のゲームがすんなり終わったこともあり、気持ちを切り替えて8回戦に臨みます。


対戦相手のデッキは《かがやくゲッコウガ》軸のロストバレット。


《テツノカイナex》スタートからロストゾーンを2枚貯める相手に対し、こちらは強引に《キルリア》1体を進化させる「エヴォリューション」を宣言します。

すると先攻2ターン目には《アクロマの実験》からあれよあれよとロストゾーンが貯まり、ベンチに《テツノツツミ》をセットされた状態で「ごっつあんプリファイ」。


こちらは《アンフェアスタンプ》がサイドに落ちており、《ナンジャモ》から「ミラクルフォース」でターンを作ろうとします。


先攻3ターン目には《テツノツツミ》の特性「ハイパーブロアー」でベンチのポケモンを呼ばれ、ベンチにヤミラミを準備されつつ「ごっつあんプリファイ」でサイドを4枚先行される展開に。


そのまま《テツノカイナex》を倒すも、なんと2枚目の《ヤミラミ》を準備されてしまい、手札干渉に耐性を作られて負け。

おまけ

PJCSの参加記録は以上になります!


ここからはおまけとして調整の過程で作り込んだ

《ドラパルトex》+ロストギミック

《ドラパルトex》《マシマシラ》

のデッキリストを紹介します!


いずれも自主大会で使用し、《マシマシラ》入りドラパルトは70人規模の大会で3位入賞できました。

どちらもこれからの環境次第では活躍が見込めるデッキになっているので、是非試してみてください!

ドラパルトex+ロストギミック

まずは《ドラパルトex》をロストギミック軸で組み上げた構築です。


このデッキタイプは《ドロンチ》にいかに辿り着くかがゲーム全体の展開を左右していると感じたため、《ワザマシン エヴォリューション》を採用しています。

最初は先攻を選んで強い形で《ロトムV》との組み合わせを試していたのですが、少し遅れた場合に《ルギアVSTAR》などの対面で負け筋を作ってしまうことを嫌ってこのような形になりました。


改めて見直すとデッキの作りが少しゆっくりすぎる気もします。

2進化環境ならけっこう強いはずなのでチャンスを待とう!

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ドラパルトex+マシマシラ

続いて《ネイティオ》軸の《ドラパルトex》《マシマシラ》をねじ込んだ構築です。


これはお気に入り!

CL札幌直後に《マシマシラ》入りのデッキをたくさん作っていたのですが、その中だと1番手応えがありました。

中打点同士の対決でまともに盤面が出来た場合はまず負けません。


ただし《タケルライコ》《オーガポン》が相性として非常に厳しく、大会本番では選択肢に上がりませんでした。

環境から青天井系のデッキが数を減らしたらまた使おうと思います。

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おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございます!


やっぱり大型大会は楽しい!!

けれどもプレイヤーの増加もあり、なかなか参加する機会に恵まれないのがむず痒いところですね。

私はこれで2024シーズンの活動に一区切りがついたので、気持ちを新たに「ナイトワンダラー」環境を楽しもうと思います。


次の更新は「ナイトワンダラー」で収録されたカードをフィーチャーしたデッキ紹介になりそうです。

それでは、次回のポケラボでお会いしましょう!

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このコラムのライター

なかね

なかね