はじめに
アローラ! なかねです。
待ちに待った新弾「変幻の仮面」が発売されました!
《オーガポン》がパッケージを飾っている拡張パックですが、強力なポケモンやトレーナーズ、ACE SPECが多数収録されています。
毎年この時期に出る拡張パックは環境への影響度が高いので、今回も期待大!
個人的な注目カードは《むしとりセット》です。強い草タイプ来い…!!
競技的な視点では6月に開催される「ポケモンジャパンチャンピオンシップス(PJCS)」までの大型大会が現在のカードプールで開催されることも注目ポイントです。
今のうちにカードリストの隅々までチェックして、メタゲームの変化に対応できるようにしなければ…!
さて、今回のポケラボではそんな「変幻の仮面」で新たに登場したポケモンである《ドラパルトex》をフィーチャーしたデッキを紹介しようと思います。
ドラゴンタイプということもあり少し準備が大変なため、今回はエネルギー加速が得意なあるポケモンと組み合わせてデッキを考えてきました!
デッキレシピやそれぞれのカードの採用理由、プレイの方針やチューニングまで解説しているのでぜひ最後までご覧ください!
ドラパルトexについて
《ドラパルトex》
HPは一般的な水準ですが、ドラゴンタイプのため弱点を持っていないことが評価ポイントです。
対戦では2つ目のワザ「ファントムダイブ」を主に使うことになりそうです。
エネルギー要求こそ少し重いですが、2進化exのたねポケモンはHPが50〜70であるため、サイドをまとめ取りする能力が高そう!
《ドロンチ》
特性「ていさつしれい」は以前あった「エアメール」という特性のリメイク版です。
《キルリア》の「リファイン」と異なり、自らのリソースを消費することなく手札を増やすことができます。
中間進化が強いパターンは《サーナイトex》しかり強いはず!
デッキを組むため、あとはワザの「ファントムダイブ」を宣言するためのエネルギー加速方法を考えていけば良さそうです。
エネルギー加速方法
デッキレシピ
採用カード
デッキレシピを紹介したところで、それぞれの採用カードについて解説していきます。
まずは主役となるポケモンから!
ポケモン
デッキの主役となるポケモンたちです。
このデッキは《ふしぎなアメ》を多数採用した形と比べ、ゆっくりと盤面を作るのでドラパルトの進化ラインは最大枚数採用しています。
一方、《ネイティオ》は特性の「アカシックセンス」を毎ターン宣言したいわけではなく、あくまで補助の役割のため2枚ずつの採用です。
《ドラパルトex》は高いHPと弱点を持たないことから場持ちがよく、エネルギーを手張りする+数回の「アカシックセンス」でゲームで必要なエネルギーを供給し切ることが出来ます。
このデッキは《ネイティオ》の「アカシックセンス」を使用する都合上、最初にバトル場に出るポケモンが必要になります。
《ピィ》はその役割を100点満点で遂行してくれる相性バッチリのポケモンです。
また、《ピィ》で手札をあまり引くことが出来ない場合は《シャリタツ》をバトル場に出し、きぜつしなかった場合は《緊急ボード》をつけてにげてもらうことで同様の動きが出来ます。
《かがやくリザードン》はドラパルトデッキにおいて貴重な高打点アタッカーです。
《ドラパルトex》が一撃で倒すことが出来ないたねex系統のポケモンへの役割に加え、「ファントムダイブ」で撒いたダメカンと合わせて、高HPのVSTARやexポケモンを倒すことが出来ます。
トレーナーズ
ポケモンを並べるためのグッズとしては、やはり《なかよしポフィン》が頭一つ抜けた性能をしています。
こちらをメインの展開カードとして考え、《ペパー》でピンポイントサーチできることも加味した配分としました。
特徴的なところとしては《キャプチャーアロマ》の採用が挙げられます。
このデッキは進化ポケモンを持ってくるためのコストを捻出しづらく、《ハイパーボール》よりも強く使える機会が何度もあったため採用に至りました。
ただ、《ハイパーボール》自体は進化ポケモンの確定サーチとなるため抜くことが出来ず、この枚数となっています。
たねポケモンを並べるという観点で《ネストボール》と比較する場合、複数回使用することができる《ボウルタウン》の枚数を増やすことになると思います。
エネルギー関連のトレーナーズはこの3種類を採用しています。
《大地の器》は《ドラパルトex》へのエネルギー供給をスムーズに行う上で必須とも言えるカードに近いため
超エネルギーの6枚目と比較して3枚目を採用してもいいかもしれません。
サポートは使い分けることが難しいため、シンプルな形で採用しています。
新弾で登場した《シャリタツ》の特性「きゃくよせ」である程度アクセスが出来ることもあり、《ネオラントV》などを採用しなくてもよくなったことはこの手のデッキタイプにとって大きな改善点です。
ACE SPEC
《ネイティオ》軸のドラパルトで採用候補となるACE SPECを左から順に並べてみました。
今回はデッキスロットの捻出や「アカシックセンス」との噛み合いの良さ、終盤のアクセスのし易さといった理由から《プライムキャッチャー》を採用しています。
「ファントムダイブ」で効率よくサイドを進める場合、相手のベンチを呼ぶ回数が重要になるため、この形のドラパルトではいちばん評価しているACE SPECです。
もし《プライムキャッチャー》を採用しない場合、次点に上がるのは《ポケモン回収サイクロン》です。
《ドラパルトex》がダメージを負った場合、回収しつつ次の「アカシックセンス」に繋げることが可能になります。
最初はこちらを試していたのですが、強く使えるタイミングで要求を揃えるのが少し厳しく感じたため、今回は《プライムキャッチャー》を優先しました。
エネルギー
最後はエネルギーです!
エネルギーは超エネルギーが6枚、炎エネルギーが3枚です。
「アカシックセンス」を宣言する回数を増やすため、超エネルギーに寄せた配分となっています。
バトル場にアタッカーを複数体準備し、サイド落ちなどを考慮するとこの配分がほぼ最低枚数になるのかなという印象です。
基本的なプレイ方針
採用カードについての解説は以上になります!
ここからはこのデッキの基本的なプレイ方針について紹介していきます。
盤面の作り方
デッキレシピの紹介時にも触れましたが、このデッキはじゃんけんで勝った際には後攻を取るデッキです。
1ターン目にしっかりとポケモンを並べ準備をすることで、ゲーム中盤以降に望んだ展開に持ち込むことを目標にします。
《ネオアッパーエネルギー》を採用するなど、先攻を取る形に寄せた場合、《ワザマシン デヴォリューション》や《改造ハンマー》といった対策カードがチラつくこともネックですね。
しっかりと盤面を準備して《ドラパルトex》の高いHPと強力なワザを押し付け、出遅れた場合にもサイドを取り切りましょう。
後攻1ターン目は以下の並びのように盤面を作り、《ピィ》の「にぎにぎドロー」で手札を補充します。
手札の噛み合いで「にぎにぎドロー」をあまり強く使えない場合は《ワザマシン エヴォリューション》を使用してベンチを育てることを選択肢に入れます。
《ドラパルトex》がバトル場に着地したあとはベンチポケモンの特性を使いながら手札を補充し、各種トレーナーズと組み合わせてこちらの望んだ動きを通していきます。
また、サブアタッカーとして採用している《かがやくリザードン》は《ドラパルトex》が撒いたダメカンと合わせて、高HPのポケモンを倒すことも出来るため、タイミングに合わせて使用してください。
「アカシックセンス」でエネルギーを加速すると、相手のサイドが3枚以上ある場合でも「かえんばく」を使うことが出来るため、活躍の機会は多々あると思います。
サイドを取り進めるために
環境に合わせたチューニング
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました!
《ドラパルトex》はシンプルながら強力な性能をしており、進化システムと合わせてポケモンカードの魅力を味わえるいいカードです。
今回は紹介できなかった《ネオアッパーエネルギー》と《ピジョットex》を相方に据えた構築も強力なので、そちらも合わせてぜひ試してみてください!
また、5月頭には現在のカードプールで大型大会であるチャンピオンズリーグが開催されます。
配信で新弾のカードがどういった形で活躍するのか、今から楽しみですね!
次回の更新は大会で活躍したデッキに焦点をあてた内容にできればと思います。
それでは、次回のポケラボでお会いしましょう!