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2024.4.20

第10弾「Gods of the Arcana」徹底? 解剖 | せるぷーのエボルヴ研究室

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第10弾「Gods of the Arcana」徹底? 解剖 | せるぷーのエボルヴ研究室
目次

はじめに

こんにちは、せるぷーです。


今回のコラムは第10弾『Gods of the Arcana』の考察になります。

発売週の月曜日に全リストが公開されたということもあって、コラムが発売までに間に合わず申し訳ございません。


2周年記念弾ということで個々のパワーの高さを感じる今回のセット

それでは早速見てまいりましょう。

総論

・アドバンスカードの登場
 特殊条件を満たせばエボルヴデッキから場に出せるカード。
 強力ではあるが、エボルヴデッキの枠を圧迫する。

・弾固有のテーマは「アルカナ」
 とはいえ機械や自然ほどにがっつり相互作用があるものは少ない。
 オープン8のような全クラス使える構築をする場合は抑えておきたい。

・EXエリアを経由するカードが多い
 エルフはEXエリアの「コストの種類」を参照するものが登場。
 他にも《影の侵食》のようにEXエリアにあると効果を発揮するのも多数登場。

・第3弾「フレイム・オブ・レーヴァテイン」で登場したテーマが強化
 エルフ:獣
 ロイヤル:ヒーロー
 ウィッチ:チェス
 ドラゴン:武装
 ナイトメア:『ゴースト』
 ビショップ:【守護】
 ニュートラル:天使、堕天使

 その他はLGカードを中心に多少のテーマはあるものの単体でデッキになるものはなく

 既存デッキに組み合わせて使うものになる。

アルカナを参照するカード一覧

 アルカナはエボルヴ、アドバンスを除き34種。以下記載がなければファンファーレ効果。

1

1

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1

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・エルフ
《深謀の獣人》:アルカナ・カード1枚を探しEXエリアに置く
《深謀の獣人》EVOLVE:アルカナ・カード1枚を探しEXエリアに置く

・ウィッチ
《≪愚者≫・リンクル》:デッキの上5枚を見てアルカナ・スペル2枚まで公開して手札に加える
《≪愚者≫・リンクル》EVOLVE:アルカナ・スペルを使うとフォロワー1体に3ダメージ
※アルカナ・スペルはウィッチには2種(《剥落の暴圧》《蒙昧なる術式》
 他クラスに2枚(《真偽の逆転》《飽くなき切望》

・ドラゴン
《水呼びの竜使い》EVOLVE:【進化時】手札1枚を捨てる:相手フォロワー1体に4ダメージ。アルカナ・カードを捨てたなら、1枚引く。

・ナイトメア
《無欲への恩寵》:1PP、これをアクト、墓場に置く:元のコスト7のアルカナ・カードを探し手札に加える
※7コストのアルカナカードは《無私の貴族》《節制・ルーゼン》《先見の神官》の3種。意外とオープン8でもサーチ先がありそう?

・ビショップ
《先見の神官》:4コスト以下のアルカナ・フォロワー1枚を探し場に出す。

各クラスカード

エルフ

新デッキタイプ

《遺物の番人・ルチル》デッキ
 出れば流石に圧倒的とも言える能力な《神秘の遺物・スピネ&ルチル》

 出すためにはEXエリアに5種類のコストのカードを置く必要があり、専用デッキを作ることが要求されるので、デッキタイプの一つとして世に出てくるのではないかと思います。


 前弾までだとこの条件は相当しんどかったのですが、今回のテーマとして「EXエリアの元のコストの種類」があり、EXエリアにカードを送る手段がかなり増えました。

 特に《森林の狼》は2枚置けるので、これが絡むかどうかが大きな差になりそうです。




・獣エルフ
 2ターン目《ブロッサムウルフ・スレイド》から、3ターン目《アネモネタイガー》《ブロッサムウルフ・スレイド》出し直し⇒《サルビアパンサー》などで強力な展開ができるルートができました。


 この動きに《ホワイトヴァナラ》を乗せたらいけるかとも考えたのですが、前のターンから《ブロッサムウルフ・スレイド》が場に残ってくれれば10点以上たたき出してくれそうなものの、そうでないと《キングエレファント》と比べて物足りないですね。


 自分ではどうしても詰め切れなかったので、もふもふ好きな皆さんがすごいデッキを作り上げてくれることを信じて、今後の大会結果を注視したいと思います。

個別カード

《≪吊るされた男≫・ローフラッド》《真偽の逆転》
 ルチルのことを書いておきながら、EXエリアをぶっ飛ばすアンチカードが同じエルフにいるという今弾。

 ローフラッドさんは7コストで《真偽の逆転》を打ちながら一人で立っている役になります。

 ぱっと見では進化は不要なのかなあとは思いますが。


 うっかり《真偽の逆転》を全部引ききってしまったり、EXエリアが開いていないとコスト踏み倒しができないので注意。


 そしてこれに限らず「特定のカードをデッキから探して場(EX)に出す」系がだんだんと多くなってきているので、素引きしてしまったときの対応をちょっと考えたくなりますね。

《マドロスエルフ》

 突然の「傭兵・フォロワー」を参照するカード。


 探したらニュートラル12種、ロイヤル1種。2コスト以下かつ自然・機械が絡まないのは《ウィングメッセンジャー》《爆砕の傭兵・フィーナ》《鋼鉄の壊し屋》あたり。

 能力的にも《ウィングメッセンジャー》を出せと言ってるのでしょうね。


 上述の通り枚数が少ないので、現段階ではデッキの軸にはあと一歩といったところ。

ロイヤル

新デッキタイプ

・ヒーローロイヤル
 もともとカードの種類が6種(実質5種)と量の面で少し物足りなかったヒーロー。

 今回3種類が入って8種24枚までデッキを埋められるようにはなりました。


 最大の動きは

・6PP+1EPからの《ライトニングキッカー》プレイ

・ファンファーレで《ヴァリアントフェンサー》《マッハナイト》サーチ

《ヴァリアントフェンサー》進化、効果で《ライトニングキッカー》も進化

 で1体破壊+7点疾走+5/5突進となります。


 十分な突破力ですがそれまでに手札を減らしていることが条件。


 そして8種フルに入れてもまだ16枚も枠が開いているので、ここをどう埋めるかが腕の見せ所。

 正直3コスト以上はヒーローで十分枚数が埋まっているので基本的には2コスト以下となりますが

 鉄板ともいえる《セリア》《ララミア》《リオード》入れてもまだ7枚。センスが問われそうです。

個別カード

《戦争商人・アルヤスカ》
 《白と黒の決闘》によく似た、デッキからの1枚多面カード第2弾。


 5コストで4/4&3/3、アクト効果でフォロワー1体に5点。
 そこから2コスト進化で追加の1/1、たぶんアルヤスカが強化されて6/5【指定攻撃】、リーダーに2点。
 分割払いの2コストトークン『ターミナルウェポン』で1体破壊、6/6守護、ラストワードリーダーに4点。


 ターミナルウェポンが2コストでは破格の大きさなので、《迫る熱に押されて》などいろんなカードでバフを掛ける楽しみはありそうです。
 また商人・フォロワーはこの3種以外だと《大商人》のみなので、現段階ではこの3人で相互効果を期待するしかないです。




《≪戦車≫・オルオーン》
 暴走してナンボなところはありますが、ロマンは尽きないカード。

 サイコロ2回分の処理が終わった後に体力0チェックになるので、1回目でどちらかが体力0になったとしても、必ずもう1回サイコロを振る必要があることは忘れないように。

《静寂の元帥》《安らぎの女王》
 横並び強化軸。

 ただ出てくるのは『ナイト』ではないので白黒とは少しかみ合わせが悪い印象。


 《静寂の元帥》は4+1進化で4/4,3/3,3/3と並ぶ&全部突進持ち、後手4Tでこの展開をされると結構返すのがしんどいのではというレベル。

 《フローラルフェンサー》も含め、横並びの圧力で押し切るデッキも台頭しそうです。

ウィッチ

新デッキタイプ

・チェスウィッチ
 今回3枚登場したため、合計11種に。

 全部入れれば80%以上をチェスカードで埋められるものの、第3弾時に登場したカード群なため一部は流石にややパワー不足か。

 どのカードをデッキに採用するか取捨選択する必要があります。


 最終的に《ミスティックキング》を決め技にする形は変わっておらず、《チェックメイト》などそれをフォローするカードもあるので、《ミスティックキング》で対応できる状況までで相手を抑え込めるようなら表舞台に出てくるでしょう。

個別カード

《≪愚者≫・リンクル》

 アルカナの項でも少し触れましたが、アルカナ・スペルは2種類のみ。


 ファンファーレで5枚見て1枚でも引っかかればかなりラッキーなレベルなので

 《マーリン》などの他の入手手段が必要となってきます。

ドラゴン

新デッキタイプ

・武装ドラゴン
 《デュアルレイジ》からの3種の《レーヴァテインドラゴン》ADVANCEカードと、『ドラゴウェポン』がキーとなるデッキ。


 第3弾では使いこなすことができなかった「武装・カード」を条件に含むカード群がようやく使えるようになりそうな予感。
 《流麗なる竜人》《瞬刃のドラゴニュート》など《アーマーパージ》で戻すと楽しいフォロワーが増えたのもグッド。


 《レーヴァテインドラゴン・デュアルモードγ》がフィニッシュ手段で、場にある『ドラゴウェポン』1枚&PP1ごとに攻撃力が2上がると最初は認識しておけばいいかと思います。
 場によってADVANCEからモードを選んで出せるというのがメリットではありますが、エボルヴ枠を圧迫するため、同じモードに2回以上なるのがデッキ構成上難しいのが一番の難点。

個別カード

《≪正義≫・イランツァ》
 進化させる条件が色々と厳しい。

 【疾走】は狙ったタイミングで走れないと効果が薄いため、確定で走らせるに《エターナルホエール》の積み込みが必要になりそう。

 《絆の竜剣士・アイラ》もまあまあ相性はいい。


 ファンファーレ効果でEXエリアに5コスト以上のカードが置かれ、エボルヴデッキにないなどで進化できない場合は強制的に手札に戻るので注意(進化か手札に戻るかはチョイスではない)。オープン8で発生してしまいそう。

《虐殺のドラゴニュート》
 3/3/5というスタッツは歴代でもトップクラスの硬さ。

 これだけでドラゴニュートデッキにちょっと入れちゃう? とか思ってしまう。


 進化後効果もロマンあふれるものの、《ピュートーン》を使わないと物足りないところなので悩ましい。

ナイトメア

新デッキタイプ

・ゴースト(マスカレード)
 《マスカレードゴースト・S》が切り札ではあるものの、出すために《マスカレードゴースト》をEXエリアに置く必要があり、そのためには《マスカレードゴースト》が一度進化してラストワードを発動させる必要がある。

 このルートの複雑さがかなりネックになりそう。


 ここまで周到な準備を行って、直接的に与えられるダメージが単体では疾走5点。

 お供の『ジャイアントゴースト』が1体でいいので疾走してほしかったかなあ……。


 ただ、それ以外のわきを固めるカード、特に《巨大なる怨念》などのカードパワーが十分高いので、マスカレードSに固執せずゴーストの疾走で刺し切る構築を模索したいです。

個別カード

《≪恋人≫・ミルティオ》
 ファンファーレ時の展開能力が強力なのでそれを活かしたデッキを組みたい。

 できれば3コスト2枚を出したいが、ナイトメアの汎用3コスト枠がちょっと物足りないところが悩み。


 《ネフティス》との組み合わせは分かりすく強力。
 エボルヴのタイミングがエンドフェイズなので、進化を狙う場合は変に攻撃してクイックを喰らったりしないように。

《≪節制≫・ルーゼン》
 ドローを制限するカードの効果は非常に見落としやすいのでお互い注意してプレイしましょう。
 カード単体の効果はバケモノではあるものの、他のナイトメアのカードとの組み合わせで良さそうなのがちょっと思いつかない。

ビショップ

新デッキタイプ

・守護ビショップ
 《≪力≫・フィーナ》を筆頭に太いカードが増加。
 《神域の法王》などの低コスト域のカードも増えたので、序盤からもプレッシャーを掛けやすくなったのがマル。

ニュートラル

個別カード

《ゼルガネイア》
 アプリ版と比べ、条件も変わり効果も少しマイルドに。


 フォロワー破壊は「他のフォロワーが居てはいけない」「選んで1体倒せる」「ドローは1枚」に。

 回復は体力10以下が条件に。

 体力の上限がないエボルヴで条件なしに5点回復されたらちょっと厳しいですからね。


 ミッドレンジ系からコントロール系ではおおよそ採用されると思いますが、アドバンス枠は入るかどうかはデッキによりそう。

《星灯りの女神》
 かなり特殊な1ドロー付きといえるフォロワー。

 ルチルエルフではまず使われそう。
 進化効果はできるころにはデッキ内に対象のカードが2枚なくなってることも多く、ちょっと使うタイミングが難しい。

 使うなら進化なしでも良さそう。

・天使、堕天使関係

 大量追加されたとはいえちょっと物足りないカードが多い。

 《片翼の反逆者》も今弾の他の同種カードと同じように2枚見させてほしかった……。
 その中でも《フォーリンショット》は強いので、《天界の尖兵》の出し入れを主軸にコントロール寄りに組める可能性が?

既存デッキ

・秘術ウィッチ
 第9弾でしっかりと強化されたところから、今回も追加。


 《形成の魔術師》《エクステンドマジック》は今までなかった機能を埋めるカードであり、1~2枚ずつは取ってもよさそうな感じです。
 またフォロワーを並べるデッキではないミッドレンジなので《ゼルガネイア》の採用も十分考えられます。




・アナスタシア採用のエルフ

 《アナスタシア》のコンボ稼ぎに《クラッシュインセクト》が追加。


 アナスタシア+1コスト1枚+《クラッシュインセクト》

 この3枚から無理やり展開できるところ

 エルフであるため《妖精の調べ》の効果が乗ることあたりを評価したい。


 低中コストの全体除去は増えてないこともあり、展開すれば勝ち濃厚という環境は続きそう。




・吸血鬼ナイトメア

 新弾で入りそうなカードは無し。

 新環境の様々なカードに対応するため、《エンジェルバレッジ》が全体的に減りそうなことは追い風。




・アミュレットビショップ
 デッキ方針に対して《ゼルガネイア》が全てにおいて噛み合っている。
 打点が足りずにゲームが終わらない問題についても、EXエリアにあれば毎ターン4ダメージ入るため流石に終わりそう。


 同型ミラーではこれを外す方法が《ウルズ》くらいしかないが、そのために入れるのかというと……。

おわりに

いかがでしたでしょうか。


今回新たに収録されたカードはカードパワーが高めではあるものの
テーマによっては、過去弾のカードも使うことになりがちで
どういうデッキを組むのかが難しそうです。

GP東京まで2週間しかない上にトリオということもあって
既存デッキ2種(秘術、吸血鬼)+何か、という構成になると思います。


とはいえ強いデッキを見つけて持ち込むアドバンテージも大きいので
GPではどんなデッキがお披露目されるのか、楽しみですね。

できればオープン8についての考察まで行いたかったのですが
次回のコラムに回させていただきます。

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。

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このコラムのライター

せるぷー

せるぷー