ドラスタコラム初出張!マジック最大のお祭り『MAGICCON』の魅力とは
はじめまして
みなさん、こんにちは。常盤ゆいです!
普段、YouTubeにてマジック:ザ・ギャザリングを中心に情報発信をしております。
この度、ドラスタコラムで不定期更新の記事を執筆させていただくことになりました。
これからどうぞよろしくお願いいたします!
このドラスタコラムでは「プレインズウォークの舞台裏」と称して
私が国内外へプレインズウォーク(遠征)した際の旅日記や動画投稿の裏話などを書いていこうと考えています。
楽しくて前向きな、私ならではのものにしていけたらと思っていますので、ぜひ動画共々応援していただけたら嬉しいです!
さて、それでは早速最初の内容に進んでいきたいと思いますが、今回お話しするのは先日2/28-30で3日間に渡り開催された「MAGICCON:Chicago」についてです!
そもそも「MAGICCON」ってなんなのよ!
というところから書いていきますので、これまで興味のなかった方、なんとなく言葉は聞いたことあるけど実際どんなものなんだろうという方も、ぜひ見ていってみてください。
MAGICCONとは
いきなり私の主観で書くよりも、ここは公式に掲載されている文章を一旦引用してみます。
MagicCon(マジックコン)は、週末の全てを使って開催するマジック: ザ・ギャザリングのお祭りです。
参加者は、最新弾の名を冠したプロツアー、さまざまなチケット制のプレイイベント、メインステージでのイベントやトーク、臨場感あふれる体験、限定グッズの購入、ファンに人気のアーティスト・コスプレイヤー・マジックの有名人など会うことを期待できます。
(引用:https://mcamsterdam.mtgfestivals.com/en-us/info/FAQ.html ※一部意訳あり)
おそらくですが、MAGICCONは「Magic」と「Convention-コンベンション-(同じ目的を持った人が一箇所に集まる)」を合体させてひとつの造語にしているんだと思います。
つまり、どんなマジックプレイヤーでも楽しめる公式主催の「最強なマジックの集い!」といったところでしょうか。
2022年時点での公式発表を見ると1万人以上の来場者が訪れているとのことです。すごい!
1年間に3-4回程度で開催され、開催地は世界各国様々な場所が選ばれています。
これまでもMagicの国際的なイベントは多数ありましたが、この数年でMAGICCONという名称の形態になってからはまだ日本での開催はありません。
いつか日本でもやってくれないだろうか…! 頼むぞMAGICCON:Tokyo!!
大まかな説明は大体こんな感じですが、MAGICCONというものがざっくりどんな風に展開されているのか想像できるようになっていたら嬉しいです。
イメージが湧きやすいように会場の様子がわかる写真を何枚かどうぞ。
そして、そんなMAGICCON、今回はアメリカのシカゴで開催されたMAGICCON:Chicagoに私も直接現地へいって参加をしてきました!
YouTubeの方でいくつか上げているので、ぜひこちらもお時間のある際にチェックしてみてください。
MAGICCONの魅力
MAGICCONの魅力はなんと言っても「楽しい!」これに尽きます。
こんな元も子もない紹介の仕方でとても恐縮ですが、本当に楽しいが詰まりに詰まっているんです!
ただ単にここが楽しいというのを羅列していっても魅力が伝わりにくいと思うので、マジックのプレイヤーの方々をいくつかのカテゴリに分けさせていただき、そのカテゴリごとにどんな楽しさがあるかをご紹介します。
自分に当てはまるなと思うところだけを見てもらっても大丈夫です!
競技を楽しみたいなら
MAGICCONではプロツアーが開催されていますが、これに参加するためには熾烈な国内予選を勝ち抜かなくてはいけないので、いきなりここから世界進出! とはできません。
が! それでも競技志向の方が熱くなれるサイドイベントがたくさん行われています。
各フォーマットで様々な内容のイベントがあるのですが、今回特に熱かったものをご紹介すると……。
Secret Lair Showdown Qualifier Modern
最大256名で開催されたモダンフォーマットのイベントで、トップ8以上になるとここでしか手に入らない超特別なSecret Lair仕様のカードが手に入ります。
今回は《呪文貫き》、《濁浪の執政》、《暗黒の儀式》といった人気カードが景品となっていました!
SNSなどで高額品として取り扱われているのを見かけた方も少なくないのではないでしょうか。
フォーマットは開催ごとに変わることもありますが、MAGICCON定番の人気イベントです。
Chicago 75K Standard Open
スタンダードフォーマットで行われたこちらのイベント、なんと最大受付人数は1500人という超大型サイドイベント(サイドとは?)!
そしてタイトルの75K(=75000)はなんと賞金総額のドルを表しており、優勝者には15,000ドル(約225万円)、96位まででも250ドル(約4万円)が送られるという驚愕の内容になっています。
公式側のスタンダードを盛り上げたるぞという意志を激しく感じますね。
1500人の頂点に立つ感覚は一体どんなものなのか、考えるだけでもなんだかゾクゾクしてしまいます。
もちろんこの他にも多種多様に、例えば複数種類のコレクターブースターを使ったシールド戦や、人数的にコンパクトなフォーマット指定の対戦、もちろん統率者戦のあれこれもあり、これで自分の腕試しがしたい! というものが絶対見つかるようになっています。
カジュアルなプレイを楽しみたいなら
豊富なサイドイベントから自分に合ったものに参加するのももちろん良いのですが、ちょっと正式なイベントに出るのはハードルを感じてしまう、という方も多いかと思いますが大丈夫!
MAGICCONにはたっくさんのフリープレイエリアがそこかしこに並んでいます。
お友達と海外の風を感じながら対戦するも良し、初めましての方に声をかけてグローバルな対戦に挑むのも良しの環境が整っています。
現地に居る方々は誰もが「Magicが好き!」という同じベクトルを持ってるので、本当に気軽に話しかけてOKです!
とても気さくに対応してくれますし、言葉の壁もMagicという共通言語を通して素敵なコミュニケーションに昇華できるので、きっと素敵な思い出ができること間違いなしです!
コレクター的に楽しみたいなら
イベントではやはり「お買い物」の観点も外せないポイントになるかと思いますが、MAGICCONの買い物は「ヤバイ」です。本当にいろんなものが置いてあります。
まず出店しているショップが100以上、公式を含めて世界各国の有数なお店がそれぞれ自慢の品を携えてやってきているので、限定品を狙う、お目当てのカードを探す、掘り出し物を見つける、価格を比較する、をしながら歩いているとあっという間に時間が溶けてしまします。
たくさん回り回ってよしあそこで買うか! と決めた矢先、ふと目に入ったお宝がまた気持ちを惑わせてくるなんてことがずーっと起こります。
また、「お店」というのとは別に、マジックの素敵なカードイラストを手がけるアーティストも数十人規模で参加しており、なんと一人ひとりがお店と同じくらいの広さのブースを持っています。
そこでは本人作成の特製プレマやアーティストプルーフがずらりと並んでいます。
基本的にブースにアーティスト本人様もいらっしゃるので、サインやグッズを得るために行列ができています。
そして、カード以外のサプライ品も豊富で、各企業が新製品のPRや人気定番商品のセールを行なわれています。
デッキケースやダイスは本当に種類が豊富ですし、カードをモチーフにしたアクセサリーなども並んでいます。
三日間買い物だけしても時間が足りなくなるほどに物量があり、圧巻です!
多面的に楽しみたいなら
MAGICCONではマジックを取り巻く全てが展開されているので、開発者のステージやコスプレイベントなども開催されています。
例えば、みんな大好きマロー(マーク・ローズウォーター、主席デザイナー)がこれまでに開発したメカニズム(トランプル、速攻)で最も成功したと思うものTop20の発表を行ったり、新カードセットの最速プレビューなどが行われたりしています。
私たちが普段目にしているカードが如何にして作られたか、どんな思いが込められていたのかを開発者自身から聞けるのはとても楽しく、よりマジックが好きになれる内容ばかりです。
他にも、マジック界の有名人に直接会って交流を取れるグリーティングブースもあります。
特にGame Knights(統率者戦を中心にした海外のYouTubeチャンネル)メンバーのグリーティングは大人気で、長蛇の列ができています。
コスプレコンテストではクリーチャーからプレインズウォーカー、ときにはアーティファクト(MAGICCON:LasVegasでは《一つの指輪/The One Ring》もいました!)のコスプレまでいたりと、とても楽しい模様が展開されています。
と、まだまだ書ききれていないことがたくさんあるのですが、ざっくり挙げるだけでもこれだけの内容が詰まっています。
MAGICCONに広がる無限大の楽しさにワクワクしてきませんか?
今回の記事はここまで、まずはMAGICCONがどんなものなのかを共有させてもらいましたが、次回は実際に私が体験して特に思い出深かったエピソードをいくつか紹介しようと思いますので、続きの完成まで少々お待ちください。
それではまたお会いしましょう! 常盤ゆいでした!