その26〜【統率者】地震土竜、アンズラグでグルール探偵になりたい~
●フーム、においますね
ノックスの十戒!(挨拶)
皆さん『カルロフ邸殺人事件』は楽しんでいますか?
『カルロフ邸殺人事件』はマジック初のミステリーがテーマのセットとなっており、ミステリー・・・特に探偵モノは自分も大好きなのでとてもワクワクしています。
先日ドラゴンスターを名乗る送り主から新聞の切り抜きで「そろそろ統率者記事を書かないと旅行に江戸川のコ◯ンを同行させるぞ」という手紙が送られてきたので、今回は統率者について書こうと思います。誰だって命は惜しいですからね。
ところで先程ウォッチャマンから「統率者の卓で圧倒的サイズで暴れまわるヤツがいる」という情報を掴んだんですよ。事件の香りだな・・・。
ドラゴンスターの治安を守るライターとして(※は???)は放ってはおけません。
せっかくなので捜査がてら敬愛する探偵へのリスペクトを込めて、今回は探偵感ある伝説のクリーチャーをピックアップします。
《地震土竜、アンズラグ/Anzrag, the Quake-Mole》
伝説のクリーチャー — モグラ(Mole)・ 神(God)
地震土竜、アンズラグがブロックされた状態になるたび、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーをアンタップする。この戦闘フェイズの後に、追加の戦闘フェイズ1つを加える。
(3)(赤)(赤)(緑)(緑):このターンの各戦闘で、地震土竜、アンズラグは可能ならブロックされなければならない。
8/4
なにか???
探偵といえば『幽☆遊☆白書』の浦飯幽助が最も有名ですよね。
犯人探しで怪しいやつ全員殴って真犯人を見つけた頭脳プレーには感心しました。
(※それをやったのは浦飯幽助ではなく『ジョジョの奇妙な冒険』の虹村億泰です。幽助もめちゃくちゃやりそうだけど)
他にも探偵モノといえば『少年探偵犬神ゲル』とか『ああ探偵事務所』とか『脳筋ワトソン』あたりが定番ですよね。え? シャーロックなんたら? 何? 誰? 無敵貫通?
というわけで今回は《地震土竜、アンズラグ/Anzrag, the Quake-Mole》と共に戦場で犯人を見つけ出しましょう。統率者で負けた人が犯人です(真顔)。
グルール探偵《地震土竜、アンズラグ》の能力をざっくり説明すると、攻撃してブロックされるたびにもう一度攻撃することができます。
もっとシンプルにしたほうがわかりやすいですね。
君がッ(バンッ) 泣くまで(ボガ!) 殴るのをやめないッ!(グオオッ)
ということです。さっきのも含めてこれ探偵じゃなくてジョジョネタで攻めた方が良かったなって今めちゃくちゃ後悔してます。
ブロックされることで追加の戦闘フェイズを得て、そのたびに「戦闘フェイズの開始時に~」という能力が誘発するので、そんなカードを大量に投入し事件を解決に導きます。ワトソンをなんだと思ってるんだ。
当然犯人は捜査から逃れるためにブロックせずに被害を最小限に抑えようとしてきますが、ありとあらゆる手段を使ってブロックさせましょう。最終的に犯人が捕まれば過程などどうでもいいのがグルール探偵です。
とりあえずデッキリストを眺めてみましょう。
●捜査ファイル-デッキリスト-
●統率者
1 《地震土竜、アンズラグ/Anzrag, the Quake-Mole》
●戦闘サポート
1 《歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels》
1 《飢餓のドミヌス、ゾパンドレル/Zopandrel, Hunger Dominus》
1 《不吉な狩猟のニース/Neyith of the Dire Hunt》
1 《忠実な守護者/Loyal Guardian》
1 《忠実な弟子/Loyal Apprentice》
1 《包囲ビヒモス/Siege Behemoth》
1 《クローサの心胆、カマール/Kamahl, Heart of Krosa》
1 《結ばれた者、ハラナとアレイナ/Halana and Alena, Partners》
1 《結晶の巨人/Crystalline Giant》
1 《不自然な成長/Unnatural Growth》
1 《カル・シスマの恐怖、殺し爪/Goreclaw, Terror of Qal Sisma》
1 《カロニアのハイドラ/Kalonian Hydra》
1 《凶暴な熱口/Savage Ventmaw》
1 《暴走魔導士、デリーナ/Delina, Wild Mage》
1 《猪の祟神、イルハグ/Ilharg, the Raze-Boar》
1 《原初の嵐、エターリ/Etali, Primal Storm》
1 《最深の成長、オヘル・カスレム/Ojer Kaslem, Deepest Growth》
1 《竜公マーホルト将軍/General Marhault Elsdragon》
1 《草分けるアイベックス/Pathbreaker Ibex》
●ブロック強制
1 《組み合い鉤/Grappling Hook》
1 《寄せ餌/Lure》
1 《挑発の咆哮/Roar of Challenge》
1 《君はタラスクを見ている/You Look Upon the Tarrasque》
1 《狩られる者の逆襲/Revenge of the Hunted》
●破壊不能付与
1 《尊狼の使い魔、アナーラ/Anara, Wolvid Familiar》
1 《忠実な護衛、ハジャール/Hajar, Loyal Bodyguard》
1 《ダークスティールの板金鎧/Darksteel Plate》
1 《ナザーンの槌/Hammer of Nazahn》
1 《ミスリルの胴着/Mithril Coat》
1 《巨岩の門/Dolmen Gate》
1 《ガイアの贈り物/Gaea's Gift》
1 《タイヴァーの抵抗/Tyvar's Stand》
●生物サーチ
1 《俗世の教示者/Worldly Tutor》
1 《召喚の調べ/Chord of Calling》
1 《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》
1 《破滅の終焉/Finale of Devastation》
1 《生態学的な理解/Ecological Appreciation》
1 《イコリアへの侵攻/Invasion of Ikoria》
1 《中心部の防衛/Defense of the Heart》
1 《自然の秩序/Natural Order》
1 《大ドルイドの魔除け/Archdruid's Charm》
●マナ加速
1 《野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds》
1 《極楽鳥/Birds of Paradise》
1 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
1 《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
1 《フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves》
1 《アンダーマウンテンの冒険者/Undermountain Adventurer》
1 《喜ぶハーフリング/Delighted Halfling》
1 《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
1 《太陽の指輪/Sol Ring》
1 《魔力の墓所/Mana Crypt》
1 《不屈の自然/Rampant Growth》
1 《自然の知識/Nature's Lore》
1 《遥か見/Farseek》
1 《三顧の礼/Three Visits》
1 《木霊の手の内/Kodama's Reach》
1 《耕作/Cultivate》
●その他
1 《秘密を知るもの、トスキ/Toski, Bearer of Secrets》
1 《アイスウィンド・デイルのウルフガル/Wulfgar of Icewind Dale》
1 《うろつく玉座/Roaming Throne》
1 《慈善家の薬/Benefactor's Draught》
1 《リシュカーの巧技/Rishkar's Expertise》
1 《大力無双/Indomitable Might》
●土地
1 《タイライトの聖域/Tyrite Sanctum》
1 《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》
1 《怒りの穴蔵、スカルグ》
1 《イス卿の迷路/Maze of Ith》
1 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1 《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》
1 《ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig》
1 《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
1 《不穏な尾根/Restless Ridgeline》
1 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1 《乾燥台地/Arid Mesa》
1 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1 《商業地区/Commercial District》
1 《燃えがらの林間地/Cinder Glade》
1 《統率の塔/Command Tower》
1 《尖塔の庭/Spire Garden》
1 《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
1 《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
1 《岩山被りの小道/Cragcrown Pathway》
1 《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
8 《森/Forest》
4 《山/Mountain》
●ミッシングリンク-役割カード解説-
Step1 戦闘サポート~戦闘フェイズで何度も強化しよう~
先述の通り《地震土竜、アンズラグ》はブロックされるたびに追加の戦闘フェイズを得られるので、「戦闘フェイズの開始時に~」と「攻撃するたびに~」いう能力が再度誘発します。
その能力を活用し、追加の戦闘フェイズを迎えるたびに《地震土竜、アンズラグ》とその仲間たちを強化して最強のグルール探偵に育て上げるのが事件解決への道に繋がります。
ちなみに追加の戦闘フェイズを得るたびにコントロールする全てのクリーチャーがアンタップするので、戦闘に加わらないタップ能力持ちも複数回使用できます。
捜査には裏方のサポートも重要ですからね。そのため、マナ加速等タップ能力でマナを生むマナクリーチャーを気持ち多めに採用しています。
Step2 ブロック強制~なんとしてでもブロックしてもらおう~
ブロックさせないと意味がないので、なんとしてでもブロックさせましょう。マジック:ザ・ギャザリングの世界ではマッチポンプは合法です。多分。
本人も7マナでブロック強制能力が使えるのですが、非常に重く他のことに手が回らなくなるので同様の効果を持ったカードでサポートします。探偵は常に多忙なので。
Step3 破壊不能付与~ブロックされても死なないようになろう~
探偵にタフネスは必須です。《地震土竜、アンズラグ》の素のタフネスは4とグルール民としてはかなり貧弱です。
《歓楽の神、ゼナゴス》の能力を1回でも受ければタフネスは12になるとはいえ、《地震土竜、アンズラグ》vs対戦相手のクリーチャー全員となると厳しい状況も多々あるでしょう。そんな不可能を可能にするタフガイ、つまり破壊不能になる必要があります。
1対多で戦う探偵といえば、『幽☆遊☆白書』最終回付近で一人で不良グループ全員ぶっ倒してた時の幽助ってどうやってセルフで手足縛ったんですかね。
その他カード
●解決編~あいつが・・・悪いんだ・・・~
以上が統率者《地震土竜、アンズラグ》の解説になります。
毎回そうですがコンセプト重視で妨害や除去のようなユーティリティカードは意図的に省いていますので、実際に構築する際は10枚くらいカードを妨害であったり置物破壊にするといい感じです。
さぁ、ここまできたら黒い背景に白い線がピキーン! って入ったはずです。
戦場のクリーチャーも対戦相手も全員ぶっ倒して事件の真犯人を探し出しましょう。
Next Gruul's HINT
暴力
これ小学館と日本推理作家協会に怒られない?
おしまい