はじめに
こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!
よろしければ少しの間お付き合いください!
この記事は2024/1/22(月)第427回VDuelCS【オリジナル】の環境解説記事です。
本大会は【オリジナル構築戦】という以下のルールで戦うレギュレーションでのイベントとなります。
*40枚デッキだけで遊びます。
*外部ゾーン(超次元ゾーン、超GRゾーン)は使いません。
*ゲーム開始時から存在するカード(ドキンダム、ドルマゲドン、零龍)は使いません。
※殿堂カード(殿堂、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂超次元コンビ)の制約は受けます。
今週の注目デッキ
※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。
※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!
新時代のトリガービート!
【水闇COMPLEX】
組みやすさ:★★★☆☆
プレイ難度:★★★★★
構築自由度:★★★★☆
『隙を生じぬ2段構え! 鉄壁のディフェンス!!』
超CSでも大流行した【火水マジック】。
しかし超CS前にとあるデッキが登場、それが【火闇コンプレックス】。
がしかしここでとあるデッキが環境に登場!
それこそが! 【水闇コンプレックス】です!
【火闇コンプレックス】の弱点はキーカードへの依存度の高さ。
《禁断英雄 モモキングダムX》や《DARK MATERIAL COMPLEX》に依存しており
両方引けないと他のデッキに押し切られてしまうのが難点で
リソース札も自身のクリーチャーを破壊することでリソースを稼ぐなどの方法でした。
【水闇コンプレックス】では《DARK MATERIAL COMPLEX》がなくても
大量の受け札やメタクリーチャーが時間を稼いでくれるので
【火水マジック】を筆頭に攻撃してくるデッキに対しては有利を主張することが可能となっています。
そんな異端児なデッキを紐解いていきましょう!
↓サンプルリストはこちら↓
水闇コンプレックス
CSに出れば2回は当たりそうなほど母数が多いとされている【火水マジック】。
それを狩るべく現れた【水闇コンプレックス】ですがその正体はトリガービート。
このデッキの特徴は
・デッキの6割以上がシールドトリガー。
・環境に通りが良い《奇天烈 シャッフ》によるメタビート。
・《忍蛇の聖沌 c0br4》と《アーテル・ゴルギーニ》によるメタクリーチャーの蘇生。
いわゆるゾンビ戦法のように見えますが、まさにその通りなのです。
ここで厄介なのが《DARK MATERIAL COMPLEX》。
これらのメタクリーチャーの出し入れによって、カウントが進み、コンプレックスが起動して
《同期の妖精》を添えて攻撃するだけで大体のカウンターから守ってくれるだけでなく
なにかクリーチャーを破壊できる《学校男》などを攻撃時に出すだけで他のクリーチャーが離れるため
攻撃中にアンタップすることから、非常に厄介な攻撃に変化します。
加えて、さらに対処を困難にさせているのがその【拡張性】にあります。
水闇カラーリングの受けカードであればなんでも採用圏内になることから
攻める側としてはどのカードが採用されているのか、慎重に見極めないといけないため、ますます判断が難しくなります。
上のリストでは採用されていない《滅界の魔将バフォロメア》は
Gストライク+見せた時のマイナス除去+出た時の全体-3000能力も強力です。
しかしちゃんと弱点もあります。
それは【ループデッキ】です。
現在環境では【フィオナアカシック】というループデッキが存在します。
こちらは呪文によるループデッキなのですが
シャッフの呪文を止める能力だけでは中々止まらないのとブーストがないのでシャッフを出すターンと
【フィオナアカシック】のフィニッシュターンが同じターンのため、間に合わないこともしばしば。
それでも母数を伸ばした結果となり
超CSではトップ128の母数に【火水マジック】の次に多い結果となり、その強さが感じ取れます。
今後は【火水マジック】と【水闇コンプレックス】の両極端なデッキがメタの対象となりそうです。
では早速今回のイベントをフィーチャーしていきましょう!
果たして今回は【火水マジック】と【水闇コンプレックス】はどこまで活躍したのでしょうか!
それでは大会結果・母数・勝率詳細を見ていきます。
早速見ていきましょう!
大会結果・母数詳細・勝率詳細
【大会結果】
~第427回VDuelCS オリジナル構築戦~
『四天王』
超CSでは【火水マジック】【水闇コンプレックス】【フィオナアカシック】【水闇魔導具】が母数を増加させ
【攻め】vs【受け】vs【ループ】vs【コントロール】とまさにデュエマを語るにあたってすべてのデッキタイプが混在している結果となりました。
まさにTier1の四天王と言わざるを得ない環境の中でVDuelCSはどのような結果となったのか!
↓大会の様子はこちらから↓
最大母数は【火水マジック】となりました。
超CSでも活躍した【火水マジック】が人気となり、最大母数を獲得。
次点で【火闇コンプレックス】となり、話題の【水闇コンプレックス】は母数1となりました。
以下が上位者のリストになります。【敬称略】
優勝:水魔導具/引退6回目のRai
準優勝:
水闇魔導具
/ひなな
3位:火水マジック/まーぼーろーす
4位:水闇コンプレックス/RAYGO
それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。
【母数詳細】
~特筆点~
超CSの結果が影響し
【フィオナアカシック】や【水闇魔導具】、【火水マジック】が環境母数として上位を占めており、上位3/4が超CSと同じ結果に。
【水闇コンプレックス】が母数を伸ばしていないものの結果を残しており強さを感じています。
なによりアナカラージャオウガの母数消滅。ここが一番衝撃でした。
超CSでも勝ち切れておらず、上位のデッキの強さが伺えます。
続いては今回の母数が多いデッキの勝率を確認してみましょう。
【勝率一覧】
~特筆点~
・【火闇コンプレックス】の勝率
4割と勝率が伸び悩んだ結果となりました。
【水闇コンプレックス】の方が使いやすく勝率も伸ばしやすいことから、そのあおりを受けたと思われます。
・【火水マジック】の勝率
メタの対象となっているにも関わらず勝率を約6割まで伸ばしており、名実ともに環境TOPクラスと言えるでしょう。
ミラー対面がなければ、勝率を伸ばしていたものと思われます。
以上が【大会結果・母数詳細】になります。
続いてはこれからの【オリジナル】環境について考察していきます。
今後のVDuelCS~オリジナル~環境考察
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最後に【まとめ】として今後のオリジナル環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが
考察ということで競技イベントによく参加されている方向けにお話しするため
多少専門用語が出てきます。ご了承ください。
今後増加傾向になりそうなデッキタイプをご紹介したいと思います。
火光サムライ 編
~今後活躍しそうな理由~
《シロフェシー》によるお手軽呪文ロックが注目株!?
前々回でもご紹介した本デッキですが
【火水マジック】において《ボン・キゴマイム》の採用がおよそ1枚だけになっており
さらには【アナカラージャオウガ】が母数を減らしている点でも追い風になっていると言えるでしょう。
1/26に鈴鹿で行われたCSでもリスナーが本リストの枚数配分を変えただけで見事優勝。
その対面は以下の通り。
予選ラウンド
1回戦:水闇コンプレックス◯
2回戦:火自然アポロ◯
3回戦:闇単アビス◯
4回戦:火水マジック◯
決勝トーナメント
1回戦:水闇魔導具◯
準決勝:闇単アビス◯
決勝:水闇コンプレックス◯
と環境で見かける数多のデッキをなぎ倒しています。
なかでも【水闇コンプレックス】を2回撃破していることからメタ性能が高く、その速度も高いことが伺えます。
超CS群馬でも活躍が期待できます。
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
いよいよ来週末は超CS群馬!
四天王と言われる
【水闇コンプレックス】
【火水マジック】
【フィオナアカシック】
【水闇魔導具】
これらを意識した中でその他のデッキの活躍が期待されますが果たして・・・?
今後のオリジナル環境も見逃せません!!
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今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。
以上、らふぁにぃでした!