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2024.1.31

レギュレーション変更後はこれ! パオジアン&テツノカイナデッキ | なかねのポケラボ

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レギュレーション変更後はこれ! パオジアン&テツノカイナデッキ | なかねのポケラボ
目次

はじめに

アローラ!

この度ドラスタライターになりましたなかねと申します。


普段は神奈川県を中心にポケカで遊んでいます。

好きなポケモンはナットレイドククラゲです。

これから毎月記事を出していきますので、はじめましての方もそうでない方もよろしくお願いします!


自己紹介は手短に、この記事ではレギュレーション変更後の《パオジアンex》+《セグレイブ》+《テツノカイナex》のデッキについて紹介していきます。


サイドを取り進める能力が高く、とてもパワフルな戦い方ができる楽しいデッキです。

レギュレーション変更の影響や採用カードの細かい解説、デッキを回す上での基本的なプレイングを書いたのでぜひ最後までご覧ください!

レギュレーション変更による影響

先日の新弾「ワイルドフォース」「サイバージャッジ」発売と同時にスタンダードレギュレーションの変更が施行されました。


世界大会を優勝した《ミュウVMAX》を筆頭に、多数の強力なポケモンやトレーナーズがスタンダードレギュレーションから外れました。


ここではレギュレーション変更がパオジアンデッキやこれまでの環境で流行したデッキにどのような影響を与えたかを簡単に整理します。

パオジアンが受けた影響

まず、パオジアンにとってレギュレーション変更は強い追い風となっています。

新たな収録カードによるデッキ自体の強化に加え、レギュレーション変更によりこれまで苦手としていたデッキの構築に変更が入ったという恩恵を受けているためです。


ワイルドフォース」に収録された《なかよしポフィン》はHPが「70」以下のたねポケモンを2体まで選び、ベンチに出すことができます。

これまでは《バトルVIPパス》に序盤の展開を大きく依存していましたが、2ターン目以降にも使用が可能なテキストのおかげで1ターン目の要求が大幅に下がっています


サイバージャッジ」に収録されたACE SPECである《プライムキャッチャー》デッキスロットの圧縮に非常に貢献しています

前環境で採用されていた《クロススイッチャー》は同様の動きこそできていましたが、2枚セットで使用するため、大きくデッキスロットを圧迫してしまうことや1枚だけでは手札で詰まってしまうことが課題でした。


こうして節約したデッキスロットは序盤の展開札にあてることができるため、上記の《なかよしポフィン》と合わせて安定感のある立ち回りが期待できます。


《ヒーローマント》をはじめ他のACE SPECも一定の使い道は考えられますが、今回はサイドレースを先行する能力を最大限評価して《プライムキャッチャー》を採用しています。

環境デッキの変化

レギュレーション変更以前の環境では、パオジアンはミュウやミライドンといった1ターン目から攻撃を仕掛けてくるデッキタイプを苦手としていました


しかし、《バトルVIPパス》やポケモン自体のレギュレーション変更によってこの状況は変化しています。


デッキそのものがスタンダードから外れたミュウは言わずもがな、俗にターボ系と言われるような1ターン目からサイドを取り進めてくるデッキタイプは《バトルVIPパス》に展開を大きく依存していました。

今回の新弾では《バトルVIPパス》に代わるボールや展開をサポートするカードが収録されていないため、相対的なパオジアンの強化につながっていると言えるでしょう。


また、天敵であった《頂への雪道》もレギュレーション変更でスタンダードから姿を消したことにより、《かがやくゲッコウガ》《パオジアンex》の特性が止まってしまう懸念も払拭されました。

他にも《セイボリー》《カウンターキャッチャー》と組み合わせて盤面を崩すプランが取れることで、パオジアン対策として一定の評価を受けていました。


このように、他のデッキの根幹を担っていたカードや対策カードのレギュレーション変更を受け、パオジアンというデッキの立ち位置は前環境よりも向上していると言えます。

デッキレシピ

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採用カード解説

現環境におけるパオジアンの状況を整理したところで、ここからは今回のデッキレシピについて解説をしたいと思います!

ポケモン

《パオジアンex》

エネルギーを手札に加える特性「わななくれいき」とダメージが青天井となるワザ「ヘイルブレード」は相変わらず強力です。


ギラティナやミュウに多く採用されていた先攻1ターン目から《頂への雪道》でビタ止まりすることもなくなりました。


アタッカーとしては《テツノカイナex》との選択になるため、採用枚数を2枚に抑えています。




《テツノカイナex》

ワイルドフォース」「サイバージャッジ」で登場した未来古代カテゴリのポケモンは非ルールながら全体的にHPが高めに設定されています。


しかし、デッキを回すためのサポートポケモンは相変わらず「ごっつあんプリファイ」圏内であるためなんだかんだ強い!


新弾発売直後は様々なデッキが混在する闇鍋状態なので、こういったシステム面で強力なポケモンで積極的に動く方がいいと思います。




《セビエ》-《セグレイブ》

《セビエ》を4枚採用するのは過剰なため3-3での採用です。


「デヴォリューション」対策として《セゴール》の採用も検討しましたが、攻撃を始めるスピードを重視してこの組み合わせになっています。

《セゴール》経由の《セグレイブ》を立たせた上でサイドレースのテンポを取るのはちょっと要求が高すぎますね。




《かがやくゲッコウガ》

「げっこうしゅりけん」を宣言できる(ように見える)デッキの《かがやくゲッコウガ》は本当に強い。




《テツノツツミ》

バトル場に出すポケモンの選択権こそ相手にありますが、ベンチポケモンを呼び出すことが出来る強力な特性「ハイパーブロアー」を持っています。

《かがやくリザードン》を筆頭に、「ごっつあんプリファイ」では倒せないサイド1枚のポケモンをベンチへ下がってもらいましょう。


流行しそうな《アローラロコンVSTAR》《ヒスイヌメルゴンVSTAR》の状態をリセットできるのも偉いです。

《すごいつりざお》で複数回利用できる点もベリーグッド。


見落とされがちですが、ワザ「れいきゃくジェット」も意外に強力で、耐久系デッキにはなかなかいやらしい働きをします。




《ビッパ》-《ビーダル》

《バトルVIPパス》《なかよしポフィン》になったことで空撃ちが可能になり、若干取り回しがよくなっています。


中盤の手札補充や相手からの《ナンジャモ》のケアなど、まさしくデッキの生命線です。

トレーナーズ

《なかよしポフィン》

Eマークだった《バトルVIPパス》がレギュレーションから外れたことで、その枠を丸ごと《なかよしポフィン》に変更しています。


《セビエ》《ビッパ》を展開できるこのカードは《バトルVIPパス》と異なり2ターン目以降に引いても一定のバリューがあり

パオジアンの課題の一つであった盤面を形成するための最序盤の要求が下げることに貢献してくれています。




《ハイパーボール》

手札を2枚トラッシュとコストこそ重いものの、すべてのポケモンをサーチできる万能ボールです。


《ビーダル》につながる唯一のサーチ手段であることから最大枚数採用しています。




《ネストボール》

レギュレーション変更によって、全てのデッキにほぼほぼ採用されることになりました。


《かがやくゲッコウガ》《パオジアンex》を手軽にサーチできる点は当たり前ですが、強力ですね。




《ふしぎなアメ》

3枚or4枚で悩む枠かと思います。


exポケモンでしっかりと盤面を取っていく都合上、ベンチの《セグレイブ》を積極的に呼ばれる展開が少ないため3枚の採用です。

ですが、《ポケストップ》からのくっつきもあるため、枚数が多いに越したことはないです。




《スーパーエネルギー回収》

《パオジアンex》の「ヘイルブレード」でサイドを取り進める性質上、この枠を削ることは考えられませんでした。


リソースとしての価値が非常に高いため、サイドに落ちてしまっていないかはしっかり確認しましょう。




《大地の器》

《パオジアンex》の特性「わななくれいき」を介さずエネルギーを集めることができ、非ルールのみの盤面を作りやすくするため3枚採用しています。


山札の圧縮や「はたらくまえば」でのドローにも貢献するため、多く採用する価値の高いカードだと考えています。




《すごいつりざお》


アタッカーである《パオジアンex》《テツノカイナex》や特性を使用した《テツノツツミ》、消費したエネルギーなどなんでも山札に戻せるユーティリティ性に優れたリソースです。


3枚欲しいところですが、2枚でもギリギリなんとかなる印象があります。




《プライムキャッチャー》

ACE SPECの名に相応しい強力な効果を持ったカード。


グッズであることから《カイ》《ポケストップ》とくっつく点が評価を後押ししています。

《ポケストップ》からめくれた際には起死回生の一手につながることも……。




《カイ》

《なかよしポフィン》《プライムキャッチャー》のおかげで高い汎用性を誇るカードになりました。


現在の環境では《カイ》を強く使えるデッキはそれだけで一定の評価をしていいと思います。




《ナンジャモ》

《カイ》では足りない序盤の展開を助けるサポートとして《ナンジャモ》を1枚採用しています。


手札をトラッシュしない点や終盤に使用した際の干渉力を評価して枠を作っています。




《マツバの確信》

「ワイルドフォース」で登場した相手のベンチポケモンの数ぶん山札を引くサポートカードです。


レギュレーションから外れてしまった《ヒガナの決意》よりも手札コストが軽く、序盤中盤での貢献度が高いです。

山札を引くポケモンが居ないときはうまく使いこなすことができないため、《暗号マニアの解読》よりも評価しています。




《ポケストップ》

《頂への雪道》がレギュレーションから外れたことで、スタジアムの採用枚数は融通が効くようになりました。


4枚目を入れるのであれば《ロストスイーパー》を一緒に採用して、1ターンに複数回効果を使用できるようにしたいです。




《基本水エネルギー》

《リザードンex》や他の2進化exを一回のワザできぜつさせることを見越した場合、最低でも8枚は採用した方がいいかと思います。




《基本雷エネルギー》

サイド落ちを考慮して2枚の採用です。


《テツノカイナex》を動かす場合は基本的に《スーパーエネルギー回収》を使用するため

《大地の器》と「かくしふだ」を使用して山札からトラッシュに置いておきましょう。

基本的な立ち回り

採用カードの解説は以上です。


続いて、盤面の作り方やサイドプランを遂行するための意識など、このデッキの基本的な立ち回りについて説明します。

ボードメイク

このデッキの基本的な盤面の作り方を紹介します。


まず、サイドを2枚進めることのできるアタッカーを1体用意し、残ったベンチ枠で《セグレイブ》《ビーダル》といったシステムポケモンを展開します。

この時に注意したいのが、サイドを2枚取られてしまうexポケモンを迂闊に場に出さないことです。


ACE SPECである《マキシマムベルト》の登場により、リザードンやアルセウスといったデッキが序盤からサイドを2枚進めることができるようになりました。

そのため、サイドを取り進めるターン以外は盤面をサイド1枚のポケモンで固めることを意識しましょう。


パオジアンに《パルキアVSTAR》《アルセウスVSTAR》を採用しない大きなメリットは、アタッカーが倒された返しに盤面がサイド1枚のポケモンのみになることです。

《パオジアンex》《テツノカイナex》はたねポケモンであることから準備にターンがかからず、非ルールのみの盤面から即座にアタッカーを用意することができます


こうした盤面の作り方はサイド1枚遅れからのリカバリや、「ごっつあんプリファイ」を絡めた終盤の捲りプランにも繋がります。

継続してサイドを取り進めるために

パオジアンあるあるの、盤面から《セグレイブ》を枯らされてしまう展開は必ずケアしなければいけません。


レギュレーション変更の項でも記載したように、《セイボリー》が環境から去ったことで唐突に盤面が崩壊するリスクは無くなりました。

しかし、パオジアンは序盤のつまずきからそのような盤面になることが少なくありません。


こうした展開への対策の一つとしては、メインアタッカーにエネルギーをプールしておくことが有力になります。


例えば、バトル場の《パオジアンex》に水エネルギーを2枚、他の《セグレイブ》以外のポケモンに水エネルギーを計4枚つけておくことで、仮に次ターンに《セグレイブ》を取られたとしても高火力の攻撃を継続することができます。

《スーパーエネルギー回収》などのリソースに余裕がある場合には、こうしたプレイを選択肢に入れましょう。


対戦相手から見たこちらの盤面のポケモンの価値を意識して、「きょくていおん」を使用するのが肝心です。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました!


初めての記事でしたが楽しんでいただけましたでしょうか。

《パオジアン》《セグレイブ》のパッケージは受け皿が広く、環境に合わせて様々なポケモンを採用することができます。

パワーに全振りするもヨシ、メタ要素も入れるもヨシです。


ぜひ色々な構築を試してみてください!


また、今回のレギュレーション変更は並行してシティリーグが開催されることもあり、これまでと比べてメタゲームの変化が早くなることが予想されます。
たとえ同じデッキタイプでも採用するACE SPECによって異なる戦い方ができたりと本当にむずかしい!


環境の変化に対応できるよう、たくさん試してあとだしできるようにしていきたいところです。

今後はデッキ紹介だけでなく、しっかりとした環境の考察や自身の大会参加レポートなどもお届けできたらと思います。


それでは次回の更新でお会いしましょう!

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このコラムのライター

なかね

なかね