はじめに
はじめまして。
この度、ドラゴンスターさんにてコラムを書かせて頂くことになりました。九龍拓実(クリュウタクミ)と申します。
僕の事を知らない方が多いと思いますゆえ、軽く自己紹介を……
高校の時に出会ったヴァンガードからカードゲームの世界に入り、ブシロード様の別タイトルにてTCGをやり込む楽しさを知ります。
現在のVスタンの時にヴァンガードに復帰をし、コロナ禍の中で開かれたWGPにて店舗予選を勝ち抜き、地区大会に進出。その後、非公認CSにてまれに上位入賞してたりします。
過去には奈良で主催CSを開催した経験もあります。
現在は仕事と両立しながら大阪・奈良のカードショップ等で仲間と楽しく活動しています。
そんな僕ですが、せっかくいただいたコラム執筆の機会……
日々楽しく仲間たちとプレイしているヴァンガードをもっともっと多くの人にも遊んでもらいたい!
なので、こちらのコラムでは
1.初中級者向けの様々なデッキ解説
2.新弾のカードについて
この2点をメインに、たまに大会などで経験したことや環境についてお話しが出来ればと考えております。
皆さんが楽しくヴァンガライフを送れるように少しでも力になれれば嬉しいです。
さて、そんなゆるゆる(予定)コラムの初回は2024年1月19日より施行された新ルールについて『どう変わったのか』と言うのを、執筆時点での公開情報を元に解説していきます。
もう既に新ルールで遊んだ方も、これから遊ぶ方も一緒に確認をしていきましょう!
ここが変わる!新ルールの解説
デッキ枚数の変更
今までスタンダードはライドデッキ4枚とメインデッキ46枚の計50枚で構成されたデッキでファイトを行なっていたのですが
これからはライドデッキ5枚(うち1枚はライドデッキクレスト)とメインデッキ50枚の計55枚で構成する必要があります。
発表時にはファイターからは
「シンプルにデッキ枚数の変化」
「今まで枠が足りず採用できなかったカードを入れれるようになった」
「トリガーを捲る確率が減少する」
など、SNSでは様々な反応がありました。
枚数が増えることにより、デッキに採用されるカードに選択肢が生まれ、構築の多様性や大会環境でのメタゲームの充実化がみられると僕は予想しています。
もしかすると、今まで日の目を浴びなかった「あのデッキ」が……なんてこともあるかもしれません。
先攻後攻の決め方
今まではじゃんけん等のランダムな方法で勝った方が先攻を必ず取っていましたが
新ルールでは勝った方が先攻か後攻の選択権を得るようになりました。
これにより、今までは
「このデッキ後攻の方が強いんだけど、じゃんけん勝っちゃった時のために先攻でも戦えるようにしなきゃな……」
と変更していた構築も思い切って後攻特化にシフトすることが出来るなど、構築や戦略に更なる幅が広がる事になるでしょう。
さらに後述する『エネルギー』についても後攻が先に得ることが出来るのも、要注目なポイントです。
ライドデッキクレスト・エネルギー
《エネルギージェネレーター》
最初にライドデッキから、ライドをする事で得ることができるクレスト。
クレストの効果でエネルギーを7つ消費する事で、追加ドローもできる。
ユーザーの中にはこのドローがありがたいと言う声も……
今までのヴァンガードから大きく変わる要素といえば、新たなコスト『エネルギー』の登場でしょう。
各プレイヤーが最初にライドしたタイミングでライドデッキクレスト(《エネルギージェネレーター》)の効果による『エネルギー』の獲得が可能となり
それを使ってユニットやオーダーの能力の発動や追加のドローが出来るようになります。
※ライドデッキクレストは対戦前の準備でクレストゾーンに表に置いている必要があります。
(参照:カードファイト!! ヴァンガード公式HP内 ファイターズルールより)
今までのゲームシステムだと
『カウンターブラスト』(ダメージゾーンのカードを裏返す)
『ソウルブラスト』(ヴァンガードの下に敷かれているカードをドロップに置く)
これらが主流のコストとして使われてきましたが……
今までになかった新たなコスト概念が増えることにより
構築やプレイングに選択肢が生まれ、戦略性も高くなると思われます。
《轟雷竜 トライアンフ・ドラゴン》
『クイックスタートデッキ ドラゴンエンパイア』に収録されているデッキのメイン軸になるユニット。
起動能力で、このユニットと同名のカードをサーチできるので、次のターンのペルソナライドを確実にすることが出来る、今までにあまりなかった効果だ。
(この能力は他の国家でもスタートデッキの看板ユニットたち全員に採用されている)
下の効果は『エネルギー』を使う事で、相手盤面への干渉に加え、自身の攻撃力を高める一石二鳥の効果を持っている。
ライドデッキクレストを使うにあたっての注意点
ライドデッキクレストの
『ライドした時にエネルギージェネレーターをクレストゾーンに置く』
『ライドフェイズの開始時にエネルギーチャージ③』
これらの効果に関しては強制能力です。
処理忘れが発覚した時は、「そこまで得る事が出来たものは、得た扱いとする」として処理されると発表されています。
もし実際の対戦時に忘れてしまったとしても、慌てず対戦相手に確認を取り、ジャッジに速やかに報告をしましょう。
公式大会でチャージ忘れ等が発生した際は、ジャッジ判断で「双方に」警告が着く可能性もあるという事なので、対戦相手が忘れてそうな時は声をかけてあげると良いかもしれませんね。
ライドデッキクレストの入手方法
そんなライドデッキクレストですが
公式に問い合わせをしたユーザーが
「1月19日以降は必ずライドデッキに採用しないと大会に参加できない」
と回答されたことがSNSでも話題になりました。
ではライドデッキクレストを入手するにはどうすればいいのか……
現時点では1月19日発売の『クイックスタートデッキ』(全6種)に必ず含まれていることから、お近くにあるドラゴンスターをはじめとするトレカ取り扱い店で探してみましょう!
今のところ、ライドデッキクレスト(《エネルギージェネレーター》)そのものに、それぞれの国家による違いはないので、たくさんデッキを持っている人も1つ用意すれば大丈夫なのは嬉しいですね。
更にクイックスタートデッキの中には
・2月9日発売予定のブースターパック『運命大戦』から先行で収録された守護者
・今やデッキの必需品と化しているブリッツオーダーカードの《四精織り成す清浄の盾》
これらのどちらか1枚に加えて、効果付きのトリガーカードもランダムで1枚がそれぞれ収録されているので
今まで遊んでいたプレイヤーとしても、自分が使っている国家のデッキは手に入れておきたいですね。
《四精織り成す清浄の盾》
今やデッキに1枚は入れておきたいオーダーカード。
ガーディアンサークルにコールせずに、完全ガードとして扱えるので、相手の効果でガードを制限されても貫通することが出来る。
まとめ
以上の3点が新たに施行される新ルールです。
今までのルールと比べると変更点が構築やプレイングに大きく影響しそうで、対戦環境も様変わりしそうですね!
『エネルギー』の効果処理などは、今までになかったので、最初の方は忘れがちになると思いますが 慣れない間は「スタンド&ドローとエネルギーチャージ!」みたいに声を出していけば、慣れていくんじゃないかなーと思います。
そして僕の個人的な所感ですが、『エネルギー』の登場や『先攻後攻の決め方』が変わり、デッキ構築から戦術までも、今までの戦い方とは異なった視点が必要になるんじゃないかなと感じています!
その他の変更点でも気になったのは 『デッキ枚数の増加』によって《天輪鳳竜 ニルヴァーナ・ジーヴァ》のデッキで、強い効果を持っていながら、枠の関係で泣く泣く採用していなかったプレアドラゴンや、デッキの軸になるヴェルリーナ達を更に採用できるようになったり 枠が足りずにその力を発揮できなかったデッキ達が今の環境デッキ達に割って入れるようになるのではないかと、今から楽しみで仕方がありません!
今回のコラムはここまで!
デビュー戦という事でしたがいかがでしたでしょうか?
感想やご意見等をお待ちしております!
ではでは! また次回〜