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2023.9.16

『ホルス』解体新書 | かっつーの決闘戦略

解説 遊戯王
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『ホルス』解体新書 | かっつーの決闘戦略

ホルス解体新書

目次

はじめに

皆さん、おはこんばんにちはかっつーです。

いやー長らく更新がなくてほんとにすいませんでした。orz

いろいろあって、こんなに間が空いてしまったんですけども

不定期にはなるかと思いますが、今後も遊戯王のコラムをしっかり書いていきますのでぜひよろしくお願いいたします。

さて、今回は最近ランキングデュエルなどでよく見かける【ホルス】について詳しく解説していきたいと思います。

ホルスについて

《ホルス》は7月22日に発売された『AGE OF OVERLORD』に収録されたテーマの1つです。


モンスターカードが4枚

魔法カードが1枚

罠カードが1枚

計6枚のカードでテーマとなっています。


一見テーマとしては非常に少ない枚数だという印象を受けるかと思いますが

モンスター、魔法、罠といずれも強力なカードが揃っており、様々なデッキに採用されています。

カード紹介

モンスター

《ホルスの栄光-イムセティ》

このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる。

②:このカードを含む手札を2枚墓地へ送って発動できる。デッキから「王の棺」1枚を手札に加える。その後、自分は1枚ドローできる。

③:このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。フィールドのカード1枚を墓地へ送る。
《ホルスの先導-ハーピ》

このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる。

②:このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、お互いの墓地・除外状態のカードの中から合計2枚を対象として発動できる。そのカード2枚を持ち主の手札に加えるかそのカード2枚をデッキに戻す。
《ホルスの祝福-ドゥアムテフ》

このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、③の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる。

②:このカードの攻撃力・守備力は、自分フィールドの「ホルス」モンスターの数×1200アップする。

③:このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
自分のメインモンスターゾーンのモンスターの種類の数だけ、自分はドローする。
《ホルスの加護-ケベンセヌフ》

このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる。

②:このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドの他のカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
このターン、相手モンスターは「ホルス」モンスターを攻撃対象にできず、相手はフィールドの「ホルス」モンスターを効果の対象にできない。

魔法

《王の棺》

このカード名の②の効果は1ターンに4度まで使用できる。

①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「ホルス」モンスターは、自身を対象としないカードの効果では破壊されない。

②:手札を1枚墓地へ送って発動できる。デッキから「ホルス」モンスター1体を墓地へ送る。

③:1ターンに1度、自分の「ホルス」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。その相手モンスターを墓地へ送る。

《カノプスの守護者》

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:相手が効果を発動した時に発動できる(同一チェーン上では1度まで)。
自分の手札・墓地から「ホルス」モンスター1体を特殊召喚する。
このターン、自分はこの効果で特殊召喚したモンスターと元々のカード名が同じモンスターを「カノプスの守護者」の効果では特殊召喚できない。

②:このカードが手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。

ホルスの良さ

《ホルス》モンスターは
『自分フィールドに「王の棺」が存在する場合、このカードは墓地から特殊召喚できる。』

という共通の効果を持っています。


この効果によって《ホルス》モンスターは

毎ターン墓地から特殊召喚されるので非常に継戦能力が高いです。

また全てレベル8のモンスターであるため
ランク8エクシーズモンスターのエクシーズ召喚へと繋げることができます。


ランク8エクシーズモンスターはとても強力なカードが多いので

ここからは先攻、後攻に分けて紹介していきます。

先攻

先攻で召喚すると強力なカードとしては
《No.90 銀河眼の光子卿》

《No.38 希望魁竜タイタニックギャラクシー》

《ギガンティック“チャンピオン”サルガス》

こちらの3枚です。

《No.90 銀河眼の光子卿》は相手がモンスターの効果を発動したときに、その効果を無効にすることができ
《No.38 希望魁竜タイタニックギャラクシー》魔法カードの効果がフィールドで発動したとき、その効果を無効にし、このカードのエクシーズ素材とすることができます。

《ギガンティック“チャンピオン”サルガス》は①の効果で
デッキから《セリオンズ“キング”レギュラス》を手札に加えることができます。
《セリオンズ“キング”レギュラス》はカードの効果が発動したときに、その効果を無効にすることができます。

この3枚は相手の動きを鈍らせることができますが
今のランキングデュエルの流行デッキではこの3枚でも完全に動きが鈍らせられるかが不確実なこともあり
《ホルス》はあまり先攻が得意ではないのかな? と個人的には考えています。

後攻

後攻では

《宵星の機神ディンギルス》

《No. 97 龍影神ドラッグラビオン》《No. 100 ヌメロンドラゴン》

こちらの3種のカードがオススメです。


《宵星の機神ディンギルス》は特殊召喚成功時に

相手フィールドのカードを1枚選んで墓地に送ることができるので、相手の強固なフィールドを突破するも可能です。

さらには《宵星の機神ディンギルス》で戦闘を行うことにより、《天霆號アーゼウス》をエクシーズ召喚するための条件を満たせます。


《No. 97 龍影神ドラッグラビオン》《No. 100 ヌメロンドラゴン》

2枚のカードを組み合わせることで一気に勝負を仕掛けられます。


手順としては

  1. 《ホルス》モンスター2体で《No. 97 龍影神ドラッグラビオン》をエクシーズ召喚
  2. 《No. 97 龍影神ドラッグラビオン》の①の効果でEXデッキから《No. 100 ヌメロンドラゴン》を特殊召喚
  3. 《No. 100 ヌメロンドラゴン》の①の効果で攻撃力を9000にする

となります。


《No. 100 ヌメロンドラゴン》は自身の効果で攻撃力をフィールドのXモンスターのランクの合計×1000アップすることができます。


そこで、まずは《ホルス》モンスター4体をフィールドに展開します。

次に《ホルス》モンスター2体で《宵星の機神ディンギルス》をエクシーズ召喚し、相手のフィールドのカードを1枚墓地に送り

残りの《ホルス》モンスター2体で上記の手順通りに《No. 97 龍影神ドラッグラビオン》《No. 100ヌメロンドラゴン》まで展開することで

《No. 100 ヌメロンドラゴン》の攻撃力は17000までアップすることができます。

ホルスへの対策カード

《幽鬼うさぎ》

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:フィールドのモンスターの効果が発動した時、またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
フィールドのそのカードを破壊する。
《コズミック・サイクロン》

①:1000LPを払い、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。

主にこの2枚になります。

《ホルス》《王の棺》を中心に戦っていくテーマなので
《王の棺》を除外または破壊してしまうことが1番の対策です。


なので《幽鬼うさぎ》《コズミック・サイクロン》《王の棺》を狙っていきましょう。

効果を使用する理想的なタイミングとしては《王の棺》の②の効果にチェーンするのが良いと思います。

すでに《ホルス》モンスターがいる状態で

《王の棺》をフィールドから離してしまうと、《ホルス》モンスターの効果が発動してしまいます。


特に《ホルスの先導-ハーピ》の②の効果で《王の棺》が手札に戻ってしまうので、注意が必要です。

相性のいいテーマ

《ホルス》と相性のいいテーマとしては以下のものがあげられます。

《インフェルニティ》は自身の手札が0枚の時に効果を発動することができます。
《王の棺》の②の効果で手札を0枚に調節できることから、相性の良さが見て取れます。

《インフェルニティ》はこれまで手札を減らすために《未界域》と組み合わせていました。
《未界域》は手札を減らしつつモンスターをフィールドに展開することができますが
《未界域》モンスターを特殊召喚するためには自身の手札を相手がランダムに選び、選ばれたカードを捨てる必要があるため
捨てられたくないカードが選ばれてしまうと、その後の動きが繋がらなくなってしまうといった可能性がありました。

しかし《ホルス》の場合、《王の棺》の②の効果で墓地へ送る手札を自分が選べるので
《未界域》のようなことが起こらないことから、オススメ組み合わせとなります。

《幻影騎士団》《幻影騎士団サイレントブーツ》《幻影騎士団ダスティローブ》など
墓地の自身を除外することで、《幻影騎士団》カードを手札に加える効果を持っていることから
《王の棺》《ホルス》モンスターを墓地に送りつつ、同時に《幻影騎士団》の動きの準備ができます。

《幻影騎士団》はリンク召喚とエクシーズ召喚を中心に戦っていくテーマであるため
《ホルス》モンスターを毎ターン特殊召喚して、それらをリンク召喚の素材にすることで
フィールドを強固な状態にすることができ、相性がバツグンです。

さらに《ホルスの先導-ハーピ》の②の効果を使用することで
すでに効果を使用し、除外された《幻影騎士団》カードをデッキに戻したり、手札に加えられます。

これによって、継戦能力を向上させることが可能となっております。

《オルフェゴール》《幻影騎士団》と同様に
墓地の《オルフェゴール》モンスターを除外して戦っていくテーマなので、《ホルス》と相性がいいです。

《魔轟神》は上記のテーマとは違って

手札から墓地に送られることで効果が発動します。

《王の棺》の②の効果で《ホルス》モンスターを墓地に送りつつ
《魔轟神》モンスターの効果を発動し、戦っていくことができます。

《魔轟神》もこれまでは《未界域》と組み合わせる構築でしたが
《インフェルニティ》と同じく運が絡んでしまう要素があったので

今後は《ホルス》と組み合わせる構築が主流になっていきそうです。

注意

《暗黒界》《シャドール》については
カードの効果で墓地へ送られていないので
効果を発動することができないため、実は相性が良くありません。

《王の棺》の②の効果は「手札を1枚墓地へ送って発動できる。」
となっていることから、効果では送られていないのです。


困惑される決闘者もいるかと思いますので
イメージ的にはこうなります。

会議が始まる前に欠伸をして怒られる《魔轟神》
会議中に欠伸をして怒られる《暗黒界》《シャドール》

会議という処理を行う前に起きた出来事で怒られるか
途中で起きた出来事で怒られるかの違いです。
(けっ、けっして、、、、そっんなことが起きたなんて、、、ふわ~~~)

センチュリオン

最近流行している構築は《センチュリオン》との組み合わせです。

《センチュリオン》と相性がいい理由は
《重騎士プリメラ》《ホルス》モンスターで強力なレベル12シンクロ召喚を行える点です。

はい・・・以上です。


では、どうして《センチュリオン》と組み合わせる構築が多いのかといいますと

《センチュリオン》の動きが《灰流うらら》などの誘発即時効果に弱いことから

まず《ホルス》で相手が誘発即時効果カードを持っているか確認し、その後に《センチュリオン》の動きを進めていきます。

最後に

いかがだったでしょうか?

《ホルス》は今は他テーマと組み合わせることが多いですが
今後新規カードの登場で《ホルス》単体でデッキができるかもしれませんね。

それではまた次回の記事でお会いしましょう。

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このコラムのライター

かっつー

かっつー