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2023.10.1

2023シーズンの振り返りと、今後の目標 | イツキ先生のポケモンカード教室

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2023シーズンの振り返りと、今後の目標 | イツキ先生のポケモンカード教室
目次

【はじめに】

 日本初開催であったWCS2023ヨコハマも終了してしまいましたが、当日は多くのメディアも取材に来ている他、参加国も50ヵ国と国内最大級のポケモンに関するイベントとなりました。


 昨年のロンドンからあっという間に1年が過ぎ、時間の流れの速さに日々驚愕しております。

 来年のWCS2024はハワイとなりますが、もう次のシーズンへのシティリーグが始まろうとしており、先日には2024シーズンの最初の大型イベントCL横浜も開催されました。


 私も38歳となり、プロプレイヤーとしては、比較的高齢の部類に属すると思います。

 そんな中、日本代表の切符を掴んだ要因はなんだろうと振り返ることとし、本稿では、この2年間で学んだ経験や学びを執筆する事としました。


 今回の記事は、私の正直な気持ちであり、普段なかなか周囲にも伝えきれていないお礼も含めて、ひとつの記事としてまとめたいと思います。


 どうぞお付き合いください。

 よろしくお願いいたします。

【WCSヨコハマ2023】

 改めて、私自身もこの場に立てるとは昨年も思ってはおりませんでした。


 私がWCS(世界大会)へ出場を決めたのは、昨年のロンドンが初めてとなります。

 その際には、ポケモンカードを通じて、懇意にしている友人たちと一緒に旅をし、今でも最高に楽しかった思い出となっております。

 

 当日は出場できたことに感動し、開会式では思わず涙を流してしまいましたが、滞在期間を通して言えることは「本当に楽しかった!!」その一言に尽きます。


 ポケモンカードは確かに個人競技であり、勝負となれば相手に勝つことが求められます。


 ポケモンカードを本格的に始めて、公式イベントなどに参加し、私は多くのライバルと言える強敵と戦ってきました。

 ポケモンのテーマソングでも歌われていますが、「昨日の敵は今日の友」ということわざがあり、試合を通じて仲良くなった友人(強敵)が本当に多くできました。

 

 そういった友人(強敵)がいたからこそ、「ポケモンカードは本当に楽しい!!」と感じられるのだと思います。


 改めて、この場を借りて、友人たちには感謝を述べたいと思います。

ポケモンの街 横浜!

 すでにWCS2023ヨコハマやCL横浜2024で街の様子を楽しまれた方も多いかもしれませんが😄


 横浜では初めての世界大会開催という事で、駅や街の中では様々な場所でポケモンを楽しむことができました!!😍


 個人的に「粋だな」と感じたのは


 「どの世代の人でもポケモンを楽しめる」

 「懐かしいポケモンが勢ぞろい」


 世界大会に参加した人たちだけでなく、たまたま観光や遊びに来た人たちも

 「あ! このポケモン知っている! 懐かしいな! 昔やったよ! 確か、アドバンスのやつだっけ??」と昔を思い返す人が多く見られる印象でした。


 同じく開催されていたアート展でも、すでにレギュレーション落ちしたカードが飾られ

 「先攻でカキ使ったよ! 懐かしい~!」と以前からのプレイヤーやポケモンを知っている人であれば、楽しめるスポットとなっておりました。

  

 ポケモンアートウォークは9月30日で終了してしまいましたが、歴代の伝説ポケモンや懐かしいポケモンたち、そして昔よく使用していたカードが様々なところで展示されています。


 プレイヤーによっては写真で全部コンプリートされている人もいるようです😄


 ※詳細はホームページでご確認ください。

 https://pokemon-card-artwalk.com/

 

 伝説のポケモンが作品ごとに展示されているのは私も興奮しました!


 特に相棒の《ミュウツーV-UNION》がいるのは嬉しかったです😍




 昼間は大会会場にいたため、撮影が困難でしたが、撮影は妻と友人が手伝ってくれました😂


 妻はポケモンカードのプレイヤーではないのですが、ポケモンが大好きでとても楽しめたそうです!本当にありがとう😊

  


  


【改めて2023シーズンを振り返る】

 昨年のWCS2023ロンドンからポケモンカードを通じて、色々なことがありました。


 最近、色々な出来事が多いほど、時間は長く体感するという話を聞きましたが、今シーズンはあっという間のようでとても長く濃厚な一年となりました。




 はじまりは、ロンドン


 初めての世界大会を通じて、ポケモンというコンテンツで世界中の人と繋がることができると現地で感じました。

 中にはSNSなどのツールを使って、今でもコントロールデッキなどの相談や練習などの交流も行っています。


 世界大会をきっかけとして、他国の選手と交流を持てたことは本当に良い経験となりました。


  




 シティリーグS1(《アルセウスVSTAR》《ミュウツーV-UNION》


 河豚が好物なので、家族で食べに行こうと山口県で出場しました。


 この時は愛知県からの選手が私を含めて3名おり、今回のCL横浜2024で3位を獲った《インテレオンVMAX》使いのステラ選手と、サイトウコウセイ選手と対戦させて頂きました。


 ステラ選手とは以前から交流があり、一緒に旅行も行ったことがありますが、この時にサイトウコウセイ選手と初めて交流し、後に練習などにも付き合って頂くなど仲良くさせて頂いております。

 なぜか妻がババ抜きに強いことが知られていますが……(笑)


 




 シティリーグS2(《ルギアVSTAR》


 パンデミックの影響を受け、観光業を含め、沖縄県が大打撃を受けていることを耳にし、そらとぶピカチュウプロジェクトが行われていたこともあり、家族とともに沖縄旅行をしながら現地の観光業に少しでも貢献できればと思い、出場させて頂きました。


 沖縄県では、現地のプレイヤーやジャッジの方が特に優しかったことが深く印象に残っております。


 開催前日、デッキに《ダンデ》を採用することを決めましたが、肝心のカードを持ち合わせておらず、カードショップにも見当たらず、X(旧:Twitter)を通じて呼びかけたところ、当日快く譲っていただくことができました。


 また、お昼ご飯も当然、知り合いなどいない中でしたが、沖縄県のポケカグループの方々が誘ってくださり、ゆっくりと交流することができました。

 本当に、ありがとうございます。


 このシティリーグでは、最も苦手とした《イベルタル》コントロールに予選と決勝で当たってしまい悔しいことに準優勝となりましたが、沖縄県のコントロール使いであるどせいさん選手と懇意にさせて頂き、プレイヤーとしての交流が広がりました。

 コントロール使いとしてコントロールデッキに負けるのは、めちゃくちゃ悔しいですが、沖縄県のマリンブルーの海の様に爽やかな気持ちでした(笑)


 このシティリーグでのどせいさん選手との出会いを通じて誕生したのが、CL京都2023(38位)で使用した《ミュウツーV-UNION》コントロールデッキとなります。

 彼と対戦をしていなかったら、負けていなかったら、誕生しなかったデッキでしょう。

 今でも本当に感謝しています。





 CL京都2023(《ミュウツーV-UNION》コントロール)


 当初《イベルタル》コントロールでは、相手のLOを狙うことが焦点に置かれており、サイドを6枚取る手段を持ち合わせておりませんでした。


 その為、時間切れをせずにサイドを6枚取る手段を持ち、かつコントロールはデッキレシピがSNSに掲載されてしまうとケアされてしまい勝ち続けることが困難であるため、世界のコントロール使いでもあるSanderWojcik選手の《ミュウツーV-UNION》コントロールとは異なる、新しい《ミュウツーV-UNION》コントロールを1から作る必要がありました。


 これは沖縄県のシティリーグでのどせいさん選手との対戦中、「ここがこうだったら良いな」と試合中に思いつき、すぐに作成したデッキであり、今でも自信作の1つです。


 ただ、使用出来た期間が短かったことは残念でしたが、この1年のシーズンで1番好きなデッキとなります。


 配信では、タケウチリサ選手と対戦させて頂きましたが、とても素敵な女性で和やかに試合をさせて頂きました。

 悔いがある事と言えば、勝利者インタビューの時にクリーチャーズ井上さんがとても疲れているご様子に見受けられ、あまりインパクトが残せず、ひっそりと終わったような気がしています(笑)


  




 シティリーグS3(いちげき《ルギアVSTAR》


 壱岐島です!!😍

 以前から離島でポケモンカードができる場所があると、愛知県のプレイヤーの間でも話になっておりました。


 しかし、私の完全なるリサーチ不足で、同じ長崎県なら「ハウステンボス」にも行ける! と考え

 シティリーグの後には「ハウステンボス」にも行こうと、壱岐島でのシティリーグに応募して当選連絡後、地図で確認してみたところ、思っていた以上に遠いことが発覚😂


 さらには四天王ヤマグチヨシユキ選手のXで「壱岐島シティリーグ当選」がツイートされ、2人目の四天王と戦う必要があり、死ぬ気で練習しました(汗)


 ちなみに当日、ヤマグチヨシユキ選手のデッキはロスト《ギラティナVSTAR》デッキであると考えていたところ、まさかの決勝でミラーとなりました。

 最初のたねポケモンを見せ合う時、完全にロスト《ギラティナVSTAR》だと思い込んでいたので驚きました😂

 ミラーでありながらも全くデッキの型が異なっており、試合後の意見交換では非常に勉強になりました。


 この決勝を通じて、ヤマグチヨシユキ選手と仲良くさせて頂くようになり、翌日は一緒に観光もさせて頂きました。

 自主大会などでも練習にお付き合い頂いたり、ありがとうございます。


 そして、この旅行では、妻の妊娠が発覚し、一緒に旅行することが困難となりました😅


 どうしようかと思っていたところ、友人のとも選手がすでにシティリーグを終えているにも関わらず、快く一緒に同行してくださることとなりました。

 友人と旅行するのは久しぶりでしたので、本当に楽しかったです。

 とも選手ともポケモンカードを通じて、仲良くなった選手であり、ポケモンカードを通じて、友人もどんどん増え交流も広がり、ポケモンカードには本当に感謝しています。


 シティリーグ壱岐島では、集合写真も撮りました。

 右の写真は2日目のものですが、写真立てにも飾らせてもらっている大切な思い出にもなりました。

 壱岐島では、会場の店長様や島民の選手、住民の方にも何から何までお世話になりました。

 お食事も本当に美味しく、本当に楽しい旅行にもなりました。改めて、お礼申し上げます。


 




 シティリーグS4(《ミュウツーV-UNION》《サーナイトex》


 季節は春となり、前回は南側が多く、やたら四天王とマッチングする(この時期のCLで四天王シマダダイチ選手と対戦)気がして、過去の四天王のシティリーグの参加状況から北側なら避けられるんじゃないか? と。


 中でも北海道は旅行した事がなかったので、北海道という選択はかなり有力だったのですが、まだ雪の状況が心配であり、天候の影響で飛行機が飛ばず、シティリーグに参加できないことは絶対に避ける必要があったため、時期的に雪が降らずかつ北側と判断から岩手県を選択しました。


 シティリーグでは、ベスト8の結果で終了してしまいましたが、この日は本当に運が悪く一度も《バトルVIPパス》が引けず、後ほど聞いたところジャッジの方にも「やばっ」と思われるくらいだったそうです(笑)

 多分、《バトルVIPパス》とは相性が悪いのでしょう。


 翌日の大会では、すぐさま《カビゴン》コントロールに変更し、「やっぱりコントロールだわ~」と改めて感じました。


 昨年、JCS準優勝をとったきりか選手にも久しぶりに会うことができ、岩手県の方々にも滞在中は家族ともども本当にお世話になってしまいました💦

 ありがとうございました!


 妻も非常に喜んでおり、岩手の観光スポットも色々ご紹介を頂いて、記事にもまとめさせていただきました😄

 特に夜景が綺麗で感動しました!





 WCSヨコハマ2023(いちげき《ルギアVSTAR》


 息子に頑張っている父親の姿を見せようと張り切っていたのですが、3連勝からの連敗で予選で敗退😂


 柴田アナウンサーにも日本人で連勝している選手としてコールまでして頂いたのに、まさかの《ジュラルドンVMAX》に粉砕されまくって、HBの鉛筆のようにべきっと心をへし折られました(笑)


 しかし、この負けを通じて、学ぶことが多かったのでこの悔しさをバネに頑張りたいと思います。


 本当は、DAY2に出場出来たらSanderWojcik選手にコントロール勝負を挑む予定だったのですが、予選敗退したので次の機会に持ち越しました😅


 試合には負けてしまいましたが、この時にインドネシアの選手方と仲良くなり、一緒に日本の料理を紹介しながら交流させて頂きました。

 インドネシアで、昨年ポケモンカード公式のMCを行っていたリンさんには、色々お世話になりました!

 また日本に遊びに来てください!

 別の機会でも再びインドネシアの選手とポケモンカードの試合ができたら嬉しいです😄


 


【今後の活動や目標について】

  2023シーズンの1年を振り返ると本当にポケモンカードを通じて色々な事がありました😊


 ここに書ききれない思い出や、その他参加したイベントもまだまだあります。

 しかし、私のXもロンドン出場からこの1年で1000人⇒3900人とフォロワーも拡大し、日を追うごとにポケモンカードに関連したお話をお受けする機会も増えてきました😊


 私が今回の記事で言いたいことは、ポケモンカードというコンテンツで、ここまで「多くの人と人との繋がりを結んだ」ことに、感銘を受けています。


 パンデミックの影響で、ポケモンカードも大会が中止・自粛を余儀なくされ、対面で会うことが難しくなりました。

 しかし、徐々に以前と同じような生活に戻りつつある中で、私はポケモンカードに無限の可能性を感じました。


 普段、仕事やプライベートの生活の中では絶対に知り合うことが難しい職種の方々と知り合うことができる他、ポケモンカードを通じて、育児や仕事等での悩み相談ができる仲間、さらには生涯の宝と思える友人が私にはできました。

 様々な地域のプレイヤー、その枠は日本を超え、世界のプレイヤーとも繋がることができました。


 そして、対戦での勝負に勝つことよりも大切なことを多く学ばせて頂きました。

 これを次の世代に伝えていくことが、今後、私がポケモンカードのプロゲーマーとしての責務であると感じております。


 現在、私は株式会社ゲームアークにスポンサードしていただき、宝島高蔵寺店および長久手店にて「ノーマライゼーション杯」というポケモンカード交流会を実施しております。


 パンデミックをきっかけとして、障害を有する方や子供を持つ親御様が交流をする(パパ友ママ友交流、育児学級など)機会が失われてしまいました。


 特にポケモンカードは複雑なルールを要求される場面やカードが高額化することで、親御様が常に子供の様子を見守りながら公式イベントなどに参加しなければならず、一緒に参加するイベントや障害を有してもサポートできるイベントが必要と考え、このノーマライゼーション杯はスタートしました。

 今では、本当に多くの親子プレイヤーや様々なプレイヤーが参加して頂くイベントとなりました。


  




 私がポケモンカードを始めたのは小学校高学年の頃であり、その時は全くルールも分からない状態で、デッキも60枚を超えて遊んでいたことを記憶しています。

 単純に伝説のポケモンなど強そうなカードばかりを入れているデッキを使っていました。


 ある日、スーパーでポケモンカードのティーチングイベントが実施され、その時に対応して頂いたティーチングスタッフの方からポケモンカードのルールを学び、ポケモンカードの面白さを教えて頂きました。


 毎月行われていたティーチングイベントをカレンダーで数え、参加することがその当時の楽しみでした。


 あれから26年以上の時が過ぎ、今でもポケモンカードを継続し、プロプレイヤーとしての前線に居られることはその時のティーチングスタッフのおかげであり、もう顔も覚えておりませんが本当に感謝しております。


 次の世代に繋げていく、私が30歳代後半に差し掛かり、日々思うことは思いを繋げていくことです。


 私は人より秀でた能力はないですが、ポケモンカード好きであるという気持ちは他のプレイヤーにも負けない自信があります。


 だからこそ、ポケモンカードを通じて、自分ができることはないか? 誰かを幸せにできないか? と1人の看護師(保健師)として、誰かをケア(幸せ)にする看護マインドをポケモンカードを通じて今後も積極的に行いたいと思っております。


 自分には何ができるのか? その答えを見つけることが、今後の私のポケモンカードのプロプレイヤーとしての課題になると思います。


 妻にも常々、言われておりますが、「一日一善」。

 がむしゃらでもまずは、誰かの為に役立てることを1つずつ行っていきたいと思います😊


 そして、本年度は妻は殆どのイベントに同行してもらった他、常に活動などサポートして頂きました💦

 妻はポケモンカードをプレイしていないのですが、私がイベントに参加している間、カードショップでの店員(ボランティア)に参加する他、記事の撮影や、練習中も他の選手に手料理を振舞うなど、本当に今日私がポケモンカードを継続出来ているのは妻のサポートがあってこそです。


 面と向かって感謝を告げることも照れくさいので、ここに感謝の言葉として「ありがとう」と記させて頂きます。


 これからもポケモンカードを通じて誰かのサポートができるように活動していきたいと思います!

 今後とも応援して頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。

【一部活動報告】

 一部ではありますが、昨年度の活動報告です。

 今後も様々な地域でポケモンカードを通じた活動を行っていきたいと思います。

 もし、ご興味や取材などがありましたら私のX(旧:Twitter)よりDMを下さい。

 よろしくお願いいたします。



 ※大学のポケモンサークルや部活動などと協働し、親子参加できるポケモンカードティーチング教室を実施。当日、スタッフが不足するほど大人気でした💦


※ポケモンカードの公式イベントが現在行われていない地域や、数が少ない地域でティーチング教室やデッキ相談、対戦イベントを実施


 ※秋田県で行われたイベントですが、両親が共働きでその帰りを待つ子供向けにリモートを使ったティーチングイベント、対戦イベントを実施

 施設では、プライバシーに配慮する為、写真掲載などはSNSで行っておりませんが、障がいを有する児童へのポケモンカードのティーチングイベントなども実施させて頂きました。


 ご興味がある方やご協力いただける方は是非ご連絡頂けたら幸いです。宜しくお願い致します。

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このコラムのライター

イツキ先生

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