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2023.8.23

世界大会までの取り組み方 ~ポケモンWCS2023~ | サーニーゴのポケモン通信

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世界大会までの取り組み方 ~ポケモンWCS2023~ | サーニーゴのポケモン通信

世界大会までの取り組み方 | サーニーゴのポケモン通信

目次

はじめに

 こんにちはサーニーゴです。


 長い長い2023シーズンが終わりました。

 9月になれば、すぐ2024シーズンが開幕するということが衝撃的です。


 余韻が薄れないうちに今回の世界大会の下準備についてまとめておきます。

 戦略的な話よりも準備の面にフォーカスしてまとめました。

 意外とインフルエンサーと競技プレイヤーの両立って大変なんですよ笑


 競技的にポケモンカードに取り組みたい方の参考になれば嬉しいし、カジュアルに遊んでる方にも僕たちの世界を知っていただくきっかけになれば幸いです。


 大会や大会直前の雰囲気については僕のYouTubeでもたくさん取り上げています。

 またメンバーシップも会員募集中です。世界大会の反省や振り返りはメンバーシップ限定です。


世界大会について

カードプール

 世界大会は海外のルールに沿って行われます。


 海外と日本ではカードの発売スパンが異なります。

 世界大会の時点では、スノーハザード・クレイバーストが最新弾です。

対戦形式

 全て50分のBO3形式(3本勝負)です。


 3試合が終わらなかった場合は1試合でも勝っている方が勝ち、勝った試合数が同じ場合は引き分けとなります。

Day1

 スイスドローの8回戦です。


 勝ちは3点、負けは0点、引き分けは1点加算されます。

 合計18点獲得したプレイヤーはday1を抜けられます。

Day2

 スイスドロー8回戦です。


 勝ち点はday1から引き継がれません。

 上位8名(おおよそ19点)が決勝トーナメントに進出できます。


 さらにここから準決勝まで行います。

 決勝トーナメントは制限時間が75分です。

 引き分けが発生した時はサイド差でその試合の勝者を決めます。


 今回のトーナメントは23時までかかってました。長丁場過ぎますね笑

Day3

 決勝戦のみ行います。


 めちゃくちゃ盛り上がるので観戦目的だけでも会場に行く価値が十分あります。

世界大会で重要なこと

 ①体力

 前述の通り、長丁場を戦い抜くことになります。

 体力がないと後半でミスをしてしまいます。

 海外の強い選手はタフなイメージがあります。


 ②準備期間が長い

 CLやシティリーグは開催数も多く、新弾の発売によりカードプールが何度も変わる国内大会と異なり、同じ環境をじっくりやり込むことは珍しいです。

 同じデッキばかりに意識が行って視野が狭くなり過ぎたり、ダラダラと練習をしてしまわないことが大事です。


 ③海外での流行

 日本はBO1、海外はBO3なのでデッキの作り方や考え方が全く異なります。

 日本人の好きなデッキを海外勢が好まない、なんてことはよくあります。

世界大会までの過ごし方

 世界大会は8月の2週目(8/11〜8/13)に開催されました。

 時系列に沿って自分の過ごし方を振り返っていきます。

大会へ向けたデッキ作りのポイント

 プレイの練習以前にデッキが弱いと話になりません。

 デッキを作ることも練習なので、計画的に行いました。


 ①対戦結果のメモを取る

 試合結果は全てメモを取ります。

 勝率や事故率を可視化することで、使うべきではないデッキへの見切りをつけてこだわりを捨てます。


 ②軌道修正

 同じ人とばかり練習していると思考やプレイが歪んでしまいます。

 たまには練習したことのないプレイヤーと意見交換して新しい考え方を取り入れるべきです。


 ③逃げ道の確保

 このデッキを使えば最低限の結果を出せるというデッキを用意した上でその他のデッキ検討を行います。

 ここを疎かにした状態であらゆるデッキを試していると完成度が低いまま、中途半端な仕上がりで本番を迎えることとなります。

世界大会の人気デッキ

 今回のコラムでは戦略的なことはあまり解説しませんが

 最低限の予備知識として世界大会の環境で人気だったデッキを紹介します。


 《サーナイトex》

 国内外問わず圧倒的人気のデッキでした。

 このデッキに勝てるようにデッキを作ることがこの環境のスタートと言えるでしょう。
 【ロストボックス】

 ロストゾーンを活用するデッキは【ロストボックス】と呼ばれています。

 《ヤミラミ》の「ロストマイン」が進化前のポケモンを倒すのに適しているため、《サーナイトex》デッキに対し、明確に有利なデッキタイプです。

 海外では《ギラティナVSTAR》が入っているタイプの人気が全くなかったのですが
 世界大会直前になって人気が出始めて、どの程度使用者がいるかわからない難しいデッキでした。

 日本国内では《ギラティナVSTAR》入りロストボックスも《サーナイトex》と並んで人気のデッキです。
 《アルセウスVSTAR》

 カスタム性能が高く、環境によってデッキの組み方を変えられるメリットがあります。

 苦手なデッキや未知のデッキには《頂への雪道》《ジャッジマン》のコンボで無理矢理勝ち筋を作れます。
 《パオジアンex》

 7月に開催された海外の大会の上位に残っていた構築が強くて、日本国内では人気が出始めます。

 上振れた時のパワーが高いので3試合できるBO3で好まれそうな印象がありましたが、世界大会本番では海外勢にはそれほど人気がなくてびっくりしました。

世界大会までの約2ヶ月

 6月上旬のJCS(ジャパンチャンピオンシップス・日本一を決める大会)を最後に国内大会のシーズンは終わります。


 ここから8月中旬(今年は8月11日)までの2ヶ月間を世界大会の準備に使います。


 国内の大会でこれほど練習期間が長く、カードプールの異なる大会はないのでこの2ヶ月の過ごし方にはかなり気を付けています。

6月

 JCSの練習に上旬は追われており、下旬はそれ以外の活動に専念していました。


 本来ならJCSが終わった後すぐ練習に取り掛からないと、時間が足りなくなります。

 同じカードプールを深掘りし続けるので、意外に新しいことが見つかるためです。


 海外では6月末のアメリカの大会を最後に大型大会は開催されません。

 まずその結果を見たり、実際に参加したプレイヤーから情報を集めたりすることから始めました。


 今年は参加できなかったのですが、この時期の海外大会の経験は貴重なので来年は参加しようと考えています。

7月

 1週目

 東京で行われたマジック:ザ・ギャザリングの配信イベントに参加したり、exスタートデッキの発売があったりしました。

 どちらも僕にとって重要なイベントだったのでしっかり取り組みました。


 マジックにはカードゲームの基本的な考え方が詰め込まれており、ゲーム性が面白いのはもちろんのこと、その考え方はポケモンカードにも応用できました。

 少し違う世界を覗いてみるだけで視野が広がったいい経験でした。今後もカジュアルに続けていくつもりです。


 

イベントで勝利して貰った賞品。いっぱい練習しました。


 ポケカの練習についてはPTCGL(海外でリリースされているポケモンカードのオンラインゲーム)を本格的に触り始めました。

 ランクマッチが用意されていて、強い選手とマッチングしやすくなっています。

 国内の選手のほとんどが海外レギュレーションでの練習の場として活用していました。




 2週目

 僕は大阪在住です。

 週末に大阪で世界大会レギュレーションの大会があったのでそれに向けて調整を始めました。


 世界大会のカードプールは国内の数ヶ月前とほぼ同じで経験済みだったので、あまり使ったことのないデッキやBO3だと強そうなデッキを中心に試していました。

 この時点では感覚がまだBO1寄りでした。

 BO1とBO3は全く別のゲームなので慣れるのにかなり時間が必要です。


 BO3には重要な要素が2つあります。


 1つ目は投了のタイミング。

 勝ちの目があっても勝てるか微妙な試合を続けて負けるてしまうのは残り時間などを考えると大きく不利になります。

 1試合目を勝っているなら2試合目以降はギリギリの勝ちを追い続けても構いません。


 最近流行中のデッキのほとんどは50分で3試合終えることが難しい時間のかかるデッキなので時間配分は重要な要素となります。


 2つ目は先攻と後攻が1回ずつプレイできることです。

 1試合目はダイスロールで先攻後攻を決定しますが、2試合目以降は負けた方が決定できます。

 これによりBO1だと安定しなかったデッキの評価が大きく変わります。


 この週は《ミュウツーV-UNION》が気になっていたのですが、時間がかかり過ぎるので候補から外しました。





 3週目

 週末に東京で仕事があったので、平日に予定を詰め込んでいました。


 東京では大会を通じて知り合った友人達と練習していました。

 今大会は関東に行く機会が多かったので、何度もお世話になることとなります。


 この時期ぐらいから少しずつデッキ候補を絞り始めます。

 



 4週目

 拡張パック黒炎の支配者が発売しました。

 発売してからすぐ新カードを使った対戦動画の撮影をします。


 翌日、大阪で世界大会レギュレーションの大会だったのですが、そのまた翌日に東京で国内最大規模の世界大会レギュレーションの大会があったので頑張って参加しました。

 かなりハードでしたが、行って良かったと思います。



 ここまで3大会海外レギュレーションの大会に参加しました。


 この時期ぐらいになると国内独特の環境の進み方をしていきます。

 海外選手にはあまり人気のないデッキでも国内で流行ると、そのデッキが世界的に見て母数が少なくても人気のデッキだと錯覚してしまいます。


 振り返ってみると、7月3週目時点では歪んでいませんでした。


 しかし、世界大会が近づくにつれて日本人選手の中で好みや選択に偏りが生じていました。

 自分もそれに少しづつ呑まれてしまいました。

 具体的には《サーナイトex》が対策され過ぎて、国内での人気は低くなっていましたが、海外では相変わらず人気のデッキでした。

8月

 1週目

 仕事や動画の撮影があったので、一度大阪に戻りました。


 黒炎の支配者のカードは世界大会では使えません。

 しかし、日本では最新弾であり、需要のある動画を作らないといけないので世界大会の練習と並行して動画用のデッキも考えます。


 これはかなり大変ですが、世界大会が終わった後に活きてきます。


 2019年は世界大会の練習期間に国内レギュレーションの練習もしていました。

 そのおかげでそのすぐ後のCLでは優勝できました。


 この1週間は動画を作る時間以外は休むことに徹していたので、適度にPTCGLで気になったデッキを回す程度のことしかしていません。



 

 2週目

 8/11から世界大会があります。


 8/5からまた東京に移動、滞在していました。

 1週目に頑張って世界大会までの動画ストックを作ったので世界大会までの6日間は自由に使えます。


 海外から多くの選手がすでに日本に到着していたので、知り合いの外国人選手も混ざってもらい練習していました。

 何度か国際大会に参加して、海外選手と情報共有しておけばよかったと感じることが多かったので練習に来ていただけたのはとてもよかったです。

 ここで情報共有できなければ日本勢や過去の海外大会だけで世界大会の環境について考えないといけません。


 直前になってデッキは2択ぐらいに絞っていましたが、海外選手や関東の様々なプレイヤーと練習したことで、世界大会2日前に全く練習してなかった《ミュウVMAX》の可能性に気がついて急遽デッキ変更しました。


 BO3において《ミュウVMAX》は3試合終わらせられるスピード感が魅力的でした。

 人気デッキである《サーナイトex》に互角、大会直前になって海外でも評価され始めた《ギラティナVSTAR》に有利でありながらあまり注目されていない点も良かったです。


世界大会

Day1 8/11

 《ミュウVMAX》のおかげで結果は5勝0敗3分と、Day1を突破することができました。

 《ミュウVMAX》の使用率は高くはなかったものの使用率に対してDay1突破率はよかったのでいい選択でした。

Day2  8/12

 Day1は《ミュウVMAX》とロスト関連のデッキが人気だったので、《ルギアVSTAR》を使用し5勝2敗1分の22位でした。

 練習ではあまり使ったことはありませんでしたが、海外選手の使っていた《バーネット博士》を多めに採用した構築や、これまでに試したことの経験をヒントに即席でデッキを作りました。

 序盤で躓いてしまったので早々にトーナメントに残れないことが確定しましたが、デッキ選択が良かったのでTOP32に食い込むことができました。

まとめ

 今回はギリギリに軌道修正できたことで、なんとか最低限の結果を残すことができました。


 しかし、世界のトップ選手たち相手には付け焼き刃のデッキでは勝ち切ることができず、大きな壁を感じました。

 世界大会までの過ごし方はYouTubeの撮影などとも絡めて考えていましたが大まかすぎたので、来年はもっと具体的にスケジュールや目標を決めて練習しようと思います。


 最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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このコラムのライター

サーニーゴ

サーニーゴ