統率者マスターズ、来たれり
皆さんこんにちは、ラッチです!
あっという間に『統率者マスターズ』の発売が近づいて来ましたね。
再録カード達も新規イラストたっぷりで、お気に入りのデッキにますます磨きがかかりそうな予感がします!
さて、今回の『統率者マスターズ』には4つの統率者デッキによる40枚の新規カード枠がありますが、早速目に止まったカードがこちら
今までになかったエンチャントをサポートするカード群に加えて
全員に対して《混沌のねじれ/Chaos Warp》を打てるカードなど、どれもデッキ構築意欲を刺激されますね!
ということで、今回選ぶ統率者はこちらです!!
デッキ構築開始
1.テーマに沿ったカードをリストアップ
『指輪物語』までに登場した英雄譚カードは103枚ありましたので、デッキに採用できそうなものを片端からリストアップしていきましょう。
この段階で厳密に絞り込む必要はありません。
楽しそう、使ってみようかな? と思えるカードはどんどんリストに入れます。
2.相性の良いカード、脇を固めるカードをリストアップ
3.割合から枚数を考える
5マナの統率者を4,5ターン目にプレイするために必要な土地やマナ加速カードの枚数は
初期手札7枚+5ターン目で5枚ドローして、合計12枚引いた中に5枚必要ですから、5/12の割合で100枚だと42枚になりますね。
内訳で土地34枚とマナ加速8枚といったところですが
土地は多めに引いてしまうよりも引けないときの方が困るので、土地38枚とマナ加速10枚くらいはあると安心です。
すると残りの枠は52枚、統率者枠を引いて51枚、統率者マスターズの新規カードを4枚引いて47枚になりました。
採用したい英雄譚は35枚前後になりそうだったので、残り12枚を脇を固めるカードで埋めます。
幸いにして英雄譚には除去やアドバンテージ源、フィニッシャーを務めるカードが含まれているので
あとはデッキを円滑にするためのカードや英雄譚を使い回せるカードで埋めると良さそうな気がします。
ウンウン頭を悩ませながらカードを抜き差しして、ひとまずデッキが出来上がりました。
デッキリスト
デッキが出来たら
早速実戦を・・・出来るに越したことはないのですが、まずは一人でプレイしてデッキの動きを確かめてみましょう。
何度かデッキを回して最初に気づいた点が
英雄譚を一度に並べてしまうと、最終章の解決も同じターンになるという事。
・・そう、《トム・ボンバディル》は1ターンに1回しか能力を利用できないので、ターンをずらしてプレイするのが望ましいのですね。
そうすると《樹海の自然主義者/Jukai Naturalist》のようなエンチャントのマナコスト軽減カードよりも、普通にマナを生み出すカードのほうが良さそうです。
続いて気になったのが、採用した英雄譚には全体除去を持つものが複数含まれている点です。
上記のコスト軽減クリーチャーや《極楽鳥/Birds of Paradise》のようなマナ・クリーチャーも一緒に流されてしまうので、代わりに土地をサーチしてくる呪文やマナを増やすエンチャント、アーティファクトに置き換えることにしました。
気づいてしまった
再び一人回しを繰り返していくと、深刻な問題点に気づきます。
英雄譚の強い効果を発揮するまでに要する数ターンは、多人数戦に置いては果てしなく遠く、長いのです。
その上、出てくるトークンも120点ライフを削る戦いにはあまりに力不足。
「これは・・・駄目か?」と一時はデッキ構築を諦めかけましたが、ふと「多人数戦でも強い英雄譚だけ採用すれば良いのでは?」と考えが浮かびました。
《トム・ボンバディル》の呪禁と破壊不能を獲得するには複数の英雄譚を並べる必要があります。
しかし、このデッキの要となるのはその能力ではなく、2つ目の英雄譚を出し続ける能力です!
除去への耐性を得るために本命の能力を弱くしたら元も子もないのでは・・・?
と思い至り、英雄譚を強力なものだけに絞り込み、余ったスロットには採用しきれなかったサポートカードと身を守るための打消しを搭載しました。
そうして組み直した最新のリストがこちらです。
ボンバディル・改
終わりに
これでようやく満足なデッキが組み上がりました。
とは言っても、これから実戦で回していくうちに山ほどの改善点や入れ替え候補、新たなアイディアが生まれてくる事でしょう。
新たなデッキの、長い旅の始まりです。
それは物語を紡いでいくように。
楽しい旅路でありますよう。