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2023.8.2

《トム・ボンバディル/Tom Bombadil》 | ラッチの「統率者は最高!」

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《トム・ボンバディル/Tom Bombadil》 | ラッチの「統率者は最高!」

ラッチの「統率者は最高!!」《トム・ボンバディル/Tom Bombadil》

目次

統率者マスターズ、来たれり

皆さんこんにちは、ラッチです!
あっという間に『統率者マスターズ』の発売が近づいて来ましたね。

再録カード達も新規イラストたっぷりで、お気に入りのデッキにますます磨きがかかりそうな予感がします!


さて、今回の『統率者マスターズ』には4つの統率者デッキによる40枚の新規カード枠がありますが、早速目に止まったカードがこちら




今までになかったエンチャントをサポートするカード群に加えて

全員に対して《混沌のねじれ/Chaos Warp》を打てるカードなど、どれもデッキ構築意欲を刺激されますね!


ということで、今回選ぶ統率者はこちらです!!

そう、英雄譚-モノガタリ-の語り部こと、《トム・ボンバディル/Tom Bombadil》です!


《トム・ボンバディル》はいつから居るのか、どこから来たのか誰も知らない謎の存在で

『指輪物語』に登場する人物たちの中では唯一《一つの指輪/The One Ring》の影響を受けないと言われています。


陽気で朗らかな爺さんの姿をして歌う歌には邪悪なものを退ける力もあるようです。


そんなボンバディル爺さんに多元宇宙の物語を歌ってもらうべく、英雄譚デッキを組んで行こうと思います。

デッキ構築開始

1.テーマに沿ったカードをリストアップ

『指輪物語』までに登場した英雄譚カードは103枚ありましたので、デッキに採用できそうなものを片端からリストアップしていきましょう。


この段階で厳密に絞り込む必要はありません。

楽しそう、使ってみようかな? と思えるカードはどんどんリストに入れます。

2.相性の良いカード、脇を固めるカードをリストアップ

次に、カードテキスト欄に「英雄譚」や「歴史的」を含むカードを検索していきます。

専用サポートカードは強力なものが多いですからね。


必然的に大量のエンチャントを入れたデッキとなりそうですから《収穫の手、サイシス/Sythis, Harvest's Hand》《日照のトゥヴァーサ/Tuvasa the Sunlit》を統率者にしたデッキリストなども参考にして、使えそうなカードを網羅していきましょう。


土地カードの構成も同じマナコストの統率者デッキを参考にすると良いですね!

3.割合から枚数を考える

5マナの統率者を4,5ターン目にプレイするために必要な土地やマナ加速カードの枚数は

初期手札7枚+5ターン目で5枚ドローして、合計12枚引いた中に5枚必要ですから、5/12の割合で100枚だと42枚になりますね。


内訳で土地34枚とマナ加速8枚といったところですが

土地は多めに引いてしまうよりも引けないときの方が困るので、土地38枚とマナ加速10枚くらいはあると安心です。


すると残りの枠は52枚、統率者枠を引いて51枚、統率者マスターズの新規カードを4枚引いて47枚になりました。
採用したい英雄譚は35枚前後になりそうだったので、残り12枚を脇を固めるカードで埋めます。


幸いにして英雄譚には除去やアドバンテージ源、フィニッシャーを務めるカードが含まれているので

あとはデッキを円滑にするためのカードや英雄譚を使い回せるカードで埋めると良さそうな気がします。


ウンウン頭を悩ませながらカードを抜き差しして、ひとまずデッキが出来上がりました。

デッキリスト

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デッキが出来たら

早速実戦を・・・出来るに越したことはないのですが、まずは一人でプレイしてデッキの動きを確かめてみましょう。


何度かデッキを回して最初に気づいた点が

英雄譚を一度に並べてしまうと、最終章の解決も同じターンになるという事。


・・そう、《トム・ボンバディル》は1ターンに1回しか能力を利用できないので、ターンをずらしてプレイするのが望ましいのですね。

そうすると《樹海の自然主義者/Jukai Naturalist》のようなエンチャントのマナコスト軽減カードよりも、普通にマナを生み出すカードのほうが良さそうです。


続いて気になったのが、採用した英雄譚には全体除去を持つものが複数含まれている点です。

上記のコスト軽減クリーチャーや《極楽鳥/Birds of Paradise》のようなマナ・クリーチャーも一緒に流されてしまうので、代わりに土地をサーチしてくる呪文やマナを増やすエンチャント、アーティファクトに置き換えることにしました。

気づいてしまった

再び一人回しを繰り返していくと、深刻な問題点に気づきます。

英雄譚の強い効果を発揮するまでに要する数ターンは、多人数戦に置いては果てしなく遠く、長いのです。

その上、出てくるトークンも120点ライフを削る戦いにはあまりに力不足。


「これは・・・駄目か?」と一時はデッキ構築を諦めかけましたが、ふと「多人数戦でも強い英雄譚だけ採用すれば良いのでは?」と考えが浮かびました。

《トム・ボンバディル》の呪禁と破壊不能を獲得するには複数の英雄譚を並べる必要があります。

しかし、このデッキの要となるのはその能力ではなく、2つ目の英雄譚を出し続ける能力です!


除去への耐性を得るために本命の能力を弱くしたら元も子もないのでは・・・?

と思い至り、英雄譚を強力なものだけに絞り込み、余ったスロットには採用しきれなかったサポートカードと身を守るための打消しを搭載しました。


そうして組み直した最新のリストがこちらです。

ボンバディル・改

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終わりに

これでようやく満足なデッキが組み上がりました。


とは言っても、これから実戦で回していくうちに山ほどの改善点や入れ替え候補、新たなアイディアが生まれてくる事でしょう。



新たなデッキの、長い旅の始まりです。

それは物語を紡いでいくように。

楽しい旅路でありますよう。

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このコラムのライター

ラッチ

ラッチ