はじめに
みなさんこんにちは、せるぷーです。
第3弾環境唯一のグランプリ大阪が間近に迫ってきましたね。
今回のコラムでは、今月行われた各CSの結果から
現在のメタゲームと注目デッキについて紹介していきます。
※デッキのクラス『タイトル構築・ウマ娘 プリティーダービー』は、以下『ウマ娘』と表記します。
各CS大会結果
BIG EVOLVE CUP
引用元:BIG EVOLVE CUPの各結果ツイート
参加人数132名
■クラス別分布
上記グラフ参照
■上位クラス分布
優勝:ウマ娘
準優勝:ウィッチ
TOP4:ウマ娘、ドラゴン
TOP8:ウマ娘×2、ロイヤル、ビショップ
TOP16:ウマ娘×3、ロイヤル×2、ビショップ×3
龍星祭withゆいっこ杯(ドラゴンスター広島)
参加人数、クラス分布は不明
■上位クラス分布
優勝:ウマ娘
準優勝:ウマ娘
TOP4:ロイヤル、ナイトメア
TOP8:ウマ娘、ドラゴン×2、ビショップ
総括
1月現在の各クラスのTier表は以下の通り。
Tier1 |
ウマ娘 |
Tier2 |
ロイヤル ビショップ ドラゴン |
Tier3 |
エルフ ウィッチ ナイトメア |
ドラゴンは《神龍》の殿堂入りと第3弾の新戦力が既存の構築を強化するに至らなかったこともあって一歩後退。
代わりに童話カードで一気に強化されたビショップとヒーロー軸の爆発力を手に入れたロイヤルがランクアップした印象です。
ドラゴンが少し落ちたこともあってTier1はウマ娘一強となっていますが
前環境に比べるとTier1~3におけるクラス差は小さく、それぞれの相性もあって逆転は十分あり得ると思います。
注目デッキ
ウマ娘
メインデッキ
エボルヴデッキ
前弾環境から環境の中心に居座る王者。
今さら語ることも少ないのですが
・《スペシャルウィーク》《イクノディクタス》を基盤とした安定感とアドバンテージ
・《アグネスタキオン》《おどれ、さわげ、フェスれ!》による優秀な除去
・《オグリキャップ》《ナリタブライアン》というフィニッシャー
序盤、中盤、終盤と隙がありません。
とはいえ、デッキ内容に全く変化がないわけではなく
最大のライバルであったドラゴンが《神龍》を失ったことにより、安定性がガクッと下がって以前ほどの数ではなくなりました。
代わりに横への展開力を上げてきたロイヤルやビショップなどが上位に浮上してきたこともあって、採用カードが少し変化しています。
カードの種類がそもそも各クラスよりも多いこともあり
今のペースだと第5弾くらいになってようやく、他クラスがウマ娘に追い付くような感じがします。
体力4のフォロワーを軸に攻めるデッキなので、4点ダメージの軽量除去が入るかが一つの鍵となりますね。
注目カード
■《エイシンフラッシュ》
今までもテンポを取るカードとして優秀でしたが
・ドラゴンが減ってフォロワー並べるデッキが増えた
・「出走」であることで、《烈火の魔弾》では取り切れない
という環境の追い風もあってまた一段と強力に。
童話デッキ側を使っていると
《ラプンツェル》を戻されるだけで悲しくなります。
ヒーローロイヤル
メインデッキ
エボルヴデッキ
第3弾で登場したヒーロー5種15枚を入れたロイヤルデッキです。
基本的には低コストのフォロワーをずらっと並べてひたすら攻撃を仕掛け
自分がやられる前に勝ち切ることを目指すデッキです。
《ヴァリアントフェンサー》1枚+5コスト+EP1コストで
《ヴァリアントフェンサー》&《スピアナイト・アミロス》&3コスト以下のヒーローが展開できます。
1枚のカードからこれだけの展開力を生み出すカードはそうそう無く
息切れしがちなアグロデッキにとってこういう必殺技があるのは大きなメリットです。
《マッハナイト》の進化時効果のダメージが(条件を満たしていれば)4点なことも大きく
ウマ娘の主要フォロワーに対応しつつ、強力に展開していけます。
とはいえ、ヒーローカードの種類が少ないこともあり
・ヒーローカードが2枚以上、墓場にあることが意外と少ない
・上記の必殺技をしかけようとした時に最後の「3コスト以下のヒーローを展開」が弱いことがある
という問題が付きまといます。
色々な意味で《ヒロイックエントリー》がキーとなるので
1コスト+2コスト+《ヒロイックエントリー》という手札をキープできるように
日頃から善い行いをし、祈りを捧げておきましょう。
■デッキ構成について
40枚中15枚しかスロットを割かないため
残りの25枚に何を入れるかでタイプが分かれます。
・1コストフォロワーを大量に入れて手札を一気に消化し
《ヴァリアントフェンサー》を手早く進化させるアグロ特化型
・《ロイヤルセイバー・オーレリア》《レオニダス》《アレキサンダー》など
強い重めのカードを残したミッドレンジ型
どちらにしろエボルヴデッキの枠が問題で
ヒーロー関係のカードを(できれば)6枚(削って5枚)
さらに鉄板《フローラルフェンサー》を2枚入れるとほとんど空きが無くなってしまいます。
そんなわけで《メイドリーダー》を採用する枠がないため
《宝杖の司令官》を採用するケースが多くなっています。
注目カード
■《ヒロイックエントリー》
このカードの役割で特に重要なのは以下の2点。
・ヒーローカード1枚を確実に墓場に送れる
・《マッハナイト》が一番強い形(+1/+1)で【疾走】できる
また、条件が「3コスト以下のロイヤル・フォロワー」なので
《フローラルフェンサー》を持ってくることも多いです。
《メイドリーダー》が使えない分、デッキの安定性に大きく寄与するカードと言えます。
もちろん見た4枚のカードが弱すぎる場合もありますが
ヒーローカードを墓場に2枚置きたいので、まだ置かれてない場合
《鉄壁のガードナー》でもよいので優先して出したいところ。
童話卵ビショップ
メインデッキ
エボルヴデッキ
注目カード
■《三月ウサギのお茶会》
デッキの心臓部とも言えるカード。
先手4ターン目に効果で《ホワイトスワン・オデット》を出すことが、理想的な動きのひとつ。
そのあとも墓場から《ブリキの兵隊》などを状況に合わせて拾ったり
上でも書きましたが《ハンプティダンプティ》とも相性が良いです。
ファンファーレ能力はデッキの上5枚も見られるのですが
後手4ターン目で盤面を捌かなければならないときに
他の有効な手段があるのであれば、こちらを優先して出すことはあまりお勧めできません。
除去に使えそうなカードが見つかる可能性は思ったよりも低いです。
その他のクラス
他のクラスについては簡単に紹介させていただきます。
■ディスカードドラゴン
《竜の託宣》からの強カード連打はいまだに環境トップクラスのパワーです。
《神龍》が殿堂入りして、諸々安定性が減ったところは気合でカバーする必要があります。
■童話エルフ/白銀の矢エルフ
《大魔法の妖精・リラ》を含めカードパワーは高いのですが
全体的に除去が重いこともあり、ロイヤルを苦手としていることが勝ち切れていない要因になっています。
■超越ウィッチ
ウマ娘で有用なカードを多く得たアドバンテージがあり、現時点ではチェス構築より活躍できる可能性が高いです。
第2弾からあまりデッキ構成は変わってないですが、《オズの大魔女》を使ったコスト軽減特化型もあります。
■ゴーストナイトメア
《マスカレードゴースト》は強いのですが
ゴーストを出すカードが少ないせいでその威力を思ったよりも発揮できない感じ。
コントロールナイトメア含め、やれなくもないクラスだとは思うのですが……。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
各デッキの紹介が駆け足になってしまいましたが
グランプリ前に第3弾環境を整理する手助けとなれば幸いです。
次回はグランプリ大阪のレポートを中心に、第3弾環境のまとめをお届けできればと思います。
それでは、また次回コラムでお会いしましょう。