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2022.10.26

もっと強くなりたい! プレイングについて~その③~ | イツキ先生のポケモンカード教室

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もっと強くなりたい! プレイングについて~その③~ | イツキ先生のポケモンカード教室
目次

【ご挨拶】

 こんにちは! イツキ先生です😆


 衣替えの季節に入ったかなぁ~と思い、冬服を出しましたが、名古屋は寒暖差が激しく、服装に困っている今日この頃です😊


 これから寒くなると空気は乾燥してきます。

 乾燥によって、空気中の水分が失われると、風邪の原因となるばい菌(細菌)やウイルスなどが空気中に含まれやすくなります。


 では、どうすればいいか?

 空気中に存在するばい菌(細菌)やウイルスなどは水分が吸着することで、空気中の散布を防ぐことができます。


 その為、この時期は適切な湿度を保つことがとても重要です😄

 最適な湿度は50~60%と言われております。


 乾燥は、ばい菌(細菌)やウイルスなどを繁殖させることにもつながります。

 そのため、口腔内の乾燥もばい菌(細菌)やウイルスなどの繁殖の原因となります😂

 口腔内での繁殖は歯周病やむし歯の原因となる他、空気と共に気道内にウイルスなどが侵入し、風邪などの病気を発症します。


 予防としては


 ①湿度を保つ(50~60%)

 ②こまめな水分摂取(冬場は喉の渇きを認識しづらいので、意識しましょう!)


 が大事です😉


 健康を保つことで、ポケモンカードを楽しみましょう!


 さて、今回はシティリーグS1で使用したデッキの紹介とその理由と解説を行っていきます。


【使用デッキ】アルセウス単~ミュウツーV-UNIONを添えて~

 使用したデッキは【《アルセウスVSTAR》+《ミュウツーV-UNION》】です。


 PJCSの優勝者であるバツローグ選手が9月の大会で使用し、その後、四天王のサイトウコウセイ選手が使用したことで流行した構築ですので、見覚えのある方や実際に対戦の経験がある方もいらっしゃると思います。


 この構築を基本的な軸として、細部を調整し、使用したものが以下のデッキになります。

4

3

4

1

1

1

1

4

4

2

2

3

2

2

1

4

2

3

1

1

1

5

3

1

4



 では

 なぜこのデッキを使用したのか?

 流行の構築とどう異なるのか?

 シティリーグで勝つための練習方法は?

 これらをご紹介したいと思います😊




【シティ山口】準優勝

(予選)3位

 〇1回戦 《キュレムVMAX》《パルキアVSTAR》

 〇2回戦  《こくばバドレックスVMAX》《エーフィVMAX》

 〇3回戦 《ドラピオンV》《キュレムVMAX》《パルキアVSTAR》

 〇4回戦  《アルセウスVSTAR》《ギラティナVSTAR》《ドラピオンV》

 ×5回戦 《レジギガス》たち


(本選)

 〇1回戦 《ディアルガVSTAR》《キュワワー》

 〇準決勝 《ギラティナVSTAR》

 ×決勝 《レジギガス》たち 

【デッキ選択の理由】環境を考えて、用意された回答を超える

 私が参加した10月16日の環境は《ギラティナV》《キュワワー》などのロスト系が非常に多い環境でした。


 そのため、《ギラティナVSTAR》の「ロストインパクト」に耐え得るよう、《かがやくサーナイト》《Vガードエネルギー》などでダメージの軽減や《すごいきずぐすり》《チェレンのきくばり》などの回復を行うことで、相手の攻撃に必要なリソースを消耗させることができること。

 さらに《マリィ》などの手札干渉を「スターバース」で任意のタイミングに行えることを決め手として、本デッキでのシティリーグ出場を決意しました。

 

 しかしながら、私が予想していた以上に本デッキの流行が早く、環境の上位に入ってしまったことで

 ・《ドラピオンV》で弱点を突くことで対策すること

 ・《キュレムVMAX》による青天井で耐久出来ないダメージ量に調整すること

 ・《頂への雪道》によって《ミュウツーV-UNION》の特性を無効にして、《ギラティナVSTAR》の「スターレクイエム」を決めること

 など、《ミュウツーV-UNION》に対しての明確な回答を環境が得ることとなってしまいました。


 それがシティリーグ参加の1週間前の状態であり、予想より環境の動きが1週間早まったため、今回は非常に焦りました😅

 

 流石に1週間前のデッキ変更では、練習時間の確保が非常に困難となるため

 現行の《ミュウツーV-UNION》のデッキを如何にこの環境下で強く使うべく、《ミュウツーV-UNION》への対策を上回る新しい回答を用意することにしました。


 それが本デッキとなります😊

【現行のデッキとの違い】相手の意表を突こう

 大きな変更点として挙げられるのは


 ①《トレッキングシューズ》《ポケストップ》を不採用とした点

 ②《回収ネット》は2枚

 ③3枚目の《ロストスイーパー》

 ④《こだわりベルト》/《パワフル無色エネルギー》

 ⑤《かがやくサーナイト》はアタッカー


 これらになるかと思いますので、順番に解説していきます😀


 《トレッキングシューズ》《ポケストップ》は、《ヤレユータン》の特性「さるぢえ」と組ませることで、《ミュウツーV-UNION》を盤面に出す「速度」をあげることが可能なカードとなります。


 しかし、すでに《ミュウツーV-UNION》に対して、回答をもった環境下においては、ミラーでこそ素早く《ミュウツーV-UNION》を出すことが望ましいですが、他の対面ではすぐに出すことが「勝利」に直結すると考えることができませんでした。


 《アルセウスVSTAR》《アルセウスVSTAR》⇒非Vのポケモン⇒《ミュウツーV-UNION》と2-2-1-3というゲーム展開を押し付けることで、《ミュウツーV-UNION》がすぐにやられてしまうと、その後の展開が《アルセウスVSTAR》⇒非Vのポケモンと耐久に寄せた強みを損なうと考えました。


 「耐久」という強みをより前面に強く出せるようあえて、《ミュウツーV-UNION》を出すことを急がない&焦らない、じっくり相手を見て待つ。


 このキーワードをコンセプトに改良したものとなります。

 ①のゲーム展開を実施するためには、《ヤレユータン》《かがやくサーナイト》はベンチに置くことが望まれます。


 その際に気をつけなければならないことが、《アルセウスVSTAR》《アルセウスVSTAR》⇒非Vのポケモン⇒非Vのポケモンでゲームが終わってしまうことです。


 そして、流行の構築では《あなぬけのひも》が採用されており、《回収ネット》が2枚採用となっているケースがあまり確認されておらず、多くのプレイヤーが1枚と思い込む可能性が考えられました。


 《ヤレユータン》《かがやくサーナイト》を置くことで、そのゲームプランを狙ってきたと予想されるタイミングで《回収ネット》で非Vのポケモンを回収し、サイドカード1枚の段階で《アルセウスVSTAR》《ミュウツーV-UNION》が押し付けられるよう《回収ネット》の2枚目を採用しました。


 本デッキは《博士の研究》が4枚採用されているため、自分自身の必要なリソースを枯渇する可能性があります😂


 特に《回収ネット》《ヤレユータン》の「さるぢえ」を2回使う時や、《イベルタル》《ナマコブシ》でスタートする時にすぐに回収できる貴重なカードとなるため、採用は2枚としました。

 バツローグ選手は3枚採用。

 四天王サイトウコウセイ選手は2枚としておりました。


 その後、同タイプのデッキを集計したところ、2枚採用が例として多いことが確認されました。


 本デッキでは、相手からの《やまびこホーン》を警戒する必要があり、なるべく《アルセウスV》《ふつうのつりざお》で回収することや、《ロストスイーパー》でロストゾーンに送ることで、ゲームの後半で相手からの《ツヅジ》に対して、強いデッキを用意しておく必要があることを意識しました。


 また、耐久という強みを活かすため

 ・《こだわりベルト》《シマボシ》などで回収されないようにしっかりロストすること

 ・《おおぐちの沼》《トレーニングコート》などの青天井系のデッキに採用されているスタジアムに対して、そのターンですぐにロストすること

 これらを徹底して、高火力を短期間で出されないように注意しましょう😂

 ④《こだわりベルト》/《パワフル無色エネルギー》

 この部分は今回のデッキで工夫した部分になります。


 従来の《アルセウスVSTAR》を用いた《ミュウツーV-UNION》デッキでは、相手のVポケモン(HP220)に対して1回の攻撃できぜつさせる術を持っておりません。

 それが相手のゲーム展開に隙を生じさせると考えました。


 例えば、本デッキが苦手なデッキと言えば、《キュレムVMAX》があがります。

 しかし、《キュレムVMAX》デッキでは、ベンチに《ヤレユータン》《パルキアV》などのポケモンも一緒に並べないと、思ったような火力を出すことが困難であると練習を通じて分かりました。

 また、《キュレムV》《ボスの指令》などでバトル場に縛られないよう、すぐに2体同時に並べる例は少ないと気付き、このプランを採用しました。


 《アルセウスVSTAR》の強みである「スターバース」を用いることで、《こだわりベルト》《パワフル無色エネルギー》があれば、《ダブルターボエネルギー》のデメリットであるダメージの-20を相殺し、230のダメージを出すことができます。


 実際に私が参加したシティリーグ山口では、《こくばバドレックスVMAX》《キュレムVMAX》など青天井系のデッキに3回マッチングしましたが、このプランをしっかり用いて、勝利を収めています。

 また、同じタイプのデッキでも相手の「スターバース」の使用前に《アルセウスV》を先に倒すことが出来れば、有利にゲーム展開を進めることができるでしょう。

《かがやくサーナイト》はアタッカー

 《こだわりベルト》のこだわりポイント《かがやくサーナイト》です。


 今回のシティリーグでは《ギラティナVSTAR》を最も意識しました。


 その前の週には《頂への雪道》を採用した《ギラティナVSTAR》が登場したため、《ギラティナVSTAR》対面では、《頂への雪道》がいつ使われてもいいように、《ロストスイーパー》の採用はもちろん、《ミュウツーV-UNION》《頂への雪道》によって、その強みである「特性:フォトンバリア」を失うことで、相手の「スターレクイエム」に注意しなければなりません。


 相手の《頂への雪道》の採用枚数が不明である以上、《ミュウツーV-UNION》を容易に出すことは非常に危険性が高いと言えます。

 そのため、うまく非Vのポケモンを活用したいと考えました。


 もしかすると《かがやくサーナイト》《ギラティナVSTAR》の回答になり得るのではないかと。


 相手の「ロストインパクト」の後にエネルギーが1~2枚残っていれば、《ダブルターボエネルギー》がついていても、70~90のダメージが期待されます。

 ここに《こだわりベルト》があれば、100ダメージを与えられることができます。


 これはつまり、《ダブルターボエネルギー》をつけた《アルセウスVSTAR》の「トリニティノヴァ」180ダメージと組み合わられれば、280ダメージで相手ポケモンをきぜつさせることができるのです。


 特に《かがやくサーナイト》は攻撃してこないと思い込み、無警戒となりやすいポケモンであることも本デッキの強みと考えます。




 《かがやくサーナイト》を上手く運用する方法は


 ①まずは《ダブルターボエネルギー》から貼ること

 ⇒単純に逃げるエネルギーを確保と思わせられる


 ②《こだわりベルト》を貼るタイミングは《博士の研究》使用前or攻撃時

 ⇒《かがやくサーナイト》《こだわりベルト》を貼っても、《アルセウスVSTAR》には《おおきなおまもり》を貼りたいんだなぁ~と思わせられやすく、《博士の研究》の使用前に使うことで、トラッシュするくらいなら貼っておいたようなプレイングに見せかけておくという工夫です。


 一見、ずるいように思えますが、これが私が最も得意とするゲームプレイングである「意表」を突く「ブラフ」や「誘導」です😆


 日本のポケモンカードをルールは現在はBO1になります。

 このように初見の相手を混乱させるようなデッキやプレイングは、現在のポケモンカードには合致した一つの戦術だと考えます。


 是非、皆様も面白いデッキを考えてみてください!😆

【今後の環境への課題】

 この記事が発行された時はきっと《ルギアVSTAR》が一番の流行をしているでしょう。


 《ルギアVSTAR》《パワフル無色》での攻撃力の調整や《Vガードエネルギー》での耐久も可能であり、攻守のバランスが取れているポケモンになります。


 しかし、その反面

 ①デッキのエネルギーは「特殊エネルギー」で構築される点

 ②《アーケオス》×2+アタッカーなどでベンチにポケモンを多く要求する点

 などがあげられます。


 そこを対策したカードが増えたり、本デッキに採用するのも面白いでしょう。


 カードゲームの面白さは、自分の考えがうまくゲーム上で、再現できた時にあると思います。


 また、プレイングでもそれをカバーすることだってできます。今回のシティリーグでは、入賞したデッキは公式ホームページで確認することができます。

 そのデッキが何を考えて、なぜそれを採用したのか? 回答はあっても、解説がないのが今もポケモンカードのゲーム環境です。

 解説を自分で考える力を養うことが、今後のゲームプレイヤーに求められる力なのかもしれません。


 まだまだシティリーグS1も始まったばかりです😆

 これからどんなデッキが出てくるか楽しみに待っていましょう!!😆

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このコラムのライター

イツキ先生

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