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2022.6.29

「黒銀のバハムート」新カード閲覧会 | せるぷーのエボルヴ研究室

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「黒銀のバハムート」新カード閲覧会 | せるぷーのエボルヴ研究室
目次

はじめに

こんにちは、せるぷーです。


ついに月末にはブースターパック第2弾「黒銀のバハムート」が発売されますね。

ようやくカードリストも全部出そろいましたので

発売に先駆けて各クラスの注目カード、そして注目デッキを紹介させていただきます。


※発売前レビュー記事であったため、下記の通りとなっております。

・公式ページのカード紹介へのリンクを適宜張っています。

(カード詳細と表記したリンクは全て公式サイトのカードへのリンクとなります)

・カードのテキストは一部省略や表記を変えているところがあります。

・フォロワーのサイズに関しては 攻撃力/体力 という形で表記しています。

ニュートラル

注目カード

《バハムート》 カード詳細

コスト9 9/9 進化後 11/11
進化コスト:0
【ファンファーレ】他フォロワーをすべて破壊
【進化時】アミュレットをすべて破壊
相手の場のフォロワーが2体以上いると相手のリーダーを攻撃できない

レビューの1番手はもちろん、セット名もなっているこのカードから。


盤面を一枚でひっくり返すその力はアプリ版と同様。

進化する・しないで自分のアミュレットを巻き込まないよう調整できるので、ビショップでも安心して使えます。


とはいえ相手の場にスタンド状態のフォロワーが並んでしまうと何処にも攻撃できなくなってしまうので

その巨体を活かせるよう他のフォロワー除去も大切になります。


《アークエンジェル・レイナ》 カード詳細

コスト4 4/5 進化後 5/6
進化コスト:1
【守護】
【進化時】自分のPPを「自分のエボルヴデッキに表向きで置いたエボルヴフォロワーの枚数」と同じだけ回復する。それを裏向きにする。

エボルヴデッキを修復するカードが第2弾で出るとは思っていなかったのでびっくりしました。

エボルヴデッキの枚数は今まで以上に圧迫するので、これを使うことで種類を多く入れやすくなりますね。


後半に少ないコストで出せる守護としても有用なので、デッキに1~2枚入れて感触を試してみたいです。


《烈火の魔弾》 カード詳細

コスト2 スペル
〈クイック〉
相手のフォロワー1体に3ダメージ。エボルヴフォロワーなら4ダメージ。

《フローラルフェンサー》などの3コストのエボルヴフォロワーをちょうど倒せるなど、3点と4点では大きな差があります。


特に除去スペルの選択肢が少ないロイヤルなどのクラスで採用を検討したいです。


エルフ

注目カード

《クリスタリア・リリィ》 カード詳細

コスト2 1/3 進化後 2/4 タイプ:クリスタリア 
進化コスト:2
【ファンファーレ】自分のデッキ上2枚を見て、妖精・フォロワーかクリスタリア・フォロワー1枚を公開して手札に加えてもよい。残りを好きな順にデッキの下へ置く。
【進化時】相手のフォロワー1体を選ぶ。それのプレイヤーはそれをデッキの下に置く。

進化時の効果で実質エルフ専用《ウルズ》と言える1枚。


《ウルズ》よりもコストが軽くてファンファーレでカードが手に入るかもしれない……という大盤振る舞い。

第1弾の「フェアリー」と書いてあるフォロワー達が妖精・フォロワーなので、思ったよりもヒットしそう。


ということで、エボルヴデッキに隙間がある限り入れたいカード。


《エルフナイト・シンシア》 カード詳細

コスト5 5/5 
【突進】
【攻撃時】EXエリアのカード1枚を消滅:相手のリーダー1人か相手のフォロワー1体に2ダメージ。『フェアリー』2体を出す。

第1弾のエルフに欠けていた、中盤の展開を補う優秀なフォロワー。

アプリ版でもお世話になった人は多いはず。


出したターンに攻撃時効果を発動させたいので、攻撃先を確保するために相手フォロワーにどう殴らせるかの駆け引きが重要となりますね。


注目デッキ

■ミッドレンジエルフ

《クリスタリアプリンセス・ティア》《エルフナイト・シンシア》など

PP4~5あたりの中盤のカードがだいぶ強化されました。

《大狼》《フェアリービースト》などの既存4~5コストのカードが入れ替わる形になりそうです。


ただ、決め手となるカードは追加されていないので、《ローズクイーン》は継続して使われると思います。


ロイヤル

注目カード

《アレキサンダー》 カード詳細

コスト6 5/9 
【突進】【指定攻撃】
自分のターン中、これが交戦ダメージを与えたとき、これをスタンドする。

1枚で複数フォロワーを対処できるカードがロイヤルにもようやく登場。

《海底都市王・乙姫相手なら全部吹き飛ばします。


最後の敵を倒して生き残っていれば、スタンド状態でいられるというのも地味ながら強い点。


《レオニダス》 カード詳細

コスト6 5/6 進化後 6/7
進化コスト:1
【進化時】相手フォロワーとこれに5ダメージ。
【ラストワード(進化後)】『《レオニダスの遺志》』(カード詳細)1つを出す。

本家アプリ版では「コストが重い」「本体がやられにくくて遺志が置かれない」という問題を抱えていましたが

どちらもきれいに解決してエボルヴに登場。


《レオニダスの遺志》』の効果は+3/+3と非常に強力ですので

《バハムート》に吹き飛ばされる前に【疾走】軍団を叩きつけて倒しましょう。


《サムライ》 カード詳細

コスト2 3/2
3コスト:【疾走】【必殺】を持つ。

今回アグロ向けのカードがほとんど追加されなかったのですが、取り回しがよさそうと思ったのはこのカード。


最終盤でのアグロはPPが余りがちなので、【疾走】となるフォロワーは大変ありがたいです。

【必殺】もあるので、大きな【守護】も処理できますしね。


注目デッキ

■レオニダス(ミッドレンジ)ロイヤル

とにかく《アレキサンダー》のおかげで中盤の盤面処理能力が一気に強化されたので

《メイドリーダー》《宝杖の指揮官》のサーチを絡めて、柔軟に戦うデッキを組んでみたいですね。


《レオニダス》《レオニダスの遺志》から《レヴィオンセイバー・アルベール》で12点

という分かりやすいゴールがあるのも魅力です。


ウイッチ

注目カード

《次元の魔女・ドロシー》 カード詳細

コスト6 5/5 進化後 6/6
進化コスト:1
これがいる限り、自分の【スペルチェイン】を数える際、自分の墓場のスペルとウィッチフォロワーの合計を数える。
【ファンファーレ】自分の手札すべてを捨てる。自分のデッキの上1枚をEXエリアに置く。これをEXエリアが上限になるまでくり返す。
【進化時】自分のEXエリアのフォロワー1枚を選ぶ。このターン、それをプレイする際、コストを-5する。
【進化時】自分のEXエリアのスペル1枚を選ぶ。このターン、それをプレイする際、コストを-5する。

アプリ版の効果を極力再現してみました、といった感じ。


手札を全部捨てるので《次元の超越》などを構えて使うことはできませんが

【スペルチェイン】の枚数は一気に増えるのでトータルとしてはプラスに働きそうです。


進化時の効果が「フォロワーとスペル別々にコスト軽減する」のと「進化したターンだけコストがマイナスされる」なので

デッキ内に採用するスペルとフォロワー、さらにその構成比にも悩まされそうです。


《太陽の巫女・パメラ》 カード詳細

コスト4 3/5
【ファンファーレ】『大地の魔片』1つを出す。
〈Q〉これをアクト【土の秘術】:相手のフォロワー1体を-2/-2する。
〈Q〉これをアクト【土の秘術】:自分の他のフォロワー1体を+2/+2する。

〈クイック〉の能力持ちフォロワーが初登場。


特にパメラさんはフォロワー同士の戦闘に大きな影響を与えるので、使用タイミングを含めて頭を悩まさせてくれそうです。


クイックのスペルと同じく効果に対応してのフォロワー強化・除去はできないので

必要な強化や除去は自分のターン中にやっておきましょう。


《魔女の雷撃》 カード詳細

コスト3 スペル
相手のフォロワー1体を選ぶ。それに5ダメージ。自分の場にエボルヴフォロワーがいるなら、1枚引く。

《マーリン》《次元の魔女・ドロシー》の進化時効果で使うのに最適なカード。


第1弾にちょうどいい3コストの除去スペルがなかったので、これが追加されたのはかなり嬉しいですね。


注目デッキ

■ドロシーウィッチ

スペルチェインによってコストが減るフォロワーが現状《フレイムデストロイヤー》しかないため

アプリ版のような「スペル+コストが軽減されるフォロワー」という構成にはできません。


現状のスペルウィッチをベースに、手札を揃えて戦うではなく

《次元の超越》をフル投入してめくれたタイミングで仕掛けていく形になるのではないかと思います。


ドラゴン

注目カード

《竜呼びの笛》 カード詳細

コスト1 アミュレット
これを自分の手札から捨てたとき、『ヘルフレイムドラゴン』1枚をEXエリアに置く。
----------
【ファンファーレ】コスト3:『ヘルフレイムドラゴン』1体を出す。1枚引く。
アクト・手札1枚を捨てる:『ヘルフレイムドラゴン』1枚をEXエリアに置く。この能力は【覚醒】状態なら使える。

第2弾のドラゴンは「ディスカードドラゴン」(手札を捨てることで効果を発揮するデッキ)をテーマとしたカードが多く

こちらはそれをサポートする「捨てた時に効果が発生する」1枚。第1弾では《光の道筋》が該当しますね。


『ヘルフレイムドラゴン』が2コスト 4/3 【突進】とコストの割に強く

ディスカードドラゴンを組むときにはとりあえず3枚入れておけ、という性能を持ってます。


《連なる咆哮》 カード詳細

コスト5 アミュレット
自分のターンごとに1回、自分の場に『ドラゴン』が出たとき、相手のリーダー1人か相手のフォロワー1体に5ダメージ。

こういうタイプのアミュレットはリーダーにダメージが入ることが大切だったりするのですが

これはきっちり5点の大ダメージを叩きこめるので合格です。


あとは『ドラゴン』が出るカードを探すだけですが、現状では以下の5種のみ。今後に期待です。

第1弾:《竜化の塔》《ジルニドラ》《ドラゴンライダー》

第2弾:《ツインヘッドドラゴン》《変異の巨竜》

(公式ページのカード検索では、トークンカードは『』を付けて検索するとそれを含むカードが出てきます)


注目デッキ

■ディスカードドラゴン

第1弾最強格のランプドラゴンがあまり得たものがないので、別角度のデッキも試してみたいところ。

《連なる咆哮》はランプドラゴンと構成が似ると思うので、試すならディスカードドラゴンでしょうか。


全体的にコスト低めのカードが多いこともあり

早めに攻めることができれば最強疾走フォロワー《ダークドラグーン・フォルテ》がトドメを刺してくれるはず。

第1弾の《ドラゴニュートスカラー》もようやく日の目を見ることになりそうです。


ナイトメア

注目カード

《吸血姫・ヴァンピィ》 カード詳細

コスト2 2/2
【ファンファーレ】これは+X/+Xする。Xは「自分の場の『フォレストバット』の数」である。
コスト1:『フォレストバット』1体を墓場に置く:相手のフォロワー1体に3ダメージ。それのリーダーに1ダメージ。

『フォレストバット』を中心にしたデッキを組みたくなる、強力フォロワー。


能力がフォロワーを倒すだけではなく、リーダーにもダメージを与えられるのが強み。


《冥守の戦士・カムラ》 カード詳細

コスト5 5/5
【守護】
【ラストワード】相手のフォロワー1体を選び、それを破壊する。自分のリーダーは体力+Xする。Xは「選んだフォロワーの攻撃力」である。

コストが下がったのになぜかサイズが上がった、倒せるフォロワーが選べる、リーダーの体力上限もない。

コントロールナイトメアの守護神として、アプリ版と比べて3段階くらい強くなって登場です。


《ソウルディーラー》(カード詳細)と共に、ランプドラゴンの大物を狩りまくっていきましょう。


《トリックデュラハン》 カード詳細

コスト2 3/2
【ファンファーレ】『ゴースト』1枚をEXエリアに置く。【ネクロチャージ_10】代わりに3枚。

ナイトメアはアグロ向き2コストのフォロワーが弱かったのですが、今回しっかり強化されました。

最後の一押しを助けてくれる『ゴースト』が終盤で3枚もらえるので、無駄になりにくいカードです。


注目デッキ

■吸血鬼・フォレストバット軸ナイトメア

ナイトメアは「アグロ」も「コントロール」も一気に強化されたのでどれも試したいところですが

とりあえずはヴァンピィちゃん使ってみたいですよね。


『フォレストバット』に関係するカードが全体的に防御寄りなので、コントロールタイプで作る感じになりそう……?


ビショップ

注目カード

《ヘヴンリーイージス》 カード詳細

コスト8 8/8 進化時 10/10
進化コスト:2 または手札3枚を捨てる
【オーラ】
これは能力によって破壊されない。(交戦か能力によるダメージでは破壊される)
【進化時】このターンと次の相手のターン中、これはダメージを受けない。

ビショップ同士の対戦を終わらせられるフィニッシャーが満を持して登場。


アプリ版のようなパーフェクト除去体制ではなくなったものの、能力の関係でスタンド状態だとほとんど倒せません。

出して次のターンに進化、《守護の陽光》で【守護】を付けてあげて無敵防御しつつ相手を2回殴って終了、というのもありでしょうか。


《エイラの祈祷》 カード詳細

コスト3 アミュレット
ターンごとに1回、自分のリーダーの体力がプラス(回復)した時、自分のフォロワーすべてを+1/+1する。

かつて一時代を築いたアミュレットもこのタイミングで登場。


さすがに1ターンに1回のみ発動と抑制されているためアプリ版ほどの信頼は置けないですが

そもそも体力回復が強いのでしっかり働いてくれると思います。


相手のターンでも回復すればフォロワーが大きくなるので

《ダークオファリング》などの相手のターンに回復できるカードをうまく使いたいところですね。


《獣姫の呼び声》 カード詳細

コスト3 アミュレット
【ファンファーレ】『ホーリーファルコン』1体を出す。
2コスト、これをアクト、墓場に置く:『ホーリータイガー』1体を出す。


《カグヤ》(カード詳細)のファンファーレで出すのにちょうどいいアミュレット。

《二対の炎》よりコストが低く、【疾走】フォロワーを出せるので取り回しがよさそうです。



注目デッキ

■コントロールビショップ

ナイトメアと並んでカードパワーが高いカードが一気に追加されたので

《神域の守護者》に頼らないでも十分デッキが作れるようになりました。


《ヘヴンリーイージス》のおかげで《テミスの審判》もついに本領を発揮してくるかと。


同じように強化されたナイトメアコントロールが手札破壊をしてくるので

そこへの相性がどうなのか、というのが興味深いところです。

(コントロール対決は手札を攻められるほうが強いことが多いため)


おわりに

さて、駆け足で紹介してきました新カードレビュー、いかがでしたでしょうか。

カードプールが一気に広がるのはもちろん、第1弾ではなかったタイプのカードがいくつか登場しているので

第2弾環境はプレイングも含めて今までとガラッと変わると思います。


次回は7月末のグランプリに向けてのたたき台として、新環境のデッキをなるべく早く紹介できればと思います。


それでは、また次のコラムでお会いしましょう。

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このコラムのライター

せるぷー

せるぷー