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2022/05/31(火) 19:00
yk800
ガチまとめ「最強デッキランキング」ライター 競技的なプレイをしない人でも競技デュエマを楽しめる記事を目指して各所で執筆中
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初めましての方は初めまして、『yk800』です。
このコラムでは、直近で話題となったデッキや筆者である私yk800が個人的に気になったデッキを紹介していきます!
今回の特集は【キリコ³】
5月終盤に突如としてCSでの入賞ツイートが報告され、その翌週にも東北地方を中心に複数の大会で入賞。これまで注目されていなかった新たなコンボデッキ、それも見慣れないカードを使ったデッキの活躍にプレイヤーの間では大きな話題となりました。
現代のカードたちを取り込んで大幅にアップデートした《甲型龍帝式 キリコ³》デッキについて、基礎から解説していきます!
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マナ加速を連打して素早く7マナ域へと伸ばし、《蒼狼の王妃 イザナミテラス》を召喚して《甲型龍帝式 キリコ³》へと進化。めくれた3枚の呪文で素早く、かつ確実にゲームを決着させるコンボデッキです。
踏み倒す呪文は人によりさまざまな趣味嗜好がありますが、近々で話題となっている構築でフィニッシュプランとして採用されているのは、《オールデリート》+《マクスカルゴ・トラップ》。
まず《オールデリート》でお互いのマナゾーン以外のカードを全て消し飛ばし、安全を確保。唯一被害の受けていないマナゾーンから《マクスカルゴ・トラップ》でスピードアタッカーを持つクリーチャーを踏み倒してそのままダイレクトアタックへと持ち込みます。
《オールデリート》で全てを吹っ飛ばしてからアタックに移行できるため、S・トリガーやG・ストライクはもちろん、ブロッカー、D2フィールド、ニンジャ・ストライク、革命0トリガーといったおおよそ思いつく限りの受け要素はことごとく通用しません。
「バトルゾーンを離れるかわりに止まる」ブロッカーを用意できれば止められる可能性もなくはないですが、そもそも多くのデッキに採用されるものではありません。
EXライフ付きの《砕慄接続 グレイトフル・ベン》や《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》のウルトラ・セイバーでブロッカーを守って、というのが現実的に考えられるラインですが、それにしても2枚目の《オールデリート》や《マクスカルゴ・トラップ》のマナ送り+《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》のバウンスといった2回の除去である程度まではケアされてしまいます。
現在よく使われるコンボデッキの勝ち筋としては、特殊勝利や山札切れの次に確実性が高いフィニッシュプランだと言えそうです。
筆者が個人的に優れていると感じたこのデッキの強みは、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》・《一王二命三眼槍》・《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》などのフィニッシュ以外でも強い役割を持つカード群をフィニッシュコンボに組み込み、コンボでしか役割を持てない「弱い」カードを極力排除できている点です。
コンボデッキでは油断すると手薄になりがちな受け手段を《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》と《一王二命三眼槍》で確保できているのは大きく、《ヴィオラの黒像》と合わせて11枚〜12枚前後の受け札で、仕掛けてくる相手に対してもある程度真っ向から戦える構築になっています。
《龍罠 エスカルデン》も3→5→7の動きに組み込みやすく、7マナまで伸ばすことが序盤の課題となるこのデッキとよく噛み合ったクリーチャー面です。
コンボパーツである《マクスカルゴ・トラップ》自身も、《蒼狼の王妃 イザナミテラス》を踏み倒してコンボの始動パーツになれる点が非常に優秀。
山札からカードを踏み倒すデッキでは、踏み倒し先を引いてきてしまった時の扱いに困ってしまうのが一般的。ですが、《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》は手札でも強いため、このデメリットが全く気になりません。
《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》なくして【キリコ³】の成立はないとさえ言えるでしょう。
初動を担うコスト2のマナ加速基盤です。
コンボデッキの定番初動である《フェアリー・Re:ライフ》を採用したいところですが、デッキ内の呪文をランダムに抽出して踏み倒す《甲型龍帝式 キリコ³》を使用する都合上、ノイズとなってしまう呪文・ツインパクトは残念ながら採用できません。
基本的には3→5→7のマナカーブで動いていくこのデッキ。コスト2のブースト札を多めに採用することのメリットとして、2ターン目にマナブースト→3ターン目に《天災 デドダム》+2コストブーストと動いて次のターン開始時のマナチャージ込みで7マナが確保できるため、最短4ターン目にコンボインが狙えます。
もっとも、自由枠と呼べる部分が限られるこのデッキでは、《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》やハンデス等の妨害札を採用したい場合にまず減量を検討する部分でもあります。
実現するには2ターン目、3ターン目、《天災 デドダム》でのマナセットの3回もアンタップインが要求されるなどハンドキープにかける負担も大きく、最速の4ターンコンボを無理に狙う必要はないでしょう。
とはいえ、迅速かつ確実に7マナまで伸ばしたいデッキということもあり、初動となる軽量ブーストの枚数が多いに越したことはありません。環境上妨害札の必要がなければ、余った枠は極力これらのカード群から埋めることを筆者個人的にはオススメします。
基本的には使用後墓地に落ちて《ヴィオラの黒像》がトリガーした際にマナ加速を行える《霞み妖精ジャスミン》が4枚が最優先。残った枠に《ジャスミンの地版》をはじめとしたそのほかのブースト札が採用される傾向にあります。
アクションの安定を1枚で担保してくれる、説明不要のスーパーカードです。
単純なカードとしての強さはもちろん、墓地・マナに至るまで使い道があるデッキのため無駄が少なく、方向性も合致しています。
特に墓地に落とすカードはビートダウン対面で重要。《ヴィオラの黒像》からリアニメイトする先として《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》などを落としておけば、1枚で2面以上を止められる可能性がグッと上がります。
《甲型龍帝式 キリコ³》を1手早く・空の盤面から踏み倒し、コンボ成立に大きく貢献してくれるデッキの立役者です。
手札0・バトルゾーン0の状況でも、
・トップからこのカードを引く
・マナにあるこのカードをトップの《マクスカルゴ・トラップ》で踏み倒す
・墓地にあるこのカードをトップの《ヴィオラの黒像》で踏み倒す
……など、さまざまなルートでフィニッシュまで狙えるのは、このカードがあってこそです。あらゆるゾーンから踏み倒してコンボに入る芽があるので、重ね引いた場合は様々なゾーンに散らしておきたいところ。
基本的にはコンボパーツとして2つめの能力を使うことが多いですが、相手ターン中に《ヴィオラの黒像》から踏み倒した場合、パワー3000以下のクリーチャーを全てマナ送りにする能力が輝くこともあります。
特に【火単ブランド】など、大量の小型クリーチャーを並べてくるデッキに対してはかなり有効なので覚えておきたいですね。
コンボの核その①。
呪文を3枚踏み倒す能力で《オールデリート》と《マクスカルゴ・トラップ》を同時に踏み倒して、全て吹き飛ばしたのちに無人の荒野にスピードアタッカーを着地させて一発フィニッシュを狙います。
コンボの核その②。
お互いの手札・墓地・シールド・バトルゾーンのカードを全て吹き飛ばす、非常に豪快かつフィニッシュ性能の高い超大型呪文です。
マナゾーンだけは残るのがミソで、このカードを唱えた後にマナゾーンからスピードアタッカーを踏み倒すことで安全にダイレクトアタックを通せる、という算段です。
コンボの核その③……にして、上下ともに多数の役割を持つ便利屋です。
《龍罠 エスカルデン》は《天災 デドダム》から繋げてブーストし、次のターンの7マナを見据えます。
基本的には2枚ともブーストすれば大丈夫ですが、見たカードの中に抱えておきたいコンボパーツがあれば手札に抱えておくこともできるため、柔軟性が抜群。
2ブーストした後は次のターンに8マナが視野に入るため、水のドラゴンがバトルゾーンにあれば《甲型龍帝式 キリコ³》を手札から召喚することも検討できます。
《マクスカルゴ・トラップ》は確定除去と踏み倒しがセットになった汎用性の高い呪文。
何はなくともフィニッシュに強く関わるコンボパーツで、基本的にこのデッキは《オールデリート》を唱えた後に《マクスカルゴ・トラップ》からスピードアタッカーを用意して勝ちます。
また、単純に汎用性の高い踏み倒し呪文としても強力。
相手のメタクリーチャーや厄介な大型クリーチャーを除去しながら、マナゾーンの《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》や《蒼狼の王妃 イザナミテラス》を踏み倒して自分の展開へと切り返せます。
特に《蒼狼の王妃 イザナミテラス》は、マナの枚数次第ではそのままコンボに突入し、勝利にも直結するビッグアクション。このクリーチャーが《マクスカルゴ・トラップ》の踏み倒し範囲内にあるのは【キリコ³】にとって非常に重要なポイントでしょう。
《マクスカルゴ・トラップ》で踏み倒すスピードアタッカーの最有力候補であり、単純なカードパワーに優れた万能戦士。
普段はスピードアタッカーを持ちませんが、条件となる「革命0」は自分の《オールデリート》によって自動的に達成されるため、フィニッシュに絡める際にはあまり深く考える必要はありません。
マッハファイターとバウンスで盤面をコントロールし、サーチ能力でコンボパーツへのアクセスにも貢献。コンボを咎めようとメタクリーチャーを展開してくる相手をバッタバッタとなぎ倒して活路を開きます。
枚数は少ないですが、革命チェンジ用のカードも何枚か用意されており、もしプレイできれば莫大なアドバンテージを得られます。
また、水のドラゴンであるため《甲型龍帝式 キリコ³》の進化元になれる貴重なカードです。
S・トリガーで出てきた際には生き残ったままターンが返ってくる可能性が高いため、忘れないように気をつけましょう。
《マクスカルゴ・トラップ》で踏み倒すスピードアタッカー候補。
汎用性の高い受け札でもあり、【墓地退化】系デッキの《竜魔神王バルカディア・NEX》+《禁断竜王 Vol-Val-8》によるフィニッシュコンボであったり、光闇火【ライオネル.Star】の《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》のExウィンであったり、極めて対処が難しい強固なフィニッシュを強制的に止められるのが環境上のセールスポイントです。
不足しがちな闇/火マナを持っている点も大きなメリット。本来であればできる限り手札に抱えたいカードですが、このデッキであれば色基盤としてマナに置いたあとも《マクスカルゴ・トラップ》からの踏み倒しでコンボに貢献できるためあまり気になりません。
王来MAXがもたらした、歴代でも最高峰の受け札です。
タマシードというカードタイプのおかげでコンボの達成に多大な支障が出る呪文ロック下でも動けるうえ、確定除去で厄介な相手を完全に排除。そのまま《蒼狼の王妃 イザナミテラス》や《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》に繋ぎ、強烈なカウンターを叩き込めます。
特に《竜魔神王バルカディア・NEX》に対してはまさにキラーカード。【墓地退化】系のデッキが環境にいつづけるかぎり、このカードの枚数が減ることはないでしょう。
《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》から展開する、パワフルな殿堂入りカードたちです。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》は《蒼狼の王妃 イザナミテラス》をはじめ、このデッキの非進化多色クリーチャー全てを踏み倒せます。
マナから《蒼狼の王妃 イザナミテラス》を出してそのままコンボへと繋げたり、シンプルに《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を踏み倒して戦線を一気に制圧したりと、八面六臂の大活躍です。
《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》や《龍罠 エスカルデン》でプレイヤーを攻撃しながら革命チェンジ《蒼き団長 ドギラゴン剣》と展開できた場合、打点の高いクリーチャーを踏み倒して一気に勝負を決めに行くビートプランも視野に入ります。
《時の法皇 ミラダンテⅫ》はコスト7以下の召喚をロックする能力持ち。
特に踏み倒せる呪文を採用しているわけではないため召喚ロック以上でも以下でもないものの、単純にロック性能が強すぎることから水文明のカサ増しの意味も込めてサンプルリストでは採用に至っています。
革命チェンジクリーチャーの枠だと《蒼き団長 ドギラゴン剣》は確定と言ってしまっていいですが、もう1枠については自由枠。
《百族の長 プチョヘンザ》や《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》など他の革命チェンジを採用してもよし、追加のブースト札やメタカードに枠を割くもまたよしです。
というわけで今週は、【キリコ³】について解説していきました。
コンボのギミックそのものは様々なメタに弱いものの、コンボパーツを探しながら盤面制圧できる《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》やあらゆるロックをすり抜けてシステムクリーチャーを破壊できる《ヴィオラの黒像》といった打開手段が悩みの大部分を解決してくれます。
現代デュエマでも一線級のパワーを持ったこれらのカードたちをうまくコンボの中に取り入れている点が構築として美しく、初動を除けばコンボに完全に絡まないカードがほとんど採用されていないにも関わらず、コンボなしでも戦線を維持できるデッキとして独自の強みがあるように感じました。
ここからは個人的な感想にはなりますが、自分が学生のころに憧れるもまともなデッキが組めずに断念したあのカードが8年近く経った今活躍している、というのはなかなかに感慨深いものがありますね。
たびたびこういった気分を味わえるのも、デュエル・マスターズの醍醐味なのだと思います。
それでは、また来週お会いしましょう。お相手はyk800でした!
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