ドラスタコラム | チャンピオンズリーグ2022愛知環境考察 | 週刊きむらのポケ講

チャンピオンズリーグ2022愛知環境考察 | 週刊きむらのポケ講

はじめに

ポケ講もっと流行れ！
きむらです。

最近《ミュウVMAX》を使って練習している時に「この場面どうしよ」ってなったらポケ講を見ます。
わりと答えが書いててびっくり！未来予知でもできるんかな？

先日、海外の大型大会配信を見てテンションが上がりました！
50分BO3なのでお互いスピーディーにプレイしてるのがすごいかっこいい！

WCSに行けそうな友人が2人いるのでBO3の練習もしないとですね。

記事概要

今回の記事では3月27日に開催される「チャンピオンズリーグ2022愛知」の環境考察を行います。

デッキ分布（Tier表）
サンプルデッキリスト（一部）と採用が分かれるカード
有効な対策

これらを考えます。

現代ポケモンカードにおいて大事なのはプランの準備です。
環境デッキの内容を把握し、勝てるプランをあらかじめ作っておきましょう。

サンプルデッキリストは一般的なデッキリストに寄せています。

デッキ分布（Tier表）

※このTier表は強さを表すものではなく、使用率（予想）を表すものです。
同一Tier内でも先に書かれているデッキが多いと考えています。

Tier1
「《ミュウVMAX》」
「《かがやくゲッコウガ》+《モスノウ》」
「《アルセウスVSTAR》+《インテレオン》」

Tier2
「《れんげきウーラオスVMAX》」
「《はくばバドレックスVMAX》+《インテレオン》」
「《アルセウスVSTAR》+《ジュラルドンVMAX》」
「《ヒスイダイケンキVSTAR》+《インテレオン》」

Tier3
「《ダークライVSTAR+《ガラルファイヤーV[294974]》」
「《ミルタンク》」
「《ミノマダム》+《ゾロアーク》」
「《ガラルファイヤー》+《フーパ》+《ガラルマタドガス》」
「《カラマネロ》+《インテレオン》+《オクタン》」

あまりにもデッキが多い！

環境が非常に多様化していて、全部のデッキを対策するのは現実的ではないので
「Tier2まで意識しよう」「このデッキとこのデッキは割り切ろう」といった考え方が重要です。

Tier1

《ミュウVMAX》

4

3

4

2

1

1

4

4

4

1

4

4

2

2

2

1

1

3

3

2

1

4

2

1

・《ゲノセクトV》で大量ドロー
・後攻1《カミツレのきらめき》《メロエッタ》「メロディアスエコー」
・《パワータブレット》を複数枚使用しての高いダメージ
・「サイコジャンプ」で実質的な回復

といった強みのあるデッキです。

採用が分かれるカード

サンプルデッキリストの《やまびこホーン》の枠は《ツツジ》や《ディアンシー》の場合があります。

非Vポケモン主体のデッキを使っているなら《ツツジ》警戒が非常に重要です。

有効な対策

《ゲノセクトV》「フュージョンシステム」を止める《頂への雪道》が有効です。

《ミュウVMAX》側も《頂への雪道》対策で複数のスタジアムと《バケッチャ》を採用しているので
複数回《頂への雪道》を貼ったり《ツツジ》と合わせる必要があります。

《ゲノセクトV》「フュージョンシステム」の都合上《マナフィ》のような対策ポケモンがほとんど採用されないので
「《かがやくゲッコウガ》+《モスノウ》」のようなデッキだと有利が取りやすいです。

《かがやくゲッコウガ》+《モスノウ》

1

1

1

1

1

4

4

1

2

3

2

1

4

4

3

3

2

1

1

2

1

2

1

2

7

3

・《かがやくゲッコウガ》で《ジメレオン》等の2面取り

・場が完成した後はどのポケモンが倒されても《ルリナ》1枚で解決
・《かがやくゲッコウガ》を《ルリナ》で再利用してサイドレース優位
・終盤にはVMAXポケモンも倒せる《ケケンカニV》

といった強みのあるデッキです。

採用が分かれるカード

最近では
・《ミュウVMAX》に強い《望遠スコープ》
・《アルセウスVSTAR》に強い《スイクンV》+《タフネスマント》
が採用されている場合があります。

対策の対策になりますが、《アルセウスVSTAR》を使っているなら《ツールスクラッパー》を検討しても良いでしょう。

有効な対策

とにかく《かがやくゲッコウガ》が中心のデッキです。

序盤から《マナフィ》を出せば、相手は強い動きがありません。
《インテレオン》もアタッカーになるので、1度は《ボスの指令》から《マナフィ》は倒されます。
《レスキューキャリー》や《ふつうのつりざお》で《マナフィ》を再利用しましょう。

1度の《マナフィ》は軽々と超えてくるのが恐ろしい…

《アルセウスVSTAR》+《インテレオン》

4

3

4

3

1

2

1

4

3

2

2

1

2

1

2

1

1

2

1

1

1

7

2

・「スターバース」と「うらこうさく」に支えられた高い再現性
・《頂への雪道》《ツツジ》
・《チェレンの気くばり》で回復
・《インテレオン》「アクアバレット」を挟んだ2枚2枚1枚2枚サイドプラン

といった強みのあるデッキです。

採用が分かれるカード

・《アルセウスV》等のHP220Vポケモンを意識した《ガラルジグザグマ》
・《やまびこホーン》
が採用されている場合があります。

《アルセウスV》を使っていて、後攻で「倒されることはないだろう」とバトル場にエネルギーを貼るのはリスクが大きいです。

非Vポケモン主体のデッキや《ジュラルドンVMAX》のようなデッキを使っている場合は
《博士の研究》ではなく《マリィ》を使ったり、《ふつうのつりざお》を使って《やまびこホーン》をケアしたいです。

有効な対策

《ノコッチ》で弱点を無くせるのであまり隙がありません。
2ターン目に《ボスの指令》から《アルセウスV》を倒されるデッキか否かで勝率が大きく変わります。

《やまびこホーン》を採用すれば、《アルセウスV》を倒せる回数が増えます。
280ダメージは出ないが、220ダメージなら出るというデッキなら1ターン早く勝てるようになるので有効です。

VSTARポケモン相手はVポケモンのうちに倒しやすい先行が有利です。

じゃんけんに勝って先攻を取りましょう。

Tier2

《れんげきウーラオスVMAX》

・《れんげきウーラオスVMAX》「キョダイレンゲキ」によるサイドまとめ取り
・弱点をつけるので《アルセウスVSTAR》に強い

といった強みのあるデッキです。

《インテレオン》型や《アルセウスVSTAR》型、それらに《ガラルファイヤーV》を加えた型
と様々なデッキリストがあるのでサンプルは無しです。

どの型であっても《マナフィ》対策の《キャンセルコロン》が採用されています。

採用が分かれるカード

・全ての型に《頂への雪道》
・《インテレオン》型に《チャーレムV》《ツツジ》《やまびこホーン》
が採用されている場合があります。

《頂への雪道》が苦手なデッキはスタジアムをなるべく温存しておきましょう。

「クイックシューター」を倒すと「ヨガループ」を防げそうなら「クイックシューター」を倒す
《やまびこホーン》で出されたくないポケモンがトラッシュにいるならベンチを埋めるといったプレイングをしましょう。

有効な対策

《ボスの指令》《キャンセルコロン》で突破されますが、相手にそれらのカードを要求できるので《マナフィ》は有効です。

《アルセウスVSTAR》を使っているなら《ノコッチ》で耐えて《チェレンの気くばり》で回復ができれば優位に立てます。

《ミュウVMAX》を使うのが一番の対策です。

《はくばバドレックスVMAX》+《インテレオン》

4

3

4

2

1

1

1

4

3

2

2

1

2

1

3

1

3

2

8

・「ダイランス」+《こだわりベルト》=280で《アルセウスVSTAR》に強い
・↑に《かがやくルチャブル》と「クイックシューター」を加えるとVMAXポケモンも一撃で倒せる
・《頂への雪道》《ツツジ》

といった強みのあるデッキです。

採用が分かれるカード

枠を作って《アルセウスVSTAR》が採用されている場合があります。
同時に採用される《ダブルターボエネルギー》を《はくばバドレックスVMAX》につけると「エンペラーライド」が使えます。

純正《はくばバドレックスVMAX》では《ボスの指令》が使えなかったタイミングでも《ボスの指令》をされる場合があるので理解しておきましょう。

有効な対策

《アルセウスVSTAR》が採用されていない型は《メロン》を使う必要があり《ボスの指令》が使えないという事態が発生します。
《インテレオン》をアタッカーにして、相手は《インテレオン》を倒してもサイドを取り切れないが《ボスの指令》も使えない状況を作りましょう。

《アルセウスVSTAR》が採用されている型は「トリニティノヴァ」が撃てる前提の構築が多いです。
先攻2《ボスの指令》から《アルセウスV》を倒しにいきましょう。

相手に先攻を取られた場合は《はくばバドレックスV》を狙って《はくばバドレックスVMAX》を出させないようにしましょう。

《アルセウスVSTAR》+《ジュラルドンVMAX》

4

3

2

3

4

1

4

2

1

2

1

4

1

4

2

1

4

6

3

4

・理想的に動くと相手は《アルセウスVSTAR》《ジュラルドンVMAX》《ジュラルドンVMAX》を倒す必要がある
・特定デッキに強力な《ジュラルドンVMAX》「まてんろう」
・《大きなおまもり》《結晶の洞窟》《すごいきずぐすり》で高い耐久力

といった強みのあるデッキです。

採用が分かれるカード

「スターバース」以降はサーチ能力が高くないデッキなので変わったカードはあまり採用されません。
《ポケギア3.0》で見つかる場合がある《セイボリー》くらいでしょう。

《インテレオン》軸のデッキを使っているなら警戒はしたいですが
多くても2枚採用でサーチ能力が高くないデッキなので撃たれたらしょうがないと割り切って動くべきだと思います。

有効な対策

《ジュラルドンVMAX》2体目のかわりに《アルセウスV》倒せばよくなる《やまびこホーン》が有効です。

エネルギー加速を「トリニティチャージ」「トリニティノヴァ」に頼っているデッキなので
相手がエネルギーを手貼りした《アルセウスV》を先攻2ターン目に《ボスの指令》から倒すことができればかなり優位に立てます。

じゃんけんに勝ちましょう。

《ヒスイダイケンキVSTAR》+《インテレオン》

4

3

1

1

4

2

1

4

3

2

1

2

1

2

3

2

3

1

2

6

2

・「ザンゲツスター」+「むじひなやいば」+《こだわりベルト》+《かがやくルチャブル》=320でVMAXポケモンを倒せる
・VSTARポケモンも倒せる
・「ザンゲツスター」+「クイックシューター」で《メッソン》等のHP60のポケモン倒してワザ以外でサイドを取れる
・終盤の《ガラルファイヤー》

といった強みのあるデッキです。

採用が分かれるカード

《インテレオン》ではなく《ビーダル》と組んでいる型や
《ガラルマタドガス》と組んでいる型も存在します。

それらは《ハイパーボール》が採用されるので《インテレオン》型に比べて1ターン目に《ヒスイダイケンキV》が複数出やすいです。

《ガラルファイヤー》が強力なので、再利用するために《クララ》が採用される場合があります。
《インテレオン》型だと少ない手札からでも成立するので警戒しましょう。

有効な対策

1ターン目に《ヒスイダイケンキV》になるカードが8～10枚採用です。
1体しか並ばないことも多いので先攻2《ボスの指令》から《ヒスイダイケンキV》を倒せるデッキだとそれだけで勝ち濃厚になります。

「クイックシューター」が立つのは3ターン目以降なので、2ターン目に高いダメージを出すには
「ザンゲツスター」か「かんしゃくヘッド」が必要になります。
「ザンゲツスター」を止める《頂への雪道》が「ある程度」有効です。

VSTARポケモン相手はVポケモンの間に倒しやすい先行が有利です。

じゃんけんに勝ちましょう。

Tier3

《ダークライVSTAR》+《ガラルファイヤーV》

・《ダークライVSTAR》の高いダメージ
・《ダークパッチ》「じゃえんのつばさ」からの後攻1「オーラバーン」
・《ミュウVMAX》を倒しやすい悪タイプ
・《ガラルファイヤー》《ガラルマタドガス》

が強みのデッキです。

採用が分かれるカード

《ダークライVSTAR》の性質上、《基本悪エネルギー》をかなりの枚数採用する必要があります。
その影響で枠を空けることが難しく、特定対面で強いカード等はあまり採用されません。

有効な対策

《ダークライVSTAR》が高いダメージを出すにはある程度準備のターンが必要です。
相手が準備している間にポケモンを倒してサイドを取っていき、高いダメージが出る頃にはあと1体倒して終わりという展開を目指しましょう。

相手のエネルギーがなるべく少なくなるようにポケモンを倒したいです。

《ミルタンク》

・Vポケモンに強い《ミルタンク》
・《ミルタンク》を突破できるポケモンを倒す《インテレオン》《ガラルファイヤー》

というデッキです。

採用が分かれるカード

《ミルタンク》と《ツインエネルギー》や《ダブルターボエネルギー》を採用すれば
《ミルタンク》の役割を果たせるので、残りスペースは《ミルタンク》を突破するポケモン対策と相手への妨害に使われます。

ほとんどのリストで《クラッシュハンマー》や《頂への雪道》が採用されています。

有効な対策

《れんげきウーラオスVMAX》を使っているなら
《マナフィ》対策の《キャンセルコロン》が《ミルタンク》にも有効です。

《インテレオン》ラインが採用されているデッキなら「アクアバレット」を狙いましょう。

《ミルタンク》側も《インテレオン》が厳しいことは分かりながらデッキを作っているので

《インテレオン》を倒すためギミックがあります。
《インテレオン》1体で勝てると思わず、《ふつうのつりざお》等で再利用して複数体動かしましょう。

ターン数が多くなるので時間切れの危険性があります。
残り時間を気にしながらプレイしましょう。

《ミノマダム》+《ゾロアーク》

・《ゾロアーク》「げんえいへんげ」で相手に合わせてアタッカーの使い分け
・終盤の《ミノマダム》「マダムのいかり」300↑
・非Vポケモン主体なのでサイドレースに強い

といった強みのあるデッキです。

採用が分かれるカード

《博士の研究》をサーチするために《ネオラントV》が採用されていますが
場に出した《ネオラントV》をトラッシュするための《崩れたスタジアム》も採用されています。
相手が《ネオラントV》を出したらなるべく早く倒すようにしましょう。

《ゾロアーク》の変化先を把握しておくのが重要です。
《グラエナ》は必ず採用されており、《グソクムシャ》は採用されていない構築もあり、《アヤシシ》は極まれに採用されています。

《ツインエネルギー》と《ダブルターボエネルギー》が共用できるので
《ミルタンク》が採用されている場合もあります。
頭の片隅には置いておきましょう。

有効な対策

《チラチーノ》や《レパルダス》が立つまでは《ネオラントV》に依存しています。
先攻2「スターバース」《頂への雪道》《マリィ》は非常に有効です。

《ミノマダム》の性質上《ミカルゲ》が強力なメタカードになります。
1枚入れるだけでかなりの効果が望めますが、そもそも当たらない！という考えもあるのでそこはお好みで。

《ガラルファイヤー》+《フーパ》+《ガラルマタドガス》

・非Vポケモン主体のデッキ全般に強い《ガラルマタドガス》
・《ミュウVMAX》に強い悪タイプ
・終盤の《ガラルファイヤー》で高いダメージ

といった強みのあるデッキです。

採用が分かれるカード

・少し足りない打点を補う《かがやくルチャブル》
・《キバナ》から動く中打点のアタッカーとして《アブソル》
・「クイックシューター」と合わせてVMAXポケモンすら倒す《ヤミラミV》

これらのカードが採用されている場合があります。

《かがやくルチャブル》はかなりの割合で採用、《アブソル》《ヤミラミV》は使用者の好みと環境次第でしょうか。

相手が採用しているかわからない選択肢全てをケアするのは非効率的なので
全てケアするというよりケアできる範囲が広い行動を選ぶことが重要です。

有効な対策

終盤にならないと高いダメージがでないので《チェレンの気くばり》《モミ》等の回復が有効です。

《ガラルファイヤー》には必要エネルギーが多いので
《ボスの指令》をするには手札をためる必要があります。
《ツツジ》で手札を流しながら相手が嫌がるポケモンでワザを使うと良いでしょう。

《ガラルファイヤー》のダメージはある程度コントロールできるので
対戦前からプランを考えておけば勝率がかなり上がります。

《カラマネロ》+《インテレオン》+《オクタン》

・VMAXポケモンも一撃で倒せる高いダメージを連発できる
・後攻1ターン目に強い動きがしやすい

といった強みのあるデッキです。

採用が分かれるカード

《カラマネロ》「れんげきテンタクル」の性質上、構築はほとんど同じです。
《ミュウVMAX》意識で《あなぬけのヒモ》が採用されていることが多いです。

《ターフスタジアム》が見えず、「クイックシューター」が見えた場合は《チャーレムV》を警戒したいです。

有効な対策

《シロナの覇気》と《ジメレオン》に《ガラルマタドガス》が非常に強力です。
《ガラルマタドガス》を出しながら《マリィ》をしていればそれだけで勝てるでしょう。

《インテレオン》軸のデッキは「クイックシューター」2回「アクアバレット」で
バトル場の《カラマネロ》とベンチの《マーイーカ》同時気絶を狙いましょう。

《シロナの覇気》や《メッソン》「どんどんよぶ」の都合から後手にまわることが多いデッキです。
《ミノマダム》のような非Vポケモン主体のデッキなら先にサイドを取り、Vポケモンを取られなければサイドレースで負けません。