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2022/04/01(金) 21:00

【コラム】その13~マジック:ザ・ギャザリングでボードゲームを遊んでみよう【灰色熊の冒険】~ | ゆるふわマジックであそぼう

その13~マジック:ザ・ギャザリングでボードゲームを遊んでみよう【灰色熊の冒険】~ | ゆるふわマジックであそぼう
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めぐすけ

めぐすけ

2008年に神奈川県のGarden City Conventionを拠点としてマジックプレイヤー活動を本格的に開始。
赤と緑、クリーチャーや土地など様々なカードをクロスオーバーさせた唯一無二の世界観を構築し注目を集める。
後に「ワープワールド教団」を結成。パーマネントを並べることで命の尊さと世界平和を訴えた。
2021年ドラゴンスターよりメジャーデビュー。今最も熱いひらがなアイコンである。

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その13~マジック:ザ・ギャザリングでボードゲームを遊んでみよう【灰色熊の冒険】

目次

●なんでもできるぞマジック:ザ・ギャザリング

マジック:ザ・ギャザリングには無限の可能性がある。


俺より若干強い奴に会いに行く。
最高峰の競技的対戦要素。


コレクションを眺めてニヤニヤしたい。
膨大な種類を誇る収集要素。


友達100人作ってやるぜ。
ゲームを通じてのコミュニケーション要素。


創作界の神におれはなる。
二次創作によるコンテンツ要素。


なんならマジックを通じて恋人を見つけたり、職を手にした人もいる。
そう、マジック:ザ・ギャザリングはなんでもできるのだ。


なんでもできる。


マジック:ザ・ギャザリングのカードだけでボードゲームもできる。


はい!!


マジック:ザ・ギャザリングのカードを使ったボードゲームと言えばこれですね!!



ロゴデザイン:わたくし


というわけで今回はボードゲーム「灰色熊の冒険」を現代風にリメイクしたゲームを考案したので紹介します!


リメイクしても名前は「灰色熊の冒険」です。

現代社会の辛い現実に揉まれて、人としてどんなに薄汚れても原作へのリスペクトだけは忘れてはいけないので。

●灰色熊の冒険って何よ

卑猥の化身氏の動画シリーズ「灰色熊の冒険」に登場する「ボードゲーム『灰色熊の冒険』」を指します。

ややこしいので以降は「元祖灰色熊の冒険」と呼称します。


今回紹介する「灰色熊の冒険」はこのゲームをベースに作成しています。


ざっくり説明すると、マジックのカードを使ってモノポリーのようなことをして勝利点を集めるゲームです。

卑猥の化身氏の動画が俺たちの青春だったアラサー世代のプレイヤーも、最近始めたルーキーも、先に灰色熊の冒険シリーズを全部見返すことをおすすめします。

●ルール説明・・・の前に

今回は『フォーゴトン・レルム探訪』のカードプールのみを使用しています。

TRPG感あふれるフォーゴトン・レルムを灰色熊が冒険します。

●ルール説明

ルールはこちらでPDFにもまとめてあります。


灰色熊の冒険ルールブックver1.0.pdf


●ゲームの概要
《灰色熊/Grizzly Bears》になって、マップを周回し、強力なクリーチャーと戦ったり呪文を唱えたりして宝物を5つ集めるのが目的です。
5つ集めた瞬間に勝利となります。
3人からプレイできますが、4人でのプレイを推奨します。

※赤字はフォーゴトン・レルム探訪バージョン専用の追加ルール


●準備
《灰色熊/Grizzly Bears》、もしくはそれに準ずるカードを用意します。

《灰色熊/Grizzly Bears》を除いた60枚のデッキを用意します。


初期手札としてカードを3枚引きます。
プレイヤー1人につき、3枚の手札で3マスの道を作ります(4名でプレイした場合12マス)
プレイヤーの正面にあるマスの隅がそのプレイヤーのスタート地点(ホーム)になります。


ゲーム開始時の状態は以下のようになります。


●ゲームの進行~ターンの進行~
ゲームは以下の流れで進行します。
ターン開始→第1メインフェイズ→ダイスを振る→カードをめくる→戦闘orカードのキャスト→マスの補充→第2メインフェイズ→ターン終了→クリンナップステップ
手札から唱える呪文は1ターンに1回唱えることができます。


○ターン開始
ターン開始時に手札が0枚ならカードを1枚引きます。
ゲームに特に影響はありませんが、「アンタップ・ステップ→アップキープステップ→ドローステップ」が存在します。


○第1、第2メインフェイズ
エンチャント、アーティファクトを唱える。装備品を装備する。ソーサリーを唱えるといった通常のマジックと同じ行動が行えます。


○ダイスを振る
6面ダイスを振り、出た目のマス分時計回りに進みます。
ダイスを振ってからカードがめくれるまでは呪文を唱えることはできません。


ダイスを振る代わりに、「ダッシュ」という特殊な行動を行えます。

 →[特殊な行動-ダッシュ-]


○カードをめくる
マスにあるカードをめくり、出たカードによってイベントが発生します。


カードをめくる前に同じマスに他のプレイヤーがいる場合、アクティブプレイヤーは1人選んで共闘を提案できます。

 →[ゲームの進行~共闘~]
  →提案されたプレイヤーは、受けるかカードを1枚渡して拒否することができます(手札が無い場合は拒否できません)


めくれたカードがクリーチャーなら戦闘を行います。

 →[ゲームの進行~戦闘~]


めくれたカードがクリーチャー以外ならその呪文を唱えるか墓地に送るかを選びます。

その後ライブラリーから1枚マスにカードを設置します。共闘したプレイヤーはカードを1枚引きます。


○ターン終了
ターンを終了します。
次の手番のプレイヤーが唱えた「ターン終了時まで」という効果はここで終わります(後述)。


○クリンナップステップ
手札が4枚以上の場合、3枚になるまでカードを捨てます。


●ゲームの進行~戦闘~
めくれたカードがクリーチャーなら戦闘を行います。
めくれたクリーチャーがCIP能力を持っていたのならめくれた時に誘発します。この時カードに書かれている「あなた(オーナー)」は戦闘中かどうかを問わずターンプレイヤーです。
 →めくれたクリーチャーが攻撃誘発・ブロック誘発能力を持っていたら、ダメージ解決前に誘発します。


・戦闘で勝利した場合
 →カードを1枚引き、+1カウンターを獲得します。その後手札から1枚マスにカードを設置します。


・戦闘で敗北した場合
 →乗っているカウンターを失い、オーラは墓地へ行き、装備品ははずれ、コマはホームに戻ります。


・戦闘で相打ちした場合
 →[戦闘で敗北した場合]の処理の後に[戦闘で勝利した場合]の処理を行います。


・戦闘以外でめくれたクリーチャーを死亡させた場合(めくれたクリーチャーの誘発型能力による破壊も含む)
 →カードを1枚引き、手札から1枚マスにカードを設置します。+1カウンターは獲得できません。


・死亡以外でめくれたクリーチャーが戦場を離れた場合
 →ライブラリーの1番上からマスにカードを設置します。


●ゲームの進行~共闘~
同じマスに自分以外の2人以上のプレイヤーがいても、共闘できるのは1人のプレイヤーだけです。
共闘していた場合、共闘に選ばれたプレイヤーはアクティブプレイヤーと同様の勝利ボーナスと敗北ペナルティを行います。ただしマスにカードは設置しません。


共闘した場合、2体のクリーチャーは1体のクリーチャーとして扱います。
 →例1:めくれたクリーチャーのパワーが3で、自分と共闘者のタフネスがそれぞれ2なら自分も共闘者も生き残ります。
 →例2:めくれたクリーチャーのパワーが1で接死を持っていた場合、自分と共闘者ともに死亡します。
共闘中にめくれたクリーチャーを呪文等で破壊させた場合、ボーナスを得るのは呪文を唱えたプレイヤーのみです。


討伐ボーナス(後述)や、めくれたクリーチャーが墓地に置かれた際の効果等はターンプレイヤーのみが影響を受けます。


●ゲームの進行~周回ボーナス~
周回してコマがホームを通過する場合、ホームを踏んだ瞬間に以下の行動を行います。
・カードを1枚引く
・宝物を1つ獲得する
・+1カウンターを獲得する or ダンジョン探索を行う


●特殊な行動-ダッシュ-
ダイスを振る代わりに、手札のカードを1枚捨てることでダッシュを行い、捨てたカードのマナコスト分コマをすすめることができます。
ただしそのターン以下のボーナスを得ることができません。
・周回ボーナスは発生しません
・めくったクリーチャーを倒した際にカードを1枚引くことができません
 →共闘をして共闘に選ばれたプレイヤーは通常通りのボーナスを得られます。


●通常のMTGと違う挙動、特別ルール
・討伐ボーナス:ドラゴンを死亡させた場合、宝物を1つ獲得します
・「ターン終了時まで」は次の自分のターンの直前まで継続します
・「対戦相手(プレイヤー)」を表す効果を『盤面』に任意に反映させることができます
 →布告系除去の生贄や「対戦相手がコントロールクリーチャー」としてマス上に公開されているクリーチャーを対象に選ぶことができます
・追放されたカードはターン終了時に墓地に移動します
・「クリーチャーX体を対象とする。それをタップする。そのクリーチャーは、次のそれのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。」は「そのプレイヤーの次のターンを飛ばす」に置換します

・「あなたがコントロールするクリーチャー」は自分の《灰色熊/Grizzly Bears》と、プレイヤーのコマが置いてあるマスにいるクリーチャーを指します


●その他ルール
・ライブラリーが無くなったor残り枚数が占術等で影響する範囲を下回った場合、墓地をシャッフルしてライブラリーにします
・灰色熊、アーティファクト、エンチャント、宝物・トークン等はコントロール下にあるパーマネントです
 →宝物・トークン等はアーティファクト破壊で破壊でき、パーマネントとして生贄に捧げることもできます
・戦闘中は戦闘に参加しているクリーチャー全て「攻撃しているクリーチャー」「ブロックしているクリーチャー」です
・ライブラリーと墓地は共有です
・何らかの理由で手札からマスにカードを置けない場合、ライブラリーの1番上のカードを代わりに置きます

・マスのカードは裏向きである間はあなたがコントロールする土地として扱います


●無視する概念
・ライフは存在しません(無限にあると思ってください)
・マナコストの支払いは考慮しません(無限にあると思ってください)
 →唱える際の追加コスト等でマナやライフの支払い以外が存在する場合、それは支払います。
・トークン生成は行われません
・めくられたクリーチャーの起動型能力は起動できません


ターンが経過すると以下のような感じになります。


●デッキサンプル

あくまでサンプルです。


自分が面白いと感じたカードを好きにぶちこんでもええんやで!

1 《アウルベア/Owlbear》
1 《足早のローグ/Lightfoot Rogue》
1 《アダルト・ゴールド・ドラゴン/Adult Gold Dragon》
1 《アンダーダークのバジリスク/Underdark Basilisk》
1 《雄牛の筋力/Bull's Strength》
1 《回廊のガーゴイル/Cloister Gargoyle》
1 《かたつく骸骨/Clattering Skeletons》
1 《皮の鎧/Leather Armor》
1 《奇抜な弟子/Eccentric Apprentice》
1 《君は悪党の住処を見つけた/You Find the Villains' Lair》
1 《君は囚人を見つけた/You Find Some Prisoners》
1 《君は呪いの彫像を見つけた/You Find a Cursed Idol》
1 《君は見張り中に物音を聞いた/You Hear Something on Watch》
1 《グリーン・ドラゴン/Green Dragon》
1 《グルーム・ストーカー/Gloom Stalker》
1 《群喰らいのヒル・ジャイアント/Hill Giant Herdgorger》
1 《巧妙な鍛冶/Ingenious Smith》
1 《古参の迷路探索者/Veteran Dungeoneer》
1 《古代の伝承の僧侶/Priest of Ancient Lore》
1 《コンタクト・アザー・プレイン/Contact Other Plane》
1 《混沌の媒介者/Chaos Channeler》
1 《自然の化身/Wild Shape》
1 《シルヴァー・レイヴン/Silver Raven》
1 《ジンの風予見者/Djinni Windseer》
1 《スカルポートの商人/Skullport Merchant》
1 《素拳のモンク/Monk of the Open Hand》
1 《ステュギアの末裔/Scion of Stygia》
1 《精神異常のソーサラー/Aberrant Mind Sorcerer》
1 《ゾンビ・オーガ/Zombie Ogre》
1 《大気教団の精霊/Air-Cult Elemental》
1 《大地教団の精霊/Earth-Cult Elemental》
1 《ダンジョン・クロウラー/Dungeon Crawler》
1 《ディスプレイサー・ビースト/Displacer Beast》
1《とげの落とし穴/Spiked Pit Trap》
1 《ドラゴンの火/Dragon's Fire》
1 《ネヴァーウィンターのドライアド/Neverwinter Dryad》
1 《パワー・ワード・キル/Power Word Kill》
1 《ピクシーの案内人/Pixie Guide》
1 《ビホルダーの眼/Eyes of the Beholder》
1 《ファイヤー・ジャイアントの公爵、ザルトー/Zalto, Fire Giant Duke》
1 《不気味な報奨/Grim Bounty》
1 《不動のパラディン/Steadfast Paladin》
1 《武勇の歌い手/Valor Singer》
1 《ブラック・ドラゴン/Black Dragon》
1 《ブルー・ドラゴン/Blue Dragon》
1 《ブレイ/Bulette》
1 《フレイムスカル/Flameskull》
1 《ホブゴブリンの隊長/Hobgoblin Captain》
1 《ホワイト・ドラゴン/White Dragon》
1 《ミーティア・スウォーム/Meteor Swarm》
1 《ミミック/Mimic》
1 《モルデンカイネンの変身/Mordenkainen's Polymorph》
1 《雇われた魔剣士/Hired Hexblade》
1 《裕福な亭主/Prosperous Innkeeper》
1 《予備の短剣/Spare Dagger》
1 《よろめく怪異/Shambling Ghast》
1 《略取するバーバリアン/Plundering Barbarian》
1 《竜亀/Dragon Turtle》
1 《レッド・ドラゴン/Red Dragon》
1 《レンジャーの長弓/Ranger's Longbow》

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●灰色熊の冒険 フォーゴトン・レルム探訪Verのカード解説

・ダンジョン
3種類あるダンジョンですが、今回は《ファンデルヴァーの失われた鉱山/Lost Mine of Phandelver》のみを使用します。
他2種類はこのゲームに意味の無い効果が多く、ダンジョンを進める意味合いが弱いからです。


  


《回廊のガーゴイル/Cloister Gargoyle》
めくれた時にダンジョン探索ができる無害なクリーチャーですが、最大の特徴はそのプレイヤーがダンジョンを踏破した時だけ3/4の強力なクリーチャーになるということです。

ダンジョンを侵攻したプレイヤーにだけ襲いかかるガーゴイル。

あまりにこのゲームに適したデザインで、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストはこのゲームの誕生を予見していた説がまことしやかに囁かれています・・・。


《ホワイト・ドラゴン/White Dragon》《竜亀/Dragon Turtle》
氷結は相手のターンそのものを封じる非常に強力な効果です。

リードしているプレイヤーを文字通り足止めすることができます。


《ブラック・ドラゴン/Black Dragon》

-3/-3修正を盤面に残っているクリーチャーに使ったり、リードしている対戦相手を弱体化させたり、自身を弱らせて1/1にしたりと見た目に反して小回りが効いて献身的なドラゴンです。

※めくれたクリーチャーの誘発型能力に記載されている「対戦相手がコントロールクリーチャー」はめくれたクリーチャー自身も含みます。


《ブレイ/Bulette》
最初の戦闘で倒しきれなかったら要注意です。

各ターンで灰色熊を含むクリーチャーが死亡するたび、どんどん巨大化して手がつけられなくなります。


《武勇の歌い手/Valor Singer》

倒しきれずに戦場に残ると、各ターンでコンバット・インスピレーションにより灰色熊を強化してくれます。

手札に余裕があるのなら対戦相手に倒されるのを呪文で防いで生き残らせるのも戦略です。


《ゾンビ・オーガ/Zombie Ogre》

タフネスが5と死ににくく、無強化の灰色熊を一方的に葬るので場に居座るとプレイヤーのダンジョン探索が加速します。

都合よく利用して適切に処理しましょう。


《ファイヤー・ジャイアントの公爵、ザルトー/Zalto, Fire Giant Duke》

パワー7と一方的に倒すのは困難ですが、ダメージを与えるたびにダンジョン探索をさせてくれます。

火力のダメージでもダンジョン探索はできますが、ダンジョンを探索するのはターンプレイヤーなので注意しましょう。


《大地教団の精霊/Earth-Cult Elemental》
灰色熊の冒険フォーゴトン・レルムVer最強のクリーチャーです。

めくれた時に全てのプレイヤーに甚大な被害をもたらします。

あるプレイヤーは育てた灰色熊を殺され、あるプレイヤーは装備品を失い、あるプレイヤーは勝利点の宝物・トークンを失います。

本体も6/6と下手なドラゴンより強いです。

●実際に遊んでみよう

百聞は一見にしかず! というわけで実際に遊んでみよう!!

今回はルールや採用カードの調整を実施したテストプレイの様子をご紹介します。


メンバー紹介

  めぐすけ(オレンジのコマ)
「大会後に灰色熊の冒険やるから付き合って」という謎のメッセージをSNSに発信した。
新年一発目にマイナーフォーマットであるパウパーの記事を書く暴挙に飽き足らず
秋葉原駅前店開店直後のコラム一発目が”これ”なのでドラゴンスターに命を狙われている。
(編注:狙ってません)


  T(緑のコマ)
学生時代にめぐすけと共に卑猥の化身氏の動画を見漁っているため灰色熊の冒険のルールは把握している。
デッキはこちらで用意すると言ったにも関わらず自前で100枚デッキを持ち込みメンバーにプレイさせ
装備品を多く採用するといかにゲームバランスが崩れるかをメンバーに伝えた。


  N(紫のコマ)
灰色熊の冒険は全く知らないが、大会の合間に当日渡したルールブックを全部ちゃんと読んでルールを覚えるという
「現代人の活字離れ」に真っ向から立ち向かう凄まじいプレイを見せつけ、めぐすけを驚かせた。


  C(ピンクのコマ)
当日大会に寝坊して不参加かと思われたが、「灰色熊の冒険やるから来て」とめぐすけが連絡したら
灰色熊の冒険をやるためだけにわざわざ会場まで来た超絶やる気勢。




  ゲームスタート!! まずは好きな《灰色熊/Grizzly Bears》を選んでね!!


  すごい、ちゃんと絵柄バラバラにしてある。完全に「形から入るタイプ」のムーブだ。

《灰色熊/Grizzly Bears》の絵柄を分ける必要は一切ありません。



  お、同じマスに止まった。この場合共闘を選べるのか。じゃあ現在3/3のめぐすけさん共闘しますか。


  OKです。めくれたのは《アウルベア/Owlbear》です!◇
1人では一方的にやられてしまいますが、2人で力を合わせれば勝てるのです! 努力! 友情! 勝利!


  なるほど。共闘を受ける側も死亡するリスクはあるとはいえ、大体カードが引けるので受ける価値があるというわけですね。


  そうですね! まぁそこに《アウルベア/Owlbear》置いたの自分なんで勝てるのわかっていたんですけどね!


  そういえばそうだった・・・!




  しまったドラゴンだ! 勝てない!


  ところがそんなことは無いんだぜ! 《グリーン・ドラゴン/Green Dragon》の「対戦相手がコントロールするクリーチャー」には
この《グリーン・ドラゴン/Green Dragon》も含まれるので最低限相打ちには持ち込めるのさ! 能力で倒したことになるから+1/+1カウンターは乗らないけども。


  なるほど、そういう使い方もできるのか。


ダメージを受けるたびにダンジョン探索をする《ファイヤー・ジャイアントの公爵、ザルトー/Zalto, Fire Giant Duke》

ターン中にクリーチャーが死ぬとダンジョン探索できる《ゾンビ・オーガ/Zombie Ogre》が共演してものすごい勢いでダンジョンが探索されていくの図。


  爆速で階段を降りる不思議のダンジョンRTAみたいだ。


クリーチャーがターン中に死亡するたびに巨大化していった結果

最終的にエムラクールすら瞬殺するサイズに膨れ上がった《ブレイ/Bulette》

環境最強クリーチャーの1つである《大地教団の精霊/Earth-Cult Elemental》

この2枚が並んで地獄の一丁目になった図。


  ちなみに直近にホームがあるCさんは初期状態ではまず勝てないので、1/3の確率で即死することになります。


  タスケテ・・・。

※こういう状況に陥って除去呪文が無い時は、手札から捨てたカードのマナ・コスト分だけコマを進められる「ダッシュ」を使いましょう。


最終的に《ファイヤー・ジャイアントの公爵、ザルトー/Zalto, Fire Giant Duke》《ゾンビ・オーガ/Zombie Ogre》

ダンジョンを大暴走して宝物・トークンをかき集めたTが5つの宝物・トークンを集めて勝利!


1ゲーム大体30分くらいで終わります。毎回ゲーム展開が変わるので新鮮な気持ちで遊べます。

●みんなもゲームを作ってみよう

今回はフレイバー重視で『フォーゴトン・レルム探訪』のみを使用しましたが、カード選択は自由です。作成者の趣味に合わせて自由にカードを選択しましょう。


デッキ内カードの目安

・2/2の灰色熊で倒せる(相打ち含む)クリーチャー:40%(60枚ルールなら24枚程度)

・2/2の灰色熊で倒せないクリーチャー:40%(60枚ルールなら24枚程度)

・その他の呪文:20%(60枚ルールなら12枚)

・討伐ボーナスを設定しよう

破壊することで宝物を得られる討伐ボーナスクリーチャーを設定します。


ドラゴンの代わりに巨人や《甲鱗のワーム/Scaled Wurm》を選んでもOK。

ゲームバランス的に序盤の灰色熊では倒せない強さを持つクリーチャーを採用すると良いでしょう。

・勝利点を設定しよう

このゲームでは生成カードが多く存在する宝物・トークンを勝利点として採用しましたが、追加の勝利点を設定しても良いでしょう。


例として

・『エルドレインの王権』の食べ物・トークン

・生成したクリーチャー・トークンの数に応じて生成される宝物・トークン

※クリーチャー・トークンは生成した数だけカウントする
・設定したクリーチャーの撃破数に応じて生成される宝物・トークン


等を勝利点として扱ったりするとカードの選択肢が広がって良いかもしれません。


★補足★

・「食べ物と宝物」など、複数のオブジェクトを勝利点として扱う場合

→それぞれを別のパーマネントとしてカウントし、合計の数を勝利点としてカウントする。


・「生成したクリーチャー・トークン」や「撃破数」などゲーム内での行動を勝利点としてカウントする場合

設定したカウント(例:クリーチャーを5体死亡させる)ごとに宝物・トークンを1つ生成する。

・追加ルールを考えてみよう

今回のフォーゴトン・レルム探訪バージョンでは追加ルールとして「ダンジョン」の要素を入れています。

普通にダンジョンを探索する以外に、周回ボーナスとして+1/+1カウンターを置くかダンジョンを探索するかを選べるようにしています。


カードプールによって追加ルールを設定すると面白さが増します。


例えば、灰色熊の冒険なのでプレイヤーキャラクターを《灰色熊/Grizzly Bears》にしていますが

「元祖灰色熊の冒険」のようにクリーチャーを変更できる(ゲーム開始時に選択できる)ようにしても良いかもしれません。


他にも

・イニストラードの昼夜の概念

・ストリクスヘイヴンの履修

・カラデシュのエネルギー


などなど、組み合わせの可能性はサイゼリアのメニューくらい無限大なので作成者の腕の見せどころですよ!

・デッキ枚数を変えてみよう

今回はベーシックルールとしてデッキの枚数を60枚にしていますが、もっと多くのカードを採用したい場合はエキスパートルールとしてデッキ枚数を100枚に増やしましょう。

その場合


  • ・墓地は共有ではなくプレイヤーごと
     →カードはターンプレイヤーの墓地に落ちます。
  • ・灰色熊が死亡した場合、そのプレイヤーの墓地のカードは追放される
     →通常の追放と違い墓地に戻りません。
  • ・ライブラリーが切れてカードが引けなくなったらゲーム終了


以上のルールを追加すると良いでしょう。


フラッシュバックのような墓地活用や各プレイヤーの墓地を参照するカードが使用できるようになり、カード選択の幅が広がります。

・カード選定等のポイントなど

・当たり前ですが、マジックのカードは灰色熊の冒険と完全互換していません。

このルールに適合しない効果を持ったカードは数多くあるため、そういった混乱を招くカードの採用は控えた方が良いでしょう。


・実際にプレイするとわかりますが、マス上に置くコマをダイスにするとめちゃくちゃ混乱します(2敗)。

ダイストレーを用意したり、コインやちょっとした人形等をコマにすると事故を防げます。


・繰り返し使用できる装備品は非常に強力です。

ゲームバランスに大きく影響するので、弱めの効果を持ったものを採用したり、枚数を抑えると良いでしょう。


・ダンジョンを採用する場合、《ファンデルヴァーの失われた鉱山/Lost Mine of Phandelver》は「占術1」→「宝物・トークン」→「-4/-0修正」→「1ドロー」のルートを通ることになります。

「-4/-0修正」の状態をわかりやすくするために、メモ帳等で簡易的なマーカーを何枚か用意しておくと良いでしょう。

・フォーゴトン・レルム探訪以外の面白いカード
《ハルマゲドン/Armageddon》

マスに置かれている裏向きのカードは土地として扱うので、裏向きに配置したカードを全て無かったことにする豪快なカードです。
墓地を参照する100枚ルールで一気に墓地を増やす手段にもなります。

表向きになっているクリーチャーは破壊できないことには注意。
《第6管区のワイト/Wight of Precinct Six》

60枚ルールでは採用できませんが、墓地がプレイヤーごとになる100枚のエキスパートルールではプレイヤーによって強さが変わる面白いクリーチャーになります。
《ドゥーンドの調査員/Dhund Operative》

最序盤ではただの熊ですが、宝物を獲得したり装備品を手に入れた瞬間接死を持って襲いかかってきます。

ゲームの性質上、接死は非常に強力な能力です。
このようにゲームが進むと強化される能力を持ったクリーチャーを採用するとより面白いゲームになります。
《クローサの獣/Krosan Beast》

上記の「ゲームの進度で強さが変わるメカニズム」としてスレッショルドや昂揚などは非常に相性が良いです。

《クローサの獣/Krosan Beast》はその典型例で、序盤は一方的に倒せる雑魚クリーチャー。
中盤以降は《甲鱗のワーム/Scaled Wurm》すら一方的に返り討ちにする超強力なクリーチャーになります。

デッキ100枚のエキスパートルールでは灰色熊が死亡するたびに墓地がリセットされるため
未強化状態の灰色熊が8/8の化け物に惨殺される心配が無い親切設計です。

マジでウィザーズはこのゲームの登場を想定していたのでは・・・?
《降る星、流星/Ryusei, the Falling Star》

討伐ボーナスを持つドラゴンであり、死亡時に盤面のクリーチャーや灰色熊達を巻き添えにする豪快なクリーチャーです。

このゲームでは意味合いの薄い飛行に価値が出てきます。
後輩の《燃え立つ空、軋賜/Atsushi, the Blazing Sky》は宝物・トークン3つ生成がゲームバランスを崩壊させるのでおすすめしません。
《名も無き転置/Nameless Inversion》

対戦相手がドラゴンのような討伐ボーナスを持つカードを倒しそうになった時に、このカードを使用することで討伐ボーナスを無しにすることができます。

ついでに大体のドラゴンはパワーが上がった状態で生き残るので対戦相手の灰色熊と相打ちを狙えたりします。

逆に全てのクリーチャータイプを与える《ヴェリズ・ヴェルの刃/Blades of Velis Vel》などで通常のクリーチャーに討伐ボーナスを付与しても面白そうですね。
《クローン/Clone》

戦場にいるいずれかのクリーチャーとして出るので、大体0/0のクリーチャーか《灰色熊/Grizzly Bears》になりますが
自分自身が十分に強化されている状態で、倒されずにマスに残っている討伐ボーナスクリーチャーやPIG能力持ちのクリーチャーに変身させて、アドバンテージを得るといったこともできます。
《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》

自身を含む全ての灰色熊と、盤面のクリーチャー1体を除去できるクリーチャーです。

リセットカードはゲームバランスを壊しかねないので、積みすぎには注意しましょう。
《巨大猿、コグラ/Kogla, the Titan Ape》

めくれた時に他のクリーチャーと格闘してくれる便利なクリーチャー・・・かと思いきや、戦闘時にこちらの宝物や装備品、オーラを破壊してくる非常に厄介なクリーチャーです。

「あなたがコントロールしていないクリーチャーと格闘を行う」と記載されているので、「もしかして自分自身のドラミングで肋骨折って死ぬのでは?」と思うかもしれませんが
灰色熊の冒険においてコントロールするクリーチャーとは自分自身の《灰色熊/Grizzly Bears》とめくれたクリーチャーを指すので、宝物を破壊されたくないのであれば他のめくれている強いクリーチャー等と相打ちしてもらいましょう。
《ヴィトゥ=ガジーの目覚め/Awakening of Vitu-Ghazi》

マスは「あなたがコントロールする土地」として扱うので、裏向きのカードに+1/+1カウンターを置くことでめくれたクリーチャーをめちゃくちゃ強化された状態にすることができます。

このカードをリードしているプレイヤーのホーム前付近に置くことでリスタート時の足止めとして使用することができます。

ちなみにめくれたカードがクリーチャーカードでなかった場合は、既にそのマスがクリーチャー化していようが戦闘は発生しません。


この他にもこいつ・・・「灰色熊の冒険で使うためだけに刷られたのでは???」というカードは探せばたくさんあります!


●おわりに

いかがでしたか!?

大会終わりにこのゲームを持ち込んでみたくなってきませんか!?

まずは60枚ルールのデッキを用意して、ルールブックを4枚印刷するところから始めましょう!


このゲームのスゴいところは、全てマジック:ザ・ギャザリングのカードでできているところです。

つまり! 統率者と同じノリでカードショップで遊べちゃいます!!


カードショップといえば2022年3月22日(火)にドラゴンスター秋葉原駅前店がオープンしました!

もちろんドラゴンスターのデュエルスペースでも遊べちゃうので、今すぐ灰色熊の冒険を組んでドラゴンスター秋葉原駅前店へGO!!!!

面白かったらシェアしてね!

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