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2022.1.25

デュエマで今どんなデッキが強いのか解説!オリジナルフォーマットの環境分析&入賞デッキレシピ紹介 Vol.18 | らふぁにぃのデュエマ情報局!

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デュエマで今どんなデッキが強いのか解説!オリジナルフォーマットの環境分析&入賞デッキレシピ紹介 Vol.18 | らふぁにぃのデュエマ情報局!

はじめに


まいど! 私、リモートデュエマの公認CS「VDuelCS」を開催している『らふぁにぃ』と申します!


こちらのレポートではVDuelCSにおける結果・考察をまとめていきます!

よろしければ少しの間お付き合いください!


この記事は第136回VDuelCSオリジナル大会の環境解説記事です。

本大会は【オリジナル構築戦】という以下のルールで戦うレギュレーションでのイベントとなります。

40枚デッキだけで遊びます。
外部ゾーン(超次元ゾーン、超GRゾーン)は使いません。
*ゲーム開始時から存在するカード(ドキンダム、ドルマゲドン、零龍)は使いません。
殿堂カード(殿堂、プレミアム殿堂、プレミアム殿堂超次元コンビ)の制約は受けます。


目次

現在環境で話題のデッキ


それでは現在オリジナルで使われているデッキをその評価と共にご紹介させていただきます。


※現環境をご存じの方は【大会結果・母数結果】まで飛ばしていただいて構いません。

※あくまで私個人の見解ですのでご了承ください!



【現環境で話題のデッキ】

【青魔導具】


理由:

【5cコントロール】が環境トップの母数になったことにより

5cコントロールに対して有利が取れる【青魔導具】が復権。

新カードによる変化等ではなく、シンプルに環境とかみ合っているデッキ。


ただし《卍 新世壊 卍》を2ターンor3ターン目に引ける方のみですが・・・

しかし! 2ターン目に出せたときに与える絶望感はとてつもないものがあります!


では、なぜ環境にあっているのか。

それは《希望のジョー星》の殿堂入りが背景にあります。


《希望のジョー星》はカードを無色にする効果を持つため

《卍 新世壊 卍》のテキストにある

『(前略) ゲーム中で一度、水のコスト99以下の呪文を1枚、

自分の手札または墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。

という水の部分が無色になってしまうことで

《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を詠唱することができなくなっていました。


しかし、【ジョー星ゼロルピア】というデッキが環境にいなくなったため、息を吹き返しました。


加えて《希望のジョー星》対策として搭載されていた【カード指定除去】の減少も追い風です。

今まで《超英雄タイム》《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》などにより

ついでと言わんばかりにメタられていた《卍 新世壊 卍》の破壊が難しくなったことが

さらに流行デッキへの後押しとなっています。


また、人によっては《終末の時計 ザ・クロック》《スローリー・チェーン》を採用したり

【墓地退化】を対策するために《ローズ・キャッスル》を採用したりと

必要に応じて変化できる拡張性も人気の理由だと思います。


その他【ラッカ鬼羅star】・【赤単我我我】も勢力を増やしていますが

現在の【5cコントロール】が様々な形と母数により対応されつつあります。

それでは結果をご覧いただきましょう。


続いては今回の大会結果・母数詳細になります。

大会結果・母数詳細

【大会結果】

~第136回VDuelCS オリジナル構築戦~

『退化の進化』



72名で開催されたVDuelCS。

タイトルの『退化の進化』とは?

なんか退化するデッキがどんどん進化してるんですよ

エボリューションなのかディジェネレイションなのか。

もう誰か退化の快進撃を止めてください。

まさに「大化の改新」ならぬ「退化の快進」ってか!!!!


・・・探さないでください。


それでは早速大会結果を確認してみましょう。


↓大会の様子はこちらから



【5cコントロール】が最大母数、続いて【青魔導具という結果に。

優勝は【アナカラー墓地退化】

【5cコントロール】に相性がよいからだど思われます。


注目のデッキでも取り上げましたが【青魔導具】が大幅増加傾向になっています。

背景には【5cコントロール】への通りの良さがあげられます。

さらには【ラッカ鬼羅.star】の呪文メタなどが効かないことも拍車をかけています。


以下が上位者のリストになります。

     

優勝:アナカラー墓地退化


準優勝:ガイアッシュ覇道


3位:JO退化


4位:ラッカ鬼羅.star


それでは、もう一度今回の母数を確認してみましょう。



【母数詳細】

~特筆点~

・【5cコントロール】の母数が変わらずの圧倒的1位

・【JO退化や墓地退化】など退化デッキが母数を伸ばしてきています

 青黒型だけでなくJO退化の《アルカディアス・モモキング》や 

 5cコントロールの《覚醒連結 XXDDZ》などの呪文メタを突破できるアナカラー墓地退化が上位入賞。



以上が【大会結果・母数詳細】になります。

続いては【注目デッキ・インタビュー】になります。


注目デッキ・インタビュー

今回は優勝者の方にインタビューさせていただきました!

『αリオン』選手

大会の感想や使用デッキ、考え方を伺います!


Q:今大会で使用したデッキ名とこだわった点をお聞かせください。

→デッキ名:アナカラー墓地退化




【戦績:優勝≪72人規模≫】
【予選:4勝1敗 予選8位通過】
1回戦:vs 5cコントロール         【勝利】                 
2回戦:vs 青t黒スコーラー             【敗北】
3回戦:vs 5cコントロール                【勝利】
4回戦:vs キューブマニフェスト               【勝利】
5回戦:vs  白単メタリカ                     【勝利】


【決勝トーナメント】
1回戦:青魔導具                          【勝利】

2回戦:青t黒スコーラー              【勝利】
準決勝:ラッカ鬼羅.star                        【勝利】
決勝戦:ガイアッシュ覇道                【勝利】

4

4

4

4

4

3

1

3

3

2

4

1

1

1

1

Q:大会に参加してみていかがでしたか?

新環境ということもあって様々なデッキがある中、勝てて嬉しかったです!


Q:使用理由をお聞かせください。

現在、《XXDDZ》の入った5cが環境上位に居ることもあり

5cコントロールやその5cに勝てる青魔導具が多いのではないかと予想し

5c、青魔の両方に勝てるアナカラー退化に注目しました。


青魔に関しては《卍新世壊卍》が展開されていると

《竜魔神王バルカディアNEX》で呪文を止めても唱えることが出来てしまうのですが

墓地退化には《∞龍ゲンムエンペラー》というそもそも効果を無視してしまうカードがあるので

《ギャプドゥ》などを気にせず、安全に詰めることができます。


また、《落城の計》などのカード指定除去も入っているので

最速起動される以外であれば、こちらの動きを通しながら

相手の《卍新世壊卍》をバウンスし、相手のガ・リュミーズを唱えることを妨害

次ターンに退化へと繋げることも出来るので、通りがいいのではないかと思い使用しました。


Q:このデッキの動き方・こだわった点をお聞かせください。


【序盤】

序盤は青黒の頃からおなじみの《エマージェンシー・タイフーン》

【アナカラー】になった事で採用された《天災 デドダム》

ブロッカーになりつつ攻撃も可能、かつハンドを減らさずに手札の回転率を上げれる《Dis ジルコン》

これらを使って、退化元である《竜魔神王バルカディア・NEX》を探します。


【中盤】

対面によって早出し《死神術士デスマーチ》《天災 デドダム》でリソースを更に伸ばし退化を狙います。


【終盤】

《竜魔神王バルカディア・NEX》に退化後

相手の盤面やデッキタイプによって、踏み倒すクリーチャーを選択します。


今まで墓地に落ちた《The邪悪 寄成ギョウ》《禁断竜王 Vol-Val-8》を場に出すことはできなかったのですが

《魔龍バベルギヌス》によって蘇生することができるので、応用力も高くなりました。


【こだわった点】

【キラスター】や【赤単】【jo退化】での共通点のスター進化クリーチャーを《ロイヤル・ドリアン》で剥せる点です。

事前調整で増やした方が刺さりが良さそうだと判断し、2枚から3枚に変更しました。


Q:各カードの採用理由をお聞かせください。


《魔龍バベルギヌス》《天災 デドダム》が入ったことにより、マナが伸ばしやすくなったことで採用しました。


《魔龍バベルギヌス》《禁断竜王 Vol-Val-8》《The邪悪 寄成ギョウ》《∞龍 ゲンムエンペラー》にアクセスでき

また墓地に落ちた《禁断竜王 Vol-Val-8》《竜魔神王バルカディア・NEX》からの出先で出すことで再利用することが可能です。


実質《竜魔神王バルカディア・NEX》から出したいカードの2枚目以降になれます。

《Dis ジルコン》は自身がブロッカーでありながら

ハンドを減らさずにルーターとして機能することができます。


【赤単】や《戯具 ヴァイモデル》の出先として優秀なので、《天災 デドダム》と同じく4枚採用しました。

最近の環境を見ると、【赤単】、【キラスター】、【jo退化】など

進化クリーチャーを軸もしくはフィニッシャーとしているデッキが多く

かつ退化させるカードとしてトリガーできても腐りづらいので採用しました。


また事前調整では2枚でしたが、上記デッキが多いのではと考え、3枚になっています。

Q:デッキ作成の上で気を付けた点などはありますか?

できるだけ受けのカードは自分の動きを通せる物にしたかったので

《終末の時計 ザ・クロック》は最大枚数の4枚でなく3枚にしています。


上述のように受けも《終末の時計 ザ・クロック》に頼らなくてもよいものや

自分の動きを通せる《天災 デドダム》《Dis ジルコン》を多く採用しました!


αリオン選手!

インタビューにお答えいただきありがとうございました!


アナカラー退化の強みが分かる使用理由などの解説でした!

今の環境にはぴったりであることが分かるインタビューとなりました!


改めて優勝おめでとうございます!!

今後のVDuelCS~オリジナル~環境考察

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

最後に【まとめ】として今後のオリジナル環境を考察していきますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。

※なるべく初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきますが

考察ということでCSによく参加されている方向けにお話しするため

多少専門用語が出てきます。ご了承ください。

ここまでご覧いただきましたが、それらの内容を踏まえると


【ハンデス】で【退化】を意識する。

このポイントが重要になりそうです。


理由としては

【5cコントロール】の《ドラゴンズ・サイン》

【退化系デッキ】の退化札《龍脈術 落城の計》《怒りの影ブラック・フェザー》

これら低コストの退化カードが主となっています。


つまり【退化デッキ】に対しては《ウォズレックの審問》でのハンデスできる範囲内であります。

このカードを使用したデッキタイプの活躍が期待されます。


また【アナカラーハンデス】の活躍は《ドラゴンズ・サイン》などのきっかけを止められることからも活躍に拍車をかけています。

【アナカラー】だけでなく【ドロマー】ハンデスデッキも検討してみてはいかがでしょうか。


【JO退化】以外に《アルカディアス・モモキング》の採用がないので

呪文メタについても【鬼羅.star】の《奇天烈 シャッフ》や【5cコントロール】の《覚醒連結 XXDDZ》

これらが主なので、そのきっかけを潰せれば、ベストになります。

《ブレイン・タッチ》《密かで華麗なるカイタイ》などでハンデスしていくことが必須となります。


問題は【赤単】です。

受けが少なくなりがちなので、ドロマーカラーでの受け札をしなければならず

【鬼羅.star】に対してもハンデスが間に合わなかった場合としても除去札が必須となります。


《テック団の波壊Go!》だけでなく

さらに光の呪文である《護天!銀河MAX》も採用できるので

一度試してみる価値はありそうです。


直近では【カチュアイカズチ】などのコンボデッキが活躍している傾向にあるので

そういったデッキに対してもハンデスが効きそうです。

新しい【ドギラゴンノヴァ】系統のデッキが出る前に試してみましょう。

【最後に】

退化デッキが非常に活躍を見せているオリジナル環境。

新しい進化モモキングが出るたびに【JO退化】に強化が入る可能性があります。

次のパラレル・マスターズでどのようなカードが収録されるのか。

まずは残り1か月。今の収録環境でどのようなデッキが活躍するのか楽しみです。


もしよければ感想を #VDCS のハッシュタグでツイートしていただけると非常に嬉しいです!


もしこのコラムがよかったと感じていただけたら、SNS等で拡散していただけると幸いです。

今後も【VDuelCS~協賛:ドラゴンスター~】何卒宜しくお願い致します。


以上、らふぁにぃでした!


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このコラムのライター

らふぁにぃ

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