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2022/01/15(土) 20:00

【デッキ紹介】【第6章】初で終の日の出 | プラズマの未開地探求録

【第6章】初で終の日の出 | プラズマの未開地探求録
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プラズマ プラズマ

人生の半分以上をデュエル・マスターズと共に過ごしてきた、人の形をした何か。
過去にゴースト使いを名乗っていた経歴から、今は霊王とも呼ばれる。
自作のデッキを調整してきた経験を活かし、今は地雷デッキを作る日々を過ごしている。
好きな食べ物は《龍装艦チェンジザ》の活造り。

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明けましておめでとうございます

目次

はじめに

新年明けましておめでとうございます。

今年も、何卒よろしくお願いいたします。


今年はついに、デュエル・マスターズの発売から20年となる年。

昨年が20周年ということもあり、20年を迎える下準備は十二分に整えられ、あとはその時を迎えるのみだ。


私がデュエル・マスターズのカードを初めて手にしたのが、2002年の5月31日。

あの頃から未だ冷めやらぬ思いを胸に、今年も頑張っていきたい所存である。


さて、年明けといえば、アレである。


初日の出


誰しもが一度はご来光を見るため、新年早々に家を出た事があるのではないだろうか。

新年に限らずとも、日の出というのはなかなか良い景色である。


太陽といえば、人類に限らず、生命にとって必要不可欠な存在である。

ちなみに太陽光を肌に浴びる事で、ビタミンDが体内で生成され、免疫機能の調整に役立つとか。

冬は日照時間が少なくなるので、食事などで意識して摂取するようにしよう。


そんな太陽だが、デュエル・マスターズでは破壊の権化ともいえるカードとして存在している。

《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》である。


漫画で登場した際も、一度に十枚以上のシールドを一撃で吹き飛ばしゲームを決めた、ザキラの切り札だ。


そして、このクリーチャーは現代において新たな姿で再び登場している。

《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》である。


元となった《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》と比べると

選ばれた時のマナ破壊能力は弱体化したものの、他の面で非常に優れたカードとなっている。


太陽神アポロンの名を持つこのクリーチャーは

初日の出という”始まり”の真逆、出てしまえば対戦を”終わらせて”しまうだけの性能を誇るクリーチャーである。

何せメテオバーン能力を起動すれば、相手のシールドを全て砕いてしまうのだ。

まさに、破壊の権化と呼ぶに相応しいだろう。


しかし、現代デュエル・マスターズを見返してみると

選ばれた時の能力があるとはいえ、やはり選ばれてしまうという点が少し気になる。


相手のシールドを全てブレイクしてしまうのだから、その反撃は想定しなければならない。

反撃どころか、ブレイクしたシールドからゲームを逆に終わらせられる可能性だってあるのだ。


現に相手のシールドを全てブレイクしたものの

そこから飛び出したシールド・トリガーで戦況を一気にひっくり返された、などという状況は今では日常茶飯事である。


そうなってしまっては、せっかくの能力が全て無駄になってしまう。


となると、やはり考えてしまうのだ。


この太陽を止める手立てを無くしたい、と。


もし、この《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》が、選ばれず、ブロックもされず、一切の妨害を受けずに突撃してきたら、どうだろうか。

相手のシールドがどれだけ強力な除去を搭載していても、選ばれなければ何の役にも立たない。

相手がどれだけ強力なブロッカーを構えていても、ブロックされなければ何の壁にもならない。


そう、選ばれずブロックされない《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》が完成したら、もはや勝ちは確定なのだ。


そして、そんな圧倒的な破壊神を創り出す事は、可能なのである。


という訳で、この完全なる破壊神を生み出すために、チームウェイブから一人の”匠”に来ていただいた。

明けましておめでとうアタック

《ネ申マニフェスト》のシンカパワーを使い、ブロックされない・選ばれない《アポロヌス・ドラゲリオン》を完成させるのだ。

そうなったら、相手に出来る事は何だろうか?

答えは、ただ絶望するのみである。


シールドが無いプレイヤーが、《変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》を前に何も出来ないのと同じである。


コンセプトが決まったところで、進化元を考えてみよう。

まず、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の能力を最大限に活かすのであれば、侵略能力を使って出すべきだ。


《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の侵略条件は、「火の進化ドラゴン」である。

つまり、《ネ申マニフェスト》から進化可能な火のドラゴンを探す必要がある。


水文明から進化出来る火のドラゴン・・・と考えていたのだが

ふと冷静になってみると、ここ最近で別のアプローチ方法が出ていた事に気が付いた。

そう、レクスターズ進化である。

ここにきて、レクスターズという種族が活かされてきた。


次に、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》のメテオバーン条件を満たす事を考える。

このクリーチャーのメテオバーンは、進化元3枚を墓地に送らなければならない。

つまり、進化元・侵略元、その上にさらに1枚が必要という事である。


となれば、その1枚も侵略持ちが理想的である。


それについても、最近新たに追加されたカードがある。

侵略持ちのレクスターズである。


なんと都合の良いカードたちだろうか。

これで、進化元・侵略元・その上・《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》という形は完成する。


使うカードの都合上、火・水のデッキとなるだろう。

他の文明を足しても良いのだが、コンセプトとなるカードが火文明に集中しており

しかも削ることが難しいカードのため、出来ればこの2色で構築したいところである。


そうなると、水文明のカードを足していく必要がある。

全体的には火文明が中心となるものの、《ネ申マニフェスト》を3ターン目に出したい事から枚数は16枚程度欲しいところである。


それでいて、進化元になったり、あるいはマナ色を確保できるカードであれば、尚良い。


そういった要素を加味していけば、自ずとデッキは姿を現してくるものだ。

デッキリスト

4

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4

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4

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4

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4

4

見事なまでに綺麗な、4×10のリストである。


まず、進化クリーチャーを8枚、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》自身を含め侵略持ちを8枚、それぞれ採用した。

この枚数に関しては、これ以上増やしても減らしても安定性に不安があるため、この枚数に落ち着いた数字である。


進化元としては、《ネ申マニフェスト》のほかに《我我我ガイアール・ブランド》プランを取りやすく出来る《一番隊チュチュリス》を採用。

また、手札を減らす事なく展開が出来る《斬斬人形コダマンマGS》《熱湯グレンニャー》を採用した。


受け札としては、コンボパーツ回収も可能な《ドンドン吸い込むナウ》を採用。

加えて、2色を確保しながらアンタップ状態でマナに置くことが出来る《新世界王の思想》も採用した。

デッキの動かし方

メインプランは《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》による一撃必殺である。

出来れば《ネ申マニフェスト》から進化していく方式を狙いたいが

速度の速い対面などでは、3ターン目に決めに行くルートも考慮しておこう。


《ネ申マニフェスト》は、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》のルートだけでなく、この上に《我我我ガイアール・ブランド》を乗せるルートもある。

選ばれずブロックされない効果を持った《我我我ガイアール・ブランド》は、相手にすると非常に厄介な対面である。

特に、上のカードが離れた後にも効果が引き継がれるので、おおよそ相手の防御を貫通してゲームを決める事が可能となる。


《一番隊チュチュリス》は、2ターン目に立てる事により、3ターン目に《ドープ<フレイムバーン.Star>》へ進化し《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の3ターン着地を狙う事も可能となる。

それだけでなく、《一番隊チュチュリス》召喚から1マナ《我我我ガイアール・ブランド》という動きも可能なため、手札と相談しながら出すタイミングを考える必要がある。


狙う事は単純であるが

殴る・溜めるといった分岐も多く、最終的にどのプランで動くかの見極めも必要なため

見た目以上に繊細に動く必要のあるデッキへと仕上がった。


今ならまだ間に合うので、明けましておめでとう!! という挨拶とともに一撃必殺を叩き込もう。

終わりに

気付いた時には時すでに遅し。

私が一番好きな戦略は、そういったデッキである。


このデッキも、何が起こるか分かった瞬間に、一撃必殺の攻撃が飛んでくる。

もちろん、やむを得ず《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》をマナに置く場合もあるだろうが

いざという時は《我我我ガイアール・ブランド》のプランも狙う事が出来る。


そんな感じで、地雷デッキを扱うときに意識したい事は、相手にネタを明かさない事だ。


何をしてくるか分からない相手に考えを巡らせる必要があり、自分が予想しえない角度からの攻勢に備えねばならない。

いわゆる、疑心暗鬼である。そうなったら、相手は存在しない脅威にまで警戒することなる。


そして、夜が明けて全てが明るみになった時に、相手の意図を察するとともに結果を目の当たりにする事になるのだ。


明けない夜は無いが、明けて欲しくない夜というのも、あるのかもしれない。


そんなところで、今回は終わりにしよう。

明けましておめでとう!!

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